▲▲ 最 新 情 報    : 2016 / 10月  ▲▲

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NO  2035  寒い週末。

2016  10/ 29(土) 

   全国的に寒〜い一日でしたね。午後所用で扇沢駅まで行ってきましたが、扇沢でも時おりチラチラと雪が舞っていました。主稜線はガスに隠れていましたが、視界の利く中腹の1800mぐらいまで薄っすらと白くなっていました。来週も寒 さが続きそうとのことですので、この後は足踏みしてた冬の足音も日増しに大きくなっていきそうです。

扇沢駅屋上の観光客の皆さんは、立山室堂ではさぞや寒かったことでしょう。
柏原新道入口の砂防ダムの改修工事の皆さんも、雪に急かされる時期を迎えました。

NO  2034  いよいよ。

2016  10/ 28(金) 

   朝方は高曇りの初冬の空の下に姿を見せていた後立山連峰も、昼前にはあっという間に時雨れだして雲の中にすっかり消え去ってしまいました。この次に現れるときには白い衣装をまとっていてくれるでしょうか。

南のほうから冷たい雨に飲み込まれていく今日の後立山連峰です。

NO  2033  気象庁の3ヶ月予報は、寒い冬を予想。

2016  10/ 26(水) 

   ニュースによれば今日は富士山が1956年以来の最も遅い初冠雪を甲府測候所にて観測したとか・・・ それだけを聞けば、知らない人はやっぱり今秋の暖かさは富士山の初冠雪をも相当に遅れさせたんだなんて、みなさん思ってしまいますでしょうが、なんか私は腑に落ちません。そう今年はもう1ヶ月と一日前の9月25日に富士吉田市からハッキリくっきりの初冠雪が、間違いなく富士吉田市民全員!によって観測されているんですよね・・・  なんかこの特定の測候所から観測した初冠雪っていう概念には昔から少々しっくりいかない点がありましたが、今のSNS全盛の時代にはさらなる違和感を覚えてしまいます。

   ところで昨日の雨は富士山の高さでは冠雪しましたが、鹿島槍ヶ岳をはじめ大町から見える今朝の北アルプスは黒々としたままでした。昨日は大町でも今秋初の氷点下になり、我が家のバケツにも超薄氷が張りましたが、午後から降り出した雨は北アルプスでも本格的な雪になることはなく、積雪にはいたらなかったようです。なかなか本格的な冬の足音が大きく聞こえてこない北アルプスですが、今夜から明朝にかけてと今週末の土曜日あたりは形的には気圧配置は冬型になるようですので、雪が多少降ってもおかしくはないのですが・・・  なお昨日発表された気象庁からの11月〜1月の3ヶ月予報では西日本を中心に寒い冬になるでしょうということですが、今冬は昨冬のような超少雪のややもすれば情けない冬にだけはなって欲しくないものです。

昨朝の好天の3時間後には北アルプスは時雨模様に変わり夕刻からはまとまった雨降り。
雨上がりの今朝は冷え込み弱いものの、薄っすらと川霧が漂う。
川霧が消えたあとには冬を待つ穏やかな表情の後立山連峰が横たわります。

NO  2032  秋空3日目、4日目。

2016  10/ 16(日) 

   週末の土曜日曜も大快晴に恵まれ最高に素晴らしいシーズン納めをすることができました。最終週末は金土日と3日連続の晴天が“お約束”のような気圧配置でしたので、例年の小屋閉めの最終週末にはないくらいに、たくさんのお客さまをお迎えすることができてよかったです。今シーズンは7、8、9、10月とすべての月においてお客さまの動きが大変低調で、来シーズン以降の入り込みに付いても心配が付きまとっていただけに、週末の好天が“お約束”なら、来ていただけるんだなとちょっと安心した次第です。これで今季の私どもの3つの山荘の営業はすべて終了です。お越しいただいたお客さまと、全スタッフ、全関係者にあらためて感謝する次第であります。来る平成29年シーズンも本年同様の期間での営業を考えておりますので、ぜひまたお越し下さいますようよろしくお願いを申し上げます。

