▲▲  最 新 情 報    : 2017 / 5月  ▲▲

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NO  2081  柏原新道は現在通行不可能!

2017  5/ 25(金) 

     お天気に恵まれた5月もまもなく終わりになりますが、今日は久しぶりの雨降りとなっております。北アルプスも厚い雨雲の中で、何も見えません。そして来週には早くも梅雨の季節を迎える6月入りとなるわけですが、今年の梅雨はどんなシーンをもたらしてくれるのでしょうか・・・

   昨年は後立山連峰の天気の指標でもある北陸地方は順調に7/19には梅雨明けになって、鹿島槍ヶ岳周辺も例年より早めの夏空がやってくるようになったのですが、肝心の関東地方の梅雨明けが7/29までずれ込んでしまったため、お客さまの出鼻はすっかりくじかれてしまい、苦い思いのシーズン入りとなってしまった覚えがあります。今年はなんとか順調に梅雨に入って、できることなら少し早めの海の日連休の頃には梅雨明け!となってくれたらいいなあなんて皮算用を立てていますが、はたしてどうなることでしょうか・・・

   さて冒頭にも申し上げましたが、4月5月と雨が少なく、また結構肌寒い日も多かったりで、鹿島槍ヶ岳周辺の融雪のスピードは遅く、今ひとつ加速モードに切り替えられてない感じです。一昨日も扇沢へ柏原新道が走る爺ヶ岳南西斜面の残雪の状況をチェックしに行ってきましたが、中間帯から上は相当に残雪があり、柏原新道の姿はまったく見えていません。来週後半には種池山荘へスタッフも再入山の予定でおりますが、柏原新道の雪切り作業は斜面の雪消えの進捗状況も見ながら、タイミングを見て当たって行きたいと思います。今の感じではいくら早くても6月中旬の通行開始といったところでしょうか・・・・  ただ開通といっても、大量の残雪の上を歩いていくわけですから、危険はいっぱいです。どなたにも安心して爺ヶ岳登山をおすすめできるようになるのは、まだまだ1ヶ月先の6月も最終盤を迎えるころでしょうか。

“ガラバ”(右側の沢筋)から、“富士見坂”へと斜上する斜面はまだ相当な深さの残雪に覆われる。左上には種池山荘が見える。(5/23)
柏原新道“アザミ沢”から“ガラバ”あたりの斜面。(5/23)
柏原新道の中間帯“水平道”が通る斜面。“水平道”の姿がある程度現れてこないと雪切り作業も危険で開始できません。(5/23)

NO  2080  五月の朝。

2017  5/ 19(金) 

     ゴールデンウィークが終わって早や10日あまり。北アルプスももっとも静かな季節を迎えていますが、雨が少なめだったり、肌寒い日が多かったりで、後立山連峰の主稜線の雪融けもやや遅れ気味かなって感じに、下からは見えます。6月の再入山、そして種池山荘の小屋開けまでも、2週間あまりになり、いろいろと夏山準備に余念がない季節を迎えました。

さわやかな一日の始まりです。この時季早苗が植えられた水田は、北アルプスを映すみごとなまでの水鏡です。(5/19)

NO  2079   夏山イベントが目白押し!

2017  5/ 09(火) 

   5月10日から12日の3日間に、東京神田小川町3−6 『THE NORTH FACE b.c.map club神田店』 の7階 『ICI石井スポーツ・アースプラザ』(最寄り駅はJR御茶ノ水駅・地下鉄神保町 駅or小川町駅)にて北アルプスや尾瀬、八ヶ岳などの山小屋が集まっての 『第59回山松会・夏山相談所』 が開催されますので、東京関東のみなさんぜひともお出かけ下さい。宿泊割引券や山小屋グッズの抽選会等もあります。

   また5月13日と14日には安曇野市の安曇野スイス村サンモリッツホールで『信州安曇野・北アルプスパノラマ銀座山岳フェスティバル2017』が開催されますのでそちらへは長野県内のみなさんお出かけくださいませ。

NO  2078  G.W営業終了。

2017  5/ 09(火) 

    ゴールデンウィーク営業が終わって下山してきました。大型連休中にお越しいただいた皆さまには先ずもって御礼を申し上げます。お天気にもそこそこ恵まれて、事故もなくて良いゴールデンウィークだったと皆さんにご報告申し上げたかったところですが、最終日に爺ヶ岳南尾根を下山のお客さまが雪渓上を滑落して、ヘリでの発見も容易にできず、当方のスタッフも出ての二日がかりの捜索になってしまいましたが、無事長野県警救助隊員の皆さん等の懸命の救助活動によって救出することができて幸いでした。詳細についてはわかりませんが、今後事故の原因等は遭難減少に向け参考にしていきたいものです。この大型連休中も北アルプスでは穂高連峰と剱岳を中心に死傷事故が相次ぎ、当初の願いとはかけ離れた残念な結果となってしまいました。(旧知の富山県の小西ドクターが連休中の室堂の診療所へ応援で赴かれた際の立山室堂の写真を本日送ってくださいましたが、連休中は剱岳や立山での登山や春スキー等のいろんなケガや病気への応対にてんてこ舞いであられたようです)

