▲▲  最 新 情 報    : 2018 / 4月・5月  

 ホーム     山荘案内予約       山荘予約フォーム     今までの情報

NO 2194  大町も暑い5月。

2018 5/ 22(火) 

   5月19日の夜から翌20日の未明にかけて、今春最後?の降雪があって、薄っすらと白くした鹿島槍以北の後立山連峰でしたが、雪融けのほうはいたって順調に進んでいます。4月ごろよりは雪消えのスピードはやや落ち気味な感じですが、それでも平年よりも2週間ぐらいは早いペースで、雪融けは進み、岳の黒い斜面はどんどんとその面積を増やしています。

   昨夕は扇沢へ柏原新道上部の様子を見に行ってきましたが、柏原新道が通る爺ヶ岳南西斜面の雪の消え具合も例年よりも10日以上は早い感じです。この様子から推察すると、毎年6月上旬にスタッフが行なう、大規模かつ危険が付きまとう残雪斜面の雪切り作業も、例年になく規模を縮小して対応できそうな感じで助かりそうです。 もう10日もして、6月に入れば種池山荘スタッフも入山して、小屋開け作業にあたりますが、柏原新道の通行も慣れた方なら、6月10日ごろには通行も可能になるかな?って感じを受けて参りました。

   とは言っても、毎年申し上げておりますが、夏山における安心して通行できる柏原新道とは雲泥の差の6月中の残雪量ですので、おおきな勘違いをなさっての入山はご遠慮なさってください。やっぱり安心して通行できるようになるのは、7月の声を聞くようになってからでしょうか。

   北アルプスの夏山シーズン入りもまもなくになってきましたが、今夏はぜひとも爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、針ノ木岳へお出かけください。 朗報もひとつご紹介!ここ3年間、砂防ダム工事のため、車を停めることができなかった柏原新道登山口の扇沢橋前後の駐車スペースも、工事が無事に完了して、今季は駐車OKの予定です。 このあとは順調な梅雨入りそして燃えるような夏空の到来を期待するばかりです。     

残雪と新緑がまぶしすぎる後立山連峰。麗しき大町の里。(5/20)
柏原新道が通る爺ヶ岳南西斜面はまだまだご覧の状況。(5/21)
種池山荘直下の『富士見坂』付近は滑落したら大事故必至です。(5/21)

NO 2193  2日続きの雪降り。

2018 5/ 10(木) 

  大型連休中は鹿島槍ヶ岳への来山ありがとうございました。連休は前半が好天に恵まれたものの、後半は度々の雪混じりの悪天候で登山者も少ない感じでした。なおG.W期間中に長野県内の山岳遭難では、たいへん残念な一件の死亡遭難事故が起こってしまいましたが、その一件が鹿島槍ヶ岳天狗尾根での雪崩事故であり悲しみが残ってしまいました。

  冷池山荘はゴールデンウィークの営業終了後も、スタッフが若干名残って夏山へ向けての準備や小屋の管理にあたっていますが、一切 宿泊営業はしておりませんのでご了承ください。またこの後、赤岩尾根の状況や柏原新道の状況等についても、6月の頭までスタッフの往来もありませんのではっきり申し上げてわかりませんし、登山道の案内や管理等も一切できません。この時期の残雪期登山に慣れてない皆さんは、6月の冷池山荘や種池山荘へのスタッフ再入山、そして柏原新道の通行が可能になるまでお待ちいただきたいと思います。 お問い合わせいただいてもお答えできませんのであしからず。

  なお昨日は前夜からの雨が未明には雪へと変わり、昼までに冷池山荘周りで15センチほどの新雪。その後一旦は止むものの、また今日も明け方から午後にかけて新雪が新たに10センチ 超積もっております。3月後半以降4月中はいたって降雪の少ない鹿島槍ヶ岳周辺でしたが、5月に入って雪の時間帯が多くなっている感じす。例年5月の末ぐらいまでは、まだまだ降雪があってもまったく不思議でない後立山連峰ですのでお気をつけいただきたいと思います。

  といっても週末以降はまたまた高温状態が続くみたいで、雪消えのスピードがやや鈍ったこの頃から、再び雪解けは加速モードにギアチェンジしそうです。

まだまだ雪崩や滑落、気象遭難には要注意の北アルプスです。(5/9朝)

NO 2192  早い天候の変化。

2018 5/ 05(土) 

