▲▲ 2003 / 9 月 ▲▲ 

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NO91 9月29日初雪が降りました。冬の訪れも平年並みの早さになってきました。

2003/09/30 

 昨日は日中の晴天が午後3時過ぎから急変して小屋の周りでも吹雪いて初雪になりました。今朝は冷池山荘の周囲で1cmほどの積雪になりました。朝はまだ小雪が舞っており鹿島槍ヶ岳の頂上方面はまだ見えません。数センチの降雪があったものと思われます。遅れ気味だった初冬の訪れでしたが、ここへきて平年並みのスピードになってきました。今回のこのくらいの積雪は太陽があたると日向は すぐに消えますが、日影や岩場は凍結に注意が必要です。主稜線の紅葉は最近の冷え込みでピークに近い状況ですが、この初雪でさらに色を増すとともに、紅葉前線も一気に降下を始めそうです。


急告

◎冷池山荘は全面的な増改築工事のため8/24をもって今期の宿泊営業は終了いたしました。今後は素泊まりを含めていっさい泊まれません ので、お間違いのないようにお願いします。無理な行動は絶対なさらないで下さい。(周辺山小屋や登山口にも宿泊営業中止の看板を立ててあります)

◎冷池山荘は10月中旬頃まで、テント場・トイレ・軽食・水の補給・ジュース、ビールの販売等は可能です。

◎冷池山荘は増改築工事のため現在宿泊営業中止していますので、どうしても今秋の鹿島槍ヶ岳登頂をめざされる方には種池山荘に連泊されての鹿島槍ヶ岳ピストンをおすすめいたします。日も短いので早めの行動が必要です。自信の無い方は無理なさらず新装オープンする来年7月中旬以降にお越しください。

環境

天気   

◎9/29に小屋周りで1cmの初雪が降りました。頂上方面は5センチぐらいと思われます。

◎例年に比べ、比較的温度高めの秋の入りでしたがここへきて 一気に冷え込むようになってきました。9/30はガスにおおわれたままでAM10:00現在でもマイナス3℃のままです。

紅葉

◎主稜線(2500以上)の紅葉はピークを迎えようとしています。期待以上にいい色合いです。

◎柏原新道や赤岩尾根などの上部2200m付近でもいい色になってきました。

◎これから紅葉前線は日に60mぐらいの高さで下降していきますので、10月中旬まではどこかの地点で紅葉のピークを楽しめます。

登山道の状況

◎9/29の初雪は日が当たればまもなく消えますが、日影等にはしばらく残ります。凍結には要注意です。

◎針の木大雪渓は中間帯にまだまだ残雪多いです。心配な方は軽アイゼン等の使用を。今年は雪消えがかなり遅めで最後まで残りそうです。

◎登山道は特に問題あるところはありません。長雨や台風14号、15号等の影響はありません。

アドバイスや注意

◎これからは寒気が下がってきたり、放射冷却が強まればいつ雪や氷が張ってもおかしくありません。ジャンパーやフリース・手袋等の防寒着 、軽アイゼン・ピッケル・ストック等が必要な季節です。

◎やや遅めだった秋の訪れも9/11の初霜、9/22の初氷、9/29の初雪と本格化してきました。もういつ本格的な降雪になっても不思議でありません。夏山気分での登山はもう終わりです。冷え込めば少しの氷や雪でも通過できない箇所も現れます し、最高気温が零下の真冬日もあるでしょう。慎重な行動が必要です。

◎これからは天気予報で『寒気が下がって来る』『寒気を伴っている低気圧がやって来る』『北海道や東北、本州中部の高い山では雪が降る』といったら、まず間違いなく降雪があります。雪の量まではわかりませんので、慣れない方は自重してください。安全が第一です。

◎北アルプスでは今夏遭難が多発して史上最悪の件数、事故者数を記録しました。中高年層の転滑落事故、高山病等北アルプスでは連日のように発生しました。ゆとりのある日程をとり、下りはさらにゆっくりと。 日も短く一気に温度が下がる秋山登山は今まで以上に早着きに心がけましょう。先日は北アルプスでは凍死事故が発生しています。

