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NO. 2764 何とか好天で9月を締めてくれました。
2024 9/ 29(日)
9月もあっという間にお仕舞い。明日一日を残すのみになってしまいました。9月最終週末は関東沖合いに秋雨前線が停滞して、お天気を心配する方も多く、キャンセルも多く出ましたが、金土日とそこそこの暖かな好天に恵まれた北アルプスでした。お越しいただいたお客さまには、秋の鹿島槍ヶ岳・爺ヶ岳を満喫していただけたことと思います。
台風の発生も多く、なかなか本格的な、これぞ!秋の移動性高気圧もやってきてくれない、秋の前半戦ですが、山小屋シーズン最終月の10月はなんとかどこまでも高い秋の空に恵まれてほしいものです。また今ひとつ華やかさに欠ける今秋の紅葉ですが、精一杯のステージを見せてくれています。小屋の建つ主稜線は明日からの今週がピークかと思います。この後は徐々に標高を下げてスポーツの日連休まで中間帯は見頃になるかと思われます。
なお今週も引き続き種池山荘のピザ祭りは行なって参ります。ご利用くださいませ。
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雲海の上に太陽が顔を出します。今日も昨日に続きお天気に恵まれそう!(9/29) |
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鹿島槍ヶ岳。(9/29) |
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雲海上に針ノ木岳。(9/29) |
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秋空の下、種池山荘と剱岳立山連山。ゆったりと時間が流れる静かな日曜。(9/29) |
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冷池山荘テント場から夕焼けの剱岳立山連山。(9/29) |
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NO. 2762
秋が少し前進。
2024 9/ 25(水)
ここ3日ほど北アルプスの3000m級の山々からは、初氷や初霜の話題が届くようになりましたね。私どもの山荘でも、ようやく3度ぐらいまで下がるようになり、朝方は寒さを覚えるようになってきました。おかげで遅れていた稜線の紅葉にも、ようやくスイッチが入った感じです。今秋は高温つづきで、稜線の木々の葉っぱ達には、今ひとつ元気感が足りない感じですが、この後冷え込みが続けば、頑張って今一段のステージを披露してくれることと期待しています。
日差しは今日も強いですが、稜線を渡る風は冷たいものに変わってきています。ようやく秋の世界が到来です。服装選びも抜かりなきようお願いいたします。
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NO. 2761 雲と戯れる一日。
2024 9/ 20(金)
昨日の雨は上がり、やや強い風が面白い雲を次から次へと運んできてくれる一日は、暑くもなく寒くもない心地良さに包まれる最高の一日でした。また澄んだ大気の下で、富士山も明け方から夕方まで裾野までよく見えて、いつも以上に大きく感じとることができました。できることならこのお天気を秋分の日3連休にも取っておきたいくらいです。
明日からは秋の三大3連休の第2弾ですが、天気予報はどれも芳しいことを云っておりません・・・ なんとか大した降りでなく、晴れ間が多く広がることを願うばかりです。
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朝から夕まで見飽きることのない雲の流れと富士山の遠望でした。(種池山荘:9/20) |
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夕方になっても富士山が裾野まできれいに広がる中秋の一日でした。(種池山荘:9/20) |
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種池山荘裏のナナカマドは昨夜の風もあって、色付きを待たずして葉を落としてしまいました。今秋は夏の少雨やいつまでも続く高温でチリチリになっている木々の葉が目立ちます。
なんとか来週予想される温度低下で色付きが少しでも進むことを願うばかりです。北海道の大雪山系の今秋の紅葉はかなり良いようですが、爺ヶ岳周辺の紅葉前線は10日以上は遅れている感じです。(種池山荘:9/20) |
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NO. 2760 新越山荘は9月23日までの営業です。
2024 9/ 17(火)
爺ヶ岳から赤沢岳をへて針ノ木岳へ向かう途中に建つ新越山荘の営業は、残り一週間ほどになってしまいました。またお隣りの針ノ木小屋の営業も本日までとお聞きしております。縦走をご計画のみなさんはご注意願いたいと思います。先日小屋開けしたばかりと思っていましたが、あっという間の小屋閉めです・・・ 少しずつ小屋閉めに向かっての作業も進めて参りますので、ご了承下さいませ。
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新越岳をバックに新越山荘。 |
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新越山荘談話室から夕日に染まる五竜岳と白馬岳方面。黒部の谷側が雲海に埋まるようになれば秋の訪れ。 |
