▲▲  最 新 情 報    : 2019 / 6月  ▲▲

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NO 2350  今年こそ新越山荘へ。

2019 6/ 29(土) 

  種池山荘から針ノ木岳へ向かう途中の、鳴沢岳の手前に建つ新越山荘も本日オープンいたしました。  お天気は今ひとつ・・・ 針ノ木岳方面の残雪の多さ等もあって、6月19日の小屋開け後も、2〜3人の方が通過されただけです。

  なお針ノ木小屋のスタッフも入山されましたので、小屋の準備等が落ち着かれたら、残雪や登山道の状況もわかってくるものと思われます。どちらにしましても、まだまだアイゼン等の装備は必携の山域です。

  剱岳立山連峰、赤牛岳や薬師岳の奥黒部の峰々の大展望、青き満水の黒部湖、いろいろなお花畑等々、魅力満載静寂の“新越街道”に今夏こそお出かけください。

新越山荘オープン!今シーズンもよろしくお願い申し上げます。(6/29)
小屋の前は例年より多めの残雪です。(6/29)
真ん中の鞍部が針ノ木小屋のある針ノ木峠。その下の大きな雪渓が針ノ木大雪渓。(6/29)
まだまだ残雪多い針ノ木岳稜線です。(6/29)
準備整いました。らいちょうくんも待ってるよ〜

NO 2349  予報どおりのお天気。

2019 6/ 29(土) 

  午前中は予報どおりのまあまあのお天気になりましたが、午後は2時ごろから梅雨空が戻ってきました。一応週末と言うこともあり、種池山荘スタッフは柏原新道の残雪箇所の雪切り作業に朝方出掛けて増し切りをしてきましたが、お客さまはほとんどお見えになることもなくチラホラというところ・・・ だいたい6月は登山者も少ない季節ですが、今年の6月のお客さまの動きは梅雨らしいお天気続きもあって、例年以上に低調に終了しそうです。

  なお期待の7月に向けて、柏原新道は残雪も順調に消えて、下からアザミ沢、ガラバ、富士見坂そして種池山荘の直下の4箇所に残るだけになりました。そのうち富士見坂と種池山荘の直下の残雪は、明日にも予想される雨で消え去るものと思われます。アザミ沢、ガラバは例年最後まで残る箇所になりますが、山荘スタッフが広くカットしていますので、山側を注意して通行していただけば問題はありません。爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳登山にはアイゼン等がなくてもだいじょうな季節を迎えました。

柏原新道の残雪箇所でもっとも危険なポイントであった“富士見坂”もあとわずかになりました。(6/29)
“ガラバ”では、2つの雪渓を注意して通行してください。上からの小さな落石にも注意してください。
“ガラバ”の奥の沢。雪の段々に気をつけて!広くカットしてあります。(6/29)
種池山荘の直下の雪も、明日の雨の後には夏道が現れそうです。(6/29)
爺ヶ岳の3つの峰を結ぶ主稜線には雪はありません。(6/29)

NO 2348  残念な6月の週末。

2019 6/ 28(金) 

  台風騒ぎの金曜日でしたが、騒ぐほどの雨にはならず、夕方には晴れ間も出てきました。明日は朝のうちはまあまあのようですが、午後から明後日の日曜にかけては、またまた梅雨空におおわれるみたい・・・  

  梅雨時ですから、仕方ないことでしょうが、5回あった6月の週末は、一番最初の6月1日から2日の週末こそまあまあのお天気に恵まれましたが、それ以外の週末はほぼ全滅と言った感じで終わってしまいました。1勝4敗は結構きつかったですね・・・・  明日には新越山荘もオープン!そして来週はいよいよ7月入り!ですが、気持ちも小屋開けモードから夏山突入モードに変えて、気分も一新! 頑張ってみんなでやっていきたいものです。早く夏の青空もやってきてほしいものですね。ただこのところの雨で、残雪の消えるスピードだけは確実に増している感じです。

種池山荘前の登山道沿いの雪は一気に消えて、ショウジョウバカマが咲き始め、コバイケイソウの葉っぱがどんどんと大きくなってきています。今年のコバイケイソウはお花をつけてくれるでしょうか?
6時過ぎから晴れ間が見えてきました。昨日からの雨は種池山荘前の雪田の雪消えをさらに加速させてくれました。柏原新道も完全に出てきました。
こちら新越山荘前の残雪はまだまだしっかりとあります。海の日連休までには消えてくれると思います
明日オープンする新越山荘からの針ノ木大雪渓と蓮華岳。針ノ木岳縦走には今しばらくアイゼン・ピッケル等お持ちくださるようお願いします。

NO 2347  最高の朝!

2019 6/ 25(火) 

  昨日は梅雨寒の肌寒い一日でしたが、今朝はこれぞ梅雨の中晴れ!! といった、とっても爽やかな朝を迎えました。遅れている西日本の梅雨入りも、今週前半には宣言されそうな週間予報になってきて、これからが梅雨もいよいよ本番でしょうか・・・  貴重な晴れ間は有意義に使いたいですね!

  なお北アルプスは梅雨らしいお天気が続いているのですが、雨量そのものは、今のところさほど多くはない感じ・・・  種池山荘テント場などは、雪消えのスピードがいまいち上がりません。まだまだ全面が1m以上の残雪に覆われています。表土が全面で現れるのは7月の中旬ぐらいになりそうですので、テントの方はご配慮ください。残雪は総体的には少なめの感じで推移していますが、場所によってはいつもよりも多く残っている場所もありますので、お気をつけください。

   写真は今朝の種池山荘周辺です。

種池平の雪原を爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳に向けてスタートする快晴の朝です。
真ん中遠くに富士山もくっきり!来週は富士山も夏山開きですね。
鹿島槍ヶ岳もたおやかにゆったりと横たわる朝です。
種池山荘テント場はまだまだご覧の雪に覆われたままです。

NO 2346  針ノ木岳縦走は今しばらく自重を。

2019 6/ 24(月) 

  柏原新道はいつも遅くまで雪が残るアザミ沢とガラバ、そして富士見坂周辺にまだ残雪がありますが、小屋のほうで雪切り作業もしていますし、順調に雪消えも進み危険度もかなり低下してきています。また爺ヶ岳〜鹿島槍ヶ岳間についても、種池山荘周辺や冷池テント場の先に残雪がありますが、カットもしていますので注意して通行すればだいじょうかと思います。

  いっぽう新越山荘〜針ノ木岳〜針ノ木雪渓方面は、新越山荘周辺や針ノ木岳周辺、針ノ木大雪渓にまだたくさんの残雪がありますので、滑落等には要注意です。新越山荘も小屋の準備等で周辺の雪切りはまだですし、針ノ木岳周辺についても、まだ針ノ木小屋スタッフは入山しておりませんので、雪切り作業はまったく行なわれていません。小屋から針ノ木岳頂上間のトラバースはほぼ全線に渡って残雪に覆われており、たいへん危険です。毎年のように残雪期に装備不足や不慣れな方の滑落事故が発生している箇所です。

    新越山荘は今週末の6月29日(土)から宿泊営業を始めますが、雪山になれた方、装備がしっかりされた方でないと、針ノ木岳方面への縦走は全く薦めませんので悪しからず。また五竜岳方面の縦走の際も下山路の遠見尾根や八方尾根の上部には残雪があるので要注意です。どちらにしましても7月上旬までは残雪箇所の通行通過には慎重なる行動でお願いいたします。

左に針ノ木岳と右にスバリ岳。
荷上げのヘリの向こうには、まだまだ残雪に覆われた針ノ木岳主稜線。ヘリの左上の残雪斜面をトラバースして行きます。

NO 2345  梅雨の合い間の、荷上げ完了に安堵。

2019 6/ 24(月) 

   近畿から西の各地はいまだに梅雨入りが宣言されてないようで、西日本の皆さんはやきもきされておられることでしょう。一方6月7日に順調に梅雨入り宣言がなされた北アルプスはその後も、梅雨空に見舞われる日が多くなっています。 昨日も今日も雨の止み間も晴れ間もあったり、はたまた雨の時間帯も雷の時間帯もあったりといった感じです。ただ今年の梅雨も早や中盤戦を迎えようとしていますが、今のところ雨量そのものはそんなに多いって感じではありません。来週には早くも7月入りになりますが、このあとも穏やかな梅雨の中盤そして終盤戦であってほしいものです。

  さてそんななか先週末の6月21日の金曜日には、夏山シーズン最初のヘリ荷上げが実施され、食材や燃料、雑貨、スタッフの私物、資材等40便近い荷物を無事に3軒の山小屋に運んでいただくことができました。ここ数年は悪天候などで、荷上げ完了が7月10日ごろまでずれ込むことも度々で、やきもきしっ放しでしたが、今年は予定通りの日程の日に、沸き立つガス等で中断することもなく、いたって順調に荷上げが完了することができ、本当にホッとしているところです。ヘリのクルーの皆さんにはたくさんの荷物をスムーズに上げていただき心より感謝です。今年は久々に安心して余裕をもって7月、夏山シーズンを迎えられそうです。

  ヘリの前には夏山スタッフの第2陣も上がり、3つの小屋とも夏山準備も着々と進んでおります。6月の小屋開け後は週末の土日がお天気パッとしないので、登山者の動きはまだまだ鈍いシーズン入りですが、7月の声を聞くのに合わせてお客さまも少しずつ増えていってくれるものと期待しています。  

ここ数年のヘリ荷上げの主力機『350B−3』。(6/21)
ヘリポートはいつも荷造りにてんてこ舞い。3つの小屋の順番を間違えないように!(6/21)
種池山荘に次々と荷物が届きます。ヘリは山小屋の最大のライフライン!心強い存在です。(6/21)
種池山荘の周りの残雪も少しずつ嵩を減らし、黒い部分が増えてきました。(6/21)

NO 2344  束の間の晴れ間。

2019 6/ 23(日) 

   朝方の晴れ間も、午後は梅雨空に逆戻りの週末日曜日です。冷池山荘の小屋周りの雪はほぼなくなりました。ただテント場の先や赤岩尾根の上部には、登山道上に残雪が残っていますので、いましばらく注意!です。

一時の晴れ間。冷池山荘からの鹿島槍ヶ岳。(6/23)
冷池山荘より、爺ヶ岳。(6/23)
雪も消えて冷池はクロサンショウウオの産卵の季節。(6/23)
この週末も3名のお客さまがお越しになられただけの静寂の冷池山荘。(6/23)

NO 2343  6月中は、まだまだ残雪に注意です。

2019 6/ 19(水) 

  梅雨入り後はたびたびのまとまった雨が降ったり、一方ではメリハリの利いた晴天もあったりで、雪融けは順調に進んでいる感じの鹿島槍ヶ岳・爺ヶ岳周辺です。とは申しましても、やっぱり登山道上には各所に残雪が残っている季節でもあります。針ノ木岳大雪渓のある針ノ木岳方面は、あまりにも当たり前のことながら、鹿島槍ヶ岳や爺ヶ岳の登頂にも、6月中ぐらいはザックの中にアイゼンをしのばせ、ピッケル等を携帯するのが当然のことかと思います。

新越山荘の北側登山道ほ雪の下。
新越山荘の南側登山道も雪の下。
赤岩尾根の最上部。
冷池山荘テント場の北側は雪庇の残雪が残る。
種池山荘西側登山道もまだ深い雪の下。

NO 2342  新越山荘小屋開け。

2019 6/ 19(水) 

   午後には小雨もパラパラしましたが、午前中は心配をよそにまあまあのお天気に恵まれた本日でした。そんななか種池山荘より移動して、本日は新越山荘の小屋開けを無事にすることができました。このあとは小屋の内外の整備や片付け作業、そしてヘリの荷上げ作業等をを進めながら、夏山営業に向けて準備を進めてまいり、予定通り6月29日(土)からの宿泊営業開始になります。本年もよろしくお願いを申し上げます。

6月29日のオープンに向けてがんばります。

NO 2341  梅雨は中休みも、仕事始めの月曜日・・・

2019 6/ 17(月) 

  せっかくの週末は土日とも雨に見舞われ、登山者の動きも全くない残念な結果に終わりましたが、週明け月曜日は、早々のお天気復活。明日の火曜日も好天が予想されることもあって、種池山荘にも冷池山荘にも数名様のお客さまがお越しくださいました。今夏山シーズン最初のお客さまをお迎えし、名実ともに今季のスタートをきった感じです。

  今週はシーズン最初のヘリ荷上げも予定されていますので、週後半の空模様が気になって気になって仕方ないところです。明後日以降は南岸に梅雨前線も、はっきりと停滞するみたいで、全線の多少の上がり下がりにも一喜一憂しそうです。

  今回のまとまった雨はさらに雪融けを進めてくれ、柏原新道の上部でもあちこちで夏道の路面が現れてきました。7月入りまでも、いよいよ2週間ほどになり、新緑の山登りとともに、夏の気配も少しずつ増していきそうですね。

  写真は本日の種池山荘および柏原新道です。

種池山荘周りの残雪もかさを減らしてきています。柏原新道への下り道も見えてきました。
お客さまもお天気の様子を見ながら、少しずつ動きだす季節です。
最上部の“富士見坂”も一部で夏道が出てきましたが、まだまだ滑落には要注意!下りは特に注意!スタッフが雪切りに出かけますが、雨や日差しでダレてしまうので、気をつけて下さい。
同じく“富士見坂”。道下に木々が出てきているところは、少し気が楽ですが、ずーっと下まで雪渓が続いているような箇所は気を抜かないように!
“ガラバ”辺りも残雪斜面の傾斜はやや緩くなってきましたが、やっぱり注意です。
柏原新道も中間帯上部の“石ベンチ”付近まで下ってくると、かなり夏道が見えるようになり安心感がでてきます。
朝方のしぐれ模様も、その後は尻上がりに回復へ。夕方には爺ヶ岳も顔を見せてくれました。

NO 2340  2019夏山営業スタートも・・・

2019 6/ 15(土) 

  昨日今シーズンの営業を開始いたしましたが、週末の土曜日曜は大荒れ必至といったお天気予報につき、お客さまの動きはほとんどない土曜日となりました。準備も万端、お客さまをしっかりとお迎えしたかったのですが、昨日おとといの絶好のお天気とは、打って変わっての梅雨空への逆戻りですのでいたし方ありません。次週は仕切り直しです。

  そして今日から明日にかけて予想されるまとまった雨量は、更なる雪消えを進めてくれるものと思われますので、柏原新道や赤岩尾根の残雪も少しずつ危険度を下げて行ってくれるものと期待です。爺ヶ岳〜鹿島槍ヶ岳の主稜線でも、冬でも雪が吹き飛ばされる風衝帯では、コイワカガミ、キジムシロ、ハクサンイチゲなどの、一部の気の早い仲間が咲き出しています。冷池山荘周りではミネザクラも咲き出し、ウグイスの鳴き声とマッチしています。お天気と相談しながら、6月のあと2回の週末に新緑と残雪の鹿島槍ヶ岳を楽しみにお出かけください。

  下の写真はすべて昨日の好天下の鹿島槍ヶ岳周辺です。それにしても昨日おとといが、あまりに良かっただけに、やっぱり残り惜しい週末になってしまいました・・・

冷池山荘テント場のさきにははご覧のような雪庇の残がいの樹林帯側を注意しながら鹿島槍を目指します。
上記と同じ場所から今度は爺ヶ岳側を振り返ります。最高のお天気が2日間続きました。
鹿島槍ヶ岳の前衛峰の布引岳まで来ると双耳峰がすぐそこに聳えます。
布引岳から南峰にかけては、これからハクサンイチゲが咲き誇ります。
鹿島槍ヶ岳頂上から槍穂高方面を一望!爺ヶ岳がだいぶ低くなりました。
今度は頂上から白馬方面に目を転じます。今夏も大勢の方がこの稜線を縦走されることでしょう。
太陽を背に西を向くと言わずと知れた剱岳と立山連峰です。残雪の多さは別格ですね!
今春最後のお花見は鹿島槍ヶ岳で締めましょう。サクラと鹿島槍に乾杯!

NO 2339  柏原新道は順調に雪融け進む。

2019 6/ 13(木) 

  先週末に梅雨に入ってからは雨続きで、順調に雪融けが進む種池山荘周辺及び柏原新道沿線です。真冬に積もった本格的な雪というよりも、春先に慌てて積もった春雪が相当分を占める今季の残雪ですので、消えだしたら至って早い感じで残雪のかさを減らしています。

  ただ爺ヶ岳の南西斜面を斜上する柏原新道は、基本的には残雪斜面をトラバースしていきますので、残雪の多い少ないに関係なく、6月中は転滑落に要注意! は申し上げるまでもありません。今日は週末を前に、柏原新道の雪切りの増し切りに行ってきましたが、安全を第一の作業に終始です。柏原新道の上部はまだまだ冬山の領域であることにはちがいありません。装備はしっかりと、足元には十二分に注意を払って登下山なさって下さい。明日より種池山荘営業再開です。

種池からの剱岳立山連峰。残雪と新緑のコントラストが素敵な季節です。
外ベンチも出され夏山営業スタート!の種池山荘です。令和時代もご愛顧の程お願いいたします。
種池山荘の直下は大雪田が広がります。雪田の下部には樹林帯があるので少し気が楽です。
種池山荘へ30分。富士見坂は滑落に気をつけて下さい!雪切り作業も慎重にあたります。
種池山荘へ40分。“ガラバ”付近も、平年のこの時期より、残雪のボリューム感は小さめです。
“アザミ沢”付近も、雪融けは順調です。
“石ベンチ”辺りの斜面も新緑が上がり、気持ちのいい季節です。
柏原新道の中間帯にあたる“水平道”付近は、すっかり夏道も姿を見せています。

NO 2338  梅雨の中休み。

2019 6/ 13(木) 

  梅雨入り宣言以降、梅雨らしい空模様が続いていましたが、今日は見事な梅雨の中晴れの一日でした。願わくばこの好天が週末まで続いてくれたら・・・・ と思うのが人情ですが、週末はまたまた梅雨空に戻るみたい。あしたもう一日この好天を謳歌したいものです。

  冷池山荘は明日、令和元年夏山シーズンの初日を迎えます。今夏もよろしくお願い申し上げます。

朝の最低気温は1度。まだまだ氷が張る北アルプスです。 ということはアイゼンピッケル等の携帯はまだまだ当然の季節ということでしょうか・・・
朝日があたる冷池山荘。本格的な夏山シーズン到来にはもうひと月ほど必要でしょうか。
鹿島槍ヶ岳方面は、テント場の先に大量の残雪が残っていますので、注意が必要です。
爺ヶ岳主稜線の登山道はほぼ現れています。

NO 2337   種池山荘と冷池山荘は6月14日に営業再開!

2019 6/ 11(火) 

  先週末に順調な梅雨入り、そしてまとまった雨による順調な雪消え。また柏原新道上部の雪切り作業も山荘スタッフがすすめ、明日より柏原新道の通行が可能になります。合わせて種池と冷池山の両山荘の令和元年の営業も14日(金)より再開いたします。

  なお毎年この時季申し上げておりますが、柏原新道の上部にはまだまだ大量の残雪が残っており、滑落でもしようものなら、谷底まで一直線の大事故必至です。6月中は使う使わないではなく、アイゼン、ピッケル等の携帯は当たり前のことです。

  小屋の他の業務もめじろ押しにて、柏原新道の雪切り作業も5日に一度ぐらいしかできません・・・  直角にカットした部分も次第に融けてダレてしまいますので、各人が適切な判断にて登下山なさるようお願いいたします。また赤岩尾根のほうもまだまだ最上部の国境稜線の直下に大きな雪渓のトラバース等がありますので、今しばらくは十二分にご注意いただきたいと思います。

  今シーズンそして新時代の登山シーンもいよいよ始まりますが、なにとぞよろしくお願い申し上げます。

NO 2336   いよいよ入梅でしょうか・・・

2019 6/ 6(木) 

  今週は赤岩尾根より冷池山荘へ再入山を果たし、その後一部スタッフは種池山荘の小屋開けへ廻って、無事に小屋を開けることができました。大型連休中に除雪作業を進めておいた種池山荘でしたので、小屋の外周もほぼ地面が出ており、小屋開け作業も内外で順調に進んでおります。また新越山荘の小屋開けへ向けての偵察山行及び除雪作業にも向かっております。天候に恵まれたおかげで、営業再開へ向けてのいろんな準備もたいへん順調に進み助かりました。ただしばらく続いた好天も明日以降は梅雨前線がいよいよ登場しそうということで一服になりそうですが、こちらもある意味では、ほぼ ほぼ平年並みの順調な梅雨入り宣言となってくれるでしょうか。

  さて柏原新道が通る爺ヶ岳南西斜面もまだまだ上部は大量の残雪に覆われていますが、この一週間でさらに雪融けも進んだようですし、明日からの雨でさらに雪融けも加速してくれそうです。天候等を見ながら、来週前半にはスコップを用いての人力での雪切り作業を開始したいと思っています。なにしろ危険をともなう作業ですので、雪解けが進んでくれるのはありがたいことです・・・・  順調に作業が進めば当初の予想通り、来週後半には柏原新道の通行再開、そして種池山荘と冷池山荘の2019シーズンの開幕になりそうです。

  下の写真は本日6月6日、梅雨入り前の日差しをたっぷりと浴びる種池山荘です。7ヶ月間締め切られていた窓もすっかり開け放たれ、さわやかな空気が小屋の中をぬけていきます。