▲▲ 2009 / 10月 ▲▲

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NO 626  里にも白いものがやってくる季節。

2009  10/ 30(金)

   北海道の稚内や旭川では、日本国内のトップを切って今日初雪を観測したそうですが、来週明けには強い寒気が西日本の山々にも到達しそうとの情報が今夜あたりの天気予報では報じられていました。比較的順調に冬の訪れがやってきている今季ですが、この後は日に日に初霜や初氷、初雪、初冠雪などの観測点が増えていくことでしょう。軽井沢では早々に人工雪のスキー場がオープンしたというニュースも流れていましたが、北アルプス山麓のスキー場も今年こそやきもきすることなく早くにまとまった降雪がほしいものですね。

  冬に備えてというか、というよりも来春の除雪に備えて扇沢登山口駐車スペースの転落防止のための車留めの大石も片付けにいってきました。来春の除雪の際に雪といっしょに谷底へかき落とされないための撤去作業です。これから登山されて駐車される方はお気をつけください。

真っ白な今朝の鹿島槍ヶ岳。(10/28)

紅葉前線が降りてきた大町市内から蓮華岳。

NO 625  北アルプスは今秋一番の白さへ。

2009  10/ 28(水)

   台風20号通過後には冬型の気圧配置になり、北アルプスは26日から27日にかけて今秋一番の降雪になりました。今朝大町から見える北アルプスは全山白い装いです。鹿島槍ヶ岳以北は標高2000mぐらいから上は真っ白です。鹿島槍ヶ岳の頂上で15センチ以上の降雪と思われます。このあとは土曜日ぐらいまでは大きな移動性高気圧におおわれて本州も好天に恵まれそうですが、来週はさらに強い寒気が南下してくるという情報も、気象予報士が言っていますので、文化の日飛び石連休に北アルプス登山を計画されている方は、もう完全冬山装備、完全冬山体制で計画しなければならないのは当然のことだと思います。余程のことがない限り、北アルプスももう根雪でしょう。そして来週以降は冬の訪れが山麓へ、里へと下りてきそうです。

真っ白な今朝の鹿島槍ヶ岳。(10/28)

紅葉前線が降りてきた大町市内から蓮華岳。

冬を前に“秋起こし”真っ盛りの田んぼ。(10/28)

木崎湖の朝霧が消えると白銀の鹿島・五竜登場。

NO 624  お天気が続いています。

2009  10/ 23(金)

   小屋に忘れ物があったり、絶好のお天気にも誘われて山へ行ってきました。何回か降った雪も爺ヶ岳では北側の斜面にわずか残すだけになり、鹿島槍ヶ岳の南斜面には新雪は見あたらない状態です。体育の日連休以降は比較的安定したお天気が続いた10月中盤でしたが、その10月もいよいよ来週の一週間を残すのみとなりました。比較的早い感じでやってきていた冬の訪れも、ここへきてややスピードダウン気味の感ありです。今冬の長期予報もやや暖冬気味? の予報ですが、地元の古老のお話ではカマキリの巣がかなり高いところにあるとか! それって大雪が降るってことですね。寒い冬の到来を期待します。

柏原新道上部カラマツの名残の黄金葉。(10/23)

冬枯れの斜面と新雪うっすらの立山連峰。

訪れる人もなく静かな種池山荘。(10/23)

針ノ木岳の左に赤牛岳、右に薬師岳。(10/23)

劒岳の東面もほぼ新雪は消えて黒々。

穏やかな晩秋の一日。ゆったりと山と語らう。

NO 623  紅葉の最後を締めくくるカラマツの黄金葉。

2009  10 /  21(水) 

   素晴らしかった今秋の紅葉もすでに登山口まで降りてきました。そして標高の高いところの紅葉シーンの最後を締めくくってくれるのは、毎年カラマツの黄金葉で決まりです。北アルプスの1ケ月あまりにおける紅葉ロードもいよいよ幕が下りそうです。この後は里山の紅葉からさらに南へ、南へとすすんでいきそうでま だまだ楽しみは続きますね。