   さてこれで冷池山荘の春山営業も終了です。小屋には夏山への準備も兼ねてスタッフも残りますが、宿泊営業はいたしません。テントの方への対応や緊急時の警察等への対応等はいたしますが、ご容赦くださいませ。なお6月上旬の種池山荘再入山までは、柏原新道の状況とか周辺のルートの状況とかもわかりかねます。当方でも基本的には、しばらくは上り下りもいたしませんのであしからず・・・  以前冷池山荘はゴールデンウィーク後も引き続いて営業してたことがありましたが、ほとんど来訪者がないにもかかわらず、毎週のように“遭難騒ぎ”があって、日に日に雪の状態も、山の状況も劇的に変化していくなかで、夏山気分で来られるお客さまには、少数スタッフで対応するだけの力量はないことを実感いたしました。それ以来いったん休業とすることにいたしました。

   ゴールデンウィークが終わって梅雨入りを迎えるこれからは、登山者も最も少ない季節を迎えます。一切がっさいご自分で判断できる力量のある方のみの入山をお願いしたいと思います。夏山登山道というものは現れていませんし、道標も雪の中であったり、倒れていたりです。 (よくニュースや新聞等で登山道を間違えたみたいな何だか理解できないことを言いますが、積雪期や残雪期に登山道なんてありません! 先ほどの小西ドクターからのメールにも今年の連休中剱岳に登ろうとするパーティの中には、剱岳の頂上までフィックスロープが張られているものと信じて室堂まで来た者がいたというのですから、驚きです。当方でも以前ゴールデンウィーク中にアイゼンも何の登攀用具のひとつも持たずに五竜岳まで縦走すると真顔でおっしゃる女性がおられました・・・)

連休に入る前と連休の最終盤に種池山荘の除雪を進めてなんとか完了。 (5/7)
すごい強風の中での爺ヶ岳南尾根の救助活動。ヘリの下方に赤黄色の隊員が見える。長野県警ヘリ『やまびこ』で無事にケガの2人を救出。((5/8)
富山の小西ドクターより送っていただいた写真。雷鳥沢のテントもにぎわったようですが、一方で診療所もヘリも大忙しのゴールデンウィークだったようです。富山県も長野県も救助隊員はじめ関係各位に置いては休む間もない連休となってしまいました。こちらは富山県消防防災ヘリ『とやま』。

NO  2077  雪たっぷりG.Wに大満足!

2017  5/ 05(金) 

    さすがにこの時季の鹿島槍ヶ岳主稜線にお子さんは皆無ですが、まさに絶好の子供の日でした。そして超少雪の昨年とは違った、今春のたっぷり感あふれる積雪には、登った方すべてが満たされたゴールデンウィークとなりました。このあとも順調な雪融け、梅雨入りそして梅雨明けと進んでいってほしいですね。今日はほとんどの皆さんが下山の途に着かれて、静けさが戻った冷池山荘です。

午後には行き交う人もすっかり少なくなった冷池山荘です。G.W後は6/中まで営業中断します。
種池山荘方面、岩小屋沢岳方面も今年はしっかりと雪が残ります。順調な雪消えを期待!

NO  2076  好天4日目

2017  5/ 05(金) 

    こどもの日も好天でスタートです。朝方は冷え込みも弱く、秋のような雲が広がる冷池山荘上空です。ただ明日の6日は寒冷前線が通過、そしてその後ろには寒気が流入する可能性もありそうで、大型連休の最終盤はやや不安定になるかもしれません。

   さて昨日も奥穂高周辺や剱岳などで残念な死亡事故が相次いだほか、北アルプス各所で遭難が多発したようです。なかでも昨日も雪崩発生によるものが何件かあったことは特筆すべ きことでしょうか。ゴールデンウィークも今日を含めてあと3日間。油断することなく慎重な行動をお願いいたします。

NO  2075  好天継続

2017  5/ 04(木) 

   一日を通して暖かで、穏やかな絶好の春山デーでした。どなたも大満足の鹿島槍ヶ岳登頂でしたが、週末土曜日が少しお天気も崩れそうということで、大方の皆さんは明日には下山に向かいそうで、また静寂も戻りそうです。

