NO101 2004年夏の冷池山荘新装オープンへ向けて、いい年を終えることができました。
2003/12/26
あっという間に、今年も残すところもう5日間しかないんですね。なかなかホームページも更新することができなくて、アクセスしていただいた方には申し訳ございません。全国的な暖秋で北アルプスも雪は初雪以来何回も降るんですが、一回雪が降ったら、その後は高温が続いたり、雨になったりでなかなか積雪が増さなかったんですが、12/5頃からはようやく本格的な冬将軍が到来して北アルプスも日に日に積雪も増してきました。山麓の大町もなかなか本格的に降れなかったんですが12/18以降は雪の日が多くなり12/21には58cmの積雪になりました。高かった温度も一気にマイナス10度以下に下がるようになってきました。ひと月遅れの冬の到来です。今年もまたまた天候不順とか異常気象とか云われましたが、季節がひと月ずつずれていると解釈すれば妙に納得してしまうのも何か変ですね。
今年は冷池山荘の工事に追われてしまい、夏山シーズン中にあった事やお花のことや、天気のことも今ひとつ思い起こせないような状態です。正直いって頭の中はいまだに今年の工事のことや来年の工事のことばかりです。そんな訳で、恒例の?我が三軒の山小屋の五大ニュース(といっても昨年から始めたばかりですが・・・・・)も冷池山荘の工事関連が上位4位までを占めてしまいました。一括して1位:冷池山荘の増改築工事関連の話題 でもよかったんですが。とにかく工事の手続き、資材の荷上げ、土木建築工事に追われた1年でした。関係のスタッフや職人さん、指導して頂いた省庁のみなさん、お客さますべてに厚く御礼申し上げます。以下私が選んだ五大ニュースです。写真とあわせてご覧ください。
1、冷池山荘の昭和38年館、40年の歴史に幕をとじる。
2、冷池山荘の平成の改修、第1期、第2期工事無事に完了。来年の第3期工事への道すじ
をつけることができました。
3、冷池山荘にトイレ土壌処理循環システム、雑排水土壌処理システム、生ゴミ処理機など
を導入して環境対策を一歩前進。
4、北アルプスにヘリコプターK-MAX初登場!
5、周辺では針の木大雪渓をはじめ、覚えがないくらいにたくさんの残雪が万年雪で秋まで
残ったこと。普段はほとんど残らない爺ヶ岳や岩小屋沢岳東面などにも大量に残った。
以上です。皆さんの五大ニュースや十大ニュースはいかがでしたでしょうか。山好きの皆さんですから必ずや一つや二つ山のことが入っているんでしょうね。暮になっても大きなニュースが飛び込む毎日ですが、来年こそはおだやかな年になってほしいものです。皆様には一年間お付き合いいただきまして誠にありがとうございました。年末年始登山におでかけの方もいらっしゃると思いますが、少ない少ないといわれていた北アルプスの積雪も一気に平年と同じくらいか、それ以上の積雪になってきています。事故などないように良い年をお迎えください。
こちらの写真クリックで、大きくなります。
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冷池山荘昭和38年館の屋根裏部屋。今では懐かしい光景です。若い方では喜んでくださる方もいましたが、年配の方にはハシゴの上り下りが大変だったようです。 |
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昭和38年館の跡には、来年建てる平成16年館の基礎工事が今秋無事に完成。来春には工事の槌音がふたたび響きます。奥には今春建設した厨房の増築部分。 |
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夏山の営業をはさみながらの工事で無事完成のトイレ棟。簡易水洗のトイレは好評でした。これからもトイレを使用するたびに大変だった工事を思い出しそうです。 |
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トイレ棟2階の冬季避難室。利用者は雪の吹き込み防止と、密閉性が高いのでコンロ使用時等に小まめに換気するよう最大の注意をはらってください。 |
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奥には大きな便槽を据え付けるためのコンクリート補強工事。手前の広場にはこの後、トイレ土壌処理槽の設置工事が。写真はその間をしきるコンクリート壁工事。 |
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アカギヘリコプター(株)のK−MAXが重量物を荷上げして飛来。日本に2機しかない機体です。他にも204B,ラマ、B1などの機体が大活躍してくれました。 |
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春先はそんなに多いとも思えなかった針の木雪渓の雪の量でしたが、“ノド”の下部には最後の最後まで300m程の雪渓が残りました。例年は全部消えてしまうんですが。 |
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12月の初旬までは、本当に雪が少なかったんですが、やはり暮も近づけば冬山の表情になってきました。岩小屋沢岳と手前に爺ヶ岳の南尾根。(12/25) |
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