▲▲ 今までの情報  : 2020 / 9月分まとめ ▲▲

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NO 2543  一応の初霜と初氷。

2020 9/29(火) 

  朝は5度をやや下回るくらいで、大した冷え込みではなかったのですがいろんな条件がうまく噛み合ったということでしょうか。小屋の周りをあっちこっちと歩いていると発見! 小さな小さな初氷と初霜です。またひとつ季節は前進です。平年よりやや遅めといったところですが、やたら遅かった昨年よりは10日ぐらい早いですので良かったです。

  なお次は初雪ということになりますが、どうでしょうか? 私が勝手に認定している鹿島槍ヶ岳周辺の初雪は10月3日なんですが・・・ 近年はもう少し遅いのかなぁ・・・・ 今シーズンは小屋閉めも例年よりもかなり早めですので、初雪には果たして遇えるものかどうか・・・ 小屋の営業も残すところ一 週間ほどになりました。

  ところでお問い合わせもいただいておりますが、毎冬開放している冷池山荘の冬期避難室ですが、今冬に関しては新型ウィルスの関係で、閉鎖することにさせていただきました。ご承知置きくださいませ。

昨日朝方の雨の水たまりに初冬の訪れ。
強烈な霜でなくてほんとに良かった・・・ あまり強烈だと紅葉たちが泣いてしまいます。
冷池山荘小屋裏のシートの上の水たまりに発見!初物はなんでも嬉しいですね!
種池平から爺ヶ岳稜線の紅葉はほぼピーク。それとももう一段の上乗せも期待できるかな・・
好天予報の昨日そして今日と、お客さまも動いて下さいました。
ちょうど良い陽気の穏やかな一日でした。明日も期待が持てそうな夕暮れ時です。(冷池テント場)

NO 2542  爺ヶ岳主稜線の紅葉はクライマックスへ。

2020 9/28(月) 

  弱い冬型になった影響で、今朝まで時雨れ模様が続いた爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳周辺でした。午前中は、その流れでまだまだガスに覆われる時間帯が多かったのですが、移動性高気圧の張り出しとともに午後2時ごろからはガスもまさに雲散霧消! 爺ヶ岳の南西斜面を染め尽くした、こころ優しく包み込まれる紅葉黄葉が広がりました。

  これから10月6日の営業最終日まで柏原新道のどこかで、素敵な紅葉たちに遇えるはずです。今週は30日(水)と1日(木)は種池山荘も冷池山荘もまだ小屋泊まりもテントも空いていますので、お出かけになって下さい。

霧の消えた先には・・・ 午後になってようやく爺ヶ岳の全容が現れてくれました。
爺ヶ岳南西斜面は、もう一段の色乗せにも期待!これからは日に70〜80mぐらい紅葉前線も下降!
午前中はこの雲海が荒波の如く主稜線を乗っ越してきていましたが、穏やかな海に戻ってくれました。
爺ヶ岳北峰稜線もまもなくピークへ。
午前中は種池山荘周辺はガスの通り道。
種池山荘の北斜面の“小屋裏モミジ”はまだこれから・・・ 日当たりの悪い分、ピークは少し遅れます

NO 2541  時雨模様の後には・・・

2020 9/27(日) 

  午後は雨もやや小康状態になりましたが、午前中を中心に冷たい雨降りの、ちょっと残念な日曜日となりました。夜にはふたたび雨になっており、明朝までは時雨れ模様が続くかもしれません。ただし明日以降は今秋最初の本格的な移動性高気圧がやって来て、数日に渡って本州中部を覆ってくれそうですので、大陸からの爽やかな大気と秋空到来に期待は高まります。

  一方では当然のことながら朝晩の冷え込みもさらに強まっていきそうで、小雨が残るかもしれない明日の朝はともかくも明後日の朝はかなり冷え込んで、今秋初の降霜や初氷が張るかもしれません。また一歩秋は深まって行きそうです。紅葉が霜焼けにならないよう願うばかりです。また何度も申し上げておりますが、防寒対策、手袋等お忘れになりませんように。

黄葉と終日の濃霧と霧雨に包まれる冷池山荘。
種池山荘前のナナカマドも明日からの日差しと冷え込みで一気にピークを迎えることでしょう。

NO 2540  爺ヶ岳主稜線はまもなく絶頂期へ。

2020 9/26(土) 