カラマツの黄金葉と爺ヶ岳主稜線。(赤岩尾根高千穂平)

西俣出合のブナ林の黄葉と鹿島槍ヶ岳。

カエデの紅葉にうっとり。(西俣出合)

NO 622  シーズン中はありがとうございました。

2009  10 /  20(火) 

   今期の営業をすべて終了いたしました。終了間際は比較的お天気にも恵まれて作業も順調にすすみ助かりました。今季は久々に冬の訪れも早めに推移している感じで、小屋閉め時も連日夜には雪がうっすらと積もるような天気が続きました。今日も北アルプス北部は 日中も雪がパラつくようなお天気になりました。大雪にさえならなければ今しばらく柏原新道も通行可能ですが、主稜線で30センチ程度の降雪にでもなれば、柏原新道も上部で通過できなくなりますのでお気をつけください。

   今期で4年連続で、天気廻りの悪い、お天気にいまいち恵まれない夏秋山シーズンになってしまったことが残念で心残りですが、定着した中高年層の登山人気、山へ向かい始めた若人世代の目に見えた増加傾向等々に期待をもって来季へ向かいたいと思います。鹿島槍ヶ岳、爺ヶ岳、針ノ木岳へとお越しくださったお客様と関係者一同の皆様に厚く御礼申し上げますとともに感謝申し上げます。

鹿島槍ヶ岳と冷池山荘。

種池山荘と立山連峰。

NO  621  小屋閉めの外作業は 、お天気が続き大助かりです。

2009 10 /16 (金) 

  体育の日連休3日目からお天気が続いています。初雪が降ってからは朝の冷え込みも強まり連日氷点下に下がっていますが、今日の日中はポカポカ陽気で外仕事も心地よく進めることができました。小屋閉めも間近になり小屋の内外での各種作業の段取りに追われる毎日ですが、豪雪地帯ゆえ手抜かりは許されません。最後の週末、今季最後の営業は土曜日後半から少しくずれるような予報ですが、大きなくずれにはならないようで日曜日には回復しそうです。先日の初雪も日向はほぼ消えており、今季最後のお客さまをお迎えできそうです。連日たくさんの渡り鳥が小屋の周囲や稜線を越えるようになると小屋閉め、そして冬の到来近しですね。

NO 620  この時季の楽しみ、満開の木花咲く。

2009  10 /  12(月) 

   体育の日3連休はお天気のほうはいまひとつといった感じだったのか? それとも初雪にも会えてラッキーだったのか? 雪が降って計画通りに縦走できなくて無念だった方も居られましたね。人それぞれ、いろいろに感じられて下山の途につかれたことでしょう。下の写真の木花、霧花、霧氷咲き乱れる光景に大感激されて、小屋でその歓びをお話ししてくださった女性も多かったです。この日、この山、この時間に登ってきていなければ得ることのできない偶然です。今年は中高年層のみなさんだけでなく、若い女性のみなさんにもようやく山の素晴らしさが浸透してきたようです。この3連休にもお若い方々が目立ちました。夏山前半を中心にお天気に恵まれず、お客様の入り込みはいまひとつといった今シーズンでしたが、いろいろな世代のみなさんに山の良さが理解されてきたということは、来季へむけてとてもうれしい兆候です。  早いもので今シーズン の営業も残すところ1週間になってしまいました。

  3連休の最終日はお天気もすっかり回復して、日当たりの良い場所については、登山道の雪もほぼ消えました。ただ日陰部分や北側斜面にはまだしっかりと残っていますので注意が必要です。この後は降れば雪になる可能性が大きいですので、常に注意が必要なのは云うまでもありません。

 

 

NO 619  とっても寒い一日。

2009  10/ 11(日)

