▲▲  最 新 情 報    : 2018 / 9月  ▲▲

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NO 2275  嵐の前の静けさ

2018 9/ 30(日) PM2:30

  台風24号騒動で、お客さまは限りなくゼロに近い昨日そして今日です。ただ昨日こそ台風に刺激された秋雨前線の影響で冷たい雨の一日になってしまいましたが、本日は未明にはその雨も上がってくれ、やや風が強いもののほとんど雨もなく、台風からの湿った大気の流入で生暖かくさえ感じる一日となっています。おまけに視界もバッチリ利いて、台風騒ぎのなか、まあまあのお天気の日曜日となっています。

  昨日朝のテレビの気象情報内の雨雲予想の時系列変化図でも、今日の北アルプス周辺は夕方までは雨雲がほとんどかからないような予想図でしたが、そのとおりになってくれたようです。ところがこれがいわゆる天気予報や降水確率予想になると、本日も終日の雨模様で降水確率も70パーセントとかになってしまうので、やりきれません・・・・  今さら愚痴を言っても仕方はありませんね。

  しかしこのまあまあのお天気も夕方まででしょうか。今夜から明朝にかけては鹿島槍ヶ岳周辺も大荒れは必至でしょう。前回の関西空港が水没した台風のときは周辺で倒木が数本あったり、小屋も少しだけ被害があっただけで済みましたが、今夜の台風24号通過の際にも、被害が持たらされぬようそうっと立ち去ってくれることを願うばかりです。合わせて主稜線はきびしいでしょうが、中間帯の見事な紅葉の葉っぱたちが頑張って耐えてくれることを祈るばかりです。

  写真はいずれも今日のお昼過ぎです。

 

P.S 今日の夕方5時から放映されるBSテレビ番組の『BSフジの絶景百名山』に鹿島槍ヶ岳が登場するようですよと、夏山スタッフのFさんから電話をいただきました。ネットで確認すると、確かにそのようです! 今年取材に来られたものと思いますので、ぜひとも皆さんご覧いただければうれしいです。

主稜線は紅葉も最終盤。クロマメノキの紅葉とミネカエデの黄葉に鹿島槍が華を添える。
布引岳方面からの爺ヶ岳。2500m付近は落葉して晩秋の風情が深まります。
台風の到来をど〜んと待ち受ける剱岳立山連峰の勇姿。
柏原新道を上がってきてくださるお客さまもいない日曜になってしまいました。残念でしたが柏原新道中間帯の紅葉は、まだまだこれからが見頃!台風一過に期待です!
岩小屋沢岳も蓮華岳も中腹の紅葉が見応えある一日でした
表銀座や槍穂高はすでに雨雲の中。どこの山域も被害が出ませんように!

NO 2274  山荘の建つ主稜線は紅葉の見納めか・・・

2018 9/ 28(金) 

  放射冷却も効いて最低気温が1.8度まで下がった結氷の朝は、岳では晩秋の域に入ったことを感じないわけには参らない寒い朝でした。もう3日後には小屋じまいの10月入りなんですね。

  さて本日は期待に違わぬ秋空が広がる一日になってくれました。ただこの好天も今日一日で終わってしまうのは必然のようでさびしいことです。まだまだ見応えのある小屋周りの紅葉ですが、明日あさっての秋雨前線の活発化、そして台風24号の日本直撃による強風強雨で意に沿わぬ散りモミジになってしまいそうです。なんとかまだまだ元気な2300m以下のモミジ葉たちには、大風をやり過ごしてほしいものです。ところで台風が抜けた後の週間気圧配置予想を見ると、素人判断ではなんかすごく東西に大きい移動性高気圧がやってくるような感じなんですが、どうなんでしょう? 