◎年々登山靴の靴底がはげてしまうトラブルが増えて困っています。的確に登山靴の寿命をご判断ください。安易な判断は事故にもつながります。

混雑状況

◎新越山荘は9/27(土)の宿泊をもって営業終了いたしました。ご利用ありがとうございました。

◎周辺の山小屋でもキレット小屋は9/30で営業終了です。10月の五竜岳〜鹿島槍ヶ岳縦走を計画の方はご注意ください。

◎冷池山荘は増改築工事のため、素泊まりを含め宿泊はいっさいできません。

◎種池山荘はこのあとは体育の日連休にやや込み合うくらいと思われます。この時期はすいていますのでごゆっくりできます。紅葉も最高です。


こちらの写真クリックで、大きくなります。

冷池の周りにもうっすらと初雪が積もりました。(9/30AM7:00)

赤岩尾根の2200m付近もかなりの色づきです。(9/28)

爺ヶ岳から鹿島槍ヶ岳の稜線も最高です。   (9/28)

先週末は皆さん大満足の晴天、紅葉でした。   (9/28種池平にて)

NO90 台風一過の青空が広がり初氷が張りました。稜線の紅葉もなかなかいい感じ。

2003/09/25

 今回の飛び石連休は台風15号や秋雨前線の影響でお天気が悪かったので残念でした。なぜか台風はいつも週末にやってくる気がしてなりません。今度の台風は予想より通過が早かったのか、コースが南よりだったせいか快復は早く9/22は早朝から台風一過の晴天が広がりました。同時に大陸からの冷たい空気が流れ込み氷点下2℃、今秋初の氷が張りました。昨年は8/22に初氷という異常に早いものでしたが、今年は平年よりやや遅めの感じです。この冷え込みで主稜線の紅葉は一気に進み、かなり色づきました。近くで見る紅葉はちぢれたりしたものが少々目立ちますが、遠目で見る紅葉はなかなかいい感じになってきました。柏原新道の上部の爺ヶ岳西斜面はいい紅葉が始まりました。今週末から来週末にかけて主稜線はピークを迎え 昨年までとはいかないもののかなり期待できそうです。

  この晴天の下、冷池山荘工事の基礎コンクリートの材料、砂、砂利、セメントがようやく荷上げできました。今夏の天候不順で他のフライトが滞り、入航が延び延びになっていた大型ヘリコプター K−MAXがようやく大町入りして待ちに待った資材荷上げになりました。荷上げの帰りには旧冷池山荘の解体した古材や鉄くずなどの荷下げもしたりでヘリコプタークルー、冷池山荘スタッフ、ヘリポートスタッフ全員大忙しの一日でした。これで工事の目途も立って一安心です。

 一方、新越山荘は今週末9/27の営業終了へ向けて、ここのところトイレ屎尿の燃焼処理や水揚げポンプ一式の撤収や小屋内外の片付けに余念がありません。今年は最終日の9/27(土)もいつもの年以上に予約があり賑わいそうです。種池山荘も含め3つの小屋とも短い 忙しかった夏を終えて、それぞれの秋を迎えています。 種池山荘は11/2までの営業です。柏原新道の上部や山荘周辺の紅葉もかなりよくなっていますので、山荘もすいている今週末あたりに皆さんぜひお越し下さい。


急告

◎冷池山荘は全面的な増改築工事のため8/24をもって今期の宿泊営業は終了いたしました。今後は素泊まりを含めていっさい泊まれません ので、お間違いのないようにお願いします。無理な行動は絶対なさらないで下さい。(周辺山小屋や登山口にも宿泊営業中止の看板を立ててあります)

