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NO 2386  秋雨前線南下傾向にちょっぴり期待。

2019 8/ 30(金) 

   いよいよ8月も今日を入れて2日間だけになってしまいました。最終盤はすっかり秋雨前線下に納まってしまった感じの日本全土でしたが、まもなく始まる9月は、お天気にそして燃えるような紅葉に期待したいものです。   

   さて今朝は、テレビの気象情報の雨雲レーダー図を見ててもわかるように、本州上をおおう2本の雨雲の帯の間に入って、鹿島槍ヶ岳周辺は雨も小康状態になっております。ただこの後は上方にある雨雲の帯が南下してくるので、再び雨模様を迎えるわけですが、明日にかけてはその秋雨前線はやや南下傾向のようですので、どの予報会社も当初の予想よりも良い方向に変わってきたと感じとっております。

   にわか雨の降る時間帯もあるでしょうから、雨風や防寒への装備はぬかりなくお出かけください。小屋のほうはキャンセルも増えて、この週末はどこもすいております。

雨雲のすき間から朝日が射します。日の出もすっかり遅くなり5時20分近くになってきました。8/30
安曇野にも薄っすらと朝日が当っていますが、基本今日も秋雨の支配下でしょうか・・・  8/30

NO 2385  秋雨続く。

2019 8/ 29(木) 

   一昨日の夕方から降り始めた秋雨前線による雨ですが、200ミリ近いまとまった雨量となっています。今日は午後には雨の止み間もありましたが、基本的には強弱をつけての終日雨降りでした。このあとも来週にかけて秋雨前線は本州上に停滞する気配が濃厚のようですので、週末もうまく晴れ間がのぞけば儲けものぐらいの広〜い気持ちでお越しいただけたらと思っています。早く大陸から本格的な秋の空がやってきてほしいですネ!

このところは柏原新道を上がってこられる方もまばらな種池山荘です。(8/29)
冷池山荘も同様の週半ばでした。(8/29)
鹿島槍ヶ岳も雨のカーテンの向こうです。(8/29)

NO 2384  秋雨前線再び。

2019 8/ 28(水) 

   しばらくあいだが空いて失礼いたしました。それにしてもあっという間に時間が過ぎていきます・・・ そう8月もいよいよ残すところ3日間だけになってしまいましたね。

  そして先週末から昨日まで、初秋の晴天を4日間連続で、もたらしてくれた秋雨前線の南下状態も終わりを告げて、秋雨前線は西から北上してきてしまいました。九州北部の大雨には心配が増すわけですが、鹿島槍ヶ岳周辺も昨夜から、100ミリ近いまとまった雨になっており、午後も降り続けています。この後も来週にかけて秋雨前線は、本州上に停滞するようですので、北アルプスへお出かけを予定される皆さんは、秋雨前線の上がり下がりをしっかりと確認してお越しいただきたいと思います。

   このところは朝方の最低気温も6度近辺まで下がるようになっており、皆さんご期待の紅葉に向けて、主稜線の木々にも少しスイッチが入ってくれたのではないかと思っております。9月20日ごろからは、国境稜線帯では色も増してくるものと思われます。なお先週末から爺ヶ岳の周辺では、クマの目撃がたびたびあり、登山者の皆さんには、3つの山荘に看板も出して注意を喚起しております。クマに対しては、テントの皆さんは外に物を出しておかないとか、みんなでワイワイがやがや行くとか、カウベルを鳴らして行って自分の存在を早く知らせるとか、正直ありきたりの策しか思いあたりません。稜線では、すでにベニバナイチゴなどの実も盛りを迎えており、クマもこのあとは次第に里のほうへ降りていきますが、とにかくご注意願いたいと思います。 またクマは東京の奥多摩などにも棲息しており、本州なら北アルプスでなくともどこの山々にも棲んでいる生き物であることはご承知置き願えればと思います。

   写真は昨日の連続好天最終日のものです。

好天が続きました。日の出の雰囲気もいろいろですね。(8/26)
昨朝は幻想的でした。(8/27)
週末から連日剱岳立山も姿を見せてくれました。(8/27)
スタッフが新しく作った手造り道標が初秋の空と爺ヶ岳に似合います。(8/27)
今回の秋雨が一段落のころには、更なる秋の雲がやってきてくれることでしょう。鹿島槍。(8/27)
今シーズン最後の学校登山。大町一中の皆さん、2日間ともお天気良くて最高だったね!(8/27)
黄色く染まるコバイケイソウ畑の中を充実の下山。いつかまた登ってきてね。(8/27)