  もはや今週末は台風24号騒動でお手上げ状態・・・ 台風通過後そして次週末の秋の三大3連休の最終弾 体育の日連休に期待したいものです。

昨夕の雨が凍りつく冷池山荘ベンチ。
鹿島槍ヶ岳モルゲンロートも秋の色。(冷池山荘より)
冷池と爺ヶ岳。ナナカマドも元気な、なかなかいい今年の紅葉でした。
日中は穏やかな秋日和の一日。(種池山荘より)

NO 2273  明日にかけては期待できそう!

2018 9/ 27(木) 

  多くの皆さんが天候不順を心配されたため、昨夜お泊りになったお客さまは、冷池山荘も種池山荘も10人様ほどと紅葉真っ盛りシーズンのことを考えれば、たいへん少な目の入り込みでした。ただ皆さんやスタッフの心配とは逆に、今朝は昨夜からの雨は早々に上がってそこそこ視界も利く、まあまあのお天気になりました。日中こそガスや霧雨の時間帯が増えてしまいましたが、朝方のお客さまの喜ばれる姿に私どもも元気がでてまいります。

  明日にかけては秋雨前線も遠ざかり、入れ替わりに移動性高気圧がやってきてくれそうです。しかし早ければ土曜日の昼前からはまた秋雨前線や台風24号の影響がでてきそうなだけに、明日の一日は本当に束の間ながら秋天下、錦繍広がる爽やかな一日になってほしいものです。

  昨日は富士山でも初冠雪を観測しましたが、北アルプスでももういつ初雪があっても不思議でない時季を迎えました。暖かな服装、防水対策等しっかりとした上でお越し下さいませ。

ガスも切れ爺ヶ岳も見える朝です。
鹿島槍ヶ岳も姿を見せてくれました。うれしいですね!
冷池山荘周りの紅葉も一気にピークを過ぎようとしています。
赤岩尾根の紅葉は2300m台の白樺平辺りがいい感じです。
日中は濃いガスに覆われてしまって残念・・・

NO 2272  紅葉全開!も、長く続かぬ秋空・・・

2018 9/ 26(水) 

   昨日の冷たい雨や今朝の軽〜い冷え込みもあって、主稜線の紅葉はほぼピークを過ぎようとしており、紅葉の絶頂帯はすでに主稜線から少し下がった2300m付近まで下がっています。紅葉そのものは先般の降霜にも耐え、台風の嵐もやり過ごし、9月の雨続きもなんのその・・・ 紅色も黄色も橙色も、どの色もとっても元気な良い色付きになってくれたんですが、紅葉の舞台の最大の演出者であるはずの太陽が気むずかしい今年の紅葉シーンです。

  今日も昨日の雨は夜のうちに上がってくれ、朝方は最高の秋空が広がってくれたんですが、9時前には濃いガスの中に紅葉の斜面とともに太陽も雲隠れです。午後遅くには再び周辺の山々も顔をだしてくれたものの、今夜はまたまたの雨降りモードに・・・

  また大陸のほうへと進路を取りそうと云われていた台風24号もまたまた日本周辺に週末には近づいてしまいそうです。最後の最後まで、秋雨前線と台風の襲来にかき回され続けた9月になってしまいそうです。なおあさっての金曜日はお天気良さそうですので、最高潮を迎える柏原新道の中間帯の“包優のモミジ” をご覧にぜひともお出かけ下さい。種池山荘の人気ピザ祭りも金土日曜日営業していますので、そちらもご賞味下さい。

  あと新越山荘はおかげさまで今シーズンの営業を完全終了いたしましたのでご報告申し上げます。本年のご愛顧まことにありがとうございました。天候不順続きで中止を余儀なくされた方も多かったように思いますが、ぜひまた来年度の再挑戦をお待ち申し上げております。

鹿島槍ヶ岳も秋空復活をよろこぶ朝です。
種池山荘の小屋裏モミジと剱岳立山連峰。
種池山荘への道。爽やかなおだやかな朝です。
雲海がどんどん盛り上がり、まもなく小屋も岳も飲み込まれてしまう朝です。
昨日の雨の水滴がシラビソやナナカマドに白く残る朝です。
なんていう名前の虹だったか・・・
夕方には再びガスも下がり周辺の山並みも見えてきてくれましたが・・・ 早やくもお天気は変わり目のようです。
新越山荘は小屋閉め作業開始です。来年はぜひともお出かけくださいね。