小屋前のこの時季だけの、雪上のテント場も朝から夕暮れまで、楽し気な声が途絶えません。

NO  2074  G.W後半戦が順調にスタート

2017  5/ 03(水) 

   思いの外日差しの弱いどんよりとした一日でしたが、視界もよく利いてみなさん大満足での冷池山荘ご到着です。ゴールデンウィークのにぎわいも、お天気の安定も明日にかけて続きそうです。

冷池山荘に到着。さっそくみなさん今宵のお宿の準備です。

NO  2073  今シーズンもよろしくお願いします。

2017  5/ 02(火) 

   さあ明日からは大型連休後半戦の3連休(日曜までだと5連休!)。まずはお天気も良さそうでひと安心!そしてこんなお天気が夏山秋山シーズンの大事な時期にもぜひ続きますように! また今シーズン中も事故や遭難がとにかくありませんように! そしてスタッフ一同も シーズンを通して元気でやっていけますように。いいスタートになってほしいです。

   まだまだ夏に仲間に加わってくださる、山小屋スタッフも募集中です。そちらのほうもぜひ連絡をお待ちしております。

大町白馬小谷で除雪機といったら絶対WADO工業! WADO1510機を囲んで小屋開けスタッフ一堂でパチリ。今年の小屋開けはみんな経験者ばかりで心強いです。
力仕事中には、3時のおやつに手作りアメリカンドッグを女性陣が揚げてくれました。中身は『丸善魚肉ソーセージ』これがうまいんだなぁ。いつも美味しいお料理ありがとう!
今季最初のメインイベント除雪作業もみんなで頑張りました。一番底にある玄関も無事に開放!

NO  2072  よく遠望の利いたお天気。

2017  5/ 02(火) 

   大型連休の後半戦を前にお天気もすっかり回復。絶好の春山日和になりました。スタッフは種池山荘や新越山荘の偵察に行ってくるメンバーや、鹿島槍ヶ岳へ休暇でいってくる者や、今年のゴールデンウィーク本番ともいえる後半戦を明日に、最終準備に余念のないスタッフとそれぞれ充実の一日となりました。出かけたスタッフの報告からは新越山荘周辺や鹿島槍ヶ岳頂上などは近年になく積雪があるようです。 

   さて今年の大型連休前半戦の長野県内での山岳遭難件数は例年になく増えたみたいで、明日からの後半戦も憂慮されているようです。そんななか3月の長野県防災ヘリの残念な事故で、才器あふれたスタッフと『アルプス』を失った長野県では、今日から後半連休中の遭難多発に備えて警視庁の救助ヘリの力をお借りして、長野県警ヘリ2機と合わせて3機体制で臨むことになったそうです。とにかく皆さんには救助ヘリを安易に救助要請すればいいような気持ちでの、軽はずみな無計画無鉄砲な登山だけは慎んでいただきたいと思います。

いつになく積雪が多い鹿島槍ヶ岳南峰頂上。このところの度重なる降雪で剣立山も真っ白に。
鹿島槍頂上からの爺ヶ岳稜線および槍穂高方面。他にも遠く中ア、南ア、富士山、奥秩父、白山、男体山、越後三山・・・ 全〜部見える気持ちいい一日。
新越山荘への道すがら岩小屋沢岳から見た鹿島槍ヶ岳以北の山々。
薄っすらと朝焼けに染まる鹿島槍ヶ岳と左側に冷池山荘。

NO  2071  猫の目天気もようやく・・・。

2017  5/ 01(月) 

   昨日の好天も一転、朝からの雨模様はその後吹雪へと変わり、またまた15センチ近い新雪となりました。ただ夕方前には晴れ間ものぞき始め、天気も早々に回復へ向かいそうな空模様となりました。お天気予報を見ても明日の2日から5日の子供の日の日中にかけては、全国的に良さそう・・・・ このところのお天気の変化は激しく、雪模様と晴れ模様が日毎に繰り返した感じでしたが、連休後半を迎えて少し安堵できそうです。ただ26日、29日、1日とそこそこ降雪があって、先日の白馬大雪渓の雪崩遭難に続いて昨日も剱岳でも雪崩遭難が発生したようです。明日からの温度上昇には注意が必要なのは申し上げるまでもありません。

夕方前にはまたまた白さと迫力を増して、鹿島槍ヶ岳が登場!
鹿島槍東尾根を見ると2000m以上で新雪が積もったみたい。雪雲去って青空が大きくなりました。
今夜は連泊のテントが2張りだけ。下から登ってこられたパーティは小屋泊まりを含めありません。