NO 2383 まあまあのスタート。

2019 8/ 24(土) 

  秋雨前線が大きく南下して期待の週末土曜日の朝ですが、寒気の影響のせいかやや雲の多い出だしとなりました。昨夕も寒気の影響か夕立がありましたが、今日も午後を中心に夕立には注意が必要なようです。いい週末登山になりますように  

昨夕の軽い夕立の雨粒が残る新越山荘ベンチ。
小屋からは眼前に蓮華岳と針ノ木岳がそびえます。

新越山荘上空は、湿っぽい雲の方が青空より優勢な、週末のスタートです。

NO 2382 秋雨前線南下。

2019 8/ 23(金) 

   ここ数日雨模様のお天気が多いですが、昨夜から今朝にかけては、秋雨前線による強風雨が最も吹き荒れ、小屋を揺らし続けました。ただ強い雨は朝7時まで降り続きましたが、秋雨前線の通過とともに、雨は上がり、久しぶりに青空ものぞいてきました。

    明日からの週末休みに向けて、嬉しい兆候です。ただ風はまだ強く、それもとても冷たいものです。この後はさらに秋へと季節は舵を切りそうな感じです。 

ようやく雨も上がり、爺ヶ岳も見えてきました。午前8時。種池山荘にて。
日に日に葉っぱが黄色くなるコバイケイソウ。蓮華岳も姿を見せてくれました。明日は期待できそう!

NO 2381  週末に期待!

2019 8/ 21(水) 

   強弱をつけながら、今日も降ったり止んだりの一日です。まだ始まったばかりの秋雨の季節だというのに、もううんざりといった感じです。人間ってわがままですよね・・・  ところでいま一番気になる今週末のお天気ですが、 昨日今日と雨を降らせている秋雨前線が東海沖へ南下して、結構期待を持てそうな予報に変わってきました。お天気回復すれば冷池山荘の土曜日のご宿泊は混み合いそうですので、ご協力をお願いいたします。

  なお種池山荘名物『夏の爺ピザ祭り』は25日が最終日になります。また『秋の爺ピザ祭り』は9月の2度の3連休に開催いたしますので、ご賞味くださいませ。

午後には雨の止み間もあったものの、基本は朝から夜まで終日の雨降り。肌寒くなり、スタッフもみんな長袖シャツの世話になるようになりました。種池山荘前のお花畑ではコバイケイソウの葉っぱが黄化してきました。 また小さい秋に向けて半歩前進。
コバイケイソウの枯れ穂が林立するのもまもなく。

NO 2380  秋雨前線の季節へ。

2019 8/ 20(火) 

   昨日の午後から崩れ出した空模様ですが、本日は天気図上にも秋雨前線がはっきりと出現してしまい、7月終盤から長く続いた安定の夏型劇場も仕舞いを迎えそうな感じです。

  今日も朝方の晴れ間はあっという間に夕立になり、強雨が叩き付けることになってしまいました。ただ午後3時ごろからはその雨も上がり、上空には晴れ間も広がり、視界もしっかり利く夕暮れ時を得ることができました。雨天の中を登って来られたお客さまには、思わぬプレゼントになったのではないでしょうか・・・ しかしこのお天気も明日も続くかはかなり微妙な感じのようです。全国の週間天気予報を見ていても、先日までのお日様マークのオンパレード状態は影を潜めたような感じです。しっかりと秋雨前線の動きを確認していただきたいと思います。

  岳の上ではこれからは雨の日などは、肌寒さも覚えていく季節へ移ろいます。そして1ヶ月後には始まるであろう紅葉シーンに向けて、木々に潤いを与える雨と思いつつ、移動性高気圧のやって来るのを待ちたいものです。

ご来光に雲も赤く染まりますが、どこか自信なさげな表情にも見えます。
8時前から降り出した雨は強弱を付けながら昼過ぎまで降り続けました。
明日に期待を抱かせるような雨上がりの日没。立山方面も顔を出してくれました・・・
夕刻には爺ヶ岳もしっかりと姿を見せてくれました。チングルマの綿毛も初秋の風に揺れます。
夕暮れ時もちょっと遠慮気味の剱岳夕焼け。なんとか明日はお天気が安定しますように!