NO 2271 3連休良かったです。

2018 9/ 24(月) 

 3連休最終日は時々青空ものぞく高曇りの一日。心配された雨は、夕方になってパラパラし始めましたが、大多数の皆さんは今日も十二分に秋山を満喫されて、すでに下山されたことでしょう。
 この3連休は初日の朝方こそ雨模様でしたが、その日の昼前からは雨も上がり、お天気も一気に回復。特に昨日は最高の秋空の下で、今秋最初の紅葉をどなたも楽しまれたことと思います。今年の紅葉は近年の流れからいくと、かなり早めの色づきになっていて、この連休に合わせてくれたかのように一気に色づいた感じでした。既に主稜線では、ピーク間近のところもあります。
 このあとも秋雨前線の動きやお天気をご確認のうえでぜひともお出掛けくだされば幸いです。この3連休はキャンセルされた方も多く残念でしたが、終わって見れば総じて良い感じのお天気で締めることができて安心いたしました。

夕方近く、小雨のカーテンがかかる蓮華岳と針ノ木岳。
本日最終日の新越山荘周辺の紅葉。

NO 2270  ようやくのお天気。

2018 9/ 23(日) 

  今秋ナンバーワンのお天気は、小屋の者にとっても待ちに待ったお天気。ずうっと遅れていたヘリ荷上げ作業がようやく完了して、重くのしかかっていた肩の荷もおりました。また先週の敬老の日3連休に比べたら、はるかにお天気にも恵まれ、お客さまも当初の予想よりは少なめも、先週末よりははるかにお越しいただくことができて、こちらも少しだけ安堵です・・・ 冷池山荘と種池山荘も残り3週間余りになってしまいましたが、スタッフ一同とともに元気にやっていきたいものです。なお新越山荘は明日が最後の宿泊営業日となります。

やや風が強い中でしたが、ヘリのクルーの皆さんありがとうございました。

NO 2269  今秋ナンバーワンのお天気!!

2018 9/ 23(日) 

   3連休の中日、期待に違わぬ最高のお天気に恵まれました。ひんやりとした朝方の大気も心地よく、最高の秋空と見頃を迎える主稜線の紅葉に、そして大展望にと皆さん充実の一日になられることでしょう。よかったですね。

NO 2268  しとしと雨のちサイコーの青空到来!!

2018 9/ 22(土) 

   期待したとおりのお天気になってくれました。一昨日の午後から降り続いた雨も朝方には小降りになり、昼前からは徐々にガスも取れ、青空の面積が拡大する3連休初日になってくれました。そして午後遅くにはすっかり秋の空と秋の雲が上空を占め、いくらか稜線も夕焼けに染まり、明日への期待をさらに膨らませてくれました。3連休2日目の明日は爽やかな秋の大気が南下して北アルプスを、さらにおおってくれるようですので、絶好の稜線漫歩そして最高の紅葉際遇の一日になりそうです。

ガスはまさに雲散霧消の昼どき。針ノ木岳が見えてきました。
剱岳もガスの上に顔を出してくれました。
皆さん待ちに待った瞬間。頑張った甲斐がありましたね!お越しいただけてホントよかったです。
種池山荘周辺の紅葉は早や6分の色付きへ。秋の雲もさっそく遊びにきてくれました。
鹿島槍〜冷池山荘稜線の紅葉も一気に進んできました。来週は最高潮へ向います!
期待以上の天候回復の瞬間に立ち会えて、皆さん満足感130パーセント!
明日への期待を膨らませる新越山荘からの剱岳夕焼けです。新越山荘の営業もあと2日間です。

NO 2267  しとしと秋雨続く。

2018 9/ 21(金) 

