▲▲ 最 新 情 報    : 2015 / 8月  ▲▲

 ホーム     山荘案内予約     山荘別予約状況一覧表    今までの情報     花 便 り

NO  1828   このまま秋へ一直線でしょうか。

2015  8/  25(火)  

   朝方から午後半ばまではなんとか持ち応えましたが、夕方前からは雨が降り出しました。明日にかけては台風15号の影響が少し出そうな北アルプスです。それにしましても肌寒くなってしまいました。

   平成に入ってからの、ウチの小屋での秋?冬?の訪れのいちばん早かったのは、初氷が平成14年の8月22日、初霜が平成26年の7月27日、初雪が同じく平成26年の9月18日。もう時期的にも、北アルプス的にも夏は終わりでしょうか・・・

 朝方こそ晴れ間も見えましたが、台風の影響は多少なりとも受けそうです。あんなにお花をつけてくれたコバイケイソウも葉っぱの黄化がすすみます。静かに去って行ってほしい台風15号です。

NO  1827   湿っぽい日が続きます。

2015  8/  24(月)  

   昨日もそして今日も朝方は絶好のお天気も、午前中の中頃からは、どんどんとガスや雲が多くなるといった空模様が続いています。遠く台風15号からの湿った大気が流れ込んでいるのでしょうか。なかなか一日を通しての安定感が感じられないここ10日間あまりです。なんか去年の悪天続きの再来を見ているような感じも少しだけしてきます。

   そして明日以降はその台風15号の影響が少なからず、出るかもしれませんが、当初の予想よりはかなり西側のコースを北上しそうですので、さほどの影響はないのではと心の中で願っております。台風の去った後には、もう1回7月下旬から8月上旬のような暑さや天候の安定が戻ってきてくれたら、どんなにかうれしいのですが・・・・

 ↑昨日23日は濃いガスで始まりましたが、皆さん出発する頃にはそのガスも雲散霧消!針ノ木岳へ、鹿島槍ヶ岳へ向けての体操にも力が入ります。 ただその後は、ふたたびガスに埋没する日曜日となってしまいました。
今日24日も早朝こそご覧のさわやかな、鹿島槍ヶ岳が横たわりましたが、日中はガスに包まれる時間帯が長くなってしまいました。鹿島槍頂上直下を小さな滝雲が渡ります。
黒部側に雲海が現れるようになってきました。秋の訪れを感じる光景です。

NO  1826   残念な土曜日スタート。

2015  8/  22(土)  

   お盆以降いまひとつ安定感に欠けるお天気が続いています。期待の週末も、昨日に続いて小雨模様のスタートになってしまいました。ただ明日にかけては秋雨前線の活動も弱まるようですので、せめて日曜日だけでも復活して欲しいものです ね。

      今朝はやや風が強いものの、みなさんお元気に小雨の中、新越山荘をご出立されていきました。なんとか早くに青空がのぞき、赤沢岳からは新しく設置された頂上の道標の向こうに、アルプスの清冽な水を満々と蓄えた黒部湖や、薬師岳、赤牛岳などの奥黒部の山々が展望できることを願うばかりです。

夏から秋への移ろいの季節、新越山荘周りではタカネスイバの草紅葉も始まり、お花にしましてもミヤマアキノキリンソウやヤマハハコなどの初秋のお花たちが彩ります。(8/22)

NO  1825   朝方の好天も・・・

2015  8/  19(水)  

  朝方はスッキリも、その後は湿った大気の影響か、濃いガスに包まれる一日になってしまいました。ただ夕方には、ふたたびガスが取れて、鹿島槍も登場です。明日も秋雨前線や湿った大気の影響が出やすいお天気になりそうですが、なんとか持ちこたえてほしいものです。