NO 2379  予想天気図にも秋の兆し 。

2019 8/ 18(日) 

   台風10号が抜け去った今週末は好天に恵まれて、絶好の登山日和になってくれました。初秋の気配も少しだけ感じる稜線歩きを皆さん大いに満喫されたことと思います。なおこの好天が週明け以降も続いていってほしいものなんですが、どうも雰囲気が微妙に変わりそうな感じです。8月12日頃の週間予想天気図では、明日からの一週間もまだまだ南から太平洋高気圧に覆われて、好天が期待できそうな感じだったようで、当最新情報のNO.2374においても、期待する旨を書いていたんですが、週間予報もすっかり様変わりといった感じになってしまいました。明日あさっては気圧の谷に入って少々愚図つき気味。また週後半には秋雨前線が本州上に現れてきそうな予想天気図になってしまいました。台風が抜けると、えてして天気が大きく変わるときがありますが、どうやらそんな感じになってしまいそうです。

   7月24日の北陸地方、そして29日の関東甲信の梅雨明けがあった頃から、比較的安定したお天気が長く続いてくれましたが、どうやらそのお天気も変わり目なのかもしれません。これからは秋雨前線の上がり下がり、大陸からの高気圧、はたまた太平洋高気圧のガッツ!を見ながら、夏から秋へと移ろう北アルプス登山にチャレンジしていただきたいと思います。お天気に恵まれれば、24日の土曜日は、冷池山荘は込み合いそうです。

雲ひとつない一日遅れの“台風一過”の空でスタート!剱岳。(8/18)
針ノ木岳と蓮華岳。(8/18)
午後には夏の雲と秋の雲がせめぎあいます。(8/18)
ハクサンフウロもまもなく見納めへ。初秋のお花ミヤマアキノキリンソウが目立つ時季です。(8/18)

NO 2378   雲海にも初秋の兆し。

2019 8/ 17(土) 

   長かった山盆ウィークも台風10号の騒ぎで、後半戦はまさに水を差されてしまいましたが、最終最後の週末は良い感じで締めくくれそうです。今朝はまだ台風の置き土産の湿っぽい雲が覆い、日中もガスのかかる時間帯も多かったのですが、夕方近くにはみごとに晴れ渡ってくれ、富山県側のほうには剱岳との間に雲海もできました。

  通常雲海といえば長野県側を覆うことがほとんどですが、秋になるとたびたび黒部側にも雲海が現れ黒部峡谷の全谷を埋めつくすほどになることがあります。その黒部側の雲海が今日の夕方には、今夏初めて登場して、秋への誘いを少しだけ感じさせてくれました。下界はこれからまだまだ残暑厳しい時季ですが、北アルプスではお盆も過ぎると、一気に秋めいてきます。 そう・・・ 去年の明日は冷池山荘では早々に初霜を観測したんで すよ・・・  

台風一過!と、大見得切るほどではありませんでしたが、お天気回復に拍手喝采!(8/17)
小屋泊まりの方、テントの方、たくさん戻ってきて下さいました。(8/17)
夕食も終わって、涼風わたる種池山荘ベンチで夕涼み。ちょっと肌寒いくらい・・・ (8/17)
新越山荘からは雲海上に剱岳を望む夕暮れどきになりました。秋はこんな光景が増えます。(8/17)
日本海まで続く雲海が黒部峡谷を埋めつくします。(8/17)
昨年8月18日付け最新情報NO.2242より。冷池山荘初霜! 岳の夏はあっというまですね。

NO 2377   台風去って。

2019 8/ 16(金) 

  お盆後半の交通網を大混乱させた台風10号でしたが、気象庁が云うほど、マスコミが騒ぐほどでもなく、少し拍子抜けではありましたが、大きな被害が出なかったのは幸いでした。鹿島槍ヶ岳稜線も昨夜遅くから朝方まで暴風雨が吹き荒れ、小屋を揺さぶり続けましたが、小屋にも登山道にも被害や支障は見当たらないようで助かりました。

  本日は10時ごろには雨も上がり、次第に視界も回復、午後3時ごろには青空も広がり周辺の山々も見えるようになりました。明日からの週末は台風一過の青空も期待できそうな感じですね・・・ 台風も無事に去って、お花たちも秋へ向かって進みだしそうです。

  昨日今日はほとんど登山者の往来もなく静かな周辺でしたが、明日の土曜日は少し忙しくなりそうな予感です。

雨雲は去って爺ヶ岳上空に青空広がる。種池山荘から(8/16)
同じ頃冷池山荘からの爺ヶ岳。気持ち良い稜線歩きが楽しめそう。(8/16)
針ノ木岳にはまだまだ湿った雲がかかりますが、明日に期待しましょう!(8/16)

NO 2376  カラフルなテントの華が咲く。

2019 8/ 13(火) 