  このところの連日の適度な冷え込みで、爺ヶ岳周辺の種池平や南西斜面の紅葉は週明け以降、ほぼピークを迎えそうです。9月前半の日照不足や高温続きの際は、チリヂリになってしまった葉っぱ達も少々目立ち、色付きも心配されましたが、なかなかの紅葉シーンを迎えられそうです。みんながんばってくれました!新型ウィルス禍のなかで元気づけられます。

  明後日からの新しい週は、比較的お天気もよさそうな気配です。種池山荘は明後日以降も空いていますので、ぜひお泊りでお越しいただき、紅葉黄葉橙葉たちをしっかりと愛でていただければ幸いです。そして早起きは三文の徳、お泊りいただければ、今朝のような今季一二を争うようなこころ落ちつく秋空にも会えるかもしれませんよ。お待ちしております。

  そういえば先日の富士山に続き今日は大雪山系旭岳でも初冠雪を観測しましたね。極端な感じのお天気周りが目だった今夏でしたが、ここへきては秋そして冬の訪れもいたって順調な感じになってきた日本列島です。

素敵な朝を迎えました。まもなく種池山荘にも秋の陽が届きます。剱岳立山方面もいい感じです。
岩小屋沢岳東面の色付きはイマイチ遅れている感じですが、これから良くなってくれることでしょう。
秋空と流れる雲とナナカマドの紅葉が鹿島槍ヶ岳の秀麗さをますます引き立ててくれます。
ゆっくりゆっくりと歩いていろんな紅葉を愛でてください。
これからは日に日に紅葉前線も扇沢目指して、柏原新道伝いに大滑降開始です。10月中旬まではどこかの標高にて紅葉を楽しめます。

NO 2539  小屋泊まりのご利益。

2020 9/26(土) 

  どこか心の片隅で期待していた、祈っていた、そして信じていたとおりの秋空でスタートの週末土曜日となりました。ただ残念ながら 日中はガスのかかる時間帯も増え、霧雨もあったりしましたが、それでも冷池山荘に昨夜お泊りになった3名のお客さまは、会心の思いでの鹿島槍ヶ岳登頂になられたことでしょう。

  今日夕刻からは、また雨模様になってしまいましたが、明日も1分でも早い回復そして1分でも長い秋空がなんとか広がってほしいものです・・・・ ところで明後日以降、移動性高気圧に覆われそうな気配ですので、28日(月)・29日(火)の冷池山荘のお泊りは定員に達しました。いかんせん新型ウィルス禍の本年は、通常の250人定員を、5分の一の50人様に超 絞っていますので、誠に残念ですが締め切らせていただきます。なおテント場はまだ十分に余裕がございます。

  また種池山荘の小屋泊まりに関しても、十分にゆとりがございますので、ぜひともご用命くださいませ。鹿島槍ヶ岳登頂にこだわるのでなく、紅葉の北アルプスを満喫するのなら柏原新道をゆっくり登って、種池山荘にお泊りになって、爺ヶ岳からの大展望と種池平や周辺の紅葉を時間をかけてゆったりと眺望されるのもとっても素敵ですよ! ご一考くださいませ。

  今年は冷池山荘も種池山荘も定員50人様で、営業的にはとても厳しいシーズンになってしまいましたが、お越しいただいたお客さまには、超ゆったり部屋割りでゆっくりとお休みいただくことができたことと思います。来週は29日以降も比較的良さそうな天気予報ですので、しっかりとお天気確認、そして予約状況のご確認もしていただいた上で、前日の午後6時までに必ずご予約をしていただきお出かけになってください。お待ち申し上げます。

朝の最低気温は5度ほど・・・ ここのところは3度ぐらいまで下がっていましたので、ちょっとあったかめの心地よい朝でした。鹿島槍ヶ岳も日に日に秋の気配が深まります。(9/26:冷池山荘より)
信州側が厚い雲海になる日が多い今年の9月です。こんな時は下界ではどんよりとした、雨が降り出しそうな感じのときが多いんですよ。(9/26:冷池山荘より)

NO 2538  氷雨の一日。

2020 9/25(金) 