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赤沢岳から黒部湖を俯瞰。遊覧船『ガルベ号』が航跡を引きながら湖上を走ります。その『ガルベ号』の運行も本年が最後。寂しくなりますね。 |
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NO. 2758 秋の三大“3連休”を前に。
2024 9/12(木)
9月の前半戦は、夏型のお天気が続いています。日中の沸き立つガスも安定した感じで、夕立も発生していません。そして明後日からは今秋最初の3連休、敬老の日連休になりますが、まあまあお天気予報も良さそうなので期待しています。
さて秋山シーズン入りを前に、一昨日にはヘリ荷上げも無事に完了してひと安心です。また早くやりたかった、柏原新道の道直しやササ刈りも少しできてちょっぴり安堵。あと柏原新道入口に新しい“柏原新道登山口”の看板を仮置きすることができました。この看板は大町ロータリークラブ様からご寄贈いただいたものです。なお埋設設置許可がまだなので、しばらく仮置きしてある状態です。以前の看板は長年の風雨にさらされ朽ちてしまい、彫り込んであった文字も読めないような状態になってしまっていましたので、紅葉シーズンを前に仮置きでも設置できて本当に良かったです。ぜひ入下山の際には記念写真をどうぞ。大町ロータリークラブ様には厚く御礼を申し上げます。ちなみに字彫りは私が彫らせていただきました。
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早朝は小屋直下まで大雲海に埋め尽くされ、とても飛行できる状況ではありませんでしたが、ヘリ荷上げ作業開始直前には雲海が割れ始めて、消えて去っていってくれました。(9/10) |
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ヘリは山小屋の最大ライフライン。品切れ直前の缶コーラも届けてもらいましたよ。ヘリ荷上げの完了を待つかのように、この後はあっという間にガスに包まれてしまいました。まさに時間との勝負。(9/10) |
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↓↓ 踏み石を並べ替えて歩きやすくしました。 ↓↓ |
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上りも下りも安心感が増します。1箇所直すだけで歩行がグッと楽になります。 |
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埋め込み梯子の古くなった段を交換。最近は充電ドリルで穴開けをしてから、釘を打ちます。道直しは草刈や浮石の除去や、排水パイプの土砂払い、梯子段の補修やらいろいろです。 |
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古くなった看板の前に仮置き。秋にはしっかりと設置します。この後柏原新道入口のシンボルになってくれることでしょう。 |
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NO. 2757 種池山荘秋のピザ祭り開催しております。
2024 9/12(木)
夏のピザ祭りから継続して秋のピザ祭りを開催中です。8月後半に連続した台風騒動でお越しいただけなかった皆さん、ぜひ秋の鹿島槍ヶ岳爺ヶ岳登山をご計画いただき、併せて手造り焼き立てピザ
をお召し上がりくださいませ。9月末ごろまでの予定です。
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taniさん親子。2歳の息子さんも優しいお父さんにおんぶされて登ってきてくれました。頑張ったご褒美のピザは美味しかったかな? ピザも山も好きになってネ! |
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いつも一緒の仲良し3人組、misa ちゃん、haruちゃん、anちゃん。anちゃんは遠く九州から、みんなでピザも楽しみにしてお越しいただきました。 |
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NO. 2756 好天続く。
2024 9/6(金)
夏型の空模様が復活して続いています。朝夕晴れて、日中はガスが沸き立つお天気。明日の土曜日も期待できそうですが、秋雨前線が南下傾向のなか、日曜の午後はお天気が不安定の予報ですので、早目早目の行動をお願いいたします。
なお台風騒動のあと、お客さまも戻ってきて下さってたいへんありがたいのですが、同時に柏原新道入口周辺の駐車スペースは、今夏の黒部ダム観光の盛況とも相まって、大変混み合っております。明日もかなりの混雑になると思われますが、非常識な路肩駐車はご遠慮願いたく思います。いつも申し上げておりますが、扇沢への道路は登山者だけのものでなく、黒部立山アルペンルートという日本を代表する山岳観光地を訪れる皆さんを乗せた観光バスも、日に何百台も通行する主要道路です。大型バスの通行を妨げるようなはみ出し駐車や路肩駐車は絶対におやめ下さい。到着が遅れて予約した黒部ダム行きバスに乗車できないような事態も起きかねません。この後も3連休が3回ございますが、公共交通の利用やマイカーの乗り合いをお願いいたします。
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本日の爺ヶ岳。9月になっても夏の日差しがまぶしい。 |