  山の日3連休はテントのお客さまもたくさんお越しいただきました。初日は冷池、二日目は種池山荘テント場が大混雑で、どちらもギューギュー詰め状態・・・  張り切れなくて小屋泊まりに移っていただいた方もおられました。

  この後、次にテント場が混みあうのは9月の2度の3連休になるものと思われます。遅くとも2時ぐらいまでには受付を済ませないと、張る場所がなくなり、小屋泊りになってしまいますので、早出早着をお願いいするとともに、満杯の際にはご理解のほどよろしくお願いいたします。

8月11日の種池山荘テント場は外でくつろぐスペースはありません。
8月13日朝の冷池山荘テント場。剱岳立山をバックに。
8月13日朝の冷池山荘テント場。針ノ木岳蓮華岳、種池山荘をバックに。

NO 2375  まだまだお天気続きます。

2019 8/ 13(火) 

  夏型の安定したお天気が長く続いています。ただ台風10号の進路もおおよそ定まってきた感じで、後立山連峰も木曜日から金曜日にかけては、いやでも影響が出てしまいそうです。九州方面をはじめ大雨による被害が心配されますが、大したことがないよう願うばかりです。

  なお台風通過後の土日は晴れも期待できそうですので、台風一過の青空が鹿島槍ヶ岳上空をおおうのを信じながら台風をやり過ごしたいものです。お盆明けの次の週末は三つの山荘とも、ほど良い入り込みで、大きな混雑はありません。ごゆっくりしていただけると思われます。

  今朝は初秋の雲と夏の雲が混在する朝でしたが、台風通過後はどうなるでしょうか。下界では来週も猛烈な暑さが続くような情報もでていますが・・・

  写真はいずれも今朝の冷池山荘種池山荘周辺です。

連日のご来光に大満足。
鹿島槍ヶ岳を目指してお花畑を行く。
冷池山荘と爺ヶ岳。
鹿島槍ヶ岳の勇姿。
種池山荘と爺ヶ岳。
針ノ木岳蓮華岳。

NO 2374  雲海の上は別世界。

2019 8/ 12(月) 

  期待の山の日3連休は、台風の影響もまったくなく最高の週末となりました。雲海の上に出た最終日の今朝も、さわやかな風が主稜線を越えて行く朝です。テレビニュースを見ていると太平洋岸では台風10号の影響による高波で、海水浴もままならぬ状況のようですので、北アルプスにとってはたいへんラッキーな3連休となりました。なお一昨夜、昨夜とどの小屋もにぎわいましたが、今夜からは一段落といった感じになりそうです。山の日3連休に続くお盆休みは台風10号の北上も重なり、すっかりご予約も少なくなってしまいました。

  台風10号はどんなコースを歩むかわかりませんが、後立山連峰では15日から16日にかけて多少の影響が出そうな気配です。ご予約の皆さんは、列車の運行状況、道路情報等を含め、直前までしっかりと台風情報をご確認ください。

  なお台風が通過したあとのお天気も心配になりますが、来週の予想天気図を見ると、台風通過後も太平洋高気圧が南から日本をおおうような予想図・・・ 期待してもいいですかね? ただ早い年なら秋雨前線が現れてきたりする時期でもありますので、台風通過後のお天気には注視していきたいものです。  まだまだ“夏山”が続いてほしいものです!!

  あと昨夕も冷池山荘では夕立がありましたが、遅着の人も目立ちますので、注意していただきたいです。また日焼けやブヨに刺されて腫れた方などもおられます。たとえ絶好の登山日和であってもいろんなトラブルにつながる危険もひそんでいますのでご注意を!

目線の高さまで雲海が谷を覆い尽くす朝です。今年はコバイケイソウの枯れ穂が林立するのも、もうまもなくのことでしょう。(8/11)
薄紅い穂が付くタカネスイバも晩夏のお花。(8/11)
新越山荘の脇のお花畑では、ハクサンフウロ、ウサギギク、ニッコウキスゲなどなど、まだまだお花を楽しめます。種池山荘から針ノ木岳までの新越街道はいろんなお花が咲き誇って人気です。(8/11)
こちらは昨朝の剱岳を新越山荘談話室からパチリ!連日登山日和が続きます。(8/12)
3連休中新越山荘にもおおぜいのお客さまありがとうございました。上空には雲ひとつない青空、そして小屋の窓には蓮華岳が映る最高の昨朝でした。(8/12)
澄み切った大気の下、遠く白馬岳や日本海も望みます。(8/12)

NO 2373  山の日3連休は絶好のスタート。

2019 8/ 10(土) 