  低気圧や秋雨前線の影響で、冷たい雨と冷たい風が吹きぬける一日となりました。昨日も今日もお客さまの動きは数名様だけ・・・  また台風騒ぎもありましたので、冷池テント場はこれで3日間テントを張られる方はおられません。 とにかくこんなお天気の中をお越しいただけたお客さまには、頭が下がる思いです。ストーブでしっかりと温まってくださいネ。ただ明日の土曜日も同じような気圧配置ですので、大きな期待はむずかしいのでしょうか・・・・  それでも当初の悪天候予報よりは若干修正傾向気味? のようですので、雨の止み間が少しでも多くなるよう期待するばかりです。また日曜は弱いながらも西高東低の気圧配置になりますし、冷たい空気も流れ込むようですので、しぐれ模様であったり小雪がちらちらしてもおかしくない肌寒い天候かと思います。とにかくみなさん良質のレインウェアーや手袋等の防寒対策、そして下着等にも配慮いただくようお願いいたします。

  その後 月曜以降は高気圧におおわれてきそうですので、ようやく紅葉も秋空も手に入れられるようなお天気になってくれるのかな? と、淡い期待をふくらませてしまいます。来週前半には小屋周りや主稜線の紅葉は見頃を迎えそうです。新型ウィルス禍の短いシーズン、営業期間も残すところ11日ほどとなってしまいましたが、一日も多く安定感たっぷりの秋の日を皆さんにお届けしたいものです。

この雨の後には秋色深める爺ヶ岳・鹿島槍を望めることでしょう。(9/25:冷池山荘)

NO 2537  主稜線の紅葉はまもなくピークへ。

2020 9/24(木) 

  心配された台風でしたが、鹿島槍ヶ岳周辺には何の影響もありませんでした。雨はほぼ終日に渡ってぱらぱらする一日でしたが、風はたいしたことはなく、ガスが切れて青空が瞬間だけのぞくようなタイミングもあったくらいです。

  この後は、明日には西からの低気圧が近づいて、まとまった雨が予想され、その後も秋雨前線が同じような位置にあって、週末はややぐずついた感じでしょうか・・・   なおここ数日はガスがかかる時間帯が多かったり、本日も小雨模様であったりで、紅葉の進捗状況の全体像がなかなか掴めないような状況です。それでも小屋周りの色付きやチラッと垣間見られる斜面を見てると、紅葉の主稜線における絶頂期も来週前半にかけてになるように思われます。

  今週末はお天気予報がいまいちパッとしないため、満員だった土曜日の冷池山荘は小屋泊まりもテント泊もキャンセルが出て余裕がでております。気象情報をしっかりと確認して、良い予報に変わりそうでしたらぜひ、ご予約の上でお出かけ下さいませ。

11時ごろ岩小屋沢岳がサァッと顔をのぞかせ、上空には束の間の青空が出現です。(9/24)
種池山荘前のナナカマドも日に日に色合いを増しています。(9/24)
種池山荘から東へ200mのミネカエデの紅葉と爺ヶ岳南西斜面の色付きです。(9/22)
種池山荘と剱岳。“小屋裏モミジ”はこれから色が増してきます。(9/22)
柏原新道の包優岬あたりから。中間帯の見頃は来週末でしょう。(9/23)

NO 2536  4連休はまあまあのお天気。

2020 9/ 23(水) 

  予想に反して4連休は初日と二日目のほうが晴れの時間帯が多く、3日目そして4日目は朝方こそ好天なのですが、すぐにガスにまかれてしまい、その後はほぼ終日霧の中といったお天気でした。連休明けの本日も明け方は良かったもののすぐにガスが流れ込み、日中はほぼほぼ霧の中といった3日連続の同じようなお天気でした。それでも時々ガスが切れて鹿島槍ヶ岳や爺ヶ岳の頂上からは周辺の峰々も見えたようで、お客さまもそれなりに納得いただけたようで良かったです。

  今日なんかスマホで立山頂上や槍ヶ岳山荘のライブカメラを見ると、ほぼ快晴のお天気だったようでしたので、正直うらやましい思いでした。また連休の後半から今日までの3日間は、小屋周りは日中ほとんどガスに包まれ、ほとんど日差しがない時間が続き、皆さん寒そうになさる連日でした。また進んでいるはずの紅葉も、思う存分には楽しむことが出来なくて、少々フラストレーションが溜まり気味だったのでは・・・ はやくスッキリくっきりの移動性高気圧がやってきてほしいものです。