  昨日の荒天は午後には回復しましたが、その後またまた雪降りになり、今朝も大荒れの空模様にと逆戻り。昨夜お泊りのお客さまも出発をためらうほどの吹雪で心配しましたが、その後は強風こそ続いたものの雪はやみ、視界も利いてきて、みなさん下山の途に着くことができました。もう今年のように暖かいと、今春最後になるかもしれない新雪におおわれた山々を満喫しながらの下山になったことと思います。

  今ゴールデンウィークの後半は大雨そして復活、猛吹雪そして復活、もひとつおまけの猛吹雪そして復活と、目まぐるしいお天気廻りとなりましたが、ずうっと荒れっ放しというわけでもなく、また降雪量そのものもさほどでなくて良かったかと思います。

  長かったゴールデンウィークもいよいよ明日で終わりですね。

白さを増した爺ヶ岳。(5/5)
赤岩尾根や東尾根も1400mぐらいまで薄っすらと白くしました。(5/5)
まだ雪雲がかぶる鹿島槍には雪が舞っているようです。(5/5)
白さを増した剱岳立山方面も見えてきました。冷池山荘の営業は明晩で終わりになります。小屋周りもすっかり静かになりました。(5/5)

NO 2191  昨夜の星空から、今朝は猛吹雪に!

2018 5/ 04(金) AM 9:00

  昨晩寝るときの星空は一変して、猛吹雪の朝です。冷池山荘周りの未明からの新雪は すでに10センチちょっとといったところでしょうか。積雪そのものより風がとっても強く地吹雪状態になっており、視界もたいへん悪い状況になっています。

  今夜はお客さまのご予約もいただいておりますが、みなさん慎重な行動をお願いしたいものです。毎シーズンのように、爺ヶ岳南尾根の上部ではこんな気象のときには、地吹雪で目も開けられず、撤退下山といったパーティが続出といったことが起こっていますが、本日も決して無理な行動はなさらぬよう願いたいと思います。爺ヶ岳主稜線に出てからも、少雪高温のためほぼ露出していた夏道も完全に吹き溜まりになって、場所によってはヒザ上 から股下くらいまでのラッセルが強いられるような場所もあるかもしれません。こちらの西風も相当なものです。また朝方は雷の音は聞こえてきませんが、大気の状態が不安定なのは続きますので、このあとも落雷にも気をつけるのは当然のことです。

  なお今日はほぼ終日に渡ってこんなお天気かと思います。NHK気象情報などの衛星画像でもはっきりとわかる日本海にある寒冷渦がオホーツク方面はるか沖合いに完全に抜け切らないと、こんな気象状況からの脱出はなかろうと思います。明日入山予定の方もまだまだ油断はなさらないでください。連休前半のややもすれば、暖かく雪も少ない今ひとつ煮え切らないような春山の様相は消えさり、完全冬山の姿に立ち戻った鹿島槍ヶ岳爺ヶ岳周辺です。  

星空一変!未明からの数時間の吹雪で冬山に立ち戻りました。視界も50mほどです。(5/4)
扇沢の登山口あたりでも雪が舞うくらいの寒気の流入です。今日は一日吹雪きそうです。(5/4)
昨日午後の鹿島槍ヶ岳の勇姿。昨朝までの雨は早々と上がり、昼前から夜にかけては思わぬ好天そして満天の星空に。今朝の荒れっぷりを考えると、これがまさに擬似好天ってやつなんでしょうね!今までもこの擬似好天のあとに大きな遭難がいくつも起こっています。(5/3)

NO 2190  お天気一変に要注意!

2018 5/ 02(水)

  ハッキリ言って異常な暖かさと、良すぎるお天気に恵まれたゴールデンウィークの前半戦でしたが、本日午後の低気圧通過を境にお天気傾向も様変わりしそうです。

  先の4月28日付けNO. 2189でも申し上げましたが、ここへ来て気象情報等でも、ようやくこの雨が上がったあとには、明後日にかけて北アルプスなどの高い山々では、寒気流入に伴なう猛吹雪の恐れが高い旨、報道されるようになってきました。十二分にご注意お願いしたいとともに、力量のない方の入山は控えていただいたほうが無難に思われます。

  どの程度の荒れ方になるかは、知る由もないわけですが、風をさえぎるものがまったくない爺ヶ岳南尾根の上部では、息もできないくらいの突風および猛吹雪に見舞われるかもしれません。また明日あさってと北陸地方の発雷確率も高いようです。NHKテレビの気象情報でも、さかんに発雷確率図は紹介されています・・・  雷からの逃げ場もありません。今までも何度も申し上げてまいりましたが、冷池山荘はバリェーションルートの爺ヶ岳南尾根を登りきった爺ヶ岳南峰頂上から、さらに1時間30分あまり主稜線を縦走しなくちゃなりません。