  それとまたまたダブルで日本に接近を伺う台風の進路も気にかかりますね。8月も残すところ10日余り、夏の天気と秋の天気のせめぎあいが続きます。

信州側の厚い雲海も、どんどんと盛り上がり小屋周りも次第に厚いガスに覆われる一日になりました。種池山荘の周りもオニシモツケやウラジロタデといった初秋のお花の世界になりました。
ナナカマドの実が付くのも間もなくでしょう。

NO  1824   山岳写真家菊池哲男さんからのお手紙。

2015  8/  18(火)  

   8月3日〜7日まで種池・新越山荘に2泊ずつ撮影にでかけました。
今回の狙いは、新越のコルに流れる滝雲と爺ヶ岳山頂から昇る日の出・ダイヤモンド爺ヶ岳、
そして同じく爺ヶ岳から昇る月・パールライト爺ヶ岳です。

じっくり時間をかけたので、何とか狙い通りの撮影ができました。
   なお今回も山小屋のスタッフに大変お世話になりました。新越山荘ではちょうどスタッフが傷んだ赤沢岳山頂の道標を交換する作業に同行し、スナップしました。若いスタッフ3人が汗だくになって小屋から運びあげるのに3時間かかりました。登山道の道直しに、草刈りそしてこのような重労働まで、ホント頭が下がります。
その時の様子や今回狙った作品、種池・新越山荘のスタッフのスナップです。

 

  PS.  先日菊池さんから当ホームページ用に、原稿と写真をメールにていただきました。もう少し早めにアップしなければならなかったのでしたが・・・ お手紙を皆さんにご紹介する前に、もう今夏3回目の取材にて現在来荘中です! 前回来荘の際には、当初目的の三つの狙いもばっちり! 天文少年だった菊池少年の面目躍如ですね。 今回はお天気いまひとつでしたが・・・ どうでしょうか。いつの日かの『鹿島槍ヶ岳』の写真集の上梓をスタッフ一同願ってやみません。

 
  菊池カメラマンの狙いその一 『新越のコルに流れる滝雲』
 
  菊池カメラマンの狙いその二 『爺ヶ岳山頂から昇る日の出・ダイヤモンド爺ヶ岳』
 
  菊池カメラマンの狙いその三 『爺ヶ岳から昇る月・パールライト爺ヶ岳』
 
  道標を新調に、新越山荘から鳴沢岳を越えて赤沢岳へ。若いスタッフで頑張りました。菊池さん応援有難うございました
 

NO  1823   再復活へ。

2015  8/  18(火)  

    先週末はお天気も復活して、お盆シリーズの掉尾を飾るにふさわしい天候に恵まれて良かったです。ただ週明けの昨日17日は早々にお天気が崩れ、秋雨前線の通過に伴ない終日の雨降り、特に午前中と夕刻には強雨になりました。ただ比較的ならした雨降りでしたので、登山道等に被害は出てないと思われます。柏原新道の“ガラバ”付近も、早朝に確認に参りましたが、なんの問題もありませんでした。

   そして本日ももう少し悪いかと思っていましたが、幸いにも未明には雨も上がり、朝方は周囲の山々も見渡すこともでき、昨日雨中を登って来られたお客さまもみなさん、大喜びでご出立されていきました。ただその後はガスも沸き立ってふたたび濃い霧とキリション(霧雨)の中に入ってしまいました。ただこのあとは移動性高気圧もやってきそうですので、週中は期待できそうかな・・・  

   いっぽう昨日などは最高気温も10度と、雨中を歩いて来られたお客様には、ストーブから離れられない一日になってしまいましたが、もう一度今一度もう一回今ふたたびの全国的な猛暑が復活して、岳の上でも20度を超えて、ビールやジュース類が飛ぶように売れるような、お天気が続いてほしいものです・・・  ただ早々に秋雨前線は日本近辺に、うろうろしそうですので、岳の上では完全に “一雨一度” の時季を迎えそうですね。 さらにはまたまたダブルで、台風15号16号も発生していますので、こちらの動きからも目が離せません。 なんか今夏は台風の影響が多いですね! でも今年は7月から8月にかけての発生が多いので、その分秋は発生が抑制されたらいいですね! そうシルバーウィークがありますもんね! まだまだシルバーウィークのご予約は三つの山荘とも、多くはありませんが、前回2009年のシルバーウィークに倣えば、お天気も安定していれば、どの小屋も相当に混み合うものと思われます。

明け方は青空ものぞきましたが、その後はガスの中へ・・・ 夕方以降再度の期待です!