   昨日の昼過ぎからの雨は、今朝も薄ら寒いなかずうっと降り続いています。雨に煙る紅葉もこころ落ちつきますが、やっぱり赤黄橙色そして緑色の斜面のコントラストを抜けるような青空の下で愛でたいものです。

登山道沿いの紅葉に元気をもらいながら、降り続く雨の中を冷池山荘をめざして種池をご出発。

NO 2266  午前中の曇天も・・・

2018 9/ 20(木) 

   なかなかお天気は長くは続きません。午後には再び秋雨の世界です。あさってからは秋分の日3連休が始まりますが、なんとか先週の敬老の日3連休の二の舞だけは避けてほしいものです。予報では中日の23日が晴れマークもついていますが、なんとか期待したいものです。主稜線の紅葉も日毎に色合いを増しています。

昨日(9/19)の午後の一枚。種池山荘と剱岳。半日でも色付きは増していきます。
今日の午前中は雨もなく曇り空の下、視界も利きましたが・・・
午後1時過ぎからは濃いガスに包まれ秋雨が早くも復活です。
小屋の前のナナカマドの紅葉も来週には最高潮を迎えそうです。

NO 2265  初霜初氷に追われるように紅葉胎動。

2018 9/ 19(水) 

  最低気温3度、無風快晴、放射冷却も手伝って今朝は新越山荘からは初霜、冷池山荘からは初氷の便りを皆さまにお届けいたします。(冷池山荘では今夏の8/18に異常に早い初霜は観測済み) そして待ちに待った移動性高気圧が北アルプスの真上にやってきてくれた今日は、昨日に続いて二日続きの絶好の秋空が広がります。この冷え込みで木々も目覚めたかのように、色付きを増しています。

  お天気が続くとお客さまも来て下さるんですね・・・ 平日ですが昨日今日と登山者の流れもいい感じです。人通りも少なかった8月後半〜9月前半の寂しさから、少し元気が沸いてまいります。やっぱりお天気と人のにぎわいはいいものですね。今日は初霜初氷のお便りだけでなく、皆さんには今年の紅葉劇場のご招待状も合わせてお届けしたいと思います。秋分の日3連休はきっと素敵なシーンが待っていてくれるものと期待しております。 なお手袋をはじめ防水防寒対策はお忘れなきよう願います。もう日中でも最高気温がひと桁なんていう日も出てくる季節です。

鹿島槍ヶ岳方面も色付き始めました。
種池山荘より快晴の爺ヶ岳。色付き3分といったところです。
無風快晴。一点の雲も無い秋空に心も澄み渡る一日。
岳でもこの夏は猛暑が続きましたが、確実に季節は秋そして冬へ・・・ 寒い朝です。
ヘリ荷下げを待つ荷物のシート上には霜と氷が同居。季節は大きく前進です。
新越山荘は24日の営業最終日まであとわずか・・・ 岳の季節は足早に進みます。

NO 2264  秋日和。

2018 9/ 18(火) 

  期待に違わぬ好天に恵まれた一日となりました。今朝の最低気温は5度まで下がり、紅葉も明らかに進み始めました。小屋の周辺では毎年いちばん早くに色付き始める爺ヶ岳南西斜面などはかなりいい色合いへと変わってきた感じで、今週末には早くも見頃を迎えそうな雰囲気にもなってきました。明日の朝は温度ももう少し下がりそうですが、紅葉を霜焼けさせてしまうような強烈な霜が降りませんようにと願うばかりです・・・・

久しぶりに薄っすらとモルゲンロートに染まる剱岳立山。
日当たりも良い爺ヶ岳の南西斜面はいつも先頭を切って紅葉が進みます。
種池山荘の高さまで上がる雲海に皆さんも飲み込まれそう・・・
鹿島槍ヶ岳方面の紅葉はまだまだこれからです。
赤岩尾根上部からの鹿島槍ヶ岳。
大町安曇野は厚い雲海の下の一日。紅葉前線はまもなく柏原新道を下り始めます。
明日はもっと期待を持てそうな気配ただよう鹿島槍ヶ岳