◎冷池山荘は10月中旬頃まで、テント場・トイレ・軽食・水の補給・ジュース、ビールの販売等は可能です。

◎冷池山荘は増改築工事のため現在宿泊営業中止していますので、どうしても今秋の鹿島槍ヶ岳登頂をめざされる方には種池山荘に連泊されての鹿島槍ヶ岳ピストンをおすすめいたします。日も短いので早めの行動が必要です。自信の無い方は無理なさらず新装オープンする来年7月中旬以降にお越しください。

環境

天気   

◎9/22の朝はマイナス2℃で初氷。23日マイナス3℃、24日も冷え込み氷が張っています。

◎台風15号通過後は9/22,23は終日の秋晴れになりましたが、24日は明け方こそ晴れていた

ものの朝から雨模様に変わりました。25日も雨が降り続いています。

◎例年に比べ、比較的温度高めの秋の入りでしたがここへきて朝は一気に冷え込むようになってきました。もう日中も上がっても16℃ぐらいです。

紅葉

◎秋の花 も終わりを告げました。 チングルマは綿毛状になって可愛いです。

◎ナナカマドやオオカメノキ、コケモモ、イワハゼ、ゴゼンタチバナどの実は赤くなりました。コバイケイソウやオヤマソバ、ミヤマダイコンソウなどの草紅葉 が盛りを迎える一方、ウラシマツツジ の紅葉はすでに盛りを過ぎました。

◎9/11の初霜を境に少しずつ色づきだした稜線の木々は9/22、23の冷え込みで一気にいい色合いになってきました。主稜線のダケカンバやナナカマドの見頃は 今週末頃から来週末頃でしょうか。けっこう期待できそうな感じです。

登山道の状況

◎針の木大雪渓は中間帯にまだまだ残雪多いです。心配な方は軽アイゼン等の使用を。今年は雪消えがかなり遅めです。

◎登山道は特に問題あるところはありません。長雨や台風14号、15号等の影響はありません。

アドバイスや注意

◎これからは寒気が下がってきたり、放射冷却が強まればいつ霜や氷が張ってもおかしくありません。ジャンパーやフリース等の防寒着が必要な季節です。 朝夕の風も冷たくなってきました。

◎やや遅めだった秋の訪れも9/11の初霜、9/22の初氷と本格化してきました。もういつ初雪が舞っても不思議でありません。夏山気分での登山はもう終わりです。冷え込めば少しの氷や雪でも通過できない箇所も現れますので注意が必要。

◎北アルプスでは今夏遭難が多発して史上最悪の件数、事故者数を記録しました。中高年層の転滑落事故、高山病等北アルプスでは連日のように発生しました。ゆとりのある日程をとり、下りはさらにゆっくりと。 日も短く一気に温度が下がる秋山登山は今まで以上に早着きに心がけましょう。先日は北アルプスでは凍死事故が発生しています。

◎年々登山靴の靴底がはげてしまうトラブルが増えて困っています。的確に登山靴の寿命をご判断ください。安易な判断は事故にもつながります。

混雑状況

◎新越山荘は9/27(土)の宿泊をもって営業終了になります。ご利用ありがとうございました。

◎周辺の山小屋ではキレット小屋は9/30で営業終了です。10月の五竜岳〜鹿島槍ヶ岳縦走を計画の方はご注意ください。

◎冷池山荘は増改築工事のため、素泊まりを含め宿泊はいっさいできません。

◎種池山荘はこのあとは体育の日連休にやや込み合うくらいと思われます。この時期はすいていますのでごゆっくりできます。


こちらの写真クリックで、大きくなります。

いよいよ色づき始めました。朝と夕方の時間差でも色の付き具合が違います。冷池山荘より爺ヶ岳。(9/23)