  心配された台風10号の北上がやや足踏み状態ということもあって、この山の日3連休のお天気には大きな影響はなさそうということで大助かりです。おかげ様で8月に入ってからの好天続きの下で続くいい流れが台風騒ぎで途切れることなく、3連休の3日間を過ごすことができそうです。明日の冷池山荘は相当に混みあいそうで、本日は新たな予約をお断りしている状況です。また冷池山荘と種池山荘のテント場も張り切れない場合も想定されますのお気をつけください。

  なお北アルプスではここへ来て事故が多発しておりますので、無理のない慎重な行動をお願いいたします。また小屋の中でも忘れ物や登山靴の間違い等も増えていますので、お気をつけいただきたいと思います。今シーズン前半の最大の入り込みに明日はなると思われますが、小屋の内外でトラブルや事故等のないよう、なにとぞご協力をお願いいたします。扇沢登山口での路上駐車等も絶対にないようお願いします。

種池山荘のお昼どき。今日も日差しが強い一日。ガスの合い間から立山が見えます。(8/10)
爺ヶ岳は信州側からのガスがかぶる夏型のお天気。(8/10)
鹿島槍ヶ岳稜線も信州側はガスが覆います。夏の典型的な天候です。(8/10)
ミヤマキンポウゲ咲き乱れる新越山荘。新越山荘はこの連休混雑はありません。(8/10)
新越山荘前のアザミも大きくなってきました。アザミの花が咲くようになれば秋へ大きく前進です。(8/10)
新越山荘から見る針ノ木大雪渓。まだ中間帯の上部には残雪がしっかりとありますが、途中の一番狭い部分通称 “ノ ド” のあたりは、残雪のボリュームも少しずつ小さくなってきたようです。針ノ木小屋や大沢小屋で情報を仕入れて、安全なルートを通行してください。(8/10)

NO 2372  種池山荘の “爺ピザ” が人気!

2019 8/ 9(金) 

  販売開始してから5年ほど経つ種池山荘の手作りピザは、おかげ様で年々人気もあがり、食事するのを楽しみに来ていただくお客さまもうなぎ登りに増えています。ただいまは夏の 『爺ピザ祭り』 を8月25日(日)までの予定にて絶賛開催中で、午前10時〜午後1時までの間に、一日20枚ほどの限定販売中です。なお仕込んである手作り生地が完売した場合は、8月25日(日)を待たずして、終了する場合もございますのでご了承ください。

  また秋の 『爺ピザ祭り』 は、完全手作りの全粒粉の生地を9月上旬に仕込んで、9月の2回の3連休に合わせて開催する予定でおりますので、ぜひともご賞味いただきたいと思います。

職場のお仲間でお越しの石垣様ご一行。噂を聞きつけて爺ピザを楽しみに登ってきてくださいました。お天気にも恵まれ爺ヶ岳登頂もZIZIPIZZAもグッド!ということでした。たいへんありがとうございました。なお写真の紹介が遅くなって失礼しました。

NO 2371  めんそーれ北アルプス! 新越山荘へようこそ。

2019 8/ 9(金) 

  遠く沖縄県から沖縄山愛会(ワールドツーリスト浦添)の皆さんが針ノ木岳〜赤沢岳〜鳴沢岳を縦走なさって、 先日新越山荘にお泊りくださいました。 沖縄県からお越しくださるお客さまはシーズン中多くても、3つの山荘を合わせても数名様・・・  雪なし県で高い山もない沖縄県においても、登山が好きで、北アルプスに足を運んでくださる方がおおぜいおられるというだけで嬉しくなります。

  私達が沖縄の青い海に憧れるように、沖縄の皆さんも北アルプスの残雪そして青き峰々に強い憧れをお持ちなんでしょうね! おたがいにいつまでもこの大自然を護って生きたいものです。

  初日は残雪たっぷりの針ノ木大雪渓、2日目はガスの合い間から見える真っ青な黒部湖、そして最終日はご覧の晴天の下、剱岳立山の大展望を満喫されての大縦走と、思い出に残る山旅になられたことと思います。ぜひまた今度は鹿島槍ヶ岳から五竜岳縦走とかにもチャレンジしていただければ幸いです。こころよりありがとうございました。

長〜い雪渓歩きに、針ノ木岳やスバリ岳のコマクサに、また沿線のいろんなお花に勇気づけられての山行だったかと思います。皆さん充実のお顔ですね!お天気にもまあまあ恵まれて本当によかったです。 なお写真の紹介が遅くなって失礼しました。

(7月30日:前日に登頂した針ノ木岳をバックに、新越山荘出発前にパチリ!)

