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NO 782  “大晴天” 続く。

2010  8/ 31(火) 

   今日は午後断続的に夕立がありましたが、雨量は大した量ではありません。先週末の28日にも雷雨がありましたが、やはり雨量は大したものではありませんでした。8/17から続く今回の晴天も、本日で15日目、ほんとうに良く続きます。そろそろ水不足も心配になってくるくらいです。明日からはいよいよ9月入り、例年なら紅葉のゆくえに気もそぞろになる頃ですが・・・  今年は岳の上もここへきても温度高めに推移しており、なかなか9月入りが実感できないありさまです。このお天気はまだまだ続きそうで、どんな紅葉、どんな秋の訪れになるのか、期待と心配がいろいろと交錯します。

 

このところ朝は連日こんな感じです。爺ヶ岳より遠く薬師岳、赤牛岳、槍穂高。

大満足の鹿島槍ヶ岳登頂。足取りも軽く爺ヶ岳、種池山荘へと向かわれます。

8月最後の土曜日。お天気にも恵まれてにぎわった冷池山荘。

天気 (8/31)

◎8/17からの夏型の安定したお天気が本日 8/31まで半月間続いています。ここ一週間ほどは雷や夕立の日が何回かありました。まだまだこの先も常に雷や夕立に注意しなければなりません。

◎例年のこの季節に比べると温度高め、まだ20度を超えるような暑い日があります。日差しも強いですので、暑さ対策や日焼け対策しっかりとお願いします。また朝は最低気温10度以下の肌寒い日は、Tシャツ一枚では寒い くらいです。薄手のジャンパーをお持ちになるか、雨合羽での代用でもOKでしょう。

◎NHKテレビの天気予報を見る際、北アルプス北部のお天気の目安としては、『長野』のお天気より『新潟』のお天気のほうが類似していますので、そちらを参考にしてください。 さらに『金沢』も参考にすればよいでしょう。この3箇所が晴れマークなら、北アルプス北部も大体晴れるでしょう。

◎シナノキンバイ、ミヤマキンポウゲ、ミヤマキンバイ、アオノツガザクラ、チングルマ といった夏のお花は姿を消し、雪消えの遅かったような場所でごくまれに見るぐらいになりました。

◎夏のお花では、ハクサンフウロがまだまだとても元気です。ハクサンボウフウやヤマハハコ、タカネニガナ、名残のウサギギク、エゾシオガマ等とお花畑をつくっています。

◎オヤマリンドウ、ミヤマリンドウ、カンチコウゾリナ、ミヤマコウゾリナ、ミヤマアキノキリンソウ、ミヤマコゴメグサ、ヤマハハコ、ミヤマトリカブト、ミヤマママコナ、クロトウヒレン、ヤマホタルブクロ、キオン、ミヤマシシウド、タテヤマアザミといった秋系の花が まだまだ元気です。

◎種池山荘周辺ではチングルマの綿毛が見頃をむかえ、コバイケイソウの葉は黄化し始めています。

◎初秋の代表花でもある、トウヤクリンドウは盛りを過ぎ花も枯れ始めました。一方でコケモモ、アカモノ、ナナカマドなどの実が赤味を帯びてきています。 初秋の紅葉のトップを飾る足元のウラシマツツジの葉もも少しずつ赤味を帯びてきています。

登山ルート等の状況(8/31現在)

◎鹿島槍ヶ岳、爺ヶ岳周辺は主稜線の登山道上の雪も消えて安心して通行できます。五竜岳方面も皆さん支障なく縦走されています。

◎鹿島槍ヶ岳から五竜岳の間は、鹿島槍南峰を越えると、爺ヶ岳から鹿島槍ヶ岳南峰までの間のような比較的なだらかかつ穏やかな稜線歩きとは違い、岩場が多くなり高度感も格段の違いです。アップダウンも多いので健脚者、経験者向けです。

◎柏原新道上部の“ガラバ”では落石や滑落に注意してサッと通過しましょう。

◎赤岩尾根の最上部の“馬の背”付近と主稜線に出るトラバースは転滑落に注意。また落石にもご注意下さい。赤岩尾根はやや急登ですので、下り時は一歩一歩ゆっくりと下りて 下さい。

◎種池山荘〜新越山荘〜針ノ木岳方面も登山道に支障はありません。

◎針の木大雪渓は中間帯に残雪がまだ500mぐらいに渡ってあります。心配な方は軽アイゼン、ストック等お持ち になってください。 針ノ木小屋で軽アイゼンを借りて大沢小屋で返却することもできます。下り時は転ばぬよう、またクレバスにもご注意ください。 情報は針ノ木小屋や大沢小屋でお尋ね下さい。

◎これからは台風シーズンにもなりますが、雨が降るとすぐに、登山道は大丈夫かと聞かれる方がおられますが、大雨が降ってもすぐに登山道の全線の状況を把握することは不可能です。登山道に被害等があったときには引き返して小屋や警察署等にご連絡くださるようお願い申し上げます。

◎大町から扇沢駅までの大町アルペンラインは大雨等の際には、事前に通行規制が行われ車両の通行ができなくなる場合があります。1時間に30ミリの豪雨が降った場合や、雨が止むことなく降り続き130ミリに達した場合が該当します。  ※こういった事前規制は北アルプス各所の登山口への車道でもあります。

アドバイスや注意

◎いかなる山行でもツアーであっても、各自で装備はしっかりと用意しましょう。またコースや計画の概要は各自がしっかりと理解しておきましょう。自分がどこを通ってどこへ下山するのか、 一体どのくらいの時間がかかるのかもわかってない“連れられ登山”の方が見受けられます。インターネット等だけでなく、専門家が監修したガイドブックや山岳地図等でしっかりと情報収集をしてください。

 ◎またインターネット等に発表される個人の山行記録はあくまで個人の記録です。誇張されたものもありますので、山行時間や行程はガイドブックや山岳地図等の平均的 かつ常識的な無理のないものを参考にしてください。 そして自分はそれらの参考タイムの1.5倍の時間でだいたい歩くとか、3割り増しの1.3倍で歩くとか、ご自分なりの係数というものをお持ちいただきたいと思います。

◎まだまだ夏山シーズン真っ盛り! 雷と夕立に注意しましょう。2時ごろまでに小屋へ到着するのが最大の安全策です。そのためにも早朝出発に心がけましょう。日中の暑さ等に対する備えもしっかりとお願いします。 日焼け止め、サングラス、帽子、水分補給等にご注意ください。

◎過去、小屋で体調を崩した方の話からも、寝不足や水分不足は登山の最大の敵といっても過言でありません。最大限気をつけ、時間に余裕を持った計画による山行をお願いします。 またゆとりあるゆっくり登山で足腰の疲労回復をすることが、下山時の転倒防止につながります。

◎北アルプスをはじめ中部山岳ではこのところ、重大事故が多数発生しています。しっかりとした計画のもとで、休憩をしっかりとりながらゆっくり慎重に下山いたしましょう。

混雑状況(8/31現在)