  ところで心配した台風は、当初の予想とは全然コースも違い、上陸することもなさそうで助かりましたが、明日には九州西岸に低気圧が発生して、週末にかけては東海沖を東進するみたいですので、新たな心配が・・・ 気象情報をしっかりとお確かめの上で、週末登山にお出かけ下さい。なお今朝の小屋での最低気温は3℃で、今秋一番下がりました。日中も含めてすっかり寒くなりました。

明け方から猛烈な滝雲に襲われる冷池山荘稜線。その後は種池稜線もあっという間に滝雲に飲み込まれてしまいました。(9/23:種池山荘より)
今日も日中は一日中冷たいガスに包まれた冷池山荘。(9/23)
それでも夕方にはようやくガスも消え去り、こちらは一日中晴天に恵まれていたらしい剱岳立山とも、ようやくのご対面です。(9/23:冷池山荘より)

NO 2535  冷風の一日。

2020 9/21(月) 

  基本的にはお天気良いのでしょうが、爺ヶ岳周辺は冷たいガスが主稜線を吹き抜ける、視界のあまり利かない連休の3日目です。

    明日はスカッとした秋空が上空を覆ってほしいものです。ところで台風12号が発生して、24日以降影響が出そうな気配になってきましたね。さらに週末にかけては、発達して荒れそうな感じです。

気圧配置も西高東低へと移行して、北アルプスでも雪が舞うかもしれませんし、その後には初氷も待っているかもしれません。ここ数日は冷涼な空気が流入して、一気に寒くなった日本列島。

今朝は富士山では初冠雪を観測したぐらいですが、北アルプスでも季節は一歩も二歩も前進しそうな感じです。寒さ対策には抜かりなきようお願いいたします。

ガスに見え隠れする種池山荘。
4連休の3日目。昼時は小屋前も賑わいました。JIJIピザもひっきりなしに、ご注文いただきました。

NO 2534  秋冷加わる。

2020 9/20(日) 

  朝の最低気温は4度まで下がり、日中の最高気温も9度ほどの冷たい大気におおわれた4連休の2日目。 やや雲の多い時間帯もあったものの、基本は秋空の一日。皆さん寒い寒いとおっしゃりながらも、充実の一日になられたことと思います。明日もさらに秋が深まりそうです。

扇沢の登山口は暗い寒空の下で不安なことでしょう・・・
朝の内は高曇りで始まった4連休の2日目。ナナカマドと鹿島槍ヶ岳。
登山者が柏原新道を登って種池山荘に着く頃には青空が拡大。
新型ウィルス禍の下、みんなにお泊りいただけなくて申し訳ありません。
皆さん寒さに震えながらも、明日の天気も確信に変わる夕暮れ時です。

NO 2533  明日への期待。

2020 9/19(土) 

  シルバーウィークの初日は心落ち着く夕焼けで締めることができました。雨を心配されて小屋泊まりもテント泊もすこしだけキャンセルも出てしまいましたが、お越しいただいた皆さんには、ほぼ一日安心の秋空の下で、登頂していただけて本当に良かったです。

  日中の最高気温は13度ほどと、ようやく秋本来の温度になってきました。今夜もすでに7度ほどまで下がってきており、明朝は今季初めて5度を下回るかもしれません。先日までの高温傾向は去りつつあり、これからは主稜線の秋も日に日に深まっていきそうです。暖かな服装、そして手袋持参でお出かけ下さい。

 
 

NO 2532  良かったです・・・ 最高のスタート!

2020 9/19(土) 

  明け方までの小雨は早々に上がり、7時過ぎからはあっという間にガスも切れて、見事なまでに安定の秋空が広がる、4連休の初日となっています。登ってこられる方すべてが満面の笑顔です。このお天気が一日も長く続き、サイコー!のシルバーウィークになることを願うばかりです。

  なお種池山荘のJIJIピザの営業のお問い合わせが、何件かございましたが、この連休中はもちろんのこと、おそらく9月いっぱいはご提供できると思いますので、ぜひともお召し上がりくださいませ。今季に限っては冷池山荘でも販売しております。

種池山荘から黒部の谷を埋めるガスの向こうに鹿島槍ヶ岳登場!(9/19)
昨日の雨で爺ヶ岳南西斜面の紅葉もまた一歩前進です。(9/19)
扇沢を埋め尽くす雲海の下はまだ霧雨だったそう・・・(9/19)
冷池山荘から、雲海の向こうに剱岳立山が屹立。(9/19)
登山者もスタッフもそして上空の青空も皆が満面の笑顔のスタートです。(9/19)