   雪は未明には上がり、今朝の最低気温はマイナス5度。ガスっていてマイナス5度ですので、晴れ上がっていたらもっと下がっていたことでしょう。今日は雪こそ降らなかったものの、鹿島槍ヶ岳には2600mぐらいから上にはすっぽりと冷たいガスがかかり、頂上は終日にわたって姿をほとんど見せませんでした。風が強くて強くて、頂上方面は体感温度はマイナス20度ぐらいの感覚でした。それでもみなさんお元気で冷池山荘にご宿泊のお客さまもテント泊のお客さまも皆さん積雪5センチほどの頂上を踏 みしめられたようでした。頂上からは強いガスの流れの間から瞬間的に剱岳や立山、真っ白な薬師岳、遠く槍ヶ岳などが見えると大歓声が上がっていました。おそらく今回の寒波でもっとも降雪量があった後立山連峰北部の白馬岳や五竜岳などの銀嶺の山並みは 、厚いガスが覆いかぶさってついに見ることは叶いませんでした。 残念! ただ下山してくると標高2669mの爺ヶ岳はほぼ全山が、ガスも切れて姿を見せてくれたので、どなたもようようと種池山荘方面を目指して冷池山荘を再出発されていきました。鹿島槍ヶ岳も夜にはガスもとれて全容を見せてくれました。明朝はさらに記録更新の今季一番の冷え込みになることでしょう。水道管が凍らないように、中の水を全部出す作業にスタッフも毎晩余念がありません。

強風に体も揺らぐ。頂上へ30分。 (10/11)

爺ヶ岳方面は厚いガスの中。吹き溜まりで10cm

鹿島槍ヶ岳頂上 2889m。(10/11)

瞬間視界が開ける。頂上直下を下る。(10/11)

頂上から同じくガスにまかれる立山。

一瞬だけ。槍は視界の良い一日だったのでは。

NO 618  三連休初日は雪降りになってしまいました。

2009  10 /10 (土) 

 寒気の流入が強く、午後は再び雪降りになってしまいました。夕方までに小屋周りで1センチの新たな降雪になっています。お客様は体感温度マイナス10度近い中爺ヶ岳縦走を終え冷池山荘に到着されています。寒気の流入は明日まで続きそうですので、今日のような天気が続いてしまうかもしれません。

NO 617  鹿島槍ヶ岳 初冠雪。

2009  10 / 10 (土) 

   昨日は終日雪やみぞれや小雨がパラつくあいにくのお天気でしたが、夜7時までにはスッキリと晴れ上がり今朝はご覧のお天気です。朝の最低気温は今季最低のマイナス3,5度と冷え込みました。体育の日3連休は快晴のスタートになりました。ただ朝8時30分過ぎからは雲が増えてきました。今日も新たな寒気の流入が予想されていますので夕方にかけて再び雪が 降るかもしれません。

  昨日は朝の段階の降雪量より積雪が増すことはありませんでしたが、標高2500m以上は数センチの雪がありますので、踏み固められた雪の上で滑ってバランスを崩さぬよう注意が必要です。なお標高2889mの鹿島槍ヶ岳南峰からキレットへの下りはガチガチに凍結しているものと思われます。冷池山荘から鹿島槍ヶ岳南峰までは日当たりもよく雪も少ないですが、南峰頂上から先は完全装備の熟練されたエキスパートだけの世界です。

  なお紅葉の中心帯は標高1600m〜1900mぐらいの登山口から小一時間ほど登った辺りです。中間帯から上部の紅葉は完全終了です。素晴らしかった上部から主稜線の今秋の紅葉を、みなさんしっかりと目に焼きつけ、思い出に残されたことと思います。来年の秋が今からまた楽しみですね。そして早くも北アルプスは錦秋の世界から、白銀の世界へと移ろいます。   (AM 9:00)

 

  P.S. 昨日の最高気温は1度、これからはお天気が良くても5〜6度ぐらいです。手袋は必携です。都会の真冬よりは〜るかに寒いことをご認識ください。

 