NO 2263  秋空がすぐそこに。

2018 9/ 17(月) 

  敬老の日3連休の最終日も、霧雨モードの一日となってしまいましたが、夕方になって雨雲も消え去って晴れ間が次第に広がってきました。明日あさっては待望久しい移動性高気圧がようやく北アルプス上空をおおってくれそう・・・・  期待の3連休には間に合わず、テンションは下がりっ放しでしたが、遅れてやってきた秋の高気圧の到来を素直に喜びたいです。明日あさってについては、朝も久々に少し冷え込みそうで、紅葉も一気に進みそうな予感です。

午後の雨も上がり、剱岳も頂を見せてくれました。
明日が楽しみ!爺ヶ岳もようやくスッキリ。ナナカマドも色付いてきました。
連休中はなかなか顔を見せてくれなかった鹿島槍ヶ岳も登場!
新越山荘からは遠く白馬岳まで全山が望める雨上がりの今夕です。

NO 2262  束の間の晴れ間に小さく納得・・・

2018 9/ 16(日) 

  一昨日の夜から続いた雨降りも明け方には小休止を迎え、朝方は青空も見え隠れする時間帯もあり、少しだけ展望も利くことができました。またその後もパラパラする時間帯もあったものの、連休前の連日悪天の天気予想から言えば、まだまだ良いお天気だった3連休の2日目 の午前だったかもしれません。

  昨日強めの雨の中を上がって来られたお客さま、回復を待って連泊していただいたお客さま、いずれも100パーセントには程遠いでしょうが、それなりにご納得をいただけたと思いたいお天気になってくれたんではないでしょうか。 ただ午後はふたたび霧雨モードへと移ろってしまって残念でしたが、雨にぬれた紅葉に、ガスの合い間に垣間見る紅葉の斜面に、少しでも心ときめかせていただけたなら幸いであります。日本全国の紅葉シーンはまだまだたっぷりとありますし、鹿島槍ヶ岳爺ヶ岳周辺の紅葉も10月中ほどまで楽しめます。ぜひまた素敵な紅葉に逢いに足を延ばしていただきたいと思います。

  残念な雨の連休になってしまいましたが、お越しくださり心よりありがとうございました。

大町は雲海の下ですが、雲海上には浅間山も見える朝方です。
黒部側は遠く白馬岳方面もチラチラ見える時間帯もありました。
青空も見えてきました。
種池平ではいよいよ紅葉が進み始めました。
黄色系のミネカエデが鮮やかさを増してきました。
お昼頃までは時々ぱらつくも外で休めるお天気でしたが、夕方にかけてはまた雨模様です。3連休最終日の明日こそ! と期待するだけです。

NO 2261  濃いガスの一日。

2018 9/ 14(金) 

  昨夕からの雨は朝方には上がったものの、その後は終日濃いガスに包まれた一日となりました。いよいよ明日からは期待の秋の三大連休の第一弾敬老の日3連休ですが、秋雨前線の停滞、雨予想もあってご予約も連休とは思えない少なさになってしまいました。なんとか天気予報が大ハズレになることに、淡い期待をいだくばかりです・・・ 

  あたたかい服装、防水対策等しっかりとなさってお出かけ下さい。

NO 2260  3日続きの好天。

2018 9/ 13(木) 

  明け方こそ小雨が少しだけパラパラしましたが、今日も尻上がりにお天気は良い方向へ! 秋雨前線も本州南岸まで下がってくれたおかげで、一昨日から3日続きでまあまあのお天気になっています。少しだけ戻ってきてくださったお客さまも、揚々と初秋の色付き始めた稜線歩きを満喫されています。できることならこのお天気廻りを、明後日からの三連休に取って置きたいぐらいですが、なかなかそううまくはいかないですね・・・・  

  どちらにしても、本州近辺に秋雨前線は停滞気味のようですので、敬老の日3連休も、秋雨前線の位置や動きに注目していただくしかありません。ただ気象情報等をチェックしていても、先週末の4日続きのまとまった雨のような降り方はないような印象を受けています。終わってみれば、意外に良いお天気だったじゃない・・・ そんな感じの3連休になってほしいですね!