  また赤岩尾根を登下行する場合も、ある程度の積雪があった場合の直後には、最上部の主稜線直下での表層雪崩の発生に注意しなくてはなりません。入山される方は入山直前の直前まで、しっかりと天気情報等を確認していただき、絶対に無理無茶が無いようにお願い申し上げます。大荒れにならないことを願うばかりですが、寒気が抜けてある程度天候が回復してくるのは土曜日の後半からでしょうか。

昨日お泊りの皆さんはなんとか雨に遇わずに下山されたことでしょう。(5/2)
午後3時過ぎからは本格的な雨降りへと移行です。(5/2)

NO 2189  ゴールデンウィーク開幕。

2018 4/ 28(土)

  大型連休のスタートはとっても穏やかな好天に恵まれました。北アルプス南部のにぎわいとは比較にもなりませんが、小屋泊まりのお客さまもテント泊のお客さまも、お見えになって下さいました。皆さん順調に到着して下さいましたが、残雪の鹿島槍ヶ岳や剱岳立山連峰、遠く槍穂高などの大展望に大感動も、ベテランのみなさんは、雪の少なさには少々びっくりされてるようでした。

  さて連休前半は、お天気も良さそうですが、5月2日の後半には低気圧が発達しながら通過して雨模様になり、その後は気圧配置も超久しぶりに冬型になって強い寒気が南下、3日4日とその寒気が居座りそうです。余りに当然のことですが、北アルプスなどの高い山はかなりの確率で雪になりそうな気配になってきました。またウェザーニュースを見ると寒気が抜ける5/5朝の下界の白馬村の予想最低気温が1℃ということですので、山岳地帯は冷え込みもかなり強まりそうです。

  今年の北アルプスにはもう真冬はやって来ないものなのかと思っていましたが、まだまだ真冬の塊はシベリアの奥底に残っていたようです。なお昨年の日記を紐解いてみてもこの季節4/27には30センチ、そして5/1には15センチの新雪が降っている冷池山荘です。この時期はまだまだ大雪に見舞われてもまったく不思議でない季節だということです。連休後半に北アルプスはもちろんのこと、日本各地の高い山への登山を計画されている皆さんは今後の気象情報には十二分に注意を払っていただきたいと思います。

鹿島槍ヶ岳をバックに、気持ちのいい連休スタート!風除けのブロックも積まなくてもいい穏やかさ
この季節は冷池山荘前の残雪上にテントが張れます。爺ヶ岳を見ながらの夕食作りも最高。

NO 2188 まあまあのお天気傾向続く。

2018 4/ 27(金)

  大型連休開始前日の今日は、雲の多い一日となっております。一昨日は100ミリ近いまとまった大雨になり、また一歩雪解けが進んでしまいました。雪があっての魅力の春山ですので、残念な大雨でした。鹿島槍にしても剱岳にしても、例年以上に黒い部分が多く感じる今年のゴールデンウィーク直前となっています。お客さま情報からも爺ヶ岳南尾根なども雪解けが加速気味で、歩きにくさや、例年の雰囲気などともかなり違うようです。各人でしっかりとしたコース判断をなさって道迷い等のないようお願いいたします。

  一方で雪消えが非常に早まった赤岩尾根の取り付きについては、先日も申し上げましたように、夏山入山口から入山をして尾根に取り付いてください。尾根の主稜に取り付くまでは雪の斜面を斜上しますので、気をつけて上下山してください。こちらも今後、日が経つにつれて最初の斜面も夏山登山道が現れてきますので、的確な判断をなさってください。また赤岩尾根そのものも、残雪は少なめで高千穂平周辺より下は、夏山登山道が所々で現れています。ただ長い雪の斜面を上下山する場所や露岩を巻く箇所等の通過等、日に日にこのところの高温続きで状態が変化して行く状況ですので、こちらも的確な判断をお願いいたします。

  連休前半はお天気も期待できそうな予報となっておりますが、事故や遭難のないおだやかな2018ゴールデンウィークになってほしいものです。 冷池山荘のみ4/28(土)〜5/6(日)の期間で営業いたします。また今春は五竜岳の五竜山荘はゴールデンウィーク営業はしませんのでご注意ください。