シーズンの最終日も4日連続の穏やかな秋空が広がる一日。こんなお天気がもっと早くにやってきてくれていたら・・・ そんな恨み言もどこかへ吹き飛んでしまうほどの気持ちのいい週末でした。

NO  2031  秋空2日目。

2016  10/ 14(金) 

   さわやかな秋の空が広がる爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳上空です。この好天は明日あさっても続きそうで、お客さまには最高の秋山登山を シーズン最後に満喫していただけそうで本当によかったです。

   種池山荘も冷池山荘も営業は16日(日)のお泊りまでOKですが、小屋閉めを控えていますので、すでに一部の部屋は窓に冬囲いがされて暗かったり、物が収納さ れて使えなくなってたりしています。小屋の中も少々ガタガタしていますこと、なにとぞご了承願いたいと思います。

   また明日あさっての両山荘へのご宿泊を予定されておられる方は、必ずご予約を、できれば今日中にいただければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。なお今朝の段階でも日陰になる五竜岳〜五竜山荘の間はかなり凍結しているようです。当方としてはこの週末の鹿島槍ヶ岳南峰から五竜岳方面への縦走や、状況が把握できてない鹿島槍南峰から鹿島槍北峰間のピストンも中止していただくことをおすすめしております。種池山荘〜冷池山荘〜鹿島槍ヶ岳南峰までの往復でしたらまったく問題ありません。

澄みきった秋空にさささっとハケで描いたような雲が実に心地良い爺ヶ岳稜線歩きです。
主稜線では木々の葉っぱもところどころに残るだけ。紅葉ははるか下方登山口近くまで下降中。

NO  2030  いよいよシーズン最後の週末へ。

2016  10/ 13(木) 

   日中の最高気温も6度程度の薄ら寒い日となりましたが、お天気そのものは良い一日で、小屋閉めに向かっての外仕事も大いにはかどりました。種池山荘と冷池山荘の今シーズン営業もいよいよ3日間を残すだけになってしまい、一抹の寂しさも覚えるわけですが、明日からの最終週末のお客さまをしっかりとお迎えしたいと思います。

   週末ごとにお天気が案じられる今シーズンでしたが、明日からの最終最後の3日間は本当に心置きなく安心して迎えられそうです。そして初雪の降ったあとですので、明日の朝と明後日の朝は放射冷却も手伝って今秋一番のマイナス5度以下の冷え込みになりそうです。週末お越しの皆さんは暖かい格好にてお出かけ下さいね。また9月に入ってから穂高連峰では大きな事故が相次いでいますが、体育の日連休以降も悪い流れが続いているようです。幸いにして鹿島槍ヶ岳周辺では重大事故がなかった今シーズンですが、北アルプス中のどこの山に登る方も、最後の最後まで本当に気を抜かないで、慎重に一歩一歩地に足をつけて歩を進めていただきたいと思います。

   なおNO.2027でも書きましたが、鹿島槍ヶ岳の南峰まででしたら、雪の心配や凍結の心配はほぼありませんが、五竜岳山荘から五竜岳の間や鹿島槍南峰から北峰への下りなどは凍結の可能性がありますので、凍結していて通過が困難な場所があれば絶対に無理せず引き返してください。

日中は秋空が広がってくれました。
じっとしていると肌寒いですが、汗をかいて歩いてくればやっぱりこれが美味しいですね。『ハイ!お疲れさまでした。』シーズン大謝恩価格にてお待ちしております。初雪にカンパ〜イ!
少しでも薄っすらでも初雪は初雪。鹿島槍ヶ岳初冠雪にも乾杯!
今日の日差しで見える範囲の雪は消え去りました。昨年は本当に雪の少ない冬でしたが、今冬はどうなるのか・・・  少雪のため白馬大雪渓の通行ができなくなってしまった今秋ですが、そんな超少雪じゃ心底困ります。今冬はどんどんと降ってほしいですね。
午後には秋の雲が広がりました。明日も期待できそうです。

NO  2029  鹿島槍ヶ岳、剱岳初冠雪。

2016  10/ 13(木) 