NO 2370  連日の好天。

2019 8/ 8(木) 

  今朝は今夏一番!といっても過言でない素晴らしいお天気でした。日中はガスの沸き立つ時間帯が多かったものの、夕立もなくまあまあ安定した一日となりました。よくお天気がつづいてくれています。

  さてそんな中、いよいよ明後日からは山の日3連休、そしてその後にはお盆休みと長〜いお休み期間に入りますが、皆さん心配は台風10号の動きかと思われます。昨朝の予想よりも北上速度もかなり遅くなりそうで、今夕の気象情報を見ていると13日ぐらいまでは、影響もそんなに出ないのかな? なんて思われました。何となく迷走気味で、まだまだ進路予想も定かでないようです。どちらにしましても今週末そのものは、お天気も期待できそうな感じですので、ぜひお出かけください。先日もお伝えいたしましたが、台風10号の動きも関係してまいりますが、11日(日)の冷池山荘はかなり混み合いそうです。他も3連休絡みでは9日・10日・11日の冷池山荘・種池山荘はどの日もまあまあ込み合いそうです。また新越山荘は大きな混雑はなさそうです。12日以降のお盆休み中はご予約もぐっと少なくなりますので、ごゆっくりしていただけると思います。

鹿島槍ヶ岳と冷池山荘。(8/8)
剱岳立山連峰。(8/8)
種池山荘より針ノ木岳と蓮華岳。(8/8)
真ん中遠くに富士山がはっきりと見える朝。(8/8:種池山荘より)

NO 2369  昨日の夕立で朝はクールダウン。

2019 8/ 8(木) 

  昨日の午後は久しぶりに本格的な雷雨があり、乾ききっていた登山道やみんなが集う小屋前の広場にとっては、とってもいいおしめりになりました。ただ昨日も2時ごろからの雷雨に追われるように小屋にかけ込むお客様もやはりおられましたので、常々申し上げておりますが、早め早めのご到着をお願いいたします。

  さて今朝は昨日の雨で温まっていた空気も入れ替わり、久々にひんやりとした感じでした。そんななかテレビをつけるると浅間山が噴火のニュース。被害等はなかったようですが、今がまさに観光シーズン、夏山シーズン真っ盛りでありますので、心配が先に立ちます。ぜひともご注意願いたいものです。県内では北アルプスの焼岳でも先月は空 気振動とかいう火山活動や小さな地震がたびたび観測されていますので、そちらも注意をしなければなりません。

  なお火山活動に限らず自然活動が引き起こす災害等はいつ発生するかは、誰もわかりません。山に入ったらいつでもガケ崩れをはじめ各種災害等の突発的発生とは常に隣り合わせということだけは、心の片隅に置いておいていただきたいと思います。

軽井沢の不安が信じられないさわやかな朝。左側に浅間山、はるか右奥には富士山。(8/8)
浅間山からは噴煙がたなびく朝です。このまま穏やかに終息してほしいものです。(8/8)
昨日の午後は1時間半ほどの雷雨。埃っぽかった種池山荘前庭もしっとり・・ (8/7)
うっすらと虹が爺ヶ岳にかかります。(8/7)
雷雲が去るのを待ってましたとばかりに鹿島槍ヶ岳も登場!(8/7)

NO 2368  “山盆ウィーク” に向けて、連日の朝焼けと夏空。

2019 8/ 7(水) 

  7月29日の長野県の梅雨明け宣言以降お天気が続いています、中でも今日までの5日間は日中もガスの沸き立ちが少なく、夏空が広がる時間帯の多い絶好の登山シーンが継続しています。どのお客さまからも、満足感たっぷりのコメントをいただく毎日です。

  ただいつもしつこいぐらいに申し上げておりますが、お天気に対する油断だけは絶対に持ってはいけません。短期的に見れば、その日の夕立や雷雨、そして中期的には近づく低気圧や台風の動きに、登山愛好家たる者なら常にアンテナを張ってなければなりません。最低でも毎日7時・12時・19時のNHKニュースの直前の気象情報ぐらいはチェックするようにいたしましょう! たとえ山に登らなくとも・・・

  さて先週からのお客さまの入り込みも今日明日は一段落で、どの小屋もゆったり傾向の週中となっております。先週から続いた良い流れでの入り込みやヘリ荷上げ、事故対応等に追われたスタッフにとっても一区切りといった感じです。そしてこの後は9日の金曜日から、またご予約を多く頂戴しておりますが、とにかくお天気次第そして台風10号の動き次第といったところです。台風の影響が出ないようなら11日(日)の冷池山荘はかなり混み合いそうですので、ご了承願いたいと思います。まだご予約は承っておりますのでご検討くださいませ。