◎今週末の9/4(土)は3つの山荘ともご予約は少な目です。多くても定員の半分ぐらいの入り込みと思われます。ごゆっくりしていただけそうです。

◎次週末の9/11(土)も今のところご予約は少なめです。

◎この後 混みあうのは敬老の日3連休の9/18(土)と9/19(日)になりそうです。18日の種池山荘と19日の冷池山荘はかなり混みあうものと思われます。なにとぞご予約をお願いいたします。

◎この後は週末をのぞくと平日はすいております。団体様でもないかぎりは多くても、冷池山荘、種池山荘で40人様ぐらいと思われます。新越山荘もたいへんすいております。

◎申しわけありませんが冷池山荘、種池山荘、新越山荘ともに個室の予約は承っておりません。宿泊状況によってはお受けできる時もありますので当日に現地にて受付時にご確認ください。

◎ご予約をお願いいたします。お客様に少しでもゆっくりと休んでいただくためにも、私どもにとっても部屋割り等でたいへん助かります。定員を超えるとお断りすることもありますが 、なにとぞご理解いただき、ご協力をお願い申上げる次第であります。

NO 781  赤岩尾根登山口について。

2010  8/ 27(金) 

   しばらく赤岩尾根を通っていない間に、登山口の西俣出合での砂防ダムの補強工事が本格化していました。工事による登山への支障はありませんが、一部分ルートが変わっています。沢を渡って赤岩尾根取付地点へ行く際は、工事用の仮橋を通行するようお願いいたします。なお大型ダンプ等の工事車輌も通行しますので、現場では工事関係者や工事看板の指示どおりに注意して通行してくださるようお願いいたします。

  また登山者のマイカーが入れる最終地点である、大谷原周辺も工事の大型ダンプが通行しますので、大型ダンプ等の大型車の通行に支障がでるようなマイカー駐車はなさらぬようお願いいたします。車道に少しでもはみだしてマイカーを停められて、入山されてしまったなら工事車輌が現場に行けなくなってしまい、大変困ります。大谷原の橋の手前の登山計画書ポストの右側および橋を渡った地点の左側に駐車スペースがありますが、そこが満車の場合は路肩駐車等は絶対にせず、大谷原手前 550mの鹿島槍スキー場へ向かう三叉路の東にある大広場に車を停めて入山するようお願いいたします。  工事は11月初めまでかかりそうですので、敬老の日連休や体育の日連休の際にはご協力お願いいたします。工事終了後には大雨の際も安心して西俣出合も通行できるようになります。

仮橋の上から見た西俣出合工事現場。(8/27) 仮橋を渡ってから50m程進んだ地点が登山口。
赤岩尾根登山口の道標があります。(8/27) 大谷原。マイカーは黄色いポストより右側に置いて下さい。橋の入り口周辺や道路にはみ出して置かないで下さい。

NO 780  来週は早くも9月。小屋も終盤戦へ。

2010  8/ 27(金) A.M

   岳の上でも少々暑い日が続いていますが、そうは言っても来週には9月入り。下界の猛暑も少しずつ収まってくることでしょう。そして岳の上では夏山シーズンも終了していよいよ秋山シーズンへと移行していきます。平日はすっかりお客さまも少なくなり、 3つの山荘とも男衆は合い間を見ては登山道の草刈や道直しにいそしむころにもなります。3つの山荘の中でも一番早くに小屋閉めを迎える新越山荘では少しずつ小屋閉めへ向けての作業も始まります。新越山荘の営業終了日 9/25(土)までも早や一ヶ月となりました。9月の声を聞くころには北アルプスの標高の高い山小屋からは、いつ初氷の便りが届いてもおかしくない頃ですが、猛暑の今夏はどうなることでしょうか。 今日27日も11日間連続の絶好の青空でスタートした新越山荘です。

晩夏の鳴沢岳と新越山荘。緑も徐々に草紅葉へと変わっていきます。遠くには立山連峰。 タカネスイバとミヤマアキノキリンソウ咲きほこる新越山荘玄関前。
小屋前のお花畑もすっかり秋の気配へと変わってきました。 このところ朝は新越山荘の食堂からは連日剱岳が見られます。

NO 779  昨夕は久しぶりの夕立。

2010  8/ 26(木) A.M

   本日26日もいいお天気で始まりました。ただガスの上がりは早く朝から小屋周りもガスに包まれています。昨夕は少しだけ夕立がありましたが、おしめり程度のものでした。週末にかけても気圧配置に大きな変化もなさそうですので、今しばらく夏型の天候が続くものと思われます。ただ何度も申し上げますが、温度上昇とともに午後を中心に雷雨や夕立には注意しなければなりません。

チングルマの綿毛畑が風にゆれます。(8/24:種池山荘)

ミヤマトリカブトと劒岳。 コケモモは早くも秋色に。
チングルマの綿毛とコバイケイソウの黄化。 綿毛が舞い散ると、次は紅葉へ向かうチングルマ

ウラジロタデも赤味を帯びてきました。

トリカブト、タカネスイバ、タカネヨモギ、シシウド・・・

NO 778  岳でもお天気続きです。

2010  8/ 25(水) A.M

   このページの8/17付けNO.775,776でご報告した、夏型のお天気復活以来、本日まで9日間連続の好天が続く鹿島槍ヶ岳周辺です。この間は雨や雷雨もなくたいへん安定した天候が続いています。昨日は久しぶりに雷がなりましたが、雷雨にいたることはありませんでした。雨なしが続き、登山道もほこりっぽくなってきたり、小石がざらついたりで、そろそろ地面を引き締めてくれる一雨もほしいところです。

  またお盆前からお盆明けにかけては、お天気も一服して、温度もやや低めに推移して肌寒い日もあったくらいでしたが、ここへきてまたまた日中の温度も22度ぐらいまで上がるようになっており、この時期の日中としては暑いくらいの日が続いています。ただまわりを見回しても、コバイケイソウの葉が黄化しはじめたり、チングルマの綿毛が風にゆれたり、ナナカマドの実も赤味を帯びてきたりと季節は秋へ秋へとすすんでいるのは明らかです。ただこの後も温度高めの日がしばらく続くとか・・・  山の様子もどうなっていくんでしょうか。秋の紅葉の行方、出来具合も心配になってくる季節でもあります。

  さてお盆以降、北アルプスや長野県内の山岳では遭難や事故が連日のように発生しております。誠に残念なご報告ですが、当山荘周辺でも先週末は2件の遭難が起き、1名のお客様が不帰の人となりました。謹んでご冥福をお祈り申し上げる次第であります。下山時には疲れもたまってきます。足元の悪い場所ではより慎重に下山してくださるようお願いいたします。また日もすっかり短くなっていますが、行動の遅いグループも目立ちますので、早めの山荘到着、早めの登山口への下山もあわせてお願いいたします。

お天気が何よりです。自分自身未踏の水晶岳や赤牛岳にも心が飛びます。(8/23:赤沢岳)

鹿島槍と爺ヶ岳をあとに新越山荘へ向かいます

新越山荘周辺も夏と秋がせめぎ合い。

天気 (8/25A.M)

◎8/17から夏型の安定したお天気が本日8/25まで続いています。この間夕立等はありませんでしたが、昨日は雷がかなり鳴りました。まだまだこの先も常に雷や夕立に注意しなければなりません。