   マイナス3度と冷え込んだ朝を迎えました。昨日の初雪は鹿島槍や剱岳などでは思いのほか少なく、本当に薄っすらと白くしただけです。とは言っても今秋初の降雪、そして今朝の初冠雪と、やっぱり初物はいいですね! うれしさとともに冬の初物は気持ちもピリッと引き締まってまいります。小屋から見た感じでは、鹿島槍ヶ岳や剱岳の頂上で1〜2センチぐらいの積雪でしょうか。本日は今ひとつ温度が上がらない予報ですが、明日には温度も上がりそうですので、鹿島槍ヶ岳の南斜面の今回の雪は消え去りそうです。また爺ヶ岳は 小屋から見る限りでは登山道のある北側斜面を含めほとんど白くはなっていません。今週末は大きな移動性高気圧の下、絶好の晩秋の岳を満喫できそうな感じですね。鹿島槍ヶ岳南峰までのピストンなら問題はないでしょう。また種池山荘から見た感じでは目の前の蓮華岳や針ノ木岳はもとより薬師岳、水晶岳、大天井岳、燕岳なども白くはなってない感じです。

   ただ今回の雪は白馬岳方面では、まあまあの積雪があったようですので、注意が必要のようです。鹿島槍ヶ岳の北隣りの五竜岳なども、本日の五竜山荘のホームページを見ると、五竜岳の北側斜面は結構白くなっていますので、凍結滑落等に要注意です。同様に鹿島槍ヶ岳南峰の 登山道が通る北側斜面なども下記の鹿島槍ヶ岳写真で見る以上に雪が付着している可能性がありますので、要注意は申し上げるまでもありません。今週末は慣れない方や、未装備の方の鹿島槍ヶ岳〜五竜岳縦走は自重されるのが一番と思います。なお鹿島槍ヶ岳南峰までのピストンでしたら、ほぼ南向き斜面の歩行になるので心配はないと思います。どちらにしましても北アルプスも冬の世界のゲートをくぐりました。これからは気象情報や装備にはより敏感になっていただきたいと思います。

鹿島槍ヶ岳は2600mぐらいから上部が薄っすら白くなりました。 鹿島槍の初雪平年値日は10/3と見ていますのでやや遅めの観測となりました。
剱岳は頂上付近が薄っすらと白いです。
種池山荘周りにも昨日の名残りの雪が溜まっている場所も・・・
昨日午後の白馬山荘。(白馬山荘ホームページより)
五竜山荘から見た今朝の五竜岳北側斜面。この程度の雪なんて思って、装備も持たずに行ったら事故のもとです。(五竜山荘H.P)
今朝の室堂からの立山。種池山荘から見る東斜面にはほとんど新雪が見当たりませんが、西側斜面には上部に新雪が確認できます。立山初冠雪ですね!黒部立山アルペンルートは11/30まで営業です。(室堂ライブカメラより)

NO  2028  初雪。

2016  10/ 12(水) 

   朝方の好天も昼前には立山のほうから雪雲がかかり始めて、今秋初の雪がぱらぱらする寒い一日となりました。午後3時ごろからはみぞれ混じりの雨に変わりましたが、夜にはやんで積雪にはなっていません。明朝は小屋周りの標高では白くなるかどうか微妙ですが、はるかに高い爺ヶ岳や鹿島槍ヶ岳頂上、またそれ以上に高い立山や剱岳はおそらく白くなっていることでしょう。遅れ気味の冬の入りですが、大きく一歩前進しそうです。また夕方の気象情報を見てると、移動性高気圧が上空にやってきて、確実にすっきりとした秋空になるのは金土日のようです。積雪の量によっては、鹿島槍ヶ岳南峰から先、五竜岳への縦走は厳しくなるかもしれませんのでご注意下さい。また手袋等の防寒の準備も怠りないよう願います。

ようやく冷え込みも強まってきて連日の氷点下。富士山も大きく見えた朝です。
午後は氷雨模様に・・・ 種池山荘も小屋閉めに向かって、一部の窓閉めが始まりました。

NO  2027  もうひとつ“晴れの特異日”。

2016  10/ 11(火) 

   昨日に続いて終日秋空が広がりそうな3連休明けの火曜日です。今ひとつだった3連休の空模様に恨み節の方、昨日の秋天に納得で家路に着かれた方、思いはそれぞれでしょうが、今週もまたお仕事頑張ってくださいね。