  どちらにしても台風の影響が出てくるのは11日か12日辺りからでしょうか。あさって9日辺りには台風10号の影響やコースやもなり絞られてくると思われますので、各自しかっりとNHKニュースの直前の気象情報にて情報収集なさるようお願いいたします。(ちなみにNHKからの回し者でもありませんし、『N国』のスクランブル化に反対するものでもありません・・・ )

志賀高原のあたりから日が昇ります。今日も良いスタートです。(8/7)
鹿島槍ヶ岳(8/7)
温度も上がり始める9時ごろになると柏原新道を汗だくになりながら種池山荘到着。今夏目を楽しませてくれた種池山荘のコバイケイソウは終わりを告げました。(8/7)
爺ヶ岳に盛夏到来。(8/7)
右端に富士山を望む昨朝の新越山荘前から。こちらのコバイケイソウもまもなくお仕舞いです。(8/6)

NO 2367  盛夏に乾杯!

2019 8/ 6(火) 

  連日の大好天です。本日も夕方パラパラと軽い夕立と雷が鳴りましたが、猛烈な雷雨にはなっておりません。梅雨明け宣言以降はいたって雨がやってこない鹿島槍ヶ岳稜線ですので、登山道も乾ききってやや埃っぽくなってきています。極端な降りは望みませんが、適度な夕立によるおしめりが欲しいところです。

  なお登山者によっては、午後2時ごろを過ぎても、種池山荘〜冷池山荘間や、種池山荘〜新越山荘間を、時間がまだ早いから・・・ などと言って、先へ足を延ばそうとする方が散見されますが、その頃になると、いつ雷雨に見舞われてもおかしくない時間帯です。雲行きや空模様を見ての判断は当然のことですが、少々体調にゆとりがあるから・・・ 明日のために少しでも先へ・・・ といった安易ともいえる考えで、落雷事故にでも遇えば後戻りはできません。主稜線帯では逃げ込む場所はどこにもありませんのでご用心を。やっぱり小屋へのチェックインは遅くとも3時ごろまでに済ませるようにしたいですね!

  さて昨日のここの記事でも書きました初秋近しを知らせるトウヤクリンドウも、布引岳周辺では咲き始めました。  そういえば来週には早くもお盆入り!  お盆を過ぎると後立山連峰には確実に初秋の風がそよぎ始めます。まさに今が盛夏到来といった感じです。重いザックを背負っての山小屋到着のあかつきには、盛夏到来に、鹿島槍ヶ岳に、そして自分へのご褒美に生ビールで乾杯なさって下さいね! 

  一昨日には無事に今夏2回目のヘリ荷上げ作業も完了し、9月中旬までの食料品や燃料、そしてのどを潤す生ビールやドリンクもしっかりと、ヘリの皆さんに上げていただきました。昨年は8月9月10月とほとんどの週末を雨にやられて、生ビールなど秋に激安価格にて提供して、なんとか消費しきったって感じでしたが、今夏から今秋にかけては、なんとかお天気に恵まれた絶好の週末になってくれることを祈るばかりです。

  さしずめ今週末以降に影響がでるかもしれない台風10号の動静からは一瞬たりとも目が離せないですね。なんとか良い“山盆ウィーク” になりますように!  

剱岳立山連峰をバックにトウヤクリンドウが薄クリーム色の花をつけてくれました。(8/6)
鹿島槍ヶ岳への登頂時は、テント場先のお花畑の中をゆっくりと、お花の名前も確認しながら歩きたいものですね。(8/6)
ミヤマキンポウゲ、ハクサンボウフウ、ミヤマキンバイ、チングルマ、シナノキンバイ、アオノツガザクラハクサンフウロ、クルマユリなどが咲き誇ります。夏空とマッチします。(8/6)
こちらも盛夏を代表するお花のウサギギクが種池山荘前に静かに咲き誇ります。(8/6)
後立山連峰の“一級国道”ともよばれる柏原新道を登りきった種池山荘は冷池山荘・鹿島槍ヶ岳方面へ、そして新越山荘・針ノ木岳方面への“大交差点”。8月に入ってベンチもフル回転です。(8/6)
好天続く8月4日には予定通りに荷上げ全便完了! 山岳ヘリの名機“ラマ”が消え往く中で、後継機の“350B3”。今夏はヘリの荷上げ順調で大助かり。クルーの皆さんいつもありがとうございます。

NO 2366  日中も青空。

2019 8/ 5(月) 