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本日の鹿島槍ヶ岳。種池山荘裏の赤い実をたわわに付けたナナカマドは、葉っぱももう夏色ではなくなってきた感じ・・・ 少しずつ秋へ歩を進めています。 |
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昨日朝の新越山荘と鳴沢岳と赤沢岳。奥には薬師岳が横たわる。 |
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昨日朝の鹿島槍ヶ岳。左に五竜岳、唐松岳と続く。(岩小屋沢岳より) |
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一昨日の鹿島槍。冷池山荘小屋前もようやくにぎわいが戻ってくれました。 |
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NO. 2755 期待を抱いて9月入り。
2024 9/ 1(日)
台風10号の被害に遇われた地域の皆様には、まずもってお見舞いを申し上げます。幸いにここ鹿島槍ヶ岳周辺は今回の台風10号においても雨風はほとんどなく助かりました。ただお盆の際の7号と言い、台風騒ぎと8月連日のように発生する各所のゲリラ豪雨にと散々振り回された感じの8月後半戦でした。
そんな中、昨夕は思いがけない今季最高の夕焼けと出会い、今朝はひんやりとした大気の下、秋空到来!を感じることができました。少しは8月後半の気鬱からも抜け出して、9月秋山シーズンへ向かっていけそうな気分です。
ただしまだ台風10号も抜け去った訳でなく、明日も少し影響が残りそうです。それでもようやく先も見えてきたようですので、ぜひまた北アルプス登山をご計画いただければ幸いです。今回の10号に関しても29日と31日にそれぞれ20ミリ程度の雨量を観測しただけで、登山道や登山口までの道路もなんらの影響も今日のところ受けておりません。8月の少雨で雨を欲していた木々にとっては、紅葉に向けてありがたいお湿りでした。
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日中の雨も上がり、急激に空模様が回復したあとには、思わぬプレゼントがありました。台風の置き土産ならぬ通過へ向けての辞儀でしょうか・・ 新越山荘の談話室の窓が額縁になります。(8/31) |
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新越山荘と滝雲渡る鳴沢岳。立山の夕焼けが静かに薄らいでいきます。明日もお天気が期待できそう・・・ (8/31) |
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9月の朔日にふさわしい秋空が広がりました。布団たちが気持ちよく笑う干し日和。秋はもう台風騒動は勘弁してほしいですね。(種池山荘:9/1) |
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登山者の往来がほとんどなかったこの一週間。好天に誘われ地元の日帰り登山者がぼちぼち上がってきてくれました。(種池山荘:9/1) |
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雨上がって鹿島槍ヶ岳登場。雪の少なかった前冬。南峰と北峰を結ぶ“吊り尾根”の残雪も早くに消えてしまうかと思っていましたが、8月の少雨のため、まだ残っています。(8/31) |
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こちらは残りわずかになった針ノ木雪渓。もう雪渓歩きの箇所はなくなり、すべて“秋道”の土の上を歩行します。(8/31:新越山荘より俯瞰) |
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NO. 2754 ほぼ1ヶ月ぶりのまとまった雨。
2024 8/ 29(木)
朝方の晴れ間も、10時ごろからは雨模様となった一日。種池山荘や新越山荘では、先月の7/30以来の20ミリを超える雨量となり、大地を久々に潤してくれました。(冷池山荘だけは8/25にまとまった夕立があり。) 南海上からの湿った大気の流入により、各所でゲリラ豪雨が発生したこの8月でしたが、この周辺ではパラッとするくらいの日が数日あっただけで、登山日和が長く続きました。
ただお盆以降の度重なる台風の発生や各地でのゲリラ豪雨の報道には、ほとほと参りました。今は九州にある迷走気味の台風10号がこれ以上の大きな被害を、日本国内にもたらすことなく、一日も早く通り過ぎてくれることを願うばかりです。
過去にないくらいに、進路予想も難解な今回の台風のようですが、今の天気情報では、土曜日曜から週明けにかけては、北アルプスにもかなり接近していろいろな影響が出るものと思われます。皆さん決してご無理はなさらぬようお願い申し上げます。
この台風が過ぎ去ると、季節も秋へ一歩歩を進めてくれるものと期待したいものです。
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雲こそ多いものの昨日もまあまあの一日。それなりの登山日和が長く続きました。台風10号が過ぎ去ったあとの台風一過を期待したいですね!岳も初秋色に変わっていることでしょう。(8/28) |
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もう20日もすれば爺ヶ岳南西斜面もちらほらと色付き始めるはず。今夏の猛暑と少雨の影響が心配。あとは確実に温度が下がって行ってくれますように。台風も来ないようにね。(8/28) |