   ただ今週はずうっと良い天気かと思っていましたが、鹿島槍ヶ岳周辺の類似天気の指標にしている新潟の明日の予報に小さな雨マークが付いてるのが気になって週間天気図を慌てて見てみると、今夜から明日の昼にかけて寒冷前線が通過するようです。大した降りではないでしょうが、冷たい雨に打たれる時間帯があるやも知れませんので、防水防寒対策はしっかりとなさってください。もしかしたら雪がちらちらしても不思議ではないですので、そちらもご注意ください。

   なおその後は、移動性高気圧におおわれて週末に向けてお天気も安定傾向みたい・・・  とくに週末の15日(土)から16日(日)にかけては、大きな移動性高気圧がやってきて、シーズン最後の週末を秋空で飾ってくれそうです。そういえば、私の記憶違いでなければ、昨年の10月16日のNHK気象情報で平井気象予報士が10月16日も“晴れの特異日”なんです! と言ってたような覚えがあるんですが・・・・  期待の最終週末です。

   どちらにしましても種池山荘と冷池山荘の今季の営業は10月16日(日)のお泊りまでで終了となりますので、来年への鹿島槍ヶ岳登山の先送りをなさりたくない方は天気予報をしっかりとご確認の上で防寒準備をしっかりとなさってお出かけ下さい。今日のお昼現在まだ降雪は一度もありませんし、長雨による登山道の傷み等もございません。

ナナカマドの赤い実が青空に映えます。
いろいろな渡り鳥が次から次へとやってくる時季になりました。こんな日ならすぐに剱岳も超えられそうですね。
針ノ木岳も全山落葉し晩秋の様相。針ノ木小屋も終了しました。

NO  2026  さすがは“晴れの特異日”。

2016  10/ 10(月) 

   体育の日3連休の最終日は、 今季一番の0度の冷え込みとみごとな秋空が広がる一日でした。朝早くからすぐ足下の高い位置に雲海が広がるその光景は夕方まで変わらずじまい。こんな厚い雲海が広がる日の大町は曇天の一日でしょう。雲海の上にいる者だけが、思う存分秋の雲と秋空をを堪能できる一日にちょこっとだけ優越感を覚えます。

   初日はほぼ終日の雨風、2日目も雨こそ昼前に上がったものの、その後は濃いガスが夜遅くまで終日覆いつくす残念な一日。そして3連休も最終日に来てようやくの安定だっただけに、本当に良かったというだけです・・・・  “晴れの特異日”に感謝の一日でした。

   前回の東京五輪の開会式の日に当たる1964年の10月10日は大快晴の日本晴れ。過去の晴天確率の高い10月10日を開会式に設定したのは大正解でした。その後50年以上を経た今になっても10月10日という日は、東京五輪の開会式の日であり“晴れの特異日”という永遠の記憶に残る大レガシー(遺産)を残したわけですが、2020年の東京オリンピックでは、いったい何がレガシーになって永遠に語り続けられるのでしょうかね。

直ぐそこにありながら遠い存在だった鹿島槍ヶ岳もようやく登場です。
朝も昼もそして夕方になっても雲海はすぐ足下に押し寄せる静かな波のようです。雲海に展望に秋の雲に・・・ 待った甲斐がありました。テーブルをおおう霜も心地良い朝です。
海の日、敬労の日、体育の日3連休と、どれもためいき混じりで終わった2016シーズンでした。来シーズンこそは・・・・  と願うばかりです。
自分の足で登った雲海上のテラスは格別。にぎわいが戻って小屋のスタッフにも笑顔が戻ります。
秋の雲と青空と雲海が夕方まで競演する一日。明日以降も期待のシーズン最終週になれそうです。

NO  2025  雨模様の一日。

2016  10/ 8(土) 

   体育の日3連休の初日は、残念ながら冷たい雨と風の一日となってしまいました。明日も気圧配置を見ると冬型へ移行するようで、寒い一日になりそうです。 天候の回復に期待が持てるのは連休最終日の“晴れの特異日” でもある10月10日でしょうか・・・   