9/22冷池山荘初氷。初物は何でもうれしいですね。昨年の8/22の最新情報のページもご覧になってくださいね。

鹿島槍ヶ岳もすっかり秋色に変わってきました。おだやかな表情ですね。

9/23はさらに冷え込み氷もこの厚さ。すでに前夜から氷が張っていました。

待ちに待ったセメント、砂、砂利などの資材が上がりました。おにぎりをほおばりながらの片付けに追われました。

秋の空はいくら見ていても飽きがきません。頂上で一日中大の字になって見ていたいですね。

(株)アカギヘリコプターのK−MAX(関根機長)終日のピストン輸送。ありがとうございました。

紅葉の爺ヶ岳をバックにK−MAXの勇姿。最大重量2トン吊れます。

わが家の田んぼも実りの秋を迎えました。アキタコマチを山小屋でも召し上がっていただきます。

天空燃ゆる爺ヶ岳。マイナス3℃の中、震えながらの撮影になりました。(9/23朝、種池山荘より)

種池平よりダケカンバの紅葉も始まった鹿島槍ヶ岳のたおやかなる稜線。

種池山荘の周囲のナナカマドもかなりいい色になってきました。剣立山をバックに絶好の被写体です。

チングルマの紅葉に下が降りました。霜の結晶がきれいです。

種池平からの鹿島槍ヶ岳。(9/23)

種池平の樹林帯はシラビソの濃い緑とミネカエデ、ナナカマドの黄色、赤色のコントラストが美しい。

NO89   初霜も降りて、日一日と秋色が深まりそうです。

2003/09/1 6 

 やや暖かめの今年の秋の入りでしたが、9/11には初霜が降りました。これからは初氷、そして初雪とかけ 足でやってくるかもしれません。そういえば北海道の大雪山は8/30にもう初雪が降ったんでしたね。下界では猛残暑が続き、ひと月遅れの夏がやって来ているような感じですが、山の上では確実に秋がやってきています。 草木も雲も星もやはりもう秋のものです。

 敬老の日連休は当山域は台風14号の影響が夜中だったので、種池山荘に泊られたお客様で鹿島槍ヶ岳ピストンの方々も順調に予定通りに往復されました。ただテントの皆さんは暴風雨で大変だったようで、たいへんお疲れ様でした。 来週の飛び石連休は安定してほしいですね。

 冷池山荘の工事は順調に基礎工事が進んでいるのですが 、今夏の天候不順がここへきて影響してヘリコプターの日程がなかなかつかず資材の荷上げが遅れているのがちょっと心配です。日に日に日が短くなるとともに、冬の足音も近づいてくるのが例年以上に 気掛かりな今年の秋です。


急告

◎冷池山荘は全面的な増改築工事のため8/24をもって今期の宿泊営業は終了いたしました。今後は素泊まりを含めていっさい泊まれません ので、お間違いのないようにお願いします。無理な行動は絶対なさらないで下さい。(周辺山小屋や登山口にも宿泊営業中止の看板を立ててあります)

◎冷池山荘は10月中旬頃まで、テント場・トイレ・軽食・水の補給・ジュース、ビールの販売等は可能です。

◎冷池山荘は増改築工事のため現在宿泊営業中止していますので、どうしても今秋の鹿島槍ヶ岳登頂をめざされる方には種池山荘に連泊されての鹿島槍ヶ岳ピストンをおすすめいたします。日も短いので早めの行動が必要です。自信の無い方は無理なさらず新装オープンする来年7月中旬以降にお越しください。

環境

天気   

◎9/11朝はマイナス3℃。稜線は初霜が降りうっすらと白くなりました。

◎9/13夜から14日明け方にかけては台風14号の影響で猛烈な雨風が吹き荒れましたが、快復は早く14〜16日にかけて好天が続いています。

◎例年に比べ、この時期としては比較的温度高めですが朝は少しずつ冷え込むようになってきました。もう日中も上がっても17℃ぐらいです。

紅葉

◎秋の花 も終わりを告げました。 チングルマは綿毛状になって可愛いです。

◎ナナカマドやオオカメノキ、コケモモ、イワハゼ、ゴゼンタチバナどの実は赤くなりました。コバイケイソウやオヤマソバ、ミヤマダイコンソウなどの草紅葉 が始まる一方、ウラシマツツジ の紅葉はすでに盛りを過ぎた感じです。