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日曜下山予定だった山荘スタッフも、台風10号による交通ストップを心配し本日早めに下山。シーズン中ごくろうさまでした。(8/29) |
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NO. 2753 好天スタートも、とっても寂しい週末。
2024 8/ 24(土) AM 10:00
期待の週末土曜日、最高のお天気でスタートです。ただこの後は夏山特有のガスも上がってきて、小屋の周囲も主稜線も濃いガスに包まれて行くのが、当たり前のお天気です。そしてうまくいけば温度も下がった夕方にはガスも切れて、夕焼けに遭遇するといったチャンスにも恵まれるかも・・・ また当然のことながら夕立や雷雨に見舞われるのも、まったく不思議でないことです。だからお天気予報にも連日雨のマークが付くのだと思います。それら全部を含めて夏山の天気傾向だと思っています。
そんな中、このところは連日のように各所で猛雷雨(ゲリラ雷雨)が襲い、これでもかと大きくニュース報道されています。まさにゲリラのように突然やってきて、1時間当たり30ミリ以上、時には100ミリをも超越するような超土砂降りが当たり前のようになってきた昨今です。そんなゲリラ雷雨が各地で続いていたり、さらには来週やってくるかもしれない台風のニュース報道が、もうごっちゃ混ぜ、てんこ盛りになって、今週末のご予約もすっかり寂しいものになってしまいました。
前からオリンピックの年は、登山者が少ないと言うのが私の自説ですが、今夏は7月の長雨、地震騒動、度重なる台風騒ぎ、はたまた余りにも酷過ぎる出鱈目な暑さ、また私どもの周辺ではクマ騒ぎなどもあって今夏は至って静かな入り込みとなってしまいました。
来週の台風通過後にはどんなお天気が待っているものか・・・ もうすぐに9月入りなんですね。でも秋雨前線の停滞や新たな台風発生も心配です。でも雨も降ってもらわないといけません。もう鹿島槍ヶ岳・爺ヶ岳周辺は8月に入ってからほとんど雨量を観測していません。安定した良いお天気が続いています。8/13.14.15あたりに夕立がパラパラッとあったくらいです。主稜線の大地も登山道も秋のお花たちも雨を欲しているところです。またナナカマドの実も赤味を帯びてまいりましたが、秋の紅葉たちの舞台も心配になってくる昨近のお天気傾向です。
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これ以上のお天気はない最高の週末土曜日スタート。蓮華岳と針ノ木岳(8/19:新越山荘) |
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新越山荘と鳴沢岳。暑い夏ですが幾分か秋めいた風も渡るようになってきました。
なお新越山荘の営業もあと1ヶ月になってしまいました。秋の来荘をお待ち申し上げます。(8/24:新越山荘) |
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篭川の谷と大町は雲海の下です。薄っすらと赤く染まる東の空、遠く奥秩父の山や富士山辺りには早朝から積乱雲が沸き立ちます。(8/24:新越山荘) |
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いまや日傘が定番の種池山荘広場。昨日もそして今日も良い天気続きます。(8/23:種池山荘) |
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種池山荘小屋裏のナナカマドの実も赤くなってきました。素敵な紅葉に遇えますように・・・ (8/23:種池山荘) |
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日中覆っていたガスも消えかかり、立山方面が赤く染まりだしました。(8/22:種池山荘) |
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NO. 2752 2年続きの台風7号に翻弄されたお盆。
2024 8/ 19(月)
お盆休みは13,14,15日に少し雨の時間帯もありましたが、その後の16,17,18日も含め、さほどの悪いお天気ではありませんでした。ただ台風7号の関東沖通過報道でキャンセルも多く出て静かな入り込みで終わりました。考えると昨年のお盆も台風7号でさんざんだったんですね・・・
さて週明けの本日も朝方は素晴らしい好天で始まりましたが、ガスの上がりは早く、日中はガスに包まれる一日となってしまいました。この後もしばらく似たようなお天気、にわか雨
や雷雨に要注意の空模様が続きそうです。そのうちには秋雨前線の存在なんかも、現れてもおかしくない頃合になって参りました。
お盆が過ぎ、台風がひとつ過ぎて行くたびに、季節は前に進みます。
なお8月20日頃にはいったん仕舞う予定でおりました、種池山荘の 『夏のピザ祭り』
は、7月の長雨やお盆の台風騒ぎ、南海トラフ地震注意報などもあって、まだ食材にも余裕がございますので、8月末頃まで引き続き行なってまいりたいと思います。焼き立てピザぜひお召し上がりくださいませ。
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9時近くなると信州側からガスが上がってきます。夏特有のお天気です。(8/19:冷池山荘) |
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雲ひとつない夏空の下、鹿島槍ヶ岳屹立。(8/19:種池山荘) |