  ところでお盆以降お休みをいただいていた、種池山荘の焼きたてピザの販売を、明日から秋分の日頃まで再開いたしますので、ぜひともご賞味いただければ幸いです。

朝の内は薄暗く湿っぽい雲に覆われたスタート。
今秋は稜線のナナカマドもいまのところは元気に良い感じで紅葉が始まっています。
日が高くなるに連れて秋のやわらかな日差しが降りそそぎます。
蓮華岳針ノ木岳はばっちりですが、燕岳や槍穂、水晶岳、薬師岳方面は雲の中。
剱岳立山方面も雲に隠れる昼前です。
こちらは昨日の様子。波静かな雲海のはるか先には富士山も遠望。大町安曇野は厚い雲海の下。

NO 2259  待望の青空。

2018 9/ 11(火) 

  まるまる四日間降り続いた雨もようやく明け方には上がり、今日の日中はようやくすっきりと秋空が広がってくれました。この4日間の総雨量は、その前の台風21号の雨量を大幅に上回る200ミリ超のまとまった雨となりました。この1週間で400ミリ近い降水量、もう雨はお腹一杯といった感じですね・・・  そして雨の上がった爺ヶ岳の斜面には確実に紅葉前線が舞い降りて、木々が色付き始めたのがはっきりとわかるようになりました。月末には小屋の建つ主稜線では、見頃を迎えるようになると思われます。台風による強風や強烈な霜や氷に遇わぬよう願うばかりです。またできることなら、この後も今日の抜けるような爽やかな空の下で、日々変化する紅葉の舞台に逢いたいものです。

NO 2258  週明けも雨のスタート。

2018 9/ 10(月) 

  土日をはさんで、金曜日から月曜まで4日連続の本格的な雨降りとなっております。今日も昨夕から朝方までは小康状態を保ちましたが、その後はお昼過ぎまで結構強い雨降りとなってしまいました。明日は秋雨前線も本州南岸まで南下するようですので、期待を持ちたいものです。

朝方は鹿島槍ヶ岳も見えましたが、あっという間に雨のカーテンに隠れてしまいました。(9/10)
午前中の強雨も、午後には小止みに・・・ 登山者の往来もすっかり途切れてしまった昨日今日です。

NO 2257  残念な週末土曜日。

2018 9/ 8(土) 

  昨日未明からの雨は二日続きのまとまった雨になり、夕方までに120ミリほどの雨量になりました。ただ夕方には雨も一旦は止み、雲間に青空も少しだけのぞく空模様です。この青空が明日の好天へと続いてくれる晴れ間ならいいんですが・・・・ 秋雨前線は明日も本州上の今日と同じようなラインに停滞しそうとのことで、やっぱり心配が先に立ってしまいます。 今はただただ安定の秋空がやってくることを願うばかりです。。

何にも見えない冷たい雨が降り続く一日でしたが・・・
夕方前には雨もようやく小降りになって・・・
6時前には明日へ一縷の望みをつなぐ青空が顔を出してくれました。期待したいですね!

NO 2256  強雨の一日。

2018 9/ 7(金) 

  未明からの雨降りは、午後にはさらに強くなり、風も勢いを増す国境稜線は行き交う人も少ない、寂しさと冷たさが同居する一日になってしまいました。また明日も似たようなお天気模様が続きそうで、初秋の北アルプスを楽しみにお越しくださった皆様には残念な週末になりそうです。

  なお種池山荘で明日開催予定だった大町市の移住セミナーも参加申し込みの方にキャンセルもでてしまい、今回は残念ながら中止が決定されました。飛び入り参加を予定された方には残念でありますがご了承いただきたいと思います。前にも書きましたが、早く秋の大き〜な移動性高気圧がやってきてほしいですね。そしてこの雨続きがやんだときには、きっと周辺の景色も秋色世界へ数歩だけでも進んでいてくれることを信じています。