◎9/11の初霜を境に稜線の木々も少しずつ色づきだしました。ダケカンバやナナカマドの見頃は9月末頃でしょうか。

登山道の状況

◎針の木大雪渓は中間帯にまだまだ残雪多いです。心配な方は軽アイゼン等の使用を。今年は雪消えが遅めです。

◎登山道は特に問題あるところはありません。長雨や台風14号の影響はありません。

アドバイスや注意

◎今ひとつ天候不安定ですので雷雨等には気をつけましょう。

◎これからは寒気が下がってきたり、放射冷却が強まればいつ霜や初氷が張ってもおかしくありません。ジャンパーやフリース等の防寒着がほしい季節です。 朝夕の風も冷たくなってきました。

◎北アルプスでは今夏遭難が多発して史上最悪の件数、事故者数を記録しました。中高年層の転滑落事故、高山病等北アルプスでは連日のように発生しました。ゆとりのある日程をとり、下りはさらにゆっくりと。 日の短い秋山登山は今まで以上に早着きに心がけましょう。

◎年々登山靴の靴底がはげてしまうトラブルが増えて困っています。的確に登山靴の寿命をご判断ください。安易な判断は事故にもつながります。

混雑状況

◎9/20〜23の飛び石連休は今のところあまり混まない感じです。種池山荘は9/19〜22まで平均的な入り込みになりそうです。新越山荘はほとんど混みあいません。

◎冷池山荘は増改築工事のため、素泊まりを含め宿泊はいっさいできません。

◎周辺の山小屋ではキレット小屋は9/30で営業終了です。10月の五竜岳〜鹿島槍ヶ岳縦走を計画の方はご注意ください。


こちらの写真クリックで、大きくなります。

9/11朝は冷え込み、真っ赤に染まりました。種池山荘からは富士山が手にとるような近さに見えました。

この朝は初霜も降りました。種池山荘から目を北に転ずれば妙高山の上空も寒さの中燃えるようでした。

冷池山荘から見る爺ヶ岳も少しずつ色が付いてきました。これからは日に日に秋色を増していきます。(9/15)

9/11朝の初霜で爺ヶ岳稜線のウラシマツツジも黒くやけたり、ちぢれてしまったものが目立ちます。(9/15)

種池平も草木の緑がうっすらと黄味がかってきました。ミネカエデはかなり色づいてきています。(9/14)

前夜からの台風14号の暴風雨も過ぎ去り9/14の午後には鹿島槍ヶ岳も姿を現わしました。(種池山荘より)

 

NO88 天候不順の今年の紅葉・・・・どんな舞台を見せてくれるでしょうか。

2003/09/10 

 日が短くなって一日があっという間の9月も早や10日。 明日はもう中秋の名月ですね。ところで下界では西日本を中心に今になって猛暑が続いているとか。山の上も今より8月のお盆の頃のほうが肌寒かった感じです。でもお天気 そのものはは9月になっても今ひとつすっきりとはしない感じです。稜線の紅葉も先日まではやや早めの感じかなと思っていたんですが、ここへきてちょっと遅れ気味なのかなという感じに変更です。それでも木々の実は赤くなり、ダケカンバもポツリポツリと黄色くなり始め、花を落としたハクサンフウロの葉は赤味を帯び始めています。なにより爺ヶ岳の赤くなったウラシマツツジに秋の訪れを感じます。

 今秋は冷池山荘が宿泊営業をしていませんので秋の鹿島槍ヶ岳を堪能されたい方にはご不便をおかけいたしますが、健脚の方は種池山荘に連泊されての鹿島槍ヶ岳ピストンをご検討ください。冷池山荘は解体工事も終了し、今はあらたな気持ちで新しい小屋の基礎工事に取り組んでいます。


急告

◎冷池山荘は全面的な増改築工事のため8/24をもって今期の宿泊営業は終了いたしました。今後は素泊まりを含めていっさい泊まれません ので、お間違いのないようにお願いします。無理な行動は絶対なさらないで下さい。(周辺山小屋や登山口にも宿泊営業中止の看板を立ててあります)