NO 2531  氷雨の一日。

2020 9/18(金) 

   秋雨前線が本州上に停滞した影響で、冷たい雨と吹きさらす風に停滞を余儀なくされる一日となってしまいました。なお明日の午前中までは影響も出そうですが、その後は前線の南下につれて、お天気も回復傾向へ向かいそうで、シルバーウィーク4連休の初日ぜひ期待したいものです。  

  後半ほど良さそうな今回のシルバーウィークですが、連休明けの23日(水)もお天気は良さそうですので、4連休最終日22日(火)はまだ小屋泊まりもテント泊まりも両山荘ともに余裕が十分にありますので、22日〜23日の山行もご一考下さいませ。この雨の後は紅葉もさらに色合いを増していってくれることでしょう。

  ところで本年の営業最終日についてですが、10月3日(土)を予定しておりましたが、若干順延して10月6日(火)の宿泊までとさせていただきたいと思います。また小屋泊りに関しては10月4日・5日・6日は両山荘ともに小屋閉め作業真っ只中ということで、25人定員とさせていただきます。連休明けの9月23日(水)午前10時から小屋泊まりとテント泊のご予約受付を開始いたします。

終日の本格的な雨降りになりました。
岳の上は一雨一度の時季をまもなく迎えます。紅葉も進みそうです。爺ヶ岳。
ガスが切れて周辺の峰々もときどき姿を見せてくれました。

NO 2530  紅葉前線降臨。

2020 9/17(木) 

   やや軽めではありましたが、一昨日の冷え込みで今秋の紅葉の舞台の幕も切って落とされた感じです。9月前半のやや多目の雨と高温傾向が良くなかったのか、主稜線のダケカンバやナナカマド、クロウスゴ等の葉っぱがチリヂりになったり虫食い状態になったものがやや目立ち、残念なところはありますが、それでもこの後の冷え込み次第では、まだまだ紅葉黄葉にかなりの上乗せがあるのではと期待しております。

  小屋周りや主稜線の紅葉の見頃は、来週後半から月末にかけてになりそうです。その後は10月3日の週末にかけて、中間帯へと紅葉前線は下がっていきそうです。それにつけても、お天気が心配ですね・・・ 秋雨前線は明日は本州上に停滞しそうですが、明後日からのシルバーウィーク中は本州南岸へと南下するようですので、難しいことはわかりませんが、期待したいです。

ガンコウランの実をついばむ親ライチョウ。2羽のヒナを連れていました。(9/17)
種池平のミネカエデの小低木群落。いつもここが一番最初に色付きます。(9/17)
午前中の雨も上がり、また少し色付きも増した感じ・・・ 種池山荘周辺。(9/17)
昨日は安定したお天気でした。爺ヶ岳も紅葉劇場の開幕です。(9/16)
鹿島槍ヶ岳方面はまだまだこれからです。(9/16)

NO 2529  冷涼感ただよう。

2020 9/15(火) 

   昨日今日と雨もなくようやくお天気も安定。今朝は温度も6度まで下がり、ようやくの冷え込みと言った感じです。最低気温が8度を下回ってくると、木々の色付きも始まると言われていますが、今日は小屋周りの木々も、明らかに色合いが変わってきた感じです。

  なお今日も昼頃からはガスに包まれる時間帯が多かったですが、夕方には切れてきて、星も見えてきています。すでに温度も8度ほどまで下がっており、明朝は今秋一番の冷え込みになりそうです。温度が下降線を描くのと同時に、紅葉前線も前進して くれそうです。

みごとな雲海と荘厳な朝焼けです。
冷池山荘周りのナナカマドも秋へと移ろい始める。
これからは秋の雲が勢力を拡大。
扇沢の谷を厚みをもった雲海が覆いつくす。
一方種池山荘の裏側の黒部側は雲ひとつありません。鹿島槍ヶ岳がスッキリ!