暖かな今春ですが、昨朝はマイナス4度ほどまで下がって霧氷の華が咲きました。(4/26)
鹿島槍ヶ岳。(4/26)
雪は降りませんでしたが、霜が降りて白さが増した爺ヶ岳です。(4/26)
少雪の今春は小屋前の除雪した雪山も心なしかボリュームがありません。(4/26)
赤岩尾根最上部。雪崩の心配がなければ、夏道同様にトラバースして国境稜線へ。滑落には要注意(4/26)
赤岩尾根中間帯の“高千穂平”から、赤岩尾根上部を見る。高千穂平にこれだけ雪が無いのも珍しい(4/26)

NO 2187  順調に入山しました。

2018 4/ 24(火)

 4/22無風快晴の好天に恵まれて、無事に冷池山荘にヘリ入山いたしました。シーズン最初のヘリだけは、除雪機や食料とともにスタッフもヘリに乗せていただいての入山です。その後は景色を眺めて春山気分に浸る間もなく、早速小屋周りの除雪や小屋内の片付けに追われる毎日です。
 なお周辺は下界から眺めて、予想してたとおりの少雪傾向の今春山です。週末に鹿島槍ヶ岳東尾根を登ってきたパーティーに聞いても、下部は藪こぎに悩まされた箇所も多かったようです。
 今日は未明から雨降りになっていますが、あさって以降は、お天気も回復傾向みたい‥‥ このあとは28日(土)の宿泊営業開始に向けて準備を進めます。  

雨の中も除雪作業進む冷池山荘。後方に爺ヶ岳。(4/22)

NO 2186  暑すぎっ!

2018 4/ 21(土)

   今日の大町は最高気温がなんと28.2度という平年より12度も高い夏のような一日。入山に向けて各種準備に追われる一日でしたが、汗だくの一日になってしまいました。 ここへ来てまたまた連日の暑さです。3月から続く長〜いこの高温状態、一体どうなってしまうんでしょうかね?   

   さて昨日は赤岩尾根登山口の西俣出合まで、スタッフが偵察に行ってきてくれましたが、残雪の少なさは特筆モノの今春です。 通常はこの残雪期、赤岩尾根に取り付くのは、夏山登山道とは違って、西沢から出た雪崩が埋めつくしたデブリの上を沢を横断して、尾根の末端からになります。ただ今春は、先日まではかろうじてあったデブリも雨や高温続きで流れ去ってしまって、流量のある沢を渡って赤岩尾根の末端に取り付くことができなくなってしまっていました。

   いっぽう通常は夏山登山道の入口につながる沢を横断する地下トンネルは、深い残雪に埋まって使用できないのですが、今年はすでに完全に両端の口元が現れており通行が可能です。今春に限って言えば、そっちから取り付いて雪の斜面を斜上して赤岩尾根の主稜に立つということになるでしょうか。ただそちらも取り付く夏道はまだほとんど現れていないようですので、ルートの判断等は各自でしっかりとしていただきたいと思います。また間違えて北股本谷のほうへ侵入しないようにも十分にご注意ください。(しっかりと地図読みをしていただくようお願いいたします)

  また爺ヶ岳南尾根にしても先日の偵察では、残雪は例年になく少ない状況です。残雪が少ないことがイコール遭難が少ないことでないことは、常識ある賢明な登山者ならおわかりかと思いますが、かえって慎重な判断が必要になる場合も多々です。いずれにしましても毎年申し上げておりますが、鹿島槍ヶ岳周辺に限らず、残雪期の北アルプスに入山される方は各人でしっかりとルート判断ができる方のみの入山でお願いいたします。登山コースは雪に埋もれていますし、道標等も埋もれていたり、積雪で倒れないように撤去されたりしています。また当方にしましてもこの時期全ルートにおいて、完全な案内をすることはできません。

  異常な高温が続く今春ですが、この好天がこのまま続くとも思えません。まだまだゴールデンウィーク寒波に見舞われることも十分に想定して、各人で対応できるようお願いいたします。3月には複数の遭難があった鹿島槍ヶ岳周辺でしたが、事故のないおだやかなゴールデンウィーク春山登山

になりますよう願います。

一週間前には対岸に渡れたのですが、デブリが落ちてしまって正面の西沢や右上に上がる赤岩尾根に取り付くことがむずかしくなってしまいました。(4/20)
トンネルを渡って雪の斜面を左上して赤岩尾根に取り付きます。各人の的確な判断で上山、下り時には滑落要注意。(4/20)
こちらは4/12の西俣出合付近の砂防ダムの状況。例年なら完全に雪で埋まってほぼほぼ何も見えないのですが・・・ ダムの直下にトンネルがあります。(4/12)
爺ヶ岳南尾根。ジャンクションピーク先の雪庇も例年になく張り出しが小さい。(4/16)
南尾根を直登して爺ヶ岳南峰へ。爺ヶ岳主稜線も残雪少なく登山道の位置がわかる状況。前日の降雪が薄っすらと積もる。山頂の道標も凍てつく寒い一日でした。(4/16)