ナナカマドの実と鹿島槍ヶ岳 種池も結氷。 鹿島槍ヶ岳初冠雪。
立山の東北面は真っ白。 冷池山荘より爺ヶ岳。 霧氷と雪で真っ白の爺ヶ岳。

NO 616  初雪の朝。

2009  10 / 9 (金) 

   昨夕から小屋周りでもパラパラし出した初雪は、小屋の周りで0,5センチの降雪になりました。鹿島槍ヶ岳周辺の初雪の平年値は10月3日ぐらいと思っていますので、平年よりやや遅めといったところでしょうか。午前9時半現在まだ雪雲におおわれて小屋周りでも小雪がパラパラしている状態です。鹿島槍ヶ岳頂上方面はガスで見えませんが、頂上付近で朝の段階で2〜3センチぐらいの積雪と思われます。今日もこのあと太陽が顔を出してくれれば、あっという間に消えてしまう量ですが、今日一日雪がパラつくようなら標高の高い鹿島槍ヶ岳頂上方面はもう少し積雪を増しそうです。

  体育の日3連休は、鹿島槍ヶ岳〜五竜岳縦走を計画しているパーティもいくつか有りますが、鹿島槍ヶ岳南峰頂上〜吊り尾根〜キレット間や五竜岳頂上〜五竜山荘間、赤岩尾根の最上部、針ノ木岳方面ではスバリ岳北方から針ノ木岳間、 鳴沢岳北方などの北側斜面は日が当たりにくいので、雪消えも遅れて登山道が凍結する可能性がありますので、十分な注意が必要です。アイゼン等持参するのは当然のこととしても、決して無理な行動、欲張った行動はなさらないでください。 今朝の気温はマイナス1,5℃、明朝、あさっての朝とさらに冷え込みも増しそうです。体育の日3連休のお天気は10日より11日、11日より12日と尻上がりによくなりそうです。今季最後の3連休、事故等のないようご注意の程よろしくお願いいたします。   (AM 9:30)

NO 615  冷池山荘 初雪舞う。

2009  10 / 8(木)

  夕方に小屋の周りで初雪がパラパラしました。標高2410mの小屋より500m近く高い鹿島槍ヶ岳頂上方面では積雪になったかもしれません。北アルプスではすでに9/13〜15日ごろに剱岳立山や槍ヶ岳、野口五郎岳、白馬岳等の標高2900m以上で初雪が観測されております。おりしも昨日7日には富士山でも初冠雪が観測されています。少しの積雪なら数時間太陽が当たれば消えてしまいますが、日陰ではなかなか消えない箇所もでてきます。10月も中旬をむかえる今、これからは常に雪への備えや登山道の凍結への備えが必要です。  

NO 614  台風去って。連休をあさってに。

2009  10 / 8(木) 

   2年ぶりに上陸した台風18号は、日本列島を足早に縦断し、各地に大きな被害をもたらしました。鹿島槍ヶ岳周辺でも強い風と雨が昨夕から吹き荒れましたが、雨は当初の予想よりは少なめの感じで昨日の降り始めから今日の午後 4時までに約125ミリぐらいでした。まだ時おり強い雨風がたたきつけていますが、雨の峠はほぼ越えたものと思われます。今回の台風で主稜線をはじめ上部の紅葉はほぼ全てが落葉してしまったのではないでしょうか。また一歩秋が深まりそうです。そして太平洋へ再度抜けた台風18号は、明日にかけて再び発達して、日本周辺の気圧配置は西高東低の冬型になっていきそうです。北海道の山が雪になるのは当然ですが、北アルプスなども今夜からあさっての朝にかけて雪混じりの天気になる可能性が強いです。体育の日3連休は初日の10日(土)以降は回復して行き、12日(火)は高気圧が真上に来て最高のお天気になりそうな感じですが、今夜から明日にかけて雪になった場合は、雪の状況や雪の融け具合をしっかりとみながらの行動をお願いしたいと思います。いずれにしましても防寒、防水対策はしっかりと! 軽アイゼン等もザックの底にしのばせておきたい時季です。

  なお今回の大雨による登山道への影響は?  といったお問い合わせをお受けいたしますが、すぐに全登山道の状況を把握するといったことは、申し訳ございませんが至難の業ですのであしからず。 柏原新道の上部 “ガラバ” は少しだけ土砂が登山道に押し出しましたが、スタッフが土砂は除去して支障はありません。赤岩尾根上部も支障はありません。(10/8 PM 4:00現在)

NO 613  早く台風が通り過ぎますように。

2009  10 / 5(月) 

   この週末は雨が予想された土曜日も、朝方には雨も止みお天気は回復、そして日曜日には移動性高気圧が真上にきてすっきりとした素晴らしい秋空がやってきてくれました。週明けの今日もなんとかぎりぎりで高気圧のお尻の部分に引っかかって、まあまあのお天気が残ってくれました。おかげで主稜線でも本当に最終最後の紅葉を名残惜しむことができました。また体育の日3連休に備えてヘリ荷揚げも実施することができてほっとしたところです。先週末2日の金曜日の雨風で主稜線の紅葉はもとより中間帯の紅葉もかなり落葉してしまったのは残念でしたが、まだところどころに残るがんばり屋さんのナナカマドにアルプスの晩秋を感じつつも、ちょっと寂しさも感じるシーズン最終盤です。すでに紅葉の中心帯は柏原新道の中下部へと移っています。

  さて今週は台風18号の進路から目が離せません。昨年につづいて今季も未だ上陸のない台風ですが、この18号はどうもそういうふうには行かないような予報ですね。ただ先週末の予想よりは動きが早まりそうで、うまく行けば体育の日3連休は期待できそうな感じ! ぜひとも今夏秋山シーズンの有終の美を飾りたいものです。3連休のご予約は10/10(土)の冷池山荘が90人ほどのご予約をいただいておりますが、その前後は今のところ25人ぐらいのご予約だけです。種池山荘も今のところどの日も25人ぐらいのご予約数であまり混み合ってはいません。今後の台風進路および予報で混み具合も大きく変わってきそうです。明日からは台風と秋雨前線の影響がしばらくでそうな気配ですが、大きな被害だけは出ませぬように。明日からは小屋閉めに向けた外作業もひと休みになりそうです。

NO 612  急告 体育の日連休、公共交通機関利用での入山お願い!

2009  10 /  5(月) 

  先のシルバーウィークの際に 、黒部ダム入山口の扇沢駅から柏原新道登山口の扇沢出合付近にかけては、黒部立山アルペンルート入山者のマイカーと鹿島槍、爺ヶ岳、針ノ木岳等への登山者のマイカーで大混雑になり、駐車する場所がなくなり、渋滞が大町温泉郷まで長時間にわたって続くような事態になりました。また車道へのはみだし駐車等のせいで大型バスのすれ違いに支障をきたすなどして大混乱になったようです。次週末の体育の日三連休においても同様の状況が想定されます。つきましてはマイカー登山を自粛していただいて可能なかぎり、JRやバス、タクシー等を利用しての入山にご協力をいただきたいと思います。小屋泊まりのお客様はもちろんのこと、テント宿泊者、日帰り登山者 全員のご理解、ご協力を切にお願いいたします。

  

  今夏は長雨が続いて、入山者が少ないような週末でも、例年になく扇沢出合のマイカー登山の車両が多く感じられました。高速道路の1000円効果の影響で今まではあまり見られなかったような九州、四国、中国、東北などのナンバーが多数見られたり、一人乗りの車両なども多かったようです。今後もこのような状況が続くと上高地のように扇沢方面へのマイカーの完全規制にもなりかねません。同時にJRや高速バス、長距離バス、路線バス、タクシー等の運営が成り立たなくなり、大変な状況になりかねません。フェリー会社の倒産が現実になってきていますが、今後の動きが大変心配です。私としてはかねてより心配点のほうが多かった高速道路の1000円ですが、今後さらに高速無料化などが実施された場合には多方面への弊害が広がっていくように思われてなりません。    (当最新情報の     3/31付け  NO513もご覧下さい。)

NO 611  週末は “紅葉の大戯場” との再会に期待。

2009  10 /  2(金) 

  昨日に続いて朝方はまあまあのお天気でしたが、10時前からは雨が降り出して午後は土砂降りの肌寒い一日に逆戻りでした。明日も秋雨前線の影響で午前中を中心に雨混じりのお天気になりそうですが、当初の予想より早く回復しそうな今夕の予報でしたね。この分だとあさっての日曜日は早々に移動性高気圧がやってきて秋晴れが期待できそうな感じでうれしい思いです。そんなには多くない今週末のご予約ですが、みなさんあさっての回復を信じてキャンセルもそれほど出ませんでした。すっかり秋雨前線が停滞してしまいましたので、しばらくは連続した好天はなかなか望めないのが実状ですので、あさって一日の晴天予想は魅力大ですよね。昨日下山されたパーティの皆さんも初日、2日目の雨模様のお天気に屈することなく頑張った甲斐あって、昨日の大快晴の秋空の下での爺ヶ岳縦走、そして紅葉絶頂の柏原新道下山へと至ったわけで、皆さん大満足の表情でした。重いザックを背負って雨の中をもくもくと登ってきた登山者だけが味わえる至福の瞬間です。登山の奥行きの深さを感じますね。ただ雨風強まると一気に体感温度が下がりますし、雨がいつみぞれに、みぞれがいつ雪へと変わっても不思議でない季節です。くれぐれも防寒、防水には配慮を願いたいですし、体力のない方、お年を召した方はなおさらのことその分野では良い品物にしっかりとお金をかけていただきたいものです。

  写真は快晴の昨日10月1日。柏原新道の中間帯から上部にかけてはまさに “紅葉の大戯場“ です。このあと来週のお天気がちょっと心配ですが、この紅葉がなんとか体育の日3連休までのロングランになることを期待しています。水平道〜石ベンチ〜ガラ場〜富士見坂あたりはいつも以上にゆっくりとゆっくりと、たっぷりと時間をかけて亀さん歩きをして、優しい柏原新道の紅葉に浸っていただきたいものです。

 

 

NO 610  10月入りを祝う秋晴れも一日だけでしょうか。

2009  10 /  1(木) 

  週明けから3日間ぐずついたお天気も今日は回復、とってもさわやかな秋空が鹿島槍ヶ岳上空に再びやってきました。しかしこのお天気も今日一日だけとか・・・ 明日はまたまた九州方面から秋雨前線が北上してきそうです。土曜日にかけてまたまたぐずつきそうで残念です。ただ日曜日にはまた中晴れになりそうですので大いに期待したいものです。しかしその後はまたまた台風と秋雨前線の影響が出そうで、期待の体育の日連休のお天気が気がかりでなりません。まずは今週末のお天気がなんとか持ってくれますように。

   今回の久しぶりのまとまった雨は、主稜線では紅葉の落葉をすすめてしまったようですが、種池山荘の“小屋裏もみじ”などは最盛期こそ過ぎたもののまだまだ楽しむことができます。明日以降の雨が心配ですが、もう少しだけ名残の紅葉を満喫できそうです。ただ紅葉前線の中心はすでに2000mから2200m付近にあります。期待の体育の日連休のころには登山口のすぐ上あたりまで見頃になりそうな感じです。

種池山荘の“小屋裏もみじ” 頑張ってくれています。(10/ 1)

種池平からの鹿島槍ヶ岳(10/ 1)