◎例年のこの季節に比べると温度高め、20度を超える暑い日が続いています。日差しも強いですので、暑さ対策や日焼け対策しっかりとお願いします。また朝は最低気温10度以下の肌寒い日は、Tシャツ一枚では寒い くらいです。薄手のジャンパーをお持ちになるか、雨合羽での代用でもOKでしょう。

◎NHKテレビの天気予報を見る際、北アルプス北部のお天気の目安としては、『長野』のお天気より『新潟』のお天気のほうが類似していますので、そちらを参考にしてください。 さらに『金沢』も参考にすればよいでしょう。この3箇所が晴れマークなら、北アルプス北部も大体晴れるでしょう。

◎シナノキンバイ、ミヤマキンポウゲ、ミヤマキンバイ、アオノツガザクラ、チングルマ といった夏のお花はほぼ姿を消し、雪消えの遅かったような場所でまれに見るぐらいになりました。

◎夏のお花では、ハクサンフウロがまだまだとても元気です。ハクサンボウフウやヤマハハコ、タカネニガナ、名残のウサギギク、エゾシオガマ等とお花畑をつくっています。

◎オヤマリンドウ、ミヤマリンドウ、カンチコウゾリナ、ミヤマコウゾリナ、ミヤマアキノキリンソウ、ミヤマコゴメグサ、ヤマハハコ、ミヤマトリカブト、ミヤマママコナ、クロトウヒレン、ヤマホタルブクロ、キオン、ミヤマシシウド、タテヤマアザミといった秋系の花が盛りを迎えています。

◎種池山荘周辺ではチングルマの綿毛が見頃をむかえ、コバイケイソウの葉は黄化し始めています。

◎初秋の代表花でもある、トウヤクリンドウは盛りを過ぎ花も少し枯れ始めました。一方でコケモモ、アカモノ、ナナカマドなどの実が赤味を帯びてきています。

登山ルート等の状況(8/25現在)

◎鹿島槍ヶ岳、爺ヶ岳周辺は主稜線の登山道上の雪も消えて安心して通行できます。五竜岳方面も皆さん支障なく縦走されています。

◎鹿島槍ヶ岳から五竜岳の間は、鹿島槍南峰を越えると、爺ヶ岳から鹿島槍ヶ岳南峰までの間のような比較的なだらかかつ穏やかな稜線歩きとは違い、岩場が多くなり高度感も格段の違いです。アップダウンも多いので健脚者、経験者向けです。

◎柏原新道上部の“ガラバ”では落石や滑落に注意してサッと通過しましょう。

◎赤岩尾根の最上部の“馬の背”付近と主稜線に出るトラバースは転滑落に注意。また落石にもご注意下さい。赤岩尾根はやや急登ですので、下り時は一歩一歩ゆっくりと下りて 下さい。

◎種池山荘〜新越山荘〜針ノ木岳方面も登山道に支障はありません。

◎針の木大雪渓は中間帯に残雪がまだ1キロぐらいに渡ってたっぷりあり、夏山の大雪渓歩きを堪能できます。心配な方は軽アイゼン、ストック等お持ち になってください。 針ノ木小屋で軽アイゼンを借りて大沢小屋で返却することもできます。下り時は転ばぬようご注意ください。

◎これからは台風シーズンにもなりますが、雨が降るとすぐに、登山道は大丈夫かと聞かれる方がおられますが、大雨が降ってもすぐに登山道の全線の状況を把握することは不可能です。登山道に被害等があったときには引き返して小屋や警察署等にご連絡くださるようお願い申し上げます。

◎大町から扇沢駅までの大町アルペンラインは大雨等の際には、事前に通行規制が行われ車両の通行ができなくなる場合があります。1時間に30ミリの豪雨が降った場合や、雨が止むことなく降り続き130ミリに達した場合が該当します。  ※こういった事前規制は北アルプス各所の登山口への車道でもあります。

アドバイスや注意

◎いかなる山行でもツアーであっても、各自で装備はしっかりと用意しましょう。またコースや計画の概要は各自がしっかりと理解しておきましょう。自分がどこを通ってどこへ下山するのか、 一体どのくらいの時間がかかるのかもわかってない“連れられ登山”の方が見受けられます。インターネット等だけでなく、専門家が監修したガイドブックや山岳地図等でしっかりと情報収集をしてください。

 ◎またインターネット等に発表される個人の山行記録はあくまで個人の記録です。誇張されたものもありますので、山行時間や行程はガイドブックや山岳地図等の平均的 かつ常識的な無理のないものを参考にしてください。 そして自分はそれらの参考タイムの1.5倍の時間でだいたい歩くとか、3割り増しの1.3倍で歩くとか、ご自分なりの係数というものをお持ちいただきたいと思います。

◎まだまだ夏山シーズン真っ盛り! 雷と夕立に注意しましょう。2時ごろまでに小屋へ到着するのが最大の安全策です。そのためにも早朝出発に心がけましょう。日中の暑さ等に対する備えもしっかりとお願いします。 日焼け止め、サングラス、帽子、水分補給等にご注意ください。

◎過去、小屋で体調を崩した方の話からも、寝不足や水分不足は登山の最大の敵といっても過言でありません。最大限気をつけ、時間に余裕を持った計画による山行をお願いします。 またゆとりあるゆっくり登山で足腰の疲労回復をすることが、下山時の転倒防止につながります。

◎北アルプスをはじめ中部山岳ではこのところ、重大事故が多数発生しています。しっかりとした計画のもとで、休憩をしっかりとりながらゆっくり慎重に下山いたしましょう。

混雑状況(8/25現在)

◎今週末の8/28(土)は冷池山荘だけ定員近い入り込みになるものと思われます。

◎それをのぞくと今週末は8/27(金)、8/30(日)を含めどの山荘も混雑はなく、すいております。

◎この後、来週以降は9/4(土)の週末を含め、予約少ないです。とくに平日はたいへんすいております。 次に入り込みのピークになるのはやはり9/17からの敬老の日3連休になりそうです。

◎夏休み前に雨で順延になった160名様ほどの中学校登山が8/31(火)に種池山荘にてあります。込み合います。

◎申しわけありませんが冷池山荘、種池山荘、新越山荘ともに個室の予約は承っておりません。宿泊状況によってはお受けできる時もありますので当日に現地にて受付時にご確認ください。

◎ご予約をお願いいたします。お客様に少しでもゆっくりと休んでいただくためにも、私どもにとっても部屋割り等でたいへん助かります。定員を超えるとお断りすることもありますが 、なにとぞご理解いただき、ご協力をお願い申上げる次第であります。

NO 777  “新越街道”も、お天気続いてます。

2010  8/ 19(木) 

   8/17から天気は安定しています。今週末にかけても比較的安定したお天気が続くものと思われます。午後は夕立の心配がありますので、早めに小屋へ到着するようにしてください。また日中の日差しも強まっていますので、熱中症や日焼けへの対策はぬかりないようお願いいたします。

   なお当最新情報8/17の775号でもお伝えいたしましたが。8/21(土)の新越山荘はご予約が定員をオーバーいたしました。現在新たなご予約はお断り申し上げている状況です。誠に申し訳ございませんが、今週末の爺ヶ岳から針ノ木岳間、“新越街道”の縦走をお考えの方は日を変更していただくか、土曜日のご宿泊を外して、ご計画いただきますようお願い申し上げます。金曜日、日曜日はたいへん空いております。小さい小屋ゆえご協力をお願いいたします。また冷池山荘の8/21(土)は本日現在はご予約は定員に達していませんが、おそらく定員を超えて混み合うものと思われます。

新越山荘を出発されたお客様が、鳴沢岳、赤沢岳と登頂されて、後立山連峰南部の名峰 針ノ木岳を正面に見据えて歩を進める。9月の“新越街道”縦走もいいですよ〜。

赤沢岳頂上から俯瞰する黒部湖。右上の陽が射しているところが、雲上の楽園ともいうべき、五色ヶ原。左奥の赤茶けた大きな山は薬師岳。新越山荘は本年は9/25までの営業です。

NO 776  続いて欲しい!夏型のお天気。

2010  8/ 17(火) 

   昼頃からはガスも沸き立ちましたが、久しぶりに夏型の安定した一日でした。満面笑顔の鹿島槍ヶ岳としっかりとお目にかかれたのも久方ぶりです。今日の最高気温は20度ほど、この天気が長く続きますように!

   ところで天気回復した今日は早朝より剱岳方面でヘリコプターの音が騒々しい。知らなかっが剱岳で遭難騒ぎがあったらしい・・・  とにかく各地で遭難が相次いでいるようです。実力にあった山行、余裕ある日程でお願いいたします。

初秋の花、ミヤマシシウドが満開です。鹿島槍ヶ岳は盛夏の表情に戻りました(8/17:冷池山荘)

ヘリの音でやや騒々しかった剱岳ですが、上空はスッキリ!夏空盛り返してくれました(8/17:冷池)

NO 775  久しぶりの爽やかな朝。

2010  8/ 17(火) A.M

   8/10以来でしょうか。朝からスッキリと晴れ上がったのは・・・ 昨日までお盆中はずっとすっきりしない残念なお天気が続いてしまいましたが、お盆休み終了とともに夏空がもどりました。ちょっと皮肉な天気回りになってしまいましたが、太平洋高気圧も西側から盛り返してきているようで、このあとは夏型のお天気が続きそうな気配です。お天気も入り込みもパッとしなかったお盆シリーズでしたが、気持ちも切り替えて8月後半、そして燃え上がる秋山シーズンに向かって行きたいものです。

鹿島槍ヶ岳上空には秋を連れてくる雲が顔をだす。(8/17:種池山荘)

信州側にはみごとな雲海。八ヶ岳、富士山、南アルプスは はるか遠く孤島のよう。(8/17:種池山荘)

久しぶりに針ノ木岳もくっきり。写真中央の針ノ木大雪渓はまだまだ今年は残雪たっぷり。しばらくはひんやりとした中での雪渓歩きが満喫できます。(8/17:新越山荘より)

天気

◎お盆中は不安定な天候が続きましたが、8/17は久々に夏空が広がりました。これからも夏山シーズン中は常に雷や夕立に注意しなければなりません。

◎お盆中は温度低めの日が多く日中の最高気温も18度ほどの涼しい日が目立ちま したが、このあと夏型の天気復活とともに、ふたたび20度を超えて日差しも強く暑くなるでしょう。朝は最低気温10度以下の肌寒い日は、Tシャツ一枚では寒い くらいです。薄手のジャンパーをお持ちになるか、雨合羽での代用でもOKでしょう。

◎NHKテレビの天気予報を見る際、北アルプス北部のお天気の目安としては、『長野』のお天気より『新潟』のお天気のほうが類似していますので、そちらを参考にしてください。 さらに『金沢』も参考にすればよいでしょう。この3箇所が晴れマークなら、北アルプス北部も大体晴れるでしょう。

◎シナノキンバイ、ミヤマキンポウゲ、ミヤマキンバイ、アオノツガザクラ、コケモモ 、チングルマ、ハクサンボウフウ、エゾシオガマ、ヨツバシオガマ、タカネニガナ、モミジカラマツ、ハクサンチドリ、チシマギキョウ、 ハクサンフウロ、クルマユリ、ウサギギクといった盛夏を代表する花々も盛りを過ぎました。

◎ミヤマコウゾリナ、ミヤマアキノキリンソウ、ミヤマコゴメグサ、ヤマハハコ、ミヤマトリカブト、ミヤマママコナ、トウヤクリンドウ 、クロトウヒレン、ヤマホタルブクロ、キオン、ミヤマシシウド、タテヤマアザミといった秋系の花が早くも盛りを迎えています。

◎種池山荘周辺ではチングルマの綿毛がよくなってきました。

登山ルート等の状況(8/17現在)

鹿島槍ヶ岳、爺ヶ岳周辺は主稜線の登山道上の雪も消えて安心して通行できます。五竜岳方面も皆さん支障なく縦走されています。

◎鹿島槍ヶ岳から五竜岳の間は、鹿島槍南峰を越えると、爺ヶ岳から鹿島槍ヶ岳南峰までの間のような比較的なだらかかつ穏やかな稜線歩きとは違い、岩場が多くなり高度感も格段の違いです。アップダウンも多いので健脚者、経験者向けです。

◎柏原新道上部の“ガラバ”では落石や滑落に注意してサッと通過しましょう。

◎赤岩尾根の最上部の“馬の背”付近と主稜線に出るトラバースは転滑落に注意。また落石にもご注意下さい。赤岩尾根はやや急登ですので、下り時は一歩一歩ゆっくりと下りて 下さい。

◎種池山荘〜新越山荘〜針ノ木岳方面も登山道に支障はありません。

◎針の木大雪渓は中間帯に残雪がまだ1キロぐらいに渡ってたっぷりあり、夏山の大雪渓歩きを堪能できます。心配な方は軽アイゼン、ストック等お持ち になってください。 針ノ木小屋で軽アイゼンを借りて大沢小屋で返却することもできます。下り時は転ばぬようご注意ください。

これからは台風シーズンにもなりますが、雨が降るとすぐに、登山道は大丈夫かと聞かれる方がおられますが、大雨が降ってもすぐに登山道の全線の状況を把握することは不可能です。登山道に被害等があったときには引き返して小屋や警察署等にご連絡くださるようお願い申し上げます。

大町から扇沢駅までの大町アルペンラインは大雨等の際には、事前に通行規制が行われ車両の通行ができなくなる場合があります。1時間に30ミリの豪雨が降った場合や、雨が止むことなく降り続き130ミリに達した場合が該当します。  ※こういった事前規制は北アルプス各所の登山口への車道でもあります。

アドバイスや注意

◎いかなる山行でもツアーであっても、各自で装備はしっかりと用意しましょう。またコースや計画の概要は各自がしっかりと理解しておきましょう。自分がどこを通ってどこへ下山するのか、 一体どのくらいの時間がかかるのかもわかってない“連れられ登山”の方が見受けられます。インターネット等だけでなく、専門家が監修したガイドブックや山岳地図等でしっかりと情報収集をしてください。

 ◎またインターネット等に発表される個人の山行記録はあくまで個人の記録です。誇張されたものもありますので、山行時間や行程はガイドブックや山岳地図等の平均的 かつ常識的な無理のないものを参考にしてください。 そして自分はそれらの参考タイムの1.5倍の時間でだいたい歩くとか、3割り増しの1.3倍で歩くとか、ご自分なりの係数というものをお持ちいただきたいと思います。

◎まだまだ夏山シーズン真っ盛り! 雷と夕立に注意しましょう。2時ごろまでに小屋へ到着するのが最大の安全策です。そのためにも早朝出発に心がけましょう。日中の暑さ等に対する備えもしっかりとお願いします。 日焼け止め、サングラス、帽子、水分補給等にご注意ください。

◎過去、小屋で体調を崩した方の話からも、寝不足や水分不足は登山の最大の敵といっても過言でありません。最大限気をつけ、時間に余裕を持った計画による山行をお願いします。 またゆとりあるゆっくり登山で足腰の疲労回復をすることが、下山時の転倒防止につながります。

◎北アルプスをはじめ中部山岳ではこのところ、重大事故が多数発生しています。しっかりとした計画のもとで、休憩をしっかりとりながらゆっくり慎重に下山いたしましょう。

混雑状況(8/17現在)

◎今週末の8/21(土)は冷池山荘と新越山荘は、現在の予約状況からは定員を超えそうな感じで、かなり混みあいそうです。ご予約をお願いいたします。また定員を超えればお断りする可能性もありますのでご容赦ください。

◎種池山荘も8/20(金),8/21(土)は今後のご予約次第では、定員近い入り込みが予想されやや込み合いそうです。22日(日)はたいへん空いております。

◎冷池山荘の8/20(金),8/22(日)はやや込み合うくらいと思われます。。

◎また例年8月最終土曜日も以外に混みあいます。本年も8/28(土)の冷池山荘だけは込み合いそうな感じです。 ご予約をお願いいたします。この後は週末をのぞくと平日はたいへん空いております。

◎夏休み前に雨で順延になった160名様ほどの中学校登山が8/31(火)に種池山荘にてあります。込み合います。

◎申しわけありませんが冷池山荘、種池山荘、新越山荘ともに個室の予約は承っておりません。宿泊状況によってはお受けできる時もありますので当日に現地にて受付時にご確認ください。

◎ご予約をお願いいたします。お客様に少しでもゆっくりと休んでいただくためにも、私どもにとっても部屋割り等でたいへん助かります。定員を超えるとお断りすることもありますが 、なにとぞご理解いただき、ご協力をお願い申上げる次第であります。

NO 774  足元にも小さな秋が・・・

2010  8/ 15(日) A.M

   昨日は強風と雨が断続的 に続き残念な一日でしたが、本日は朝から雨は上がっています。ただガスのかかる時間帯が多くなっています。でも今日は前線がだいぶ北上しましたので青空もちらちら見える瞬間もあります。明日以降はまた前線が南下気味のようですので、不安定な天候はもう少し続きそうです。ここ数日は朝 の最低気温は10度を下回り、日中の最高気温も17度ぐらいとちょっと寒いくらいの鹿島槍ヶ岳周辺です。まだまだ暑さ厳しい下界へ戻ったら、すぐに山へと戻りたくなるような涼しさですね。

  お天気は今ひとつの今年のお盆シリーズになってしまいましたが、雨の中でも強風の中でもけなげに咲き誇る数々の高山植物との出会いにだけは皆さん満足されたようです。  今、主稜線のお花畑は夏のお花が盛りを過ぎようとし 、かわりに秋のお花が日に日に勢いを増しています。お花畑の様子からも季節は、確実に夏から秋へと舵をきろうとしているのがうかがえます。またうっかりしていれば見落としてしまいますが、足元の超低木には早くも秋の木の実が つきはじめていますし、目線にあるナナカマドにも実がつきはじめました。 また立秋も過ぎて確実に日が短くなってきているのを実感するのもこの頃です。 お盆を過ぎると、岳って下界ほど強烈な残暑があまりないんですよね。この後はさらに初秋の気配がそこかしこに見られそうです。

盛夏をいろどるニッコウキスゲ。 クルマユリのように燃える夏空が戻って欲しい・・・
小さな秋の訪れ、ウラシマツツジ。 早くも色づいたコケモモも。
針ノ木雪渓を背にタカネスイバの群落。新越山荘 林立するミヤマシシウドに初秋の風渡る。新越
 

 

NO 773  太平洋高気圧の再度のがんばりに期待!

2010  8/ 14(土) A.M

  台風4号は大した影響 もなく通過してくれましたが、その後もお天気は正直パッとしません。台風通過後の昨日13日は厚い雲に覆われて夕立が心配されましたが、日中はさいわいにお天気も持ちお客さまも大喜びでした。そして夜遅くには夕立があり、今朝は早朝から雨が降ったりやんだりの生憎のお天気になっています。日本海から東北地方を横断する形で秋雨前線の走りのような前線が停滞してしまっていますので、ここ数日は天気にも大きな変化はないと思われます。前線に向かって南から湿った空気も流れ込み、大気の状態も不安定です。晴れ間ものぞく時間帯もありましょうが、突然の夕立や雷雨、突風の可能性が高いですので、気をつけて行動していただきたいと思います。せっかくのお盆休みですが、お天気だけはなかなかうまくまいりません。秋のお花もどんどんと咲きだして、名残の夏のお花との競演が素敵な季節なんですが・・・

雨の中ですが皆さんお元気に、扇沢から柏原新道を、主稜線を冷池山荘から、新越山荘から種池山荘へと到着です。生ビールには似つかわしくないお天気、熱いコーヒーでもいかがですか。(8/14)

種池山荘から 見る種池平稜線も濃いガスの中です。本来なら夏の日差しの下、正面には目指す冷池山荘や鹿島槍ヶ岳が見えているはずなんですが・・・(8/14)
種池山荘も濃いガスの中です。(8/14) ガスが切れると扇沢方面もちらり。(8/14)

 

 

 

NO 772  台風4号は無事に通過!

2010  8/ 13(金) A.M

  台風4号の影響が心配されましたが、北アルプス周辺には大きな影響はなく通り過ぎていってくれてよかったです。昨日12日の早朝から降り出した雨は夜までの20時間近くで山荘で50ミリ程度の雨量であり、扇沢までの大町アルペンラインも交通規制はされませんでした。登山道への影響もないものと思われます。今日も柏原新道を登ってこられたお客様が種池山荘へどんどん到着されています。ただ本日のお天気は期待の“台風一過”の晴天というわけにはいきませんでした。どんよりとした雲がまだ残っています。それでも遠目の視界も結構利きますので昨日の雨の中を登ってこられたお客様にとっては、大満足の台風明けです。このあと来週にかけては日本海に前線が停滞気味のようですので、100%スッキリ!といったお天気とはいかないかもしれません。午後は夕立に気をつけて、早目早めの行動を念頭にお願いいたします。

種池山荘からの爺ヶ岳南峰。台風一過の青空というわけにはいきませんでした。(8/13)

種池山荘からは餓鬼岳や燕岳方面も見えてはいますが、スッキリ!というわけにはいきません。白いお花はコバイケイソウ。今年は遅くまでちらほら咲いています。(8/13)
種池山荘の上空にもまだ黒っぽい雲が流れます。 昨日の雨の中登った方も今朝はひと安心。(8/13)

冷池山荘からの鹿島槍ヶ岳も頂上はガスの中。 冷池からの長野県北部を俯瞰。中央には遠く浅間山が見えます。(8/13)

 

 

 

NO 771  台風4号通過後に期待!

2010  8/ 11(水)

  あっと言う間に台風4号が発生、北上してきました。北アルプスには明日12日の昼過ぎに最接近でしょうか。台風本体からは相当に離れた東北地方でも大雨に見舞われているところもあるようです。どの程度の影響が出るかはわかりませんが、あさっての朝までは雨風ともに十分な注意が必要なのは当然のことです。あまり影響がなく、あさってもしくはしあさってには台風一過の晴天が広がるのを期待するのみです。

  おりしも明日はお盆休みの帰省や各地の観光地への入り込みのピークとか。交通網への台風被害がないことを祈るのみであります。ところで今までも何回も当H.P上でもお知らせしていますが、お盆休みは当方の山荘は混みあいません。今年のご予約状況を見ましても冷池山荘が14日の95人様、種池山荘が13日の65名様、新越山荘は14日の10人様が一番の入り込みといった具合です。いずれも定員の3分の1ほどです。ここ20数年お盆がシーズンのピークになったことはありません。もう今年はなかなかご計画もむずかしいでしょうから、来年以降はぜひともお盆シリーズでの鹿島槍ヶ岳登山をご一考くだされば幸いであります。

  さて最近のお天気の傾向ですが、7月下旬の“梅雨明け十日” のころの安定した天気とは少し変わって、日中は濃いガスがかかる時間帯が多く、夕方近くから夜半にかけての夕立の日が多いのが特徴です。早朝は実にさわやかなお天気で始まるのですが、ガスの上がってくるのがかなり早い感じです。まあそういったお天気が北アルプスの“夏型”のお天気だといってしまえば、それまでなんですが・・・・  この後台風4号の通過後にはどんなお天気がやってくることやら、台風が転機になって一気に秋めくなんてことも珍しくありませんからね。それでなくても今夏は秋のお花の咲きだしが相当に早いですから・・・・ 山荘としてはまだまだ猛暑、そのあとの残暑に期待です。

   写真は早朝のガスも次第に消えて、5時過ぎにはすっかり山並みも姿を見せた昨日8/10の朝の新越山荘と種池山荘です。その後日中にかけてははガスも上がってきて午後遅くにはまとまった夕立になりました。本日11日も似たようなお天気ですが、雨はほんの少しパラッとした時間帯があったくらいでした。今は明日の台風が無事に通り過ぎるのを待つばかりです。

朝日が当たりだした新越山荘と鳴沢岳(右)と赤沢岳(左)。(8/10)

針ノ木岳頂上のガスも次第にとれて。(新越山荘) 剱岳や立山方面もまもなくガスが消えそうです。

種池山荘前のガスもどんどんと消えてゆく。お客様の格好も涼しそうですね(8/10) 正に雲散霧消。針ノ木岳が姿を見せる。(8/10)

天気

◎先週 末の8/6以降夕立が目立っています。朝夕晴れて日中はガス、その後夕立といったパターンはある意味では典型的な夏型のお天気でもあります。幸い行動時間からはずれた夕立ですが、今後も夏山シーズン中は常に雷や夕立に注意しなければなりません。

◎朝の最低気温は13度ぐらい、最高気温も23度ぐらいまで上がっています。 ただ先週末以降温度低めの日が多く日中の最高気温も19度ほどの涼しい日が目立ちます。朝の最低気温10度以下の肌寒い日は、Tシャツ一枚では寒い くらいです。薄手のジャンパーをお持ちになるか、雨合羽での代用でもOKでしょう。

◎NHKテレビの天気予報を見る際、北アルプス北部のお天気の目安としては、『長野』のお天気より『新潟』のお天気のほうが類似していますので、そちらを参考にしてください。 さらに『金沢』も参考にすればよいでしょう。この3箇所が晴れマークなら、北アルプス北部も大体晴れるでしょう。

◎シナノキンバイ、ミヤマキンポウゲ、ミヤマキンバイ、アオノツガザクラ、コケモモ 、チングルマ、ハクサンボウフウ、エゾシオガマ、ヨツバシオガマ、タカネニガナ、モミジカラマツ、ハクサンチドリ、チシマギキョウetcどんどん咲いています。 ハクサンフウロ、クルマユリ、ウサギギクといった盛夏を代表する花々も盛りを迎えようとしています。

◎一方ではミヤマコウゾリナ、ミヤマアキノキリンソウ、ミヤマコゴメグサ、ヤマハハコ、ミヤマトリカブト、ミヤマママコナ、トウヤクリンドウ 、クロトウヒレン、ヤマホタルブクロ、キオン、ミヤマシシウド、タテヤマアザミといった秋系の花も どんどん咲きだしています

◎布引岳〜鹿島槍ヶ岳間ではタカネツメクサが盛りです。

登山ルート等の状況(8/11現在)

鹿島槍ヶ岳、爺ヶ岳周辺は主稜線の登山道上の雪も消えて安心して通行できます。五竜岳方面も海の日3連休 以降皆さん支障なく縦走されています。

◎鹿島槍ヶ岳から五竜岳の間は、鹿島槍南峰を越えると、爺ヶ岳から鹿島槍ヶ岳南峰までの間のような比較的なだらかかつ穏やかな稜線歩きとは違い、岩場が多くなり高度感も格段の違いです。アップダウンも多いので健脚者、経験者向けです。

◎柏原新道は上部のガラバに残雪がありますが、問題はありません。落石や滑落に注意してサッと通過しましょう。この残雪もまもなく消えそうです。

◎赤岩尾根の最上部の“馬の背”付近と主稜線に出るトラバースは転滑落に注意。また落石にもご注意下さい。赤岩尾根はやや急登ですので、下り時は一歩一歩ゆっくりと下りて 下さい。

◎種池山荘〜新越山荘〜針ノ木岳方面も登山道に支障はありません。

◎針の木大雪渓は中間帯に残雪がまだ1キロぐらいに渡ってたっぷりあり、夏山の大雪渓歩きを堪能できます。心配な方は軽アイゼン、ストック等お持ち になってください。 針ノ木小屋で軽アイゼンを借りて大沢小屋で返却することもできます。下り時は転ばぬようご注意ください。

これからは台風シーズンにもなりますが、雨が降るとすぐに、登山道は大丈夫かと聞かれる方がおられますが、大雨が降ってもすぐに登山道の全線の状況を把握することは不可能です。登山道に被害等があったときには引き返して小屋や警察署等にご連絡くださるようお願い申し上げます。

大町から扇沢駅までの大町アルペンラインは大雨等の際には、事前に通行規制が行われ車両の通行ができなくなる場合があります。1時間に30ミリの豪雨が降った場合や、雨が止むことなく降り続き130ミリに達した場合が該当します。  ※こういった事前規制は北アルプス各所の登山口への車道でもあります。

アドバイスや注意

◎いかなる山行でもツアーであっても、各自で装備はしっかりと用意しましょう。またコースや計画の概要は各自がしっかりと理解しておきましょう。自分がどこを通ってどこへ下山するのか、 一体どのくらいの時間がかかるのかもわかってない“連れられ登山”の方が見受けられます。インターネット等だけでなく、専門家が監修したガイドブックや山岳地図等でしっかりと情報収集をしてください。 またインターネット等に発表される個人の山行記録はあくまで個人の記録ですので、山行時間や行程はガイドブックや山岳地図等の平均的な無理のないものを参考にしてください。

◎本格的な夏山シーズンが到来! 雷と夕立に注意しましょう。2時ごろまでに小屋へ到着するのが最大の安全策です。そのためにも早朝出発に心がけましょう。日中の暑さ等に対する備えもしっかりとお願いします。 日焼け止め、サングラス、帽子、水分補給等にご注意ください。

◎過去、小屋で体調を崩した方の話からも、寝不足や水分不足は登山の最大の敵といっても過言でありません。最大限気をつけ、時間に余裕を持った計画による山行をお願いします。 またゆとりあるゆっくり登山で足腰の疲労回復をすることが、下山時の転倒防止につながります。

混雑状況(8/11現在)

◎お盆シリーズはピークにあたる今週末8/14(土)でも冷池山荘で95人、8/13(金)種池山荘 で65人とご予約はいたって少なめです。台風通過後をねらって直前予約にてお越しくださいませ。新越山荘はお盆中連日10人様ほどのご予約でゆっくりしていただけそうです。

◎例年お盆シリーズはあまり混みあいません。お盆がシーズン中に一番混雑したのは25年以上前のことです。 3つの山荘とも混雑はありません。比較的穴場ですので 来年以降ぜひともご計画くださいませ。

◎お盆明けの8/21(土)は3つの山荘とも、現在の予約状況からは定員に達しそうな感じで、かなり混みあいそうです。 なお来週からは平日はたいへんすいています。また例年8月最終土曜日も以外に混みあいます。本年も冷池山荘は込み合いそうな感じです。

◎夏休み前に雨で順延になった160名様ほどの中学校登山が8/31(火)に種池山荘にてあります。込み合います。

◎申しわけありませんが冷池山荘、種池山荘、新越山荘ともに個室の予約は承っておりません。宿泊状況によってはお受けできる時もありますので当日に現地にて受付時にご確認ください。

◎ご予約をお願いいたします。お客様に少しでもゆっくりと休んでいただくためにも、私どもにとっても部屋割り等でたいへん助かります。定員を超えるとお断りすることもありますが 、なにとぞご理解いただき、ご協力をお願い申上げる次第であります。

 

 

 

NO 770  盛夏を迎える鹿島槍ヶ岳。

2010  8/ 6(金) A.M

  布引岳から鹿島槍ヶ岳頂上間の登山道沿いのタカネツメクサが咲きだしました。私も大好きな花です。白いタカネツメクサと紫色のチシマギキョウの共演もとても素敵です。鹿島槍ヶ岳頂上からの展望はもちろんのこと、信州側に沸き立つガスとて夏山の魅力のひとつです。晴天続きの割りに入り込みが少なめだった7月でしたが、8月の声とともにようやく主稜線もにぎわうようになってきました。

  なお先日も扇沢駅そばの登山道でない山林で、クマにひっかかれて軽症の事故がありましたが、各自で周囲に注意するくせは常に持って、ときどき大きな声を出したり、カウベル等の大きな音をたてて歩くようにいたしましょう。クマは北アルプスに限らず日本中いたるところにいます。数年前に著名な登山家が東京郊外の低山で襲われたニュースもまだまだ記憶に残るところです。

  今日も山はいい天気で始まりましたが、朝から入道雲も沸き立っています。雷と夕立には最大限の注意をはらっていただきたいです。山には素晴らしい魅力とともに、いろいろな危険も同居していることだけはお知りおきのうえで、体調、準備等をしっかり整えてお越しいただきたいと思います。

鹿島槍ヶ岳頂上から登山者行き交う布引岳稜線。

広い鹿島槍ヶ岳頂上と遠く剱岳立山連峰。 可憐なタカネツメクサ開花。

タカネツメクサとチシマギキョウ。

鹿島槍ヶ岳頂上(南峰)までは道も比較的なだらか

 

 

 

NO 769  剱立山展望の道は “隠れ花街道”。

2010  8/ 5(木)

  国道にたとえれば、扇沢〜柏原新道〜種池山荘〜爺ヶ岳〜冷池山荘〜鹿島槍ヶ岳は一級国道の“国道10号線”といったところでしょうか。さしずめ種池山荘はその“国道10号線”の主要交差点です。ただその主要交差点“種池山荘交差点”を進路を西へとって新越山荘方面へ向かえば、“国道10号線”のにぎわいはうそのように静まり、静寂の山旅を満喫することができます。そう “国道400号線”の旅といったところでしょうか。でも常に眼前に聳え立つ剱岳や立山連峰の眺めは最高。別の角度からの風格溢れんばかりの鹿島槍ヶ岳も堪能できます。赤沢岳頂上から俯瞰する神秘的な黒部ダム湖の向こうにどっしりと横たわる薬師岳も壮観です。爺ヶ岳〜針ノ木岳間は目立った山がないので、ややもすればどなたの山行でも後へ後へと持ち越されてしまいがちですが、今度はぜひともご計画ください。お花畑もいろんな種類の、お花畑があり、楽しませてくれます。百名山だけにこだわらず、展望、お花、地形等・・・ いろんな山の魅力を見つけたいものです。新越山荘でお待ち申し上げます。 (写真は新越山荘8/3、4)

明日は蓮華岳の頂上を埋めつくすコマクサにきっと逢えるはず。

連日富士山、八ヶ岳、浅間山と朝のあいさつ。 遠く白馬岳、更なる奥の朝日岳に想いを馳せて・・・

お花畑に見送られ新越山荘をいざ出発。針ノ木へ

横たわる蓮華岳の大きさに感嘆。

 

 

 

NO 768  再びの太平洋高気圧。

2010  8/ 5(木)

  せわしさにかまけて更新がなかなかできず申し訳ありません。この間のお天気ですが、先週末の7/30(金)〜8/1(日)は期待に反して、あまりパッとせずガスにおおわれる時間帯が多くてちょっと残念でした。霧雨の時間帯もあったりでお越しいただいたお客様にはちょっと残念な週末になりました。ただし登山道沿いのお花畑には満足をいただいての下山になったことと思います。ぜひまた秋にでもご計画いただければ幸いです。

   週末には今ひとつだったお天気も、週明けと同時に回復してふたたび夏型の空が広がるようになりました。2日から本日5日まで朝は最高の北アルプス晴れが続いています。8/2の夜と8/3の夕方には雷雨がありましたが、昨日4日は雷雨はありませんでした。太平洋高気圧もど〜んと日本上空へ張り出してきており、このあとも好天がしばらく期待できそうです。明日からの週末は天気にも恵まれそうですので、3つの山荘とも土曜日はシーズン前半最高の入り込みになりそうです。早朝などは寒いくらいの、さわやかな風が稜線を渡っていきますが日中の日差しはいたって強くなっています。日焼け対策、熱中症対策、雷雨対策には十分に注意されての山行をお願いいたします。(写真は今朝の種池山荘からです)

 
三日間の好天に感謝。笑顔での柏原新道下山開始です。お気をつけて! 昨夜種池山荘に泊まられて、今日鹿島槍登頂を目指すお客さまも意気揚々と出発されていきました

ようやくお客さまも増えだして、日中はベンチもフル回転になってきました。 柏原新道“アザミ沢”の雪も消えました。あとは“ガラバ”の雪渓を残すのみ。

天気

◎先週後半、太平洋高気圧が弱まった際にはお天気も一服しましたが、8/2以降ふたたび夏型の晴天が続いています。本日8/5もガスのかかる時間帯もありましたが、いいお天気です。いわゆる夏山の典型的なお天気では、朝夕は青空が広がり、日中はガスがかるのが通常です。

◎朝の最低気温は13度ぐらい、最高気温も23度ぐらいまで上がっています。 やや肌寒い日などは朝の最低気温10度以下の日もあり、Tシャツ一枚では寒い日もあります。薄手のジャンパーをお持ちになるか、雨合羽での代用でもOKでしょう。

◎8/2と8/3には夕方以降に雷雨がありました。今後も夏山シーズン中は常に雷や夕立に注意しなければなりません。

◎NHKテレビの天気予報を見る際、北アルプス北部のお天気の目安としては、『長野』のお天気より『新潟』のお天気のほうが類似していますので、そちらを参考にしてください。 さらに『金沢』も参考にすればよいでしょう。この3箇所が晴れマークなら、北アルプス北部も大体晴れるでしょう。

◎お花畑のいちばんの見頃は例年7月最終週から8月第一週にかけてです が、今年はやや遅れ気味の感じがいたします。 お盆頃までしっかりと楽しめそうです。シナノキンバイ、ミヤマキンポウゲ、ミヤマキンバイ、アオノツガザクラ、コケモモ 、チングルマ、ハクサンボウフウ、エゾシオガマ、ヨツバシオガマ、タカネニガナ、モミジカラマツ、ハクサンチドリ、チシマギキョウetcどんどん咲いています。 ハクサンフウロ、クルマユリ、ウサギギクといった盛夏を代表する花々も盛りを迎えようとしています。

◎一方ではミヤマコウゾリナ、ミヤマアキノキリンソウ、ミヤマコゴメグサ、ヤマハハコ、ミヤマトリカブト、ミヤマママコナ、トウヤクリンドウといった秋系の花も どんどん咲きだしています。

◎布引岳〜鹿島槍ヶ岳間ではタカネツメクサが咲きだしています。

◎種池山荘前のチングルマやアオノツガザクラのお花畑も盛りを迎えています。

登山ルート等の状況(8/5現在)

鹿島槍ヶ岳、爺ヶ岳周辺は主稜線の登山道上の雪も消えて安心して通行できます。五竜岳方面も海の日3連休 以降皆さん支障なく縦走されています。

◎鹿島槍ヶ岳から五竜岳の間は、鹿島槍南峰を越えると、爺ヶ岳から鹿島槍ヶ岳南峰までの間のような比較的なだらかかつ穏やかな稜線歩きとは違い、岩場が多くなり高度感も格段の違いです。アップダウンも多いので健脚者、経験者向けです。

◎柏原新道は上部のガラバに残雪がありますが、問題はありません。落石や滑落に注意してサッと通過しましょう。

◎赤岩尾根の最上部の“馬の背”付近と主稜線に出るトラバースは転滑落に注意。また落石にもご注意下さい。赤岩尾根はやや急登ですので、下り時は一歩一歩ゆっくりと下りて 下さい。

◎種池山荘〜新越山荘〜針ノ木岳方面も登山道に支障はありません。

◎針の木大雪渓は中間帯に残雪がまだ1キロぐらいに渡ってたっぷりあり、夏山の大雪渓歩きを堪能できます。心配な方は軽アイゼン、ストック等お持ち になってください。 針ノ木小屋で軽アイゼンを借りて大沢小屋で返却することもできます。下り時は転ばぬようご注意ください。

◎雨が降るとすぐに、登山道は大丈夫かと聞かれる方がおられますが、大雨が降ってもすぐに登山道の全線の状況を把握することは不可能です。登山道に被害等があったときには引き返して小屋や警察署等にご連絡くださるようお願い申し上げます。

◎大町から扇沢駅までの大町アルペンラインは大雨等の際には、事前に通行規制が行われ車両の通行ができなくなる場合があります。1時間に30ミリの豪雨が降った場合や、雨が止むことなく降り続き130ミリに達した場合が該当します。  ※こういった事前規制は北アルプス各所の登山口への車道でもあります。

アドバイスや注意

◎いかなる山行でもツアーであっても、各自で装備はしっかりと用意しましょう。またコースや計画の概要は各自がしっかりと理解しておきましょう。自分がどこを通ってどこへ下山するのか、 一体どのくらいの時間がかかるのかもわかってない“連れられ登山”の方が見受けられます。インターネット等だけでなく、専門家が監修したガイドブックや山岳地図等でしっかりと情報収集をしてください。 またインターネット等に発表される個人の山行記録はあくまで個人の記録ですので、山行時間や行程はガイドブックや山岳地図等の平均的な無理のないものを参考にしてください。

◎本格的な夏山シーズンが到来! 雷と夕立に注意しましょう。2時ごろまでに小屋へ到着するのが最大の安全策です。そのためにも早朝出発に心がけましょう。日中の暑さ等に対する備えもしっかりとお願いします。 日焼け止め、サングラス、帽子、水分補給等にご注意ください。

◎過去、小屋で体調を崩した方の話からも、寝不足や水分不足は登山の最大の敵といっても過言でありません。最大限気をつけ、時間に余裕を持った計画による山行をお願いします。 またゆとりあるゆっくり登山で足腰の疲労回復をすることが、下山時の転倒防止につながります。

混雑状況(8/5現在)

今週末8/7(土)は冷池山荘、種池山荘、新越山荘ともに定員に達し、混みあいそうです。他の日をおすすめいたします。

◎ 冷池山荘と種池山荘は8/6、8、9もまあまあ込み合いそうですがまだ余裕がございます。8/10以降は一気に予約は少なくなります。

◎例年お盆シリーズはあまり混みあいません。お盆がシーズン中に一番混雑したのは25年以上前のことです。今年も今のところ 一番ご予約をいただいている日でも冷池山荘では8/14の70名様ほど、種池山荘では8/13の60名様ほどのご予約です。 新越山荘では8/14の20名様ほどです。3つの山荘とも大きな混雑にはならないと思われます。比較的穴場ですのでぜひご計画くださいませ。

◎お盆明けの8/21(土)は3つの山荘とも、現在の予約状況からは定員に達しそうな感じで、混みあいそうです。また例年8月最終土曜日も以外に混みあいます。本年も冷池山荘は込み合いそうな感じです。

◎申しわけありませんが冷池山荘、種池山荘、新越山荘ともに個室の予約は承っておりません。宿泊状況によってはお受けできる時もありますので当日に現地にて受付時にご確認ください。

◎ご予約をお願いいたします。お客様に少しでもゆっくりと休んでいただくためにも、私どもにとっても部屋割り等でたいへん助かります。定員を超えるとお断りすることもありますが 、なにとぞご理解いただき、ご協力をお願い申上げる次第であります。