▲▲ 2009 / 12月 ▲▲

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NO 671   大雪の年末年始です。

2009  12/ 31(木)

   明け方から降りだした雪は今夜までに大町市内でも30センチを超え、今冬2度目のまとまった降雪になっています。先般の大雪がその後のお天気続きで、かなり減ってしまっていた爺ガ岳スキー場にとってはとても恵みの雪になりました。さらなる積雪と年末年始休みのお客様の御越しでようやく活気が出てきた北アルプス山麓のスキー場界隈です。いいお正月を迎えられそうです。

  国の内外でも、自分自身のまわりでもいろいろとあった平成21年もまもなく終わりです。それでもこうやって“お年取り”を終えて、新年を迎えられることができそうでうれしい次第です。それは皆さんにとってもまったくおなじお気持ちかと思います。来たる平成22年がとにもかくにも穏やかな年でありますように祈るばかりです。今年一年、岳の上にそしてこのホームページへと足を運んでいただきまして、みなさまにはお礼の言葉もありません。月並みですが来年もよろしくお願いを申し上げます。良い年をお迎えくださいませ。   

今年最後の北アルプスの顔見せ。30日午後からの降雪は新年のいつ上がるでしょうか。(12/30)

気持ちもあらたに、ようやく100%手作りのしめ飾りで新年を迎えます。(12/29)

NO 670  午前中の厚い雲も午後にはこのお天気。

2009  12/ 27(日)

   25日以降、意外とお天気は大崩れなく、今日も午後遅くには鹿島槍ヶ岳をおおっていた厚い雲もとれて、またまた北アルプス北部もすっきりと姿を見せてくれました。先日の寒波が去った後はまた温度も高めで、大町市内の雪もかなり少なくなってしまいました。爺ガ岳スキー場も年末年始のいちばんのにぎわう時期を前にしてそろそろ追加の降雪が欲しいところです。その一方では年末登山の入り込みをひかえてお天気も続いて欲しいし・・・・ なかなかむずかしいところですね。

午前中の厚い雲もすっかりなくなると、ご覧の師走晴れ。大町市街地の西側観音橋から。(12/27)

午前中はご覧の寒空でしたが、爺ガ岳スキー場もようやくにぎわいだしました。(12/27)

NO 669  久々の鹿島槍ヶ岳は12月上旬までとは表情も一変。

2009  12/ 25(金)

   鹿島槍ヶ岳の全容が見られたのは12月10日以来でしょうか。今日はほんとうに久しぶりの鹿島槍ヶ岳をはじめ北アルプス北部の山々との対面でした。ちょっと寝坊をして真っ赤に染まったはずの朝焼けの北アルプスを見ることができなかったのは残念でしたが、12月初旬までの黒い部分が目立った北アルプスとはまったく違う真冬の厳しい表情の山々が屹立していました。2週間ぶりの登場、対面は地元にいてもうれしいものです。ただしこの好天も今日一日だけでしょうか。またしばらくは低気圧の通過が相次ぎそうで、雪降りの時間帯もまたまた増えそうです。このあとしっかりとした晴天になるのは年も変わって1月2日以降のようです。年末登山をご計画の方は天候判断をしっかりとお願いしたいと思います。

  クリスマスモードも今日まで、このあとは年越し、新年に向かってまたまたあわただしくなりそうです。スキーのお客さまも週明けあたりから一気に増えてきそうです。お風邪など召しませぬように。

  

鹿島槍ヶ岳北峰および東尾根上部核心部。(12/25)

鹿島槍ヶ岳鎌尾根。(12/25)

手前に高千穂平。奥には冷池稜線。

鹿島槍東尾根と奥には天狗尾根。(12/25)

赤岩尾根の上部も積雪増えました。(12/25)

NO 668  大町はマイナス12度。冬至にふさわしい “厳冬日” の朝。

2009  12/ 22(火)

   今朝は晴れ上がり大町は放射冷却も手伝って、今冬いちばんの冷え込みでマイナス12度ぐらいまで下がりました。昨夜にはマイナス10度まで下がっていましたので、二日続きの“厳冬日”です。ちなみに“厳冬日”とは、私が冬の寒さの尺度を計るためにマイナス10度以下になった日をそう呼んでいます。大暖冬だった昨冬などは“厳冬日”がたったの7日間(通常は20日近くはあると思われる) しかありませんでしたので、今冬はなかなか“優秀”なスタートです。暖冬傾向でスタートした2009−2010ウィンターですが、ここ一週間あまりはほんとうに寒さが強まってきました。一日中マイナスの真冬日も3日間ありました。雰囲気は12月から低温の日が続き、大町でも12月中だけで累計 190センチ近い雪が降った2005−2006ウィンターに似てきました。12月中旬に広島や岡山の中国山地沿いでものすごい大雪が降った年のことです。

  今朝の大町上空は青空が久々に広がりましたが、北アルプス北部の峰々はまだ雪雲におおわれており極寒の表情に激変したであろうその雄姿を現してはくれません。先日も烈風吹き荒れる富士山で片山右京さんパーティのとても残念な遭難事故があったばかりですが、長野県内でも八ヶ岳や南信の黒石岳という山で行方不明者が出ています。北アルプスはこの1週間の大雪でさらに堅固な鎧を二重三重にまとったのはまちがいありません。今週末からは年末年始登山の入山も本格化しますがくれぐれもお気をつけてお願いいたします。

餓鬼岳.有明山.燕岳方面は雪雲も去って姿を見せてきましたが・・・ 北アルプス北部ははるか上空に青空広がるもののまだ雪雲の中 川霧が立ち、枯れ草にも美しい木花咲く。(12/22 冬至)

NO 667  世界的な寒波? 爺ガ岳スキー場オープンです。

2009  12/ 20(日)

   昨日当初の予定通りに爺ガ岳スキー場はオープンいたしました。17日の夕方の時点ではゲレンデにはほとんど雪もなく、昨年に続いて今年も延期か?と気をやみましたが、18日から19日にかけては大糸線沿線が日本国内でもいちばん寒気が流れ込んだようで、まとまった降雪になりました。大町市街でも40センチを超える降雪になりました。ここ3年ほどは年明けしてからでなかったり、または暮れ 間際になったりでないとまとまった降雪にならないシーズンが続いたのでほんとうに助かりましたし、肩の荷が下りた感じです。爺ガ岳スキー場はパウダーパフのある麓でも70センチを超える積雪になり、ゲレンデ状態もかなりいい感じです。北アルプス山麓のスキー場はどのスキー場も雪不足に悩んでいたので、まだまだ地元の皆さんも気合不足だったり、いきなりの大雪に準備不足だったりで今週末は出足もちょっとにぶかった感じですが、それでもてぐすね引いて待っていたボーダーやスキーヤー、そり遊びのファミリーなどが結構滑りに来てくださいました。お店のほうにもファミリーを中心に何組もの方が来られて、 今季初のにぎわいでスタッフも俄然やる気がでてきました。 そして銀色の世界になるとピザもなぜかますます美味しく感じられます。スキー場にぴったりの食べ物ですよね! これから暮れにかけて入りこみも増えて行ってくれることでしょう。 

  次週末あたりもまたまた強い冬型、そして寒気が流れ込みそうということで、今冬は安心して? お正月を迎えられそうです。おりしも今回の日本の寒波襲来と時を同じくしてヨーロッパ各地やアメリカ東部でも寒波襲来とか。暖冬予想の今冬ですが、ここへ来ては先日までの大暖冬が大きく寒冬に舵をきってくれたかと期待を抱かせるような国内外からのニュースです。ここのところはもう一週間以上、北アルプスの北部は雪雲におおわれたままでほとんど姿を見せません。いったいどのぐらいの降雪があったか、最低でも2メートル近くはあったことでしょう。先日までの少雪の際にも2000m以上については、結構積雪がありましたので相当に上積みされたことと思われます。今週あたりは大学生の冬山合宿も始まる頃ですが、十分に気をつけて行動していただきたいものです。

NO 666  爺ガ岳スキー場明日オープン! 天からの恵みに感謝です。 

2009  12/ 18 (金)

   昨夜の状況ではどうなるかと思われた爺ガ岳スキー場の19日オープンですが、待ちに待ったまとまった雪が今日一日中降り続き、当初の予定通りの12月19日(土)のオープンとあいなりました。今日の夕方時点で40センチほどの積雪になり、まだ降り続いています。一時は19日オープンにも弱気になってしまいましたが、とにかく感謝感謝。信じられないぐらいに感激です。スキー場の事務所に赴いても、スタッフの皆さんにかける言葉は、とにかく『おめでとうございます』しかありません。今夜のさらなる降雪を待って明日は未明から圧雪作業開始だそうです。たいへんご苦労様です。今日の雪は大町市内でも夜までに24センチを超えて今冬初めてのまともな積雪になり、日中の最高気温もマイナス3度ぐらいまでしか上がらない今冬初の真冬日になりました。まだまだとても安定した積雪量ではないので、もっともっと冷え込んでもらってどんどんと雪も降って欲しいものです。昨年は最初から最後まで雪不足の心配が常につきまとうたいへん厳しいシーズンでしたが、今シーズンは安定した降雪に恵まれるシーズンになってほしいものです。とにかく神がかり的なスタートに感謝です。みなさんにもご心配いただきありがとうございました。

  パウダーパフのスタッフも準備万端、気合十分です。ぜひ今冬はスキーにスノーボードにと遊びにきていただき、パフの手作り焼きたてピザもぜひお召し上がりくださいね。スキーがダメな方は大町温泉郷での温泉三昧なんてのもあります。どんどん来てくださいね〜。

  

 

 

NO 665   気長に待つしか・・・ 

2009  12/ 17(木)

   今夜のニュースはどこのチャンネルも“大雪”の話題で持ちきりですが・・・  正直いったいどこ、どこ、どこのこと?って感じです。どうも大町そして爺ガ岳スキー場周辺にはなかなか寒気が流れ込んでくれません。昨夜から今日にかけての積雪は市内で4センチほど、爺ガ岳スキー場で10センチほどでしようか。まだスキーができるような状況ではありません。週末までは寒気も居座るとのことですので、なんとかこっちへも回ってきてほしいものです。一日千秋の思いでひたすら待っています。

NO 664  今夜からの更なる寒気の南下に期待。 

2009  12/ 16 (水)

   今夜のニュースや天気予報等を見ていると、秋田県や山形県、新潟県などではかなり雪が降ったようで、本当によかったです。一方北アルプス山麓の大糸線沿線ではまだあまり降っておりません。栂池、五竜、八方などの最上部でおとといから昨日にかけての降雪で新たに可能になったぐらいです。まだまだどのスキー場も中間帯から下部は本日午後現在はほとんど滑走できるような状況にはありません。爺ガ岳スキー場も今日現在は積雪ゼロです。 もう準備はばっちりなんですけどね。でもようやく今季始めての本格的寒波も南下を開始したようで、今夜から週末にかけては北陸や長野県北部へも寒気が断続的に流れ込みそうです。なかなか2000mより下へは下りてこなかった待望の雪が里にも市街地にもやってきそうで、一足早いクリスマスプレゼントになってくれそうです。今日の日中にちらっと見えた爺ヶ岳や鹿島槍ヶ岳の中間帯から上部は12月上旬までの少雪のイメージもすっかりなくなってきていましたので、今回の寒波に伴う降雪で相当に積雪量を増しいくことでしょう。

空からの真っ白いクリスマスプレゼントを期待!

スキー場がオープンして早くお客様が来ますように

NO 663  皆さんに感謝、爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳に感謝。 

2009  12/ 15 (火)

   手に届いた『山と渓谷』誌の新春一月号の表紙の写真は五竜岳方面から撮影した迫力溢れんばかりの厳冬期の鹿島槍ヶ岳でした。山岳写真界の大御所 白簱史朗先生の作品です。いつでも『山と渓谷』や『岳人』誌を手に取ると誰しも最初に目が行くのは表紙の山でしょうし、次にはグラビアの山でしょう。そういう中で平成22年の年頭の表紙を鹿島槍ヶ岳が飾れたことはとてもうれしいことですし、励まされてきます。深田久弥ならずとも誰もが認める秀麗なる容姿の双耳峰鹿島槍ヶ岳、360度どこから見てもすぐに鹿島槍ヶ岳だと山座同定できる親しみやすさ 、頂上からの大展望等々から多くの方々に愛され続け、登られてきました。私にとってはそんな鹿島槍ヶ岳や爺ヶ岳がいつでもいろんな場面で取り上げられるとやはりうれしいものです。今でも長野県内では企業のテレビCMや新聞広告等にもよくつかわれたりもしています。またこの時期は来年の山岳写真カレンダーを頂戴いたしますが、どうしても鹿島槍ヶ岳は登場しているかとか、爺ヶ岳からの剱岳が掲載されているかとか、そんなところについつい目が行ってしまいます。過日も当最新情報NO.635でもご紹介しました富山県の小西様の 北日本新聞写真コンクールでの受賞写真のように、コンクールや写真展でも多数とりあげていただき写真家の皆さんには感謝申し上げる次第であります。今後もこういった写真やテレビ映像等を見た方達が、山に元気をもらいに足をはこび、心和ませつつ山の素晴らしさを知っていただければさらにうれしい かぎりです。地元にいる私たちは毎日のようにこの光景を目にすることができて幸せですね。来年もがんばっていきたいものです。ところで皆さんはお気に入りのカレンダーを手に入れられたでしょうか。下記の人気3団体の2010カレンダーについてはそれぞれのH.Pでチェックしてください。まだ残っていたらいいですね。

  P.S  今朝の雪は大町市街地ではうっすら程度。爺ガ岳スキー場で約4センチ。小谷村方面では20センチ近く積もったようです。岳は今日の日中も雪降りですが、大町は冬晴れです。今夜からの降雪に期待大です。

山と渓谷2010年新春一月号。鹿島槍ヶ岳北壁と双耳峰。

『山岳写真同人 四季』の2010カレンダーより。冷池山荘とガス沸き立つ鹿島槍ヶ岳。

写真家の皆さんに人気。爺ヶ岳からの種池山荘と剱岳。日本山岳写真協会2010カレンダーより。

同じく同カレンダー3月は遠見尾根からの鹿島槍ヶ岳北壁とカクネ里。端正な姿がうつくしい。

『山岳写真 ASA』 2010では剱御前からの鹿島槍ヶ岳で平成22年が明ける。

『山岳写真同人 四季』 2月は明け行く爺ヶ岳北峰と鹿島槍ヶ岳です。

NO 662  田舎暮らし  ようやく冬用タイヤに交換。 

2009  12/ 14 (月)

   今日はパウダーパフも定休日ですが、消防署の検査があり立会いにいってきました。検査も無事に終了して引きあげる頃にはパラパラとスキー場にも雪が舞ってきましたが、今日のところはスキー場の方も、おそらくたいした降りにはならなかったことと思います。大町 市街地も今夜は冬の星座がみごとに輝いていますので・・・  午後にはまだ交換してなかった最後の一台も大雪の期待をこめてスタッドレスタイヤに交換です。ワイパーの交換やらウィンドウォッシャー液を濃くしたりと寒い信州の冬暮らしにはかかせないことがいろいろとあります。水道の凍結防止帯やら水抜きやらも抜かりありません。車と水は大切なライフラインですからね。ゴールデンウィークの頃やら10月の小屋閉めのころの山小屋での水道の水抜き作業のことを考えれば、下界の凍結防止は今ではワンタッチのようなものですので楽チンです。でもうっかりして水道管を破裂させてしまうことってよくあるんですよね。だから大町では年末年始のお休みの際には破裂した水道管の復旧工事の当番業者が毎年指定されるんですよ。今年も暮れからの当番業者の日程表が先日各戸に配布されました。当番医や当番歯科医の先生方同様、当番水道医の業者のみなさんほんとうにご苦労様です。

   ところで11月下旬に漬けた野沢菜はすごくうまく漬かりましたよ。お隣のおばさんをはじめ、いろんな方に心配していただいていますが、塩分しっかりきいて味もばっちり、最高の漬かり具合です。ただ高血圧には気をつけないといけないですね。あと私ひとり分しか漬けてありませんので皆さんにお分けする分はありませんのであしからず。冬越しのいろいろな準備は着々と すすみます。あとはいつも最後に残る年賀状でしょうか。 ちなみに年賀状作りは女房がやってくれて、私は郵便局へ持っていくだけなんですが・・・・  それでも焦りますね。今年もついに2週間余りになってしまいました 。

  

冷え込みも手伝って美味しく漬かってきました。 古〜い信州人は野沢菜があればご飯もお酒もすすみます。 軽トラもスタッドレスタイヤにはき替えて準備万端。
昼からは後方の白沢天狗山も雪雲におおわれてきました。(12/14) こちらも準備は万端。スキー場スタッフの皆さんお疲れ様です。 今日はゲレンデも夕方までにうっすらとしたぐらいでしょう。(12/14)

NO 661  あまりの早さ、あまりの近さに少々ビックリ。 

2009  12/ 13 (日)

   週後半に山岳トイレのセミナーが開催され、一晩どまりで仙台まで行ってきました。今までこの種の会議やシンポジウムは甲府、富山、松本、伊那、富士宮等々の日本アルプスや富士山周辺、もしくは東京周辺で開催されてきたのですが、今回は初めて東北で開催されました。東北6県はもちろんのこと北海道からの参加者もあり、会場はほぼ満席の150人ほどが集まる熱気にあふれるものでした。東北や北海道の山々でのトイレの現況等もお伺いすることができたり、山岳トイレの実証試験の報告等もお聞きすることができてとても有意義なものでした。先般開催されて話題を呼んだ来年度予算の“事業仕分け作業”で、山岳トイレへの補助が仕分けされたのかどうか、今ひとつよくわかりませんが、まだまだ北アルプスはもちろんのこと、北海道や九州の山をはじめ全国の山々の山岳トイレの整備はまだまだ緒についたばかりです。安心安全登山のためにも、登山者の皆さんのご理解のもと、これからも整備には国や各県の助成をお願いできれば幸いです。

  ところで話はかわりますが、今回仙台まで行くときは大町から長野市まではマイカーで行って、長野新幹線、そして大宮乗り換えの東北新幹線をつかって参りました。正直ここ何十年も仙台には行ったことがありません。それどころか学生時代に一回だけ通過しただけです。今回初めて行ったようなものなんですが・・・・  その早さにびっくりです。朝7時45分に大町を出て、11時45分には仙台駅頭に立つことができました。これって、大町から大糸線に乗って松本からの『あずさ』や『しなの』の接続が今ひとつ悪かったときの新宿や名古屋までの時間と大差ないじゃないですか。あまりの近さにビックリ仰天でした。家に帰ってから時刻表を調べると仙台6時発の『やまびこ』に乗って、大宮乗り換え『あさま』で長野駅まで来ると、楽に長野駅9:30発(夏季のダイヤ) の扇沢直通の特急バスに乗車できます。そうすれば11:15には扇沢駅到着です。夏山でしたらその日の内に余裕をもって種池山荘へ到着できる時間帯です。今までも長野新幹線を利用すれば便利です、とくに北関東や埼玉の方は絶対にいいですよと、伝えてきてはいたんですが・・・・ 仙台周辺や福島県の方々もこんなにスムーズに入れるとは思っていませんでした。ほんとうに驚きました。

  当方の宿泊者名簿を見ても仙台を含め東北地方からお越しの来山者はたいへん少ないんですが、こんなにスムーズに入山できるのなら、ぜひまた来年以降はご計画していただければと思っております。また別の話では北関東自動車道などが全通した際にもぐっと近くなるんでしょうね。皆さんから鹿島槍ヶ岳へ登っていただくのと同時に、長野からも東北地方の山々へも足を延ばしたいものです。今回はあいにくのお天気で足を運べませんでしたが、まだ見ぬ三陸海岸もいつの日にか歩いてみたいものです。

もう少し時間がほしかったですね。(12/11) 若い女性が多くてこれまたびっくり。(12/11)

驚愕の大町から4時間。東北の盟主103万人大都市の表玄関。仙台駅。(12/11) 有名な “光のページェント” は帰宅日の12/12の夜からだとか・・・ 帰りを急ぎますので・・・ 少々残念

NO 660  期待の一週間。

2009  12/ 13 (日)

   今夜の天気予報は画面がバラ色に、気象予報士のヤマモトさんが天使に見えた内容でした。いよいよ今週は待ちに待った本格的な冬型の天気、のどから手が出るほど欲しかった期待の大寒波がやってきそうです。週末も少しだけ雪が降ったのですが、とてもスキーが可能になるほどの量ではなく、大糸線沿線のスキー場では金曜日にオープンしたサンアルピナ鹿島槍スキー場の一コースのみが滑走可能なだけのようです。少雪暖冬でびくびくだったスキー場関係者もようやく胸をほっとなでおろすことができそうな今夜の天気予報でした。明日からつづく寒波と降雪は週末の12月19日(土)辺りに最も強い寒気が南下しそうとのこと。今日の大町も雪こそ降らないものの厚い師走の雲が垂れ込め最高気温も3度程度の冬らしい一日にようやくなってくれました。週後半には福岡や高知でも雪だるまマークが並ぶほどの寒波到来! 期待の一週間の始まりです。爺ガ岳スキー場も予定通りに12月19日(土)にはオープンできますように。      

  P.S   ところでこのNHKテレビの週間予報の画面ってカラフルでいいですよね。当ホームページが明るくなりませんか。これからもたまに使わせてもらいます。

ヤマモトさんが天使にも女神にも雪の精にも見えました。(12/13) お見事!長野以北はきれいに雪だるまが並びました。期待です。 山陰、九州、四国でも!これで積もらないなんて事ないですよね?

NO 659  祝 “黒部ダム” カレー竣工。

2009  12/ 10 (木)

   先日もご紹介しましたパウダーパフの“黒部ダム”カレーがついに完成! 昨日は“黒部ダム”カレー事務局“検査官” の完成検査も無事に通過してめでたく竣工と相成りました。手作りピザがメインの店ですので、焼きたてピザとじっくり煮込んだ柔らかお肉のビーフカレーと“黒部ダム”のコラボレーションを第一に構想、設計、工事を進めてまいりました。“黒部ダム”カレーはご飯でダムの堰堤を築き、カレーのルーでダム湖を表現します。そしてダム湖の上には遊覧船“ガルベ”号に見立てた食べ物をトッピング。さらにダムからの迫力あふれる放流水に見立てた食材をトッピングというのが大前提の、遊び心満載のご当地カレーライスなのです。大町市内の10数店の食事処で工夫をこらした“黒部ダム”カレーを提供し、黒部ダム見学の帰りにはぜひ各店のカレーをお召し上がりいただいて、黒部ダムへの想いをさらに深めていただいたり、地元の皆さんには昭和30年代の建設工事の際の苦闘を後世まで語りつつ召し上がっていただこうという趣旨の今までにない画期的なご当地グルメです。さて完成した当店の“黒部ダム”カレーをご紹介させていただくと、やわらかい牛肉はダム湖の流木といったところでしょうか。そして遊覧船“ガルベ”号はピザを型抜きして作った焼きたてのピザがのります。子供だましと言うなかれ、ピザとカレーが 一度に楽しめるという画期的なプロジェクトであります。そして放流水はオリ−ブオイルで揚げたフライドポテトで表現しています。うちのM 店長を主任建築士にスタッフ一同で“構想”1ケ月あまり、ついに完成にまでこぎつけてくれました。とにかく“黒部ダム”カレーは古くから黒部ダム関連レストランで人気メニューだった品を広く大町市民にも開放した遊び心たっぷりのご当地グルメです。ぜひとも大町にお越しの際には各店で創意工夫された“黒部ダム”カレーを召し上がっていただきたく思います。お隣のシャンティロッジでもやっていますので、爺ガ岳スキー場にこられた際にはぜひとも“黒部ダム”カレー の “はしご”にも挑戦していただきたいです。

NO 658  うれしいニュース。

2009  12/ 9 (水)

   ここ数日ようやく朝は冷え込むようになってきましたが、今日昼前のNHK気象情報ではワタナベ予報士からいよいよ来週は寒波がやってきそうですとのとってもとってもうれしい御宣託。来週の週間予報の表にもいよいよ雪だるまマークが並びました。とにかく今冬は北海道ではまだしも、本州ではいたって雪だるまマークが表示されません。恋しい恋しい雪だるま、こんなに恋焦がれたのは初めてなくらいに、待ちに待った登場です。北アルプス山麓や里ではパウダーシュガーを振り撒いた程度の雪が数回舞っただけです。『いよっ!待ってました』 声をかけたいくらいです。この喜びがぬか喜びにならぬように願いたいものです。今か今かと本格的な降雪を待っている人達や冬物グッズの出番ももう少しでやってきそうですし、岳も超本格的な雪山になって越年登山者を迎えられそうです。そして一日でも早くスキー場も不安心配から開放されますように。

午後1時のNHKBSニュースより。来週は“雪だるま”連日の登場。 物置から出たものの、1ケ月あまりさびしい完全自宅待機でした。 ようやく期待の寒い日が続くようになってきました。(12/9)

NO 657  今冬はパウダーパフのお隣にシャンティロッジがオープン。 

2009  12/ 8 (火)

   なかなか雪が下りてこなくて、ちょっと心配な師走入りですが、ホットな話題は爺ガ岳スキー場のパウダーパフのお隣にスノーボードショップ兼カフェのシャンティロッジがオープンしたことです。ここ数年空き家になっていたレストハウスを借りて、若い仲間が今夏にお店を開かれたのです。スキーシーズンを前に新しい仲間ができて、周辺も明るく活気が出てきてうれしい思いです。コーヒーは目の前で挽いてくれた本格派です。またショップの方はボードだけでなくマフラーや帽子など街中でもOK! のグッズもたくさんあるので、スノーボードをやらずともとても楽しいお店です。今日はオーナーの友人の U君が建物のゲレンデ側に店の名前を描きにきており、話をすれば冷池山荘の新築工事の際には配管工事の助っ人でも登っていてくれたのだとか・・・ 三時にはおもわずピザの差し入れをしてしまいました。

  スキー人口もいっときよりずいぶんと減少して、ゲレンデもちょっと寂しい時代ですが、おたがいにがんばって爺ガ岳スキー場を盛り上げていきたいものです。それにしても早く雪が降ってきてほしいものです。

     

NO 656  今冬初めて寒さを実感。 

2009  12/ 8 (火)

   今朝の大町はマイナス5度近くまで下がり一面真っ白に霜も降りて、今冬いちばんの冷え込みになりました。昨夜寝るときにはすでにマイナス2度以下にまで下がり、この冬になって初めてほんとうに寒いと肌身で感じました。ただ雪が周辺にはまったくないので視覚的にはまだまだ今ひとつで すが・・・   過去にも暮れまで雪がなかったりスキー場も完全オープンできなかった年は何回かあるわけですが、雪の量以前の問題として、今季はとにかく暖かすぎ! 温度高すぎ!  先日も書きましたが、完全暖冬だった昨年よりもさらに暖かい今年の冬の入りは、昨年の今頃の温度と比較しても温度の低下は確実に2週間 近くは遅れている感じです。とても不安な冬の訪れですが、なんとかクリスマスまでには大きな寒波がやってきてほしいものです。それでも麓から見ているかぎりでは北アルプスは2000mを境にして、それより上は確実に積雪を増しています。昨日も爺ヶ岳から南は晴れて見えていても鹿島槍ヶ岳から北の山は終日雪雲にすっぽりとおおわれて雪模様です。越年登山を計画されている方は暖冬少雪の情報に惑わされることなく、備えをしてほしいものです。

  今日の写真は所用で行った白馬村からの北アルプスです。八方尾根も栂池もなかなか雪線が下がらず、まだどこもスキー場オープンしてないわけですが、こちらも2000mから上はすでに完全に冬山の領域に突入しています。

白馬ジャンプ台と八方尾根スキー場。(12/8) 北へ来ると雪の量も多くなる。白馬三山。(12/8)

鹿島槍北壁も真冬の表情へ。手前に遠見尾根。 五竜岳も完全に冬山の領域です。(12/8)

今朝の冷え込みは人工雪造りに助かります。 八方尾根中間帯と不帰の瞼。(12/8)

NO 655  田舎暮らし  わらを綯う。

2009  12/ 7 (月)

   昨今はバブルの頃とくらべてクリスマスクリスマスと騒がなくなったような気がするのですが、その一方で大町周辺でも自宅をイルミネーションで飾りつけるお宅を拝見するようになってきました。見てる分には良いのですが、自分でやるのはいろいろと・・・・・  クリスマスはさておいて、最近は正月のしめ飾りだけは自分で作るように努力しています。地区のわら細工講習会が開催され、今年も参加しました。一年も経つとすっかり作り方を忘れてしまうのですが、先生役の地区の長老の指導の下、やり始めるとすぐに思い出してきます。昨年は時間内に全てを完成することができませんでしたが、今年はみごとにすべて完成できました。スーパー等で購入することなく今年の暮れは100パーセント自作の注連縄 (しめなわ)等を飾ることができそうです。一本の稲わらから、ワラを綯(な)って縄を作るというようなことはアウトドア技術としても、またサバイバルの上からもとても大切なことに思えてきます。また手先を器用に動かすことは老化防止、ボケ防止にもつながりそうです。みなさんも機会があったらぜひともチャレンジしてみてください。講習会終了後には地元地区のそば生産組合の皆さんが提供をしてくれたそば粉で、地元のそば打ち名人が打ってくれたそばの食事会もあって、おいしいそばもたらふくいただきました。今年は雨が多くソバが不作だっただけに、とても贅沢な食事会でした。最近はこういう田舎のふれあいがなんかいいですね。

NO 654  今年の雪は“北雪”それとも“南雪”?

2009  12 /  6(日) 

   遠目で見ていると、大町から見える南アルプスは結構積雪があるように見えます。ここのところ南岸低気圧がしばしば通過していますが、どうやらその際にしっかりと雪になっているようです。 もしかしたら富士山の積雪もこの時期としては多めの方なのでは・・・・  きっと雪山訓練で佐藤小屋周辺はにぎわっているんでしょうね。今冬は南岸低気圧が通過の際に雪になる“南雪”が多いのでは? なんて予想も一部で出ていましたが、“南雪”だけでなく、本格的な冬型気圧配置の“北雪”がどーんとやってきてほしいものです。 今夜の天気予報では明日は冬型の気圧配置になって冬将軍も南下するといううれしい予報! 北海道、東北止まりでなく本州中部まで南下することを期待しています。 去年だって暖冬暖冬って言ってたのですが、去年の今日にはもう九州や四国の各都市では初雪を観測していたし、明日12/7には静岡や鹿児島でも初氷を観測していたんですよ。今冬の皆さんのお住まいの町の冬の到来はどんなものなんでしょうか。

大町から見た南アルプス北岳と仙丈ケ岳。(12/6)

冬枯れの峰々続く。(12/6)

爺ガ岳スキー場もまだ積雪ゼロ。(12/6)

乙妻山、高妻山、戸隠山方面も雪少なめ。(12/6)

NO 653  まだ “小小春”日和・・・・

2009  12 /  6(日) 

   長野県東北部の志賀高原のほうでは週後半にうまい具合に寒気が入り込み、30センチ近い降雪があったところがあったようで、この週末には何ヶ所かのコースがオープンしたとか。しかし北アルプス山麓はなかなか寒気が山麓へと下がってきません。今日も少しだけ肌寒い感じでしたが、日中は南風も吹き込み冬の一日というにはほど遠い感じの一日でした。先日までのぽかぽかの小春日和 よりは一歩冬へと進んだ感じではありましたが、まだ小小春日和といったところです。

  一方岳のほうへ目を転じると寒気が続かないので一回の降雪量こそ少ないものの、ちょくちょく降るので北アルプスの2000m以上においてはそれなりに確実に積雪を増しているのは間違いありません。早く本格的な寒波が続きますように。

手前に高千穂平。奥に冷池山荘稜線。(12/6)

布引岳と右には鎌尾根。(12/6)

赤岩尾根最上部。(12/6)

鹿島槍東尾根もまだ黒々。奥に天狗尾根。(12/6)

NO 652  来年は “岳子” さんや “登志子” さん頑張って!

2009  12 /  4(金) 

   先日の流行語大賞のにトップテンに“歴女” が入っていました。“歴女” というのは歴史好きの若い女性のことを云います。以前から知ってはいた言葉でしたが、ちょっと ??でした。でもまったく聞いたこともない言葉もトップテン入りしていましたし、なんでこんなのが・・・ というのも多々ありましたので、まあ納得です。それよりもこれだけ流行語大賞のハードルが下がっているのなら??  来年は登山好きな若い女性 “岳子” や “登志子” (11月のNO638参照下さい) のノミネートも有りなのかななんて一人ほくそえんでいます。それぐらいに若い女性の登山者が増えている昨年そして今年の北アルプス界隈です。

  先日若手女優の釈 由美子さんが、実はスキー好き、登山好きなんですなんて記事を偶然インターネットで見つけました。売れっ子トレンディ女優がさりげなく登山好きですなんて言えるぐらいに、登山が若い世代に認知されてきたのならうれしい限りです。(毎日 KiReI)    ちなみに今年の流行語では、私としては“こども店長”が好きだったんですが・・・   山小屋にも “こども支配人” とかいたら面白いですか? でも相当に心配になってきますね。

  ところろで今回の寒波もやっぱり大したことなく、麓まで白くすることはありませんでした。雪線は1200mぐらいでしょうか。(10:00現在) スキー場関係者には神経をすり減らす日がまだ続きます。ただ岳の上は少な目ながらも確実に積雪量を増しています。先日アルペンルート最終日に立山室堂まで行ってきた友人の話では吹き溜まりでないところでも確実に1メートルはあったということでした。とにかく週間予報に雪だるまのマークが並ぶのをひたすら待っています。ナカライさんの笑顔を見ていても元気が今ひとつ湧いてまいりません。

新越山荘のベンチに座ってのんびり。

ライチョウ、お花、展望、最高の新越針ノ木縦走

NO 651  冬は爺ガ岳スキー場のパウダーパフでお待ちしております。

2009  12 /  3(水) 

   昨年来、早くに作りたいとずっと思っていたパウダーパフのページをようやく作りました。私どもの山小屋のスタッフがM 君を店長に一生懸命がんばってくれていますのでスキーにお越しの際や山の帰りにぜひともお立ち寄りくださいませ。手作りピザ、パスタのお味のほうはというと・・・・  食後ぜひ感想をお聞かせくださいね。

NO 650  大町以北山沿い地方は雪を心待ち。

2009  12/ 3 (木)

   大町は低気圧通過にともない早朝より小雨模様です。そして北アルプスの方は雨でなく雪になっているようです。昨日黒々していた斜面も雪で白くなっているのが確認できます。低気圧通過後には冬型の気圧配置になって寒気も流入するようで、降雪の期待は大なのですが、その寒気もどうやらそんなには強くないし長続きはしないようです。里の方まで白くするかはちょっとビミョーでしょうか。大町以北山沿い地方のスキー関係、観光関係、除雪業者も? みなさん本格的な寒波の到来を心待ちにしています。ところでこの大町以北山沿い地方という言い方、当地の年配の方にとっては懐かしい言葉です。20年以上前までは冬になると、天気予報ではこういう言い方をしていたんです。冬になると松本地方とは切り離されていたんです。同じく長野市方面も冬になると長野飯山北部県境地方という言い方で上田や佐久とは区分していたんです。今は長野県北部という言い方で夏も冬も一括表示です。なんかいかにも行政的で味気がない感じです。この大町以北山沿い地方という言い方は雪深いところという意味合いから、ちょっと自虐的な? 使われ方で今でもときどき会話に登場したりするんですが、私は大好きな言い方です。温暖化や少雪化が云われる今、この言い方が完全に死語にならないようにしていかなければならないですね。

AM11:00

今回は爺ヶ岳ももっと白くなってくれるはずです。(12/3) 北アルプス北部、雪模様へ。里も白くなるかな?(12/3) 北アルプス南部の餓鬼岳、燕岳、有明山方面も雪が舞う。(12/3)

NO 649  師走は連日の小春日和でスタート。

2009  12 /  2(水) 

   月が変わっても暖かな冬の入りは変わりません。今日もぽかぽかの一日でした。これが一ヶ月前ならまだ違和感もあまりないんでしょうが・・・・ どこまでも高い高いこの青空を愛でていいものなのかどうか。明日の夜からは低気圧通過後に4日にかけて冬型の気圧配置になっていくようですが、今回の雪はどんなものでしょうか?今冬は北アルプスの主稜線でもなかなか本格的なまとまった降雪になってくれません。今夜も十六夜のほぼ満月がこうこうと北アルプスを照らしています。

北アルプス主稜線の白さが中腹へ、そして山麓へとなかなか下ってきません。(12/ 2)