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▲▲ 最 新 情 報
更新日 : 2012/ 5 / 15 ▲▲
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花 便 り
鹿島槍の天気(日本気象協会 登山天気)
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NO 1138
ようやくの田植え日和。
2012 5 / 15(火)
無風快晴の昨日、無事に我が家の田植えが完了いたしました。前日の14日には、大町は平年より8度近い低い温度の、マイナス0.3度と冷え込み、霜も降りました。今春は5月に入ってから、大町はいたって寒い日が続き、早くに田植えをされたお宅は、低温続きと
一昨日の霜で、苗の生育がすっかり狂ってしまっていただけに、ようやく温度も上昇し始めた時期に、田植えができたことは、なによりでした。順調にいけば、9月下旬に収穫されたお米は、うまくいけば10月に少しだけですが、お客様にも召し上がっていただけるかもしれません。
今年も精一杯、お米作りもやっていきます。明日はお天気も良さそうなので、苗の植え直しもしなくっちゃ・・・ その後には、すぐに畦の草刈も待っています。
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みるみるうちに、水面は黄緑色に染まっていきます。(5/14) |
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4ヵ月後には、たわわに稲穂をつけてくれることでしょう。(5/14) |
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NO 1137
写生に、撮影に・・・ 残雪の北アルプスが美しい季節。
2012 5 / 13(日)
昨日の山行きの疲れで、ちょっとだけ遅く起きた朝。カーテンを開けた窓の向こうには昨日の吹雪と濃霧がうそのように、穏やかな北アルプスが横たわっていました。田植えや代かきが終った水田を、水鏡に映すその光景は、四季を通じても、もっとも美しい季節と言っていいでしょう。それを毎日のように眺められるというのは、まさに北アルプスの麓に住む者の特権です。
新聞を読んでいると、『ピンポーン』。玄関へ出ると、おじさんがいて、車をうちの駐車場に置かせてくれないかとのこと。伺えば、静岡県富士市から写生のサークルで、今朝大町へ到着されて、写生場所を探していて、すっかりこの辺りが気に入られたとのこと。 もちろん大歓迎! 得意の分野ですので、見える山の名前もお教えしたところ、たいへん喜んでいただけました。きっと皆さん素敵な残雪の後立山連峰と田植えの終った水田風景を描かれたことでしょう。
それにしても、昨日でなくてよかったですね! 最高気温が12度の昨日の大町じゃ、寒くて寒くて写生どころじゃなかったですね。今日は大町温泉郷に泊られて、明日お帰りになるとのこと。今日明日は温度も久しぶりに20度を超えて、ぽかぽかの中での、最高の北アルプスと安曇野ののどかな光景。最高の写生旅行になることでしょうね。ぜひまた大町にお出かけくださいね。
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最高の五月晴れの一日。私たち大町市民の宝物を描いてくださってありがとう。(5/13) |
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満足いく写生ができて良かったですね。今日の午後も明日もまたまた楽しみですね。(5/13) |
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NO 1136
後立山連峰はまだまだ真冬の世界です。
2012 5 / 12(土)
5月に入ってから、まるまる一日じゅう晴天の日が、一日たりともない後立山連峰。それもほとんどは、降れば雪といった感じです。それでも今日は、お天気回復して午後にかけては、どんどんと良くなるものと期待していたのですが、結局は今日も、ほぼ一日中雪が舞い続ける鹿島槍ヶ岳周辺でした。4月後半の暖かさは、完全消滅。5月前半は今冬〜今春の寒さが完全復活の雰囲気といった様相です。いい加減に5月らしい、おだやかな天候になってほしいものですが・・・ まだまだ冬山の計画、心構え、そして冬の装備、ウェアーが必携の北アルプスです。
