NO73
春たけなわ。小屋の庭のショウジョウバカマが先陣を切って開花。
2003/05/21
“梅雨の走り”が続いた関東地方は今日はじつに久しぶりに晴れたようですね。それを考えれば北アルプスはいいお天気が続いています。雪融けも順調に進んでいます。春の花が稜線でもちらほら咲き出し至福の時といった感じです。でも海の日の3連休までいよいよ2ヶ月を切り、なにかと気はそぞろです。夏山のご予約もここへきて一気に増えてきています。いまのところ海の日3連休より、7/26(土)の週末のほうが多い状況ですが最終的には、どちらもものすごく混み合うことと思われます。今年は冷池山荘の建て替え工事のため秋山シーズンの営業がありませんので、そのぶん夏はちょっと混み合うかもしれません。なにとぞよろしくお願いします。柏原新道の通行オープンについてのお問い合わせも多いですが、まだまだケルンから上部は厚い残雪におおわれて通行不能です。
今後の温度や雨量に左右されますが昨年並みの6/10ごろにはなんとか通れるようになるではないでしょうか。7月最初までは残雪の北アルプスを十二分に堪能できますので、安全に通行できるようになるまでは無理はなさらぬようにお願いします。
環境
▲天気
◎5/16以降、5/21までまあまあのお天気が続いています。朝はまだ氷の張る日があります。
◎5/19、20は午後少しだけ夕立がありました。
▲積雪
◎例年より早いペースで融雪が進んでいます。
▲ 花
◎小屋の周囲ではショウジョウバカマが咲き出しました。稜線ではコメバツガザクラも。
◎1600m以下ではタムシバ、オオカメノキの白い花も咲き出しました。
登山道の状況
◎赤岩尾根はまだ10ヶ所ぐらい大きな雪渓が残っています。入山口は夏と同じでOK。
◎雪渓は巻き道を通ったり、気をつけてトラバースしないと危険です。
◎柏原新道は残雪期は雪に埋まりケルンから先通行できません。
・この時期、柏原新道から直接種池山荘へは行けません。
・柏原新道の八ツ見ベンチ付近から爺ヶ岳南峰へ向かって
南尾根を直登するのが 一般的です。
◎爺ヶ岳南尾根は下山時に谷側へ迷い込まぬよう要注意。
◎赤岩尾根は下山時、滑落事故多いので注意して下さい。
アドバイスや注意
▲装備、計画、体調、技術などに優れ、自力で正確なルート判断ができる方でないと大
変危険です。
▲昨年の5月、6月の当ホームページの情報も参照ください。
混雑状況
▲GWも終わり、6月下旬まではほとんど登山者はいません。
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