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昨夜のお客さまも出発され、束の間の静けさ。今日も夏らしい朝です。(8/19:種池山荘) |
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NO. 2751 にぎわう“山盆ウィーク”。
2024 8/ 11(日)
お盆休みに山の日が引っ付いて、“山盆ウィーク”
になって10年近くなりますが、なんかようやくしっかりと根付いてきた感があります。本年は直前に大きな地震が相次いだりしたこともあって、お客さまの動向を心配しましたが、キャンセルもほとんどなく、雨続きで出足が鈍った7月の入り込みを取り戻さんばかりのにぎわいの鹿島槍ヶ岳・爺ヶ岳周辺です。みなさん連日の好天下、しっかりと山の日を満喫され、鹿島槍ヶ岳登頂に、そして長い長い五竜岳縦走へ針ノ木岳縦走へと、小屋泊りやテント泊りの違いはあれど思い思いのスタイルで北アルプスを楽しまれています。
本日も暑い夏の日差しが注ぐ主稜線でしたが、明日は台風5号が宮城県〜岩手県にかけて上陸しそうとのこと・・・ 後立山連峰には大きな影響はなさそうですが、多少の雨雲が飛んでくる可能性もありますのでご注意いただきたいと思います。また次週末以降は台風6号の発生も予想されていますので、そちらへの備えもお願いしたいと思います。
なお暑さ続きで、五竜岳や針ノ木岳からの縦走の方に到着遅れが出てきています。いつも申し上げていますが、涼しいうちの早出を心がけ上手な時間配分、適切な給水や塩分補給等に気をつけての縦走をお願いいたします。また7月中は雨続きで低体温症による行動不能等の遭難が相次いだ北アルプスですが、8月に入って天気が安定してからは、転滑落による遭難が相次ぐ北アルプスです。とっても残念な死亡事故も何件も発生しております。慎重な登行をお願いいたします。
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夏型天気の下、にぎわう種池山荘。焼き立てピザもフル回転で販売中! なお余談ですが最近は小屋前で休む際に日傘をさす方が目立ちますね。(8/11) |
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昨日はご予約いただいたテントで定数満杯。“テントの華”満開の種池テント場。(8/10) |
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NO. 2750 “梅雨明け十日”
の好天が続いています。
2024 8/ 10(土)
8月1日の北陸新潟梅雨明け以降は夏型の好天が続いている鹿島槍ヶ岳・爺ヶ岳周辺です。お天気パターンは午前中は夏空が広がり、その後はガスの中といった、夏特有のものです・・・・ どこかで見たフレーズとお気づきの皆さんもおいでかと思いますが、前回8/6の記事の冒頭部分のコピーです。
そのとおりにその後も安定した夏型天気が続いており、絶好の登山日和が継続しています。8/2以降はまったく降水量を観測してない鹿島槍ヶ岳・爺ヶ岳周辺です。またガスこそ上がって来るものの、とくにここ3日間は安定感が感じられます。正直なところ、登山道のためにも高山植物のためにも、はたまた秋の紅葉に向けても一雨ほしいといったのも偽らざる気持ちです。お客さまが全員到着された夕方以降に夕立があれば一番良いのですが・・・
なお秋の紅葉の話しも出ましたが、暑い中にも少しずつ涼風が稜線を渡る瞬間も出てきました。チングルマなどはすっかりお花を落とし、綿毛に変わりつつあります。まだまだ猛暑が云われる今夏ですが、お盆を過ぎると少しずつ季節も前に進んで行ってくれるものと願っております。
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新越山荘からの針ノ木岳と蓮華岳。針ノ木雪渓もだいぶ小さくなってきました。(8/10) |
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正面にたおやかな蓮華岳。
左奥には八ヶ岳連峰。真ん中奥には富士山も望める最高の朝。種池山荘からお着きのお客さまが水分補給をして、これから針ノ木岳を目指します。(8/10:新越山荘) |
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新越山荘談話室からの白馬連峰遠望。縦走したくなりますね。真ん中の丸い頂が白馬の旭岳。その右側の尖った峰が白馬岳。ここからも非対称山稜がよくわかります。(8/10:新越山荘) |
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冷池山荘からの雲一つない鹿島槍ヶ岳。
連日9時ごろからは信州側から沸き立つガスのベールに包まれてしまいます。それも夏型天気の特徴で、いたし方ありませんね。(8/10) |
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種池山荘登山道脇のチングルマも花びらを落とし、綿毛状になってきました。早い訪れです。(8/8) |
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毎年秋を迎えるころには咲き出すお花。今年は早いですね。オニシモツケでしょうか。(8/3) |
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NO. 2749 好天続くも雷と夕立には厳重に注意!