NO 2185  まもなく冷池山荘入山へ。

2018 4/ 19(木)

  とにかく雪の少なかった今冬でした。東京などでも何十年ぶりといった氷点下の日が続いた時期があったように、大町も一時的には低温傾向の時期もあったものの、基本的には寒さは長続きせず、総じて私的にはそんなには寒さを感じなかった今冬でした。

  その一方で金沢や福井で大雪が降ったことがありましたが、その影響で白山は今春は残雪が多いといったニュースを見ました。また北アルプスでも立山方面は、ほぼ平年並みの残雪量といった話題も聞こえてきます。ただ後立山連峰は下から見ているかぎり、例年になく少ないようです。一昨年もたいへん少なかったわけですが、今春はそれ以上に少ない感は否めません。

  そんななか今日の県内ニュースでは、安曇野市では早々に田植えが始まったなんて話題がありましたが、大町においても周辺の田んぼには水が入り始めました。いよいよ北アルプス山麓は春真っ盛りといった感じになってはきましたが、後立山連峰主稜線はこのところ降雪に見舞われることが何回もありました。ゴールデンウィークにかけてもまだまだ冬山の領域にありますので、降雪や吹雪への備えはぬかりなく願いたいと思います。私たちもまもなく入山の時期を迎えます。

今日はおだやかな一日になりました。大町一中のソメイヨシノもまもなく終わりを告げそうです。(4/19)
一昨日から昨朝にかけて降った新雪が黒いハイマツの雪形を覆っているのが判ります。(4/19)
信濃おおまち桜花爛漫。(4/19)

NO 2184  早すぎるサクラの季節。

2018 4/ 19(木)

  春山入山へ向けての準備や雑用雑務に追われる毎日で、当最新情報も更新できなくて申しわけありません。ここ数日は平年並みの温度の肌寒さが戻った大町でしたが、今日は久しぶりに22度を超える暖かな一日になりました

  といっても大町もご他聞に漏れず、お彼岸以降は連日平年を大きく上回る20度超えの高温状態が4月6日頃まで続き、市内のソメイヨシノは平年より2週間近く早い4月4日ごろには開花し、12日ごろには満開を迎えてしまいました。ただ開花後は低温傾向が続き長くサクラを愛でることができました。もう2、3日は楽しめそうです。

  しかしそれにしてもあまりにも早すぎるサクラ前線の到来に、一抹のさびしさや悲しさ、心配が付きまとってしまうのは私だけでしょうか・・・

立派なサクラ並木は子供たちの宝物。毎年この時期は楽しみだね!(4/18)
落下盛ん。春山入山前にお花見も終わってしまうなんて・・・ 前代未聞。(4/18)

NO 2183  大した寒の戻りもなく。

2018 3/ 16(金)

  今日の日中は、3度ぐらいまでしか上がらず、ちょっとだけ肌寒さが戻った大町ですが、昨日までの3日間はというと連日平年より13度ぐらい高い暖かさ・・・  昨日などは、最高気温が20.7℃という体たらくでした。体がなまってしまいますね・・・ それでなくとも運動不足でぶくぶく気味でいるというのに。

  そんな高温状態が続いたり、雪もほとんど降らなかったり、たびたびの雨に見舞われたりで爺ガ岳スキー場は予定の18日最終日を迎えることなく、昨日15日で今シーズンの営業を終了いたしました。正直今冬の雪の少なさは平成に入ってから2番目の少なさであり、よくぞこの少雪のなかで、暮れの28日から昨日まで、クローズドすることなく、営業が続けられたと感心してしまうくらいでした。巷間言われているような寒い冬でもなかったように思うんですが・・・  とにもかくにもスキー場がほぼ予定通りにオープンできたことだけは幸いでした。

  私どものパウダーパフも爺ガ岳スキー場の終了に合わせて、今週末の営業はいたしませんのであしからず。シーズン中のご来店誠にありがとうございました。このあとは春山入山に向けて準備を進めてまいります。

白馬村まで行けばまだ田んぼにも雪がありますが、それももうじき消えてしまいそう・・・(3/14)
3月7日の爺ヶ岳。現在の積雪はかなり少なめの感じ・・・
“種まき爺さん”の雪形がこんなに早くにこんなにしっかりと見えるなんて・・・  冬のあいだも雪に埋もれて完全に見えなく時間帯ってほとんどなかった今冬でした。(3/7)