雨の止む時間帯もありましたが、残念な3連休スタートとなりました。北アルプスじゅうの登山者の皆さんにはたいへんお疲れ様でした。

NO  2024  台風一過の秋空広がる。

2016  10/ 7(金) 

    一日遅れで台風一過の青空が広がった鹿島槍ヶ岳・爺ヶ岳周辺でした。このお天気を取って置けるものなら、誰もが明日からの3連休にまわしたいと思うのですが・・・・  どうもこの3連休の空模様は今ひとつのような予報ですね。期待を持ってお越し下さるお客様のためにも、少しでも晴れ間の時間、雨の止み間の時間が多くなることを願うばかりです。それにしても今シーズンはなんか毎週のようにこんなフレーズを書いてきたような感じがしてなりません。

   さて今朝は稚内でいつもより早めの初雪を観測したり、北海道の山々だけでなく岩手山からも初冠雪の便りが届きました。遅れ気味だった冬のおとずれも少しずつ少しずつ南下し始めたようです。今朝は今秋2度目の結氷を小屋で観測したものの、降雪を伴なうような寒気は東北北部止まりだったようです。なおこの3連休の後半にもまた弱いながらも冬型になるようですので、後立山連峰などでは初雪が舞うかもしれません。そして近づく冬の足音とともに、北アルプス北部の山小屋の多くは体育の日連休もしくは次の15日の週末土日でシーズンの営業も終わりを迎えます。わたしどもの種池山荘と冷池山荘の営業も一週間ほどになってまいりました。

2回目の氷は厚さ1センチ余りの本格派。6月からの長いシーズン頑張ったご褒美かな。
日中も温度高めの日が続いてきましたが、今日はひんやりとした大気がやってきました。とっても気持ち良い爺ヶ岳稜線漫歩にお客さまも喜ばれていました。
勇壮な双耳峰鹿島槍ヶ岳はすでに紅葉を落とし、雪の季節到来にも憂いなし。

NO  2023  油断大敵ですね・・・

2016  10/ 6(木) 

    昨夕のニュースで、台風18号の韓国での大暴れ の映像を見たあと、猛烈に焼ける空を見てたら、もう北アルプスは安心だなんて安易な考えに至ってしまいました。ところが夜中の11時ごろから本日未明にかけては、超暴風が吹き荒れ、朝起きて小屋の周囲を確認すると、オオシラビソが何本も倒れている状況で少々びっくり。周辺の登山道上でも倒木が何本も確認でき、3連休も控えているので、今日は全登山道で倒木の確認作業と除去作業に追われる一日。おかげでほぼ全線において落木や倒木の除去が完了いたしましたが、一部まだ残っているところもありますので注意して通行してください。なお通行には問題ありませんのでご安心ください。明日中には終了させます。

   それにしても台風18号の最後のあがきと言えど、自戒の意を込めて油断大敵です。なお今日の鹿島槍ヶ岳周辺は台風一過とまではいかず雲の多い一日でしたが、視界の利く時間帯もあってまあまあのお天気でした。明日は移動性高気圧もやってきて、好天が期待できそうですし、北海道で雪をもたらす寒気も今回は北アルプスまで下がってくることはなさそうでよかったです。

まやかしの夕焼け?それともだまし絵? 昨夕台風18号が通過する直前。数時間後には下の写真の倒木を引き起こす暴風が吹き荒れました。自然の力はすごいですね。
冷池稜線ではシラビソが・・・ 恐ろしいまでの風の力です。
柏原新道でも吹き荒れました。
赤岩尾根でも倒木の撤去作業。今日は各地の登山口への車道も倒木で通行止めになったりで、急遽コースを変更された方もいらっしゃいました。

NO  2022 やっぱりと言うか、案の定と言うか、はたまた願いが天に通じたと言うのか・・・

2016  10/ 5(水) 

    台風18号は韓国では大暴れだったようですが、鹿島槍周辺ではもう通過したの? って言う感じで終わりのようです。予定していたヘリ荷上げ作業もまったく問題なく、無風晴天の午前中に終了して肩の荷を下ろしました。午後は雨も少し降り出し、やや風も出てきましたが、別に台風でなくとも雨の日はこんなものでしょう・・・・  明日の台風一過は微妙なところですが、明後日は移動性高気圧もやってきて、晴天が期待できそうです。

   なお問題はその後の体育の日3連休なんですが、朝夕天気予報をチェックするたびにこちらも微妙に変わってるみたいな気がいたします。  なんか予想天気図を見ると来週は東西に長い大きな移動性高気圧におおわれる日が続くみたい・・・・  小屋閉めに向けての外仕事にはありがたいのですが、今ほしいのはやっぱりその前の体育の日3連休の安定です。生ビールも謝恩価格でサービスの予定ですのでぜひとも今シーズン納めの爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳登山にお出かけ下さい。

お天気に泣かされっぱなしの今シーズンのヘリ荷上げでしたが、今日は助かりました!
冷池山荘周辺のダケカンバの葉っぱも今宵の台風通過でラストを迎えそうです。
種池山荘周辺もほぼ落葉です。
赤岩尾根も紅葉の中心帯は1900m近辺に下がりました。

NO  2021  富士山に続き大雪山でも初雪。

2016  10/ 4(火) 

    9月25日の富士山の初雪に続いて、今朝は北海道の大雪山系の黒岳や旭岳でも初雪が降ったようで、このあとは北アルプスへも少しずつ冬の足音が近づいてきそうです。さしずめ今週の木曜日、台風18号が抜け去った辺りが気圧配置も冬型になって寒気も流入しそうですので、東北の高い山々や北アルプスでも初雪がチラチラしてもおかしくなさそうな感じです。種池山荘と冷池山荘の小屋閉めまでも2週間ほどになってしまい、このあとは3連休のお客さまの入り込みををはさんで、冬の足音も気にかけながらの小屋閉め作業も徐々に進めて行かなければなりません。

   さて今週末は本年最後の3連休でもある体育の日3連休が控えているわけですが、なんか週間予報も毎日ビミョーに変わっていて、なかなか読み切れないですね。概して言えるのは今年の秋の週末の悪い予報は、終わってみればまあまあのお天気の場合が多かった?  そんな印象が強く残る今秋の天気予報への心象です。ところで実際はどうだったんでしょうかね・・・・

   お天気のほうですが、昨日はパラパラする時間帯もありましたが、今日はスッキリ感こそないものの、やや風強い中まあまあの一日でした。明日は遅くから台風18号の影響が出そうですが、被害等なく過ぎ去っていってほしいものです。紅葉は中腹でまだまだ楽しめますが、モミジ散らしの大風にだけはなってほしくないものです。   

今日もまあまあの一日ですが、行き交う登山者も少ないとっても静かな一日。体育の日3連休は、なんとか天気にも恵まれ、最後の賑わいで主稜線にも歓声が戻ってほしいものです。
鹿島槍ヶ岳周辺もすっかり晩秋の趣きになってきました。

NO  2020  まあまあの週末でした!

2016  10/ 2(日) 

    今日も明け方こそ小雨が降りましたが、その後は日が高くなるにつれてどんどんと青空は広がり、終わってみればかなりいい週末だったね!という感じ。お客さまには暖かな秋の日差しと名残りの紅葉を楽しんでいただけて何よりでした。 

   なおこの後はまたまたの台風18号の接近が予想されているわけですが、どういったコースを進むんでしょうか? また台風通過後はどうなんでしょうか? それにしても例年になくやって来る台風への拒否反応が強まる一方の今年の秋山シーズンですが、もう天気予報の雨マークにももううんざりですね。今度こそ台風一過の晴天とそのあとに控える体育の日3連休の安定を祈るばかりです。

NO  2019    雨の時間帯よりも晴れの時間帯のほうが・・・

2016  10/ 1(土)

   昨夜遅くからの雨は午前9時過ぎには上がり、午後にいたっては写真のような好天になりました。そして明日の日曜日の予報もずいぶんと修正されたようで、そんなに悪くないみたい・・・・  お天気を信じて登ってきていただいたお客さまには、まあまあの週末になってくれそうです。それにしても静かな10月入り、行き交う登山者も少ない最初の週末となってしまいました。

真っ暗な雲海の下の扇沢を出発されて登って来られたお客さまもこの好天にはビックリ。