NO 2528  移動性高気圧の季節に期待。

2020 9/14(月) 

  今日は秋雨前線も下がりお天気も安泰。久しぶりに雨の心配の要らない一日となりました。明日は今秋初めて? の、移動性高気圧もやってきてくれそうで、お天気も安定しそうでひと安心です。その後17日から18日辺りはまた秋雨前線が本州上に停滞しそうで、少し愚図つきそうですが、来週にかけては秋雨前線も本州南岸に南下して停滞しそうな予想の、週間天気図になってきているので、シルバーウィークも期待がふくらみかけています。また来週の週間天気図を見てると結構大きな移動性高気圧に覆われそうな感じで、こちらも紅葉の開幕ともあいまって心待ちです。

  ただしお天気は水ものですので、取らぬ狸の皮算用にならないよう願うばかりです。皆さんもしっかりと、気象情報をご覧下さい。それとあとは台風の発生が無き様願うばかりです。

  そして移動性高気圧の到来とともに温度も下がって、今年の紅葉シーンの幕もいよいよ上がってくれることでしょう。

日中はガスも多くなりましたが、朝の内は気持ちい青空が広がりました。正面の針ノ木岳頂上にはスッポリと雲がかぶります。(9/14:種池山荘より)
種池山荘と鹿島槍ヶ岳の間にはガスの流れる朝です。(9/14)
今日も日中は夏の雲が優勢勝ち!お天気安定で、今週前半はお客さまも動いていただけそうです。種池山荘も冷池山荘もjijiピザを外ベンチでお召し上がり下さい。(9/14:種池山荘)

NO 2527  秋雨前線南下。

2020 9/13(日) 

  ひどい雷雨に見舞われた午前中でしたが、五竜岳から縦走してきたパーティも無事に、冷池山荘まで到着されてひと安心でした。また柏原新道を登って来られたお客さまも、種池山荘で雷雲をやり過ごしてから爺ヶ岳を縦走して冷池山荘へ移動して下さってよかったです。

  明日から3日間ぐらいは、秋雨前線も下がってくれ、お天気もまあまあみたいですのでちょっと期待です。その後に控えしシルバーウィークも何とか、一日でも一時間でも長く秋空が広がってくれることを願うばかりです。どなたも明日からの週間天気や気象情報からは目が離せませんネ。早く大陸からの大きな大きな移動性高気圧が、ひんやりとした大気とともにやって来てほしいものです。

  ところでシルバーウィークについては、9/19の種池山荘小屋泊りと9/21の種池山荘テント泊に少し空きがあるだけで、他の19日20日21日に関しては満員の状況です。とにかく小屋泊りもテント泊も大幅縮小しての定数ですので、ご予約できなかった皆様には申し訳なく思っております。まだまだまったく安心できない新型ウィルス禍のもとでの今年の登山シーン・・・ 今夏やってきた新型ウィルス対策を最後までやっていく所存です。なにとぞご理解の程よろしくお願い申し上げます。

  また紅葉の進み具合ですが、なかなか本格的な冷え込みがないため、遅れ気味です。適度な冷え込みが連続するのを待つばかりです。

未明までの星空も、怪しい雲が覆い始める今日の始まりです。(9/13:冷池山荘より)
予想通りの秋雨前線南下で雷を伴なうまとまった雨が9時ごろから11時ごろまで続きました。冷池山荘からの爺ヶ岳。
前線が通過した午後には青空が広がり立山方面も姿を見せてくれました。(9/13:冷池山荘より)

NO 2526  絶好の土曜スタート。

2020 9/12(土) 

   今朝も爽やかな良いお天気です。予報がいまいちパッとしないものでしたので、キャンセルも多く出てしまったのが残念です。なお次週のシルバーウィークの天気予報も、今のところため息ばかりが出てしまうような予報となっていますが、誰もが大きく外れることを願うばかりです。  

  ところで9月も中旬入りしているにも関わらず、今朝も最低気温が10度ほどと、なかなか温度が下がってこないのが、ややもすれば心懸かりです。主稜線の紅葉の進み具合も今ひとつゆっくりペースの感じです。適度な冷え込みが鮮やかな紅葉をもたらしてくれるんですが・・・

昨夜の雨も上がり、薄っすらと霧が行き交います。立山方面も絶好のお天気です。(9/12:種池山荘)
今年は行けなかった針ノ木岳。来年はみんなで足を運びましょう!(9/12)
富士山は雲に隠れてますが、南アルプスや八ヶ岳も遠望できる土曜日のスタート。(9/12)

NO 2525  連日午後は夕立模様。

2020 9/11(金) 

    ここ数日のパターンで、本日も午後2時半ごろから夕立になり、降ったり止んだりのお天気が夕方まで続きました。明日は当初の予想よりはお天気も良さそうな感じですが、やはり夕立には気をつけなければならないでしょう。なお日曜は秋雨前線の南下も予想されたり、突然のように現れた熱帯性低気圧の影響もあったりで、お天気は不安定になりそうです。しっかりと情報収集されて、雷雨や強風等の際は適切な判断をお願いいたします。