NO  1822   復活。

2015  8/  15(土)  

    3日ぶりに青空が広がりました。明日は移動性高気圧もやってくるので、さらに好天を期待できそうです。小屋泊まりのお客様は、あまり多くありませんが、テントのお客さまは結構動かれています。皆さん明朝も、絶好の鹿島槍ヶ岳、爺ヶ岳、針ノ木岳登頂ができそうですね。

   ところで今朝も、昨晩お泊りになられた、体調不良の女性がヘリで救助され無事下山されましたが、体調不良に伴なう遭難が北アルプス各地で相次いでいます。素晴らしい思い出も台無しになってしまいますし、最悪の結果も待っているかもしれません。入山前の体調管理や余裕をもった計画、上山時の水分塩分等の補給、ペース配分、荷物の重量等には十二分にご注意いただきたく思います。

鹿島槍ヶ岳も富士山も3日ぶりのご対面。すでに岳は盛夏から晩夏への移ろい。

NO  1821   せっかくのお盆休み、あした天気になあれ。

2015  8/  14(金)  

    明け方の雷を伴なった雷雨こそ止みましたが、一日を通して雨が強弱を繰り返す残念なお盆二日目となりました。ただ午後遅くからは雨も小止みになり、明日への希望をつないでくれました。台風くずれの低気圧も三陸沖に抜けていきそうで、週末はちょい期待です。 雨の中頑張られたお客さまのためにも・・・

雨量そのものは昨日今日で20ミリ強とさほどでもないのですが・・・ 秋を思わせる肌寒さです。

NO  1820   朗報。

2015  8/  13(木)  

    表題は 『朗報』 ということですが、今日のお天気は朗報というには、ほど遠いお天気になってしまいました。午前中は、いっときガスが切れてぱあっと周囲が見渡せる時間帯もありましたが、基本的には濃いガスと小雨そぼ降る、肌寒いあいにくの一日です。残念なお盆のスタートとなってしまいました。

   さて今シーズンは柏原新道入口の扇沢出合いの駐車スペース扇沢登山口周辺案内図が、治山工事等のため使用できないでいますが、工事現場への進入路が当初計画から変更になり、扇沢橋手前左側での駐車 は可能になりました。11台ほど停められますので助かります。シーズン真最中のことで、すでに駐車車輌もあり、谷側に車輌転落防止の石をクレーンで設置する作業ができませんので、 車輌の後方のガケにはくれぐれもご注意の上で、停めてください。

   なお今年来年と柏原新道登山口での駐車スペースが一部使えない状況が続くわけですが、今後もご協力をお願い申し上げます。来月には前回のシルバーウィークの際にも、登山口が大混雑した、そのシルバーウィークが再びあるわけですが、ひとりでも多くの方の公共交通機関でのお越しをお願い申し上げます。  

扇沢1号ロックシェッド (洞門)を出た左側、扇沢橋の手前、駐車OKです。車の先端を道路にはみ出さないよう!引っ込めて置いて下さい。正面扇沢橋の手前側の右側が柏原新道入口です。
扇沢1号ロックシェッド (洞門)を出た右側、金網フェンスの前は、バイク・オートバイ置き場です。写真に写っている軽トラのある場所(柏原新道入口)も、タクシーや緊急車輌が入ります ので、車輌は絶対に置かないで下さい。
8/5の猛烈な雷雨以来のややまとまった雨です。(8/13)
夕方遅くには雨も小康状態になり、蓮華岳もちらっと見えましたが・・・  明日のお天気はまだ今ひとつのようですが、週末の土日はまた期待できそうですね。

NO  1819   種池山荘にて田舎暮らしセミナーを開催!