◎冷池山荘は10月中旬頃まで、テント場・トイレ・軽食・水の補給・ジュース、ビールの販売等は可能です。

◎冷池山荘は増改築工事のため現在宿泊営業中止していますので、どうしても今秋の鹿島槍ヶ岳登頂をめざされる方には種池山荘に連泊されての鹿島槍ヶ岳ピストンをおすすめいたします。日も短いので早めの行動が必要です。自信の無い方は無理なさらず新装オープンする来年7月中旬以降にお越しください。

環境

天気   

◎本州付近に秋雨前線が停滞していますので天候は今ひとつ不安定な状態が続いています。

◎9/7〜9はいいお天気が続きましたが、10日は秋雨前線の南下に伴って雨が降ったりやんだりのあいにくの天候です。

◎例年に比べ、この時期としては比較的温度高めです。冷えれば最低気温は5℃ぐらい。最高気温は18℃ぐらい、もう20℃を超えることはありません。いつ初霜、初氷があってもおかしくありません。

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◎ミヤマトリカブト、ミヤマアキノキリンソウ、シモツケソウ、オヤマリンドウ、トウヤクリンドウ、ヤマハハコ、ミヤマコウゾリナなど秋の花 もまもなく終わりを告げようとしています。 チングルマは綿毛状になっています。

◎ナナカマドやコケモモ、イワハゼなどの実は赤くなってきました。コバイケイソウなどの葉が黄化しはじめ草紅葉も始まり、ウラシマツツジも かなり赤くなってきました。温度高めでやや秋の訪れはスピードがにぶっている感じです。稜線の紅葉の見頃は9月末ごろでしょうか。

登山道の状況

◎針の木大雪渓はまだまだ残雪多いです。心配な方は軽アイゼン等の使用を。今年は雪消えが遅めです。

◎登山道は特に問題あるところはありません。長雨等の影響はありません。

アドバイスや注意

◎今ひとつ天候不安定ですので雷雨等には気をつけましょう。

◎これからは寒気が下がって来るといつ霜や初氷があってもおかしくありません。ジャンパーやフリース等の防寒着がほしい季節です。

◎北アルプスでは今夏遭難が多発して史上最悪の件数、事故者数を記録しました。中高年層の転滑落事故、高山病等北アルプスでは連日のように発生しました。ゆとりのある日程をとり、下りはさらにゆっくりと。 日の短い秋山登山は今まで以上に早着きに心がけましょう。

◎年々登山靴の靴底がはげてしまうトラブルが増えて困っています。的確に登山靴の寿命をご判断ください。安易な判断は事故にもつながります。

混雑状況

敬老の日連休は、天気が良ければ9月13日の種池山荘は、やや込み合いそうです。新越山荘はほとんど混みません。


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雨が降ったりやんだりの9月10日。種池山荘前のミヤマシシウドの遠く向こう、眼下にはイネ刈りも始まった安曇野。稲穂が垂れて安曇野も黄味がかってきました。

ナナカマドの実もすっかり赤く色づき、これからは日一日と紅葉が増していきます。昨年のようないい色を期待します。ただ日照不足などの天候不順がどう影響するか。

種池山荘そばのナナカマドには他に先がけてうっすらと黄色くなり始めたものも。後方の爺ヶ岳のウラシマツツジはかなり赤くなっています。

種池山荘前のお花畑はチングルマの綿毛が風車のように風にゆれています。今年はほとんど未開花だったコバイケイソウは充分に栄養をたくわえて来年以降に備えます。

冷池山荘は昭和38年館の解体が終了して基礎工事に着手しました。今年だけは初雪の訪れが遅ければありがたいです。更地にしてみるといっそう小屋の大きさがわかりました。

旧冷池山荘の土台石。昭和38年当時払い下げを受け、石屋さんが上がって、割った現地の石です。大きいものは四尺、100kgの物を背負って小屋まで運んできたそうです。

   

NO87 温故知新。廊下の板にも柱一本にも思入れが。いい山小屋にしていきたいです。

2003/09/03

  冷池山荘昭和38年館は40年間のつとめを終え内部の片付け等を済ませたあと、先週末より解体工事に着手いたしました。子供のころに建ったばかりの小屋に登った時のことや、困難の中資材を調達して建設した父親たち先人の労苦を思うと屋根板をはぐ度に、柱や梁をはずすたびに目頭が熱くなりました。この思いを忘れることなくこれからの新館の建設作業、そして山小屋づくりにいかして いきたいと思っています。


急告

◎冷池山荘は全面的な増改築工事のため8/24をもって今期の宿泊営業は終了いたしました。今後は素泊まりを含めていっさい泊まれません ので、お間違いのないようにお願いします。無理な行動は絶対なさらないで下さい。(周辺山小屋や登山口にも宿泊営業中止の看板を立ててあります)

◎冷池山荘は10月中旬頃まで、テント場・トイレ・軽食・水の補給・ジュース、ビールの販売等は可能です。

◎冷池山荘は増改築工事のため現在宿泊営業中止していますので、どうしても今秋の鹿島槍ヶ岳登頂をめざされる方には種池山荘に連泊されての鹿島槍ヶ岳ピストンをおすすめいたします。日も短いので早めの行動が必要です。自信の無い方は無理なさらず新装オープンする来年7月中旬以降にお越しください。

環境

天気   

◎本州付近に秋雨前線が停滞していますので天候は今ひとつ不安定な状態が続いています。

◎8/31は今シーズンいちばんの激しい土砂降り、9/1は降ったりやんだり、2日 は、昼近くになってようやく晴れ間がひろがってきましたが、9/3は朝からまた朝から雨模様です。月も変わって9月は安定した天候を期待したいものです。

◎お盆のころの異常な寒さに比べるとこのところはあまり寒さは感じません。

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◎すでにミヤマトリカブト、ミヤマアキノキリンソウ、シモツケソウ、オヤマリンドウ、トウヤクリンドウ、ヤマハハコ、ミヤマコウゾリナなど初秋の花 もピークは過ぎました。 チングルマは綿毛状になってきています。

◎ナナカマドやコケモモの実は赤いものが目立ち始めました。コバイケイソウは葉が黄化しはじめ、ウラシマツツジも赤い葉が目立ってきました。秋の訪れはやや早い感じでしょうか。

登山道の状況

◎針の木大雪渓はまだまだ残雪多いです。心配な方は軽アイゼン等の使用を。今年は雪消えが遅めです。

◎登山道は特に問題あるところはありません。長雨等の影響はありません。

アドバイスや注意

◎サングラスの使用や長袖の着用など日焼け対策、紫外線対策が必要です。 やけどの一歩手前の日焼け状態の方が見受けられます。水分補給もお忘れなく。

◎夕立への備えもまだ必要です。3時ごろからはいつ雷が鳴っても不思議でありません。

◎これからは寒気が下がって来るといつ霜や初氷があってもおかしくありません。ジャンパーやフリース等の防寒着がほしい季節です。

◎北アルプスでは今夏遭難が多発しています。 中高年層の転滑落事故、高山病等の発生北アルプスでは連日です。ゆとりのある日程をとり、下りはさらにゆっくりと。

◎年々登山靴の靴底がはげてしまうトラブルが増えて困っています。的確に登山靴の寿命をご判断ください。安易な判断は事故にもつながります。

混雑状況

◎種池山荘と新越山荘は9/13からの敬老の日連休までは込み合うこともありません。初秋の静かな山行を楽しめます。


こちらの写真クリックで、大きくなります。

冷池山荘昭和38年の建設風景。すべてにおいて厳しい作業だったと聞きます。

今まで40年も、下界では想像もつかない風雪によく耐えてくれました。

小屋に宿る魂の涙雨か。雨の中での作業になりました。