冷池山荘から今朝の爺ヶ岳。(9/11)

NO 2524  連日朝方はまあまあのお天気。

2020 9/11(金) 

   期待の週末、好天で始まりました。ただカラッとした晴天ではありません。昨日も書きましたが、今週末は本州近辺に秋雨前線が停滞しますので、一日中晴れ間を望むのはなかなかハードルが高そうです。午前中の行動を第一に、雲行きを見つつ早めに小屋へ到着しましょう!

剱岳立山方面。種池山荘は“影爺”の中です。(9/11)
爺ヶ岳中峰よりの鹿島槍ヶ岳。昨夕からの雨は上がり、ひんやり感も漂います。(9/11)
大町安曇野は雲海の下。日の出ももう5時40分近くになってしまいました。(9/11)

NO 2523  爺燃ゆる朝。

2020 9/10(木) 

   朝方は写真のように良かったのですが、7時過ぎには早々にガスに包まれる世界へ・・・ その後は時に日も射す時間もあるものの、基本は小雨がパラついたり止んだりといったお天気でした。週末にかけても本州近辺には秋雨前線が停滞傾向ですので、似たようなお天気かと思います。また予報では午前中はまあまも、午後のほうが雨が降りやすいようですので、早目早めの行動で対処していただくのがよろしいかと思います。

   ところで話しはアメリカの話題になりますが、9月8日コロラド州の州都デンバーやお隣りのワイオミング州では、早々に初雪が降って白くなったとか・・・ 当然8日の最低気温は1.6℃まで下がったそうですが、驚くのは前日の最高気温が33℃の真夏のお天気だったこと。ここまで極端ではありませんが、日本でも大雪山や富士山、そして北アルプスなどでは初霜や初氷がいつあっても不思議でない時季へ、そして初雪にしてもちらちら舞ってもおかしくない季節に入ってきました。

上空だけでなく爺ヶ岳の斜面が燃えるような錦繍の時季を迎えるのも間もなくです。(9/10)
夕方には雨も止み、明日への期待も高まります。(9/10)

NO 2522  秋雨前線。

2020 9/ 9(水) 

   昨日今日と好天が続きましたが、今日の午後は夕立が強弱をつけながら降ったり止んだりのあいにくのお天気になってしまいました。そんななか今年はなかなか聞かれなかった秋雨前線という言葉も、いよいよ天気予報に出てきてしまいました。今週末にかけては秋雨前線の上がり下がりで天気も大きく変わってしまいそうです。秋雨前線の登場とともに、来週は猛暑も去って秋の気配も感じられるようになるとか・・・ 来週末にはもうシルバーウイークもやってきますね。

鹿島槍ヶ岳頂上からの大展望。槍穂高は雲に隠れてしまい、ちょっと残念。(9/9)
鹿島槍ヶ岳頂上には、雷で壊れた道標に代わる新しい道標を小屋から、スタッフが背負い上げて設置してくれました。初秋の空の下、剱岳立山をバックに新道標の黄色いラインが映えます。(9/9)
冷池テント場からの剱岳立山。今日も良いスタートです。(9/9)
台風10号やら連日の厚〜い雲海のせいで、四苦八苦したヘリの荷上げも昨日はようやく完了。あとは9月の好天を願うばかりなのですが・・・ (9/8)
昨日は台風の影響か、風はやや強いものの、お天気に恵まれました。まだ爺ヶ岳の山肌も夏の青さが目立ちます。(9/8)

NO 2521  最後まで油断せず。

2020 9/ 7(月) 

    台風10号は今朝時点でのニュース報道からは、巷間言われていたような大きな被害は出てないようで、ホッとしています。 今後詳細も判明してくるでしょうが、大きな被害が発生していないことを願うばかりです。さて鹿島槍ヶ岳周辺も一昨日の夕方は、台風が影響した湿った大気の流入等で、ひどい雷雨に見舞われましたが、昨日以降はときどきパラパラするくらいで安堵しているところです。ただ今までは本州方面にはなかなか近寄らないようなコースが多かったですが、今後はいつ台風が北アルプスに接近してもおかしくない時季をむかえそうです。けっして油断なきよう秋山登山をご計画願いたいと思います。

  さて本日の午前10時より、9月23日〜10月3日までの、今シーズン営業最終期間の小屋泊まり及びテント泊の受付が開始になります。今日明日は電話も混み合って繋がりにくいかと思いますが、何卒よろしくお願いを申し上げます。とにもかくにも今般の新型ウィルス禍の下で、最終期間の受け付けにまで至ることができたことには胸をなでおろしています。この後もシルバーウィークをはさみ、小屋閉めまで気を抜くことなく、新型ウィルス対策を徹底していきたいと思います。ややもすれば 、世間では気の緩み?が、感じられるこの頃ですが、最後までお客さまにはご協力をお願い申し上げる次第であります。

草紅葉の季節へ。オヤマリンドウやミヤマアキノキリンソウなどを残し、他の草花は日々黄化が進みます。温度はまだ高めに推移していますが、確実に秋の足音は近づいています。(9/6)
今年はたいへん残念ですが、食事中は全員前向き、無言、飲酒無し、紙製食器使用等のスタイルで最後までやらせていただきます。いろいろとお客さまにはご不自由おかけしておりますが、ご協力誠にありがとうございます。(9/6:種池山荘)

NO 2520  まだまだ夏の天気が優勢。

2020 9/ 5(土) 

    朝夕少しずつ涼しくなってきてはいるのですが、なかなか秋の世界へ踏み出せない感じの、今年の9月入りです。お盆以降たびたび発生している台風も、全部九州西海域から朝鮮半島方向へというコースで、太平洋高気圧が強いということでしょうか・・・  

  ところでここ1週間ほどは、基本的には好天が続いておりますが、台風9号や10号絡みで湿った大気が南や東から流入して、午後を中心ににわか雨や雷雨が発生するパターンが目立つ感じです。好天の今日も午後は雲が目立ちはじめ、4時過ぎから2時間ほど猛烈な雷雨となりました。

  大陸から秋の移動性高気圧がやってくるのが、例年以上に待ち遠しいこの頃です。台風10号が過ぎ去ったあとには、どんなお天気がやって来てくれるのでしょうか・・・  後立山連峰は台風10号は、そんなに大きな影響はないと思っていますが、今日の猛烈な雷雨発生のように、油断だけはなさら ぬようにお願いしたいと思います。とてつもなく大きな台風のようですが、沖縄九州方面をはじめ西日本や朝鮮半島においては被害が最小限であることを願うばかりです。

  なお明日の6日(日)は、山小屋のご宿泊及びテント泊の予約受け付けはお休みさせていただきますので、よろしくお願いいたします。緊急時は山小屋へ直接お電話下さい。また明後日の7日(月)からは、シルバーウィーク以降最後までのご予約を開始いたします。開始から3日間ほどは相当に受付電話が混み合うと思いますがよろしくお願い申し上げます。

今朝は今シーズン1、2を争うような爽やかな朝を迎えました。(9/5)
荘厳な朝。日の出もずいぶんと遅くなりました。(9/5)
爺ヶ岳と冷池山荘。(9/5)
昨日も午後は夕立。爺ヶ岳に大きな虹がかかりました。(9/4)

NO 2519  9月もよろしくお願いいたします!

2020 9/ 3(木) 

    8月31日の月曜日から9/3(木)までの4日間、冷池山荘と種池山荘の小屋泊まりに関してお休みをいただきました。おかげ様で今季は完全休業している新越山荘の換気作業やカビ除去作業等に赴いたり、冷池山荘と種池山荘においても、残り1ヶ月余りの営業期間の態勢作りや新型ウィルス対策の再確認等に時間を費やすことができました。皆様にはご協力いただき誠にありがとうございました。

  なんとか残りの期間も感染トラブル等なく、安定した空模様の下、素晴らしい紅葉シーズンをおくりたいものです。 ここ一週間以上は爺ヶ岳稜線のクマの目撃情報も幸いにしてありません。ぜひお出かけくださいませ。

冷池山荘前庭には秋の到来を告げるアザミの花。(9/3)
お休み期間中にヘリ荷上げを完了したかったのですが、なかなかお天気や厚く立ち込める雲海のため、思うように進みません・・・ 今日も午前中は霧雨続き。明日こそ!てるてる坊主に願う(9/3)
シーツも交換して秋山へ備え。このコロナ禍、インナーシーツを皆さん持参してくださって、とってもありがたいです。