2024 8/ 6(火)
8月1日の北陸新潟梅雨明け以降は夏型の好天が続いている鹿島槍ヶ岳・爺ヶ岳周辺です。お天気パターンは午前中は夏空が広がり、その後はガスの中といった、夏特有のものです。なおこのところ東日本から西日本にかけては、あちらこちらで夕立、朝立、ゲリラ雷雨が発生しております。昨日も富士山では落雷遭難もあったようですが、この周りでは幸いにして昨日今日とパラッとした瞬間があったくらいで、8/1の梅雨明け以降本日の夕方まで降水量はほぼ観測しておりません。
前回のこの記事でも関東南方に低気圧がしばらく居座りそう・・・ あと太平洋高気圧もなんか北に片寄っているのも少々気にかかりますね、と書きましたが、湿った大気が流入しやすいみたいですね。しっかりと天気確認の上、雷雨対策等には最大限の注意を払って早め早めの行動をお願いしたいと思います。
この後も異常に暑い夏が続くようですが、主稜線では既に秋のお花もどんどんと咲き始めています。例年より2週間近く早いスピードでの開花モードです。雪の少なかったのが最大の要因かと思いますが、今年の秋の訪れはどうなっていくのでしょうか・・・
なお7月の雨量がかなり多めだったこともあり、柏原新道をはじめ路面の土壌が流されたり、段差が大きくなってしまったところが、いつもの夏になく目立つ感じがします。山荘業務の合間を見ながら少しずつ手をかけて整備してまいりますが、本格的な作業はトップシーズン後になりますことご容赦くださいませ。またクマの目撃が増えています。そちらもご注意下さい。
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新越山荘談話室からの剱岳。(8/6) |
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雲海上の体操を終えて針ノ木岳目指していざ出発!(8/6) |
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待ちに待った本当の梅雨明けを祝うがごとく“彩雲”が登場。虹の一種なんでしょうね。(8/2) |
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アザミやトリカブトなど、秋のお花が咲き出す鹿島槍ヶ岳稜線です。(8/4) |
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好天下、へり荷上げも行なわれました。(8/2) |
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午後の厚いガスがとれて周辺の峰々が夕焼けの下、姿を見せてくれました。(8/3) |
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NO. 2748 ようやく空の色も気配も変わりました。
2024 8/ 1(木) AM8:00
昨日の午前中までの湿っぽさと不安定さが漂う天気が、昨日の午後遅くから雰囲気が変わったのを如実に感じる8月入りです。今日の午前中にでも、気象庁も北陸新潟にも遅れていた梅雨明け宣言を発出するのではないでしょうか。2日とお天気が続かないイメージの7月でしたが、ようやく本当の意味での夏山シーズンの到来となってくれればと願っています。結構雨量の多い今年の梅雨でした。
ただ週間天気図を見るといつの間にやら関東南方に低気圧がしばらく居座りそう・・・ 台風とかにならなきゃいいのですが。あと太平洋高気圧もなんか北に片寄っているのも少々気にかかります。しっかりと天気確認の上、暑さ対策、雷雨対策等に最大限の注意を払ってお出かけ下さい。
なお先日も「遭難相次ぐ」の記事にて注意喚起申し上げましたが、その後も雨中での低体温等による行動不能、岩場での転落等が連日のように、周辺で続いています。幸い皆さん無事に収容されていますが、登山はいろんな要素での遭難が起きます。細かくは書きませんが、十二分にお気をつけ願いたいと思います。
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ようやく本物の夏空の下。鹿島槍ヶ岳も登場!!(8/1:冷池山荘) |
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昨夕はそこそこ剱岳方面が焼けました。安定の夏へ一歩前進。(7/31:新越山荘) |
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針ノ木雪渓は雨続きでかなり小さくなったようです。かなりの部分を雪渓を避け秋道(巻き道)を通行するようになります。雪渓が一番細い“のど”の部分は危険です、指示に従って通行して下さい。 (7/31:新越山荘より俯瞰) |
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