  ここ3日間は日中も青空が広がる時間帯が多い安定傾向の空模様が続いています。おかげ様で下界の猛暑から逃れて、涼を求めてお越しくださるお客さまで、連日にぎわう爺ヶ岳鹿島槍ヶ岳稜線です。このお天気は今しばらく続きそうな気配ですので期待は高まります。

  なお稜線を彩るお花畑では、ハクサンフウロやクルマユリといった盛夏の到来を告げるお花たちがどんどんと咲き始めており、さらにはトウヤクリンドウやハクサントリカブト、ミヤマアキノキリンソウなどの初秋を代表するお花たちも蕾をふくらませてきている状況です。また場所によっては、花びらを落としたチングルマは花穂になり風にそよいでいます。お花畑を見ていると短い北アルプスの夏を感じざるを得ません。

  ただお天気そのものはまさに夏本番を迎えており、主稜線でも連日24度近い温度まで上がっている状況です。幸いというか心配される夕立は大したものはなく、今夕も少しあったぐらいです。ただ長野県内の下界では、連日そこかしこで猛烈な雷雨に見舞われており、それがどこかの山岳地帯であっても全く不思議でない状態ですので、午後は雷や夕立には十二分にご注意いただきたいと思います。

  また周辺では登山者の増加とともに、連日のように事故も発生しております。足元をしっかりと見ながらのゆっくり歩行に専心していただき、つまずきや転滑落等にお気をつけていただきたいものです。

夏本番、爺ヶ岳の頭上には連日のように大きな入道雲が沸き立ちます。(8/5)
早めに咲き出したチングルマの花びらは空を舞い、名前の由来の稚児車のように変わっていきます
朝霧が次第にとれて、針ノ木岳と蓮華岳が見えてまいりました。(8/5)
黒部の谷は、はるか白馬岳まで見通せる朝です。(8/5)

NO 2365  シーズン前半戦のピーク。

2019 8/ 3(土) 

   朝方の少しの晴れ間の時間帯をのぞくと、日中はガスガスの時間帯が多く、午後遅くにはパラパラの時間帯も・・・ といった感じの天候が続いていましたが、ようやく本日は青空がのぞく時間帯が多い一日になりました。

  そんなお天気に合わせるかのように、お客さまの動きにも活気が現れてきた感じです。梅雨明けが遅れた7月は、テント泊の方の入り込みはいつになく悪かった感じでしたが、本日は今季一番のテント設営数になりました。

  気象情報を見ると、はるか南の太平洋には台風の赤ちゃんとも言える積乱雲のかたまりが、そこかしこに出現している状況ですが、お盆明けぐらいまで、このお天気が続いてほしいものです。

8月最初の週末にふさわしいお天気で朝を迎えました。新越山荘前のコバイケイソウと針ノ木岳。
剱岳立山連峰。新越山荘の談話室から。
日中はガスで見え隠れの鹿島槍ヶ岳も夕刻にはしっかりと登場。種池山荘より。
種池山荘テント場は断トツの今季一番のにぎわいに・・・  明日もにぎわいそうです。

NO 2364  今週末は金曜も土曜日もにぎわいそうです。

2019 8/ 1(木) 

  朝のうちは好天も日中はガスの中といった、ある意味で夏の典型的なお天気が続いています。もう少し長い時間に渡って青空が広がり、遠望が利く時間が続いてくれたらうどんなにかうれしいのですが・・・

  なお関東甲信の梅雨明けも成り、ようやくお客さまの動きもよくなってきた感じのここす数日ですが、今週末は三つの山荘とも、金曜日と土曜日がおんなじような感じでにぎわいそうです。とくに小屋の規模から申し上げれば種池山荘は両日ともかなり混み合いそうですのでご理解のほどよろしくお願いを申し上げます。来週明けの火曜日ごろまで、種池山荘と冷池山荘はお客さまの入りこみが続きそうです。 そのあともお天気が長く続いてくれたらいいですね。

  週末柏原新道登山口の扇沢出合付近の駐車スペースはどこも相当に混み合うものと思われます。なお絶対に道路へのはみ出し駐車はなさらぬようお願いいたします。黒部ダム観光客の大型バスの通行に多大な迷惑をかけるような駐停車は絶対にお止めください。

可憐なタカネバラが満開!
日中は連日ガスに包まれる主稜線。
↓↓  道直しちょっとした手間で歩き易さが違ってきます。  ↓↓
先日までは道直しに勤しむ時間帯もありましたが、お盆にかけては小屋の中仕事が中心になりそう。