断続的に雨が叩きつけた一日となりました。(9/7)

NO 2255  自然への畏怖。

2018 9/ 6(木) 

  超大型の台風災害のあとは北海道で大地震の発生と、立て続けに大災害が起きて驚くばかりですし、いずれもまだ全容さえ掴みきれてない状況ですので、ただただ困惑するばかりです。とにかく今はいずれも早くに平静が戻ることを願うばかりです。被害に見舞われた皆さんには、慎んでお見舞いを申し上げます。

  また私どもの山小屋に今秋ご予約を頂いていた関西方面のお客さまの中にも、住宅被害に見舞われた複数の方がおられ、昨日からキャンセルのお電話をいただいております。心よりお見舞いを申し上げますと共に、一日も早い復旧を願うばかりです。

  鹿島槍ヶ岳は先の台風21号の大荒れが、何事もなかったように、今日もその勇姿を見せておりますが、大自然のもつ力の凄さを再認識するばかりです。ここへきて温度も確実に下がってきており、確実に季節も夏から秋へと移ろっています。自然は秋が来ることも冬が来ることも決して忘れてはいません。

昨日今日と好天が続く鹿島槍ヶ岳です。(9/6)

NO 2254  台風一過の青空。

2018 9/ 5(水) 

  平成最後の年の台風21号。関西地方に多大なる被害をもたらしたこの台風のことは、この先もずうっと脳裏から消え去ることはないでしょう。とくに関西国際空港の甚大な被害は、このあとも長期間に渡って影響をあたえそうで心配でなりません。

  いっぽう鹿島槍ヶ岳周辺においては昨日のお昼前から降り出した雨は、昨日の午後2時過ぎからは超強風を交えながらの大雨になり、夜半まで断続的に屋根に叩きつけ、小屋を揺らし続けました。当山荘周辺での 総雨量は150ミリほど、風も30m近い強風が吹き荒れましたが、幸い小屋の被害もほとんどなく、周辺でシラビソの倒木が数本確認されるくらいです。

  台風一過をねらって早速登ってこられたお客さま情報でも、柏原新道も赤岩尾根も被害はほぼ見当たらないようでホッとしているところです。それにしましても昨日の午後3時ぐらいから7時頃までの荒れ方は、久々に台風の恐怖を覚える荒れ方でした・・・・  ここ数年は台風は北アルプスを微妙に避けて通り過ぎて、あんまり影響も出ないみたいな、ややもすれば都合のいい先入観が心の片隅にちょこっとだけありましたので、なおさらでした・・・・  頭上に広がる今日の台風一過の青空を見ていると、今さらながら自然の凄さ並びに猛威、そして大自然を前にした人間の力の限界を感じざるをえないところです。

  なお今朝は南アルプスのほうでは台風の影響でバスが不通になってしまい、予定してた入山ができない箇所もあったようで、急遽 登山先を鹿島槍へ変更しますといった登山者の方からご予約をいただきましたが、先ほども書きましたように、当方の周辺では登山道も登山口までの車道も、いまのところは被害は報告されてないことをお伝えいたします。

  台風が抜け去った今は、今日の “ザ・台風一過” の、爽やかな初秋の空がこのあとも続くことを願うばかりです が、週末はまた秋雨前線の登場が心配されるようです。

昨日の超暴風雨が幻のような、今日は絶好の布団干し日和。
台風一過を信じて昨日の朝早々に登ってこられた数名のお客さまは鹿島槍を独占ですね。
初秋の風情が深まる種池山荘ですが、今日は夏の空が復活です。
まだだあれもいないベンチ。今日のこのお天気を3回の3連休にとって置きたいですね。
台風一過を信じたお客さまが、柏原新道を早速登ってきてくださいました。
台風襲来の前日。台風がやってくる西の空を凝視するライチョウくん。 きっと四半世紀ぶり?ともいわれたこの暴風雨もやり過ごしてくれたはず・・・