さてそんな中、今日は日帰りで、お天気の回復も期待しつつ、新越山荘の偵察兼雪消しをまきに、Mくんと一緒に登ってきました。早朝の扇沢出発時から、小雪がぱらつくお天気も、主稜線に到達するころには、青空が広がり、剱立山連峰もバッチリと登場するものと、淡い期待を抱いての登行になりましたが、結果は真逆の悪化の一途。作業を済ませると、ほうほうの体での下山となってしまいました。それでも新越山荘の無事と、周辺の状況等の確認もできたことだけは何よりでした。
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ここ3日間ほどでも、30センチ近い新雪。北アルプスはまだまだ冬の世界です。登山口には新緑も近づいてきているというのに、主稜線の木々はさらに霧氷も厚くまといます。(5/12) |
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新越山荘の無事がなにより。あとは順調な雪解けを待つのみです。今季も7/1からの営業開始予定です。(5/12) |
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NO 1135
天候不順だった連休後半も終了。
2012 5 / 7(月)
皆さんすでにマスコミ報道でご存知のとおり、大きな気象遭難が相次いだ連休後半の北アルプスです。当方の爺ヶ岳でも60代の女性が凍死するという、残念な事故が発生してしまいました。10人を超える亡くなられたみなさんには慎んで哀悼の意をささげます。毎年のように繰り返される山岳遭難ですが、単に気象遭難というだけでなく、あらゆる点から、徹底して事故原因を究明して、今後に活かしていかなければ、また繰り返されるばかりかと思います。
なおテレビニュースでは、遭難が相次いだ5/4の夕方の温度が、マイナス2度まで下がっていたと、ビックリしたように報道していましたが、温度的にはまったく驚くようなものではありません。ごくごく当たり前の温度です。この時期でもマイナス15度、降雪も一晩に70センチぐらいになることも、ままある北アルプスです。今回の吹雪よりもっともっと強烈に、長時間続いた猛吹雪も過去には何度もあるゴールデンウィークです。過去には7/1にみぞれが降ったこともあります。まだまだ5月いっぱいはもちろんのこと、6月中旬まで降雪や凍結に気をつけなければならないことは当然のことです。まして雪渓上での滑落注意なんていったら、それこそ場所によっては、シーズン終了まで注意しなければならないことは言うまでもありません。毎回大きな事故があった後は、みなさん教訓にすべく注意されるわけですが、時間の経過とともに、どうしても脳裏から離れていってしまいます。なんとか末永く、今回の大量遭難がおきたことを、頭の片隅に置いておいてほしいものです。
さて冷池山荘のゴールデンウィーク営業も昨日にて終了。スタッフも時おり雪の舞う本日下山いたしました。このあとは、柏原新道が通行可能になるであろう、6月中旬以降の再開を予定しています。ゴールデンウィーク中にお越しいただいた皆様には厚く御礼を申し上げます。
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うっすらと染まる鹿島槍ヶ岳には、まだまだ寒気をともなう雲も流れる。案の定その後は雪がチラチラする、肌寒い一日になる。(5/7) |
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昨日からの5センチほどの新雪が、黄砂によごれた鹿島槍ヶ岳を真っ白に装う。4月後半はあたたかい日が続きましたが、5月になってからは寒い今年の春が復活気味です。(5/7) |
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NO 1134
現地最新状況
2012 5 / 4(金)
連休後半は、天候不安定気味ですが、本日の午後3時頃からは、山荘のまわりは吹雪に変わっています。午後7時現在小屋周りで数センチの積雪になって
います。明日あさっても不安定な状態が続きそうですので、完全な冬山装備、しっかりした計画で慎重な行動をお願いします
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NO 1133
ゴールデンウィーク中盤は、お天気も一服へ。
2012 5 / 1(火)
あっというまの5月入りですね。4月中旬まで続いた寒さもどこへやら・・・ 岳も4/14の降雪以降は、降れば雨模様です。今冬今春のいつまでも続いた寒気模様の流れからは、ゴールデンウィーク寒波の到来も心配していたわけですが、本格的な寒波到来はなさそうな気配ですね。
ただゴールデンウィーク入り、序盤戦の好天は早くも一服模様のようです。昨日も昼前には、大気の状態がいまひとつで、雷や短時間の雨やあられが降ったりしました。ただその後は回復して、今朝もまあまあのお天気で迎えましたが、その後は急速に雲が厚くなり、午後には小雨模様です。明日あさってにかけても、いまひとつの空模様になりそうです。夏なら雨模様でも、登山道を見失うようなことは、早々ありませんが、この時期はどこも雪にまだ覆われており、登山道というものは現れておりません。雨模様やガス模様のときには、トレースやルートを見失わないように、慎重な判断が必要なのは言うまでもありません。連休最終盤にはお天気も、再び回復しそうですので、無理な行動は自重ください。
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5月入りの本日は好天で明けたものの、もう剱岳方面には怪しい気配の雲が広がり始める。冷池山荘の屋根には、除雪で吹き上げられた雪山の影が映る。この時期にしか見られない光景です。もちろん屋根越しに剱岳や立山が見られるのも、この時期だけの光景です。(5/1) |
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NO 1132
みごとなアルプス晴れの、ゴールデンウィーク入りです。
2012 4 / 28(土)
2012年ゴールデンウィークは、熱いくらいの日差しが北アルプス主稜線にも差し込む、快晴ポカポカのスタートです。朝までに小屋の周りに注意書きの看板を立てたり、ベンチを出したり、山荘内の最終準備も整え、昼過ぎには、今季初のお客様もお迎えできました。初泊りのお客様がたには、ウェルカムビールを差し上げ、シーズン開幕の祝杯を上げていただきました。昨年は大震災や、週末のたびに見舞われた悪天候等、なかなかきびしいシーズンになりましたが、今年はなんとか穏やかな、そして事故のないシーズンになってほしいものです。今季もよろしくお願い申し上げます。
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黄色い各種立て札も立てて、お客様を待つのみ。無風快晴のゴールデンウィーク初日です。 |
玄関の冷池山荘看板は、定位置がまだ雪の中で、G.W中は玄関を出たポーチ下に納まりました。 |
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NO 1131
最近の周辺状況。
2012 4 / 27(金)
いよいよ大型連休もスタートですが、最近の爺ヶ岳や鹿島槍ヶ岳周辺の光景です。雪は多めのところや少なめのところもと、まちまちですが、総じてやや多めといったところでしょうか。ここ10日ほどの鹿島槍ヶ岳周辺は、やや温度は高めの感じでしたが、天気の移り変わりはやたら早かったのが印象です。連休前半はお天気も安定傾向の予報で、ちょっと期待
ですが、崩れたら一気に真冬の世界に、まだまだ逆戻りする季節ですので、最新天気をご確認の上で、完全冬山装備にて入山なさってください。
なおマイカーで来られる方は、扇沢登山口周辺はまだ残雪も多く、駐車台数もかぎられます。できるだけ乗り合わせや公共交通でお出かけください。周辺がいっぱいの時は扇沢駅市営駐車場へ入れてください。また毎年お願いしていますが、路上駐車や、はみ出し駐車は絶対におやめください。周辺は見通しもわるく、大型観光バスの通行に支障がでることが、毎シーズンたびたびあり、大変困っています。駐車マナーの徹底を重ねてお願いいたします。扇沢周辺は黒部立山アルペンルートへ入る年間100万人を超えるみなさんの大観光地でもあります。
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扇沢の登山口から残雪有り。例年八ッ見ベンチ辺りまでは結構、夏道も出ているんですが、今年はほぼ残雪の下で、爺ヶ岳南尾根も残雪は多め。 |
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八ッ見ベンチから先は、南尾根も雪に完全に覆われており、爺ヶ岳南峰をめざして、尾根をはずすことなく、南尾根を直登。 |
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爺ヶ岳南峰から南尾根を俯瞰。正面に蓮華岳。 |
爺ヶ岳南峰から種池山荘と立山連峰。 |
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| 爺ヶ岳中央峰と北峰。 |
爺ヶ岳北峰稜線。ほぼ夏道伝いに歩く。 |
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鹿島槍ヶ岳東尾根の上部。 |
爺ヶ岳南峰からの鹿島槍ヶ岳方面。 |
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| 冷池山荘からの爺ヶ岳方面。 |
鹿島槍ヶ岳東面、北股本谷方面。 |
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ようやく冷池山荘の除雪も終了へ。 |
赤岩尾根の上部。転滑落に注意。 |
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NO 1130
赤岩尾根状況。
2012 4 / 26(木)
今日は予想通りに、一日中雨降りの鹿島槍ヶ岳周辺でした。
ちなみに入山後も降れば雨で、雪にはなっていません。つい先日までの寒波続き、降雪続きがうそのようです。さて冷池山荘の除雪作業もなんとか、玄関まで掘り出すことが終了して、私は所用のために、夕方までに赤岩尾根を下山、大谷原へ下りてきました。赤岩尾根下山
で一番チェック
したかったのは、西俣出合の赤岩尾根取り付き点への、大冷沢の渡渉箇所でした。当情報のNO.1127でもご紹介したように、例年なら雪崩の大量のデブリの上を橋替わりにして通って、大冷沢を渡って、赤岩尾根に取り付くのが通常ですが、今春は雪崩がまったく出ておらず、沢を覆った残雪がたいへん薄く踏み抜きそうで、心配していました。今日も思案しながら下山してきましたが、なんとこの3日
、4日ほどの間に、西沢から相当に大きな雪崩が出て、対岸の工事道路に着かんばかりに沢を覆い尽くしているじゃないですか。これで、連休中は問題なくデブリの上を注意して渡って、赤岩尾根に取り付けます。渡渉についてはこれでひと安心です。ただ4月下旬になってもこれだけ大きな雪崩がまだまだ出るわけですので、西沢を登下山される方や、スキーをされる方々はまだまだ要注意ということです。もちろん赤岩尾根に取り付く際も、短い区間ですが、注意して素早くデブリを渡るのは言うまでもないことでしょう。
さて赤岩尾根の積雪状態ですが、取り付きから始まって終点の主稜線直下まで、全線において、近年においてはかなり多いように思えました。それもズボズボサクサクの歩きにくい雪質です。昨日鹿島槍東尾根を登ってこられた方に冷池山荘にて伺っても、同様のズボズボの雪のラッセルに難渋したとのことでした。好天に恵まれそうな連休前半戦は、どのコースでもズボズボ雪に悩まされそうですね。
足を取られての転倒、滑落等にはくれぐれもご注意ください。
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NO 1129
2012 4 / 25(水) AM
下界では、昨日は相当に温度が上がったみたいですが、岳の上は強風吹き荒れる寒い一日でした。そして一夜明けた今朝は、冷え込みも弱く、昨日の黄砂も去り、見事なまでの無風快晴の好天です。今日は絶好の登山日和ならぬ絶好の除雪日和になりそうです。
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冷池山荘の大屋根の除雪作業。玄関まではまだまだ遠い。後方に爺ヶ岳。(4/24) |
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21日の入山以来の快晴の鹿島槍ヶ岳と冷池山荘。(4/25) |
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NO 1128 冷池山荘予定通り4月28日(土)から営業いたします。
2012 4 / 22(日)
昨日21日に冷池山荘に無事入山しました。予定通り4月28日(土)から営業いたします。
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NO 1127
G.Wの鹿島槍登山は、実力のある方がお越しください。
2012 4 / 19(木)
4月に入っても、雨にはならず全部雪降りの今春の鹿島槍ヶ岳周辺です。来週にかけては、温度も上昇傾向ということですが、大根がちょっとでも油断すれば、大雪や暴風雪に見舞われるゴールデンウィークの鹿島槍ヶ岳です。ここ10年ほどを見ても、鹿島槍、爺ヶ岳、針ノ木岳周辺では3月下旬から5月中旬の残雪期に、槍穂高以上に多くの事故が発生しています。数年前のG.Wの時も、直前まで寒い日が続き、爺ヶ岳稜線などもガチガチに凍り付いて、滑落をとても心配しましたが、最直前になって、とても暖かいまとまった雨が降って、一気に凍った雪の斜面はザクザクズボズボの斜面に大変身して、山小屋スタッフから見れば、事なきを得たという感じでした。とにかく信じられないぐらいに、無防備な装備、計画で来られる方がいますので、十二分に気をつけていただきたいと思います。
電話での問い合わせにも、コースに赤布や赤旗は付いているかとか、道標はあるかとか、果てはトレースはあるか、登山道はあるか・・・・ はっきりいって、付いていないといったほうがいいと思いますし、そういう方は登るのは中止にするか、ガイドさんと一緒に登るべき
だと思います。爺ヶ岳南尾根や赤岩尾根といった、比較的一般的なルートでも、とても全コースに、そんな対応はできません。お客様の中には、柏原新道を種池山荘へ登るなどとおっしゃる方もいますが、この時期
のような雪のある季節にそんなコース取りをするようなことは、絶対にありえません。雪は何メートルあるのかなどという答えに窮するようなことを聞かれる方も度々です。主稜線であっても風の強い斜面には、まったく雪はありませんし・・・ ピッケルでなくても、ストックで大丈夫かとか? 聞かれても、用途がまったく違いますよねとしか、お答えできません。お話ししていても、尾根の概念でさえ、しっかりと理解されてないような方もいらっしゃるように思われてなりません。
今年は尾根筋に積雪が多い割りに、谷筋は少ないようで、大きな雪崩の発生が少ないといった情報もあります。ひるがえってそれが、今後も雪崩が出ないということには、まったくあてはまらないの
も当然のことです。また赤岩尾根登山口の西俣出合などは、いつもは沢の上を覆った
大量のデブリの上を渡って、赤岩尾根の末端に取り付いて、赤岩尾根を登りますが、昨日の時点では、西沢から大きな雪崩が出てないので、現在、沢の上にかかっているスノーブリッジ状の残雪も、ゴールデンウィーク中まで持つかどうか、微妙です。もし渡れない時には、夏山のときと同じ上流に200mぐらい上がった砂防ダム近辺の
沢を覆う残雪を注意して渡って、夏道のある斜面を注意して、斜上して赤岩尾根に取り付きます。こういえば知っている方なら、夏に使う沢を横断する地下道は使えないのか? と言われるかもしれませんが、両サイドの入口ともに、厚い雪に覆われていて、通れるものではありません。昨日も若い衆が2回目の確認作業に行ってきてくれました。夏なら私どもは車で入ることができますが、残雪期のこの時期は大谷原から雪道を歩いて、往復
4時間近い確認作業です。少しでもみなさんに直近の情報をお伝えしたいと思いますが、とても完璧なものをお伝えすることは、不可能です。当然のことながら、それぞれの皆さん各自に、しっかりとした判断が求められます。厳冬期の登山となんら変わりはありません。
山は自己責任の世界です。
小屋開け入山できたら、ゴールデンウィーク前には、赤岩尾根と南尾根は、もう一回下山偵察して最低限の情報をお伝えしたいと思いますが、いずれにしましても、各人がしっかりと計画して、コース間違い等のないようにお願いしたいと思います。この時期の登山は冬山登山であって、あらゆる点で夏山登山ではありません。
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例年なら正面爺ヶ岳北峰から流れ出る、西沢から押し出す雪崩のデブリが大量にある、西俣出合ですが、今年は4/18現在ほとんどない。右側の赤岩尾根に取り付く際も注意して残雪の上を渡る。(4/18) |
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