2015  8/  13(木)  

  ご紹介が遅れてしまい申しわけありません。9/5(土)に種池山荘にて、大町市定住促進協働会議 主催の 『いなか暮らし大町セミナー@爺ヶ岳』 が開催されます。大町市では、大町市への移住定住を希望される皆さんのご要望に応えるべく、官民あげて努力しておりますが、今回は北アルプスのてっぺんから、大町市の素晴らしさ暮らしやすさ、人のあたたかさ等を希望者のみなさんにご説明したいと、種池山荘でのセミナーの開催を計画いたしました。北アルプスが大好きな方、スキースノーボードが好きなみなさん、農業にチャレンジしてみたい方、都会の暑さはもうこりごりのみなさん等々・・・  ぜひ爺ヶ岳登山とともに、セミナーにご参加ください。当日は大町市の職員と移住経験者のみなさんが、皆さんにご説明申し上げ、交流をいたします。

柏原新道を登って、新たな人生の道をみつけてみませんか・・・

NO  1818  お盆の傾向。

2015  8/  12(水)  

    今日も日中小雨がパラパラする時間帯も少しだけあったものの、お天気は持ちこたえてくれて、総じてまあまあの一日でした。夕刻には初秋のヒンヤリとした風が稜線を渡っていきます。さて明日からはお盆も本番を迎えますが、お天気がちょっと心配。なんとか大した降りにならないよう願 うばかりです。さて今までも当情報にて、毎年申し上げてまいりましたが、お盆期間(仮に今年なら8/11〜8/16といたしましょう) は、当方の山小屋は、比較的すいています。今年は明日あさってとお天気もイマイチといった予報が出ていますので、なおさらです。冷池山荘と種池山荘は連日60人ぐらい、新越山荘は10人ぐらいのご予約だけです。毎年申し上げてまいりましたが、お盆が猛烈に混んだのは、もうかれこれ30〜40年前のことで、ここ30年近くお盆が入り込みのピークになったことは、一度たりとありませんでした。

   ただテントのお客さまは、お若い方を中心に意外と多いんですけどね。ということは中高年の方が比較的多い、小屋泊まりの方は、お盆はお宅に居られるといったことなんでしょうか。でも東京などのお盆は7月中に済まされるといったお話しも伺いますし・・・   岳とは少し違いますが、黒部ダムなどもお盆がダントツで混み合うらしいのですが・・・・  まあそんなお盆の入りこみ傾向も、来年からは大きく様変わりしそうですね!  自分ではそう思っているのですが・・・  そう来年の8月11日は第1回目の“山の日”の実施日。 登山者の流れも30年ぶりに大きく変わりそ うな気がいたします。 

   ところで当初 山の日は、本日8月12日に制定しようという動きがあったのですが、日航ジャンボ機の事故が起こった日ということで、それは見送られました。そんな経緯もふまえ、来年“山の日”に山へ登ったならば、山の素晴らしさを分かち合うだけでなく、山の安全、空の安全を祈念するような山行にしていただきたいものです。30年前の事故の際には、捜索現場の無線交信の支障にならないよう、冷池山荘の山岳無線電話の日中の使用を自粛してほしいといった通達を長野県だったか、長野県警からだったか受けて、1週間ほど日中は、緊急時以外は一切無線電話の電源を切っていたのを思い出します。30年近くを経て時代はすっかり様変わりして、スマホ、携帯電話で頂上から、電話やメールの時代です。大きな大きな組み立て式のアンテナを2本立てて大町の局とつないで電話していたのは、もはや今昔の感です。

もう出発された方、まだ食事中の方、張りっぱなしで鹿島槍ピストンに出られた方・・・ 昨夜もにぎわった冷池山荘テント場(8/12朝方)

NO  1817  大好評のなか、種池ピザの販売終了。

2015  8/  12(水)  

    人気の種池ピザのシーズン前半での販売は終了いたしました。お召し上がりいただいたお客様には御礼申し上げます。なおシーズン後半の販売は9月上旬からを予定しておりますので、爺ヶ岳鹿島槍ヶ岳登山の折りにはぜひともご賞味くださいますようお待ち申し上げます。なお販売時間は、お昼どきの10時半ごろから12時半ごろになります。

種池ピザ今季最初のお客さま。写真なかなかアップできなくてごめんなさいね。 種池ピザ娘が秋もお待ちしております。らいちょう君も待ってるよ〜

NO  1816   晴天7日目スタートも・・・

2015  8/  12(水)  

   鹿島槍ヶ岳周辺は8月5日に強烈な雷雨があって、50ミリ近いまとっまた雨量になりましたので、大地もお花たちもたっぷりと潤いを得たのですが、北アルプスでもよその山域は、そのときもたいして降らなかったみたい・・・  ということは、その前からずいぶんと長く好天が続いているということでしょうか。 鹿島槍ヶ岳周辺にしましても、その後7日目の好天を迎えていますが、そろそろその好天も一巡といったところでしょうか。昨日までとは違い、雲の占める面積が多くなっています。

8月12日朝方、なんとなく雲も多く大気も湿った感じです。

NO  1814   秋の雲がドアをノック。

2015  8/  9(日)  

   足元のお花にも秋の気配を感じるようになってきましたが、はるか頭上にも秋が到来です。雲を見ているだけでも、岳へ来た喜びを感じる季節もまもなくですね。  

 

NO  1813   4日連続の安定

2015  8/  9(日)  

  8月5日午後の猛雷雨、強烈な頭上の雷を忘れてしまいそうな好天が続いています。お花は夏の花と秋の花が混在して見る者を飽きさせないし、展望も最高だし、云うことありませんね。下界のうだる暑さから逃れての北アルプスの旅、やっぱり岳っていいですね。

  いましばらくお天気続きそうですが、やっぱり雷雨にだけはご注意下さるようお願いいたします。来週は後半に前線が通過するみたい・・・  その後には、ひんやりとした大気が流れ込んでくるかもしれませんね。この週末を過ぎるとお盆をはさんで、三つの山荘とも入り込みは一段落で、さほど混み合いません。次の入り込みの“中ピーク”は、8月22日の週末になりそうです。

今日もご覧の日の出で始まり、比較的安定した一日となりました。(冷池山荘)
一点の雲もない見事な夏空? それとも“立秋空”でしょうか。(種池山荘)
新越山荘のお泊りのほとんどの方が、今日は針ノ木岳を目指してのご出発です。(新越山荘)

NO  1812   立秋

2015  8/  8(土)  

   一昨日から、お天気にも安定感が感じられます。立秋の今日は、岳の上でも、秋とはほど遠い感じの暑い一日となりました。おかげでどの小屋もジュースビール等がよく売れて、品切れの商品も 出そう・・・・  雨続きで全然売れなくて、ほとほと参った昨シーズンが逆に思い出されます。

絶好の夏空の下、種池山荘の前庭も終日行き交う登山者でにぎわいました。
冷池テント場も今夏一番の賑わいになりました。例年これからお盆にかけてはテントの多い時期です
新越山荘の談話室からの光景にお客様も大喜びです。明日の天気も期待!

NO  1811   夢の大乱舞

2015  8/  7(金)  

   今年はヨツバヒヨドリとかミヤマアキノキリンソウとかハクサンオミナエシとか初秋のやや大ぶりのお花の付き方がいいみたい・・・  そしたら大好きなヨツバヒヨドリのお花に、もしかしてアサギマダラがいっぱい来てくれるかな? 

    いくら見てても見飽きることのないアサギマダラの乱舞。いっぱいいっぱい蜜を吸って、遠く沖縄、台湾の地をめざしてほしいな。

NO  1810   週末も期待。

2015  8/  7(金)  

   日中は雲多いものの、今日も夕立はなく、まあまあのお天気になりました。週末も期待できそうでよかったです。土日月と冷池山荘と種池山荘はやや込み合いそうです。

日中の積乱雲もおさまって、明朝の好天を約束する空が広がる夕刻です。(8/7:種池山荘)

NO  1809   夏らしいお天気続きます。

2015  8/  7(金)  

   昨日も心配された雷雨でしたが、さいわい周辺ではありませんでした。その一方で中央アルプス方面では、昨日の午後強い雷の発生があり、登山中の女性が一時意識を失うといった遭難もあったようです。一昨日の爺ヶ岳〜鹿島槍ヶ岳周辺の猛烈な雷雨の際には、近くに雷が落ちて手がしびれたり、体が飛ばされそうになったといった間一髪の事例もあったり、八峰キレットを通過したはずの高校山岳部がなかなか冷池テント場に到着せず、捜索に出動したりと少々ばたばたしました。さいわい高校生たちも途中で2時間あまりツェルトにくるまって、雷雲が通過するのを待っての、全員無事到着となり、胸をなでおろした次第でした。今日も写真のような素晴らしい夏空でスタートしましたが、9時ごろからはどんどんと積乱雲が沸き立ち始めています。今日も午後を中心に雷雨への注意がどこの山でも必要です。

夜露をうけて草花は潤い、岩小屋沢岳をスクリーンにして、“影爺”が映る朝です。(8/7)

NO  1808   猛烈な雷雨。

2015  8/  5(水)  

   ここ数日来そうで来なかった雷雨ですが、今日は午後1時ごろから3時ごろまで、雷を伴った強烈な雷雨に見舞われました。新越方面は、少し降ヒョウがあった程度だったようですが、爺ヶ岳から鹿島槍にかけては、50ミリ近いまとまった雷雨になりました。幸いどの山荘も、ご予約のお客様は到着されたようで、一安心です。

 

NO  1807   夏の天気続く。

2015  8/  5(水)  

   好天続きの鹿島槍ヶ岳周辺です。朝夕は晴れ渡り、日中は信州側から沸き立つガスにおおわれやすいといった典型的な夏のお天気です。幸いにというか、夕立は一昨日に新越山荘周辺であっただけで、あまりありません。登山道やヘリポートもほこりっぽくなっているので、夕方以降一雨欲しいところでもあります。本日5日も夏の空でスタート、昨年夏の週末ごとの悪天続きとは違う安定感が感じられる今年の夏山シーズン中盤戦です。ただし雷雨だけは常にご注意くださいね。

昨日4日の夕方前。もう10日もすれば初秋の風も吹きわたり始めます。

NO  1806   雷は鳴りますか?

2015  8/  4(火)  

  この時季かならず多くなる質問の二つが『雷は鳴りますか(大丈夫か)?』 と 『クマはいますか(大丈夫か)?』 答えは皆さんもすでにご承知ご理解されてのご質問かと思うんですが、雷は午後を中心にいつどこで起こってもまったく不思議ではありませんし、クマについては北アルプスじゅう (北アルプスに限らず長野県じゅう、富山県じゅう、岐阜県じゅう、それどころか東京の奥多摩でだってクマの事故はあるじゃないですか。つい先般滋賀県と三重県の県境でも大きな騒動になったのは記憶に新しいところです。北アルプスの3000m級の山にも当然生息しているわけです。) どこにでも生息しているとしか答えようがありません。

   雷についても、日中の温度が相当に上昇した日や、寒気が流入してきている日などは、この時季に限らず、いつでも注意しなきゃいけないことと思います。今夏はNHKの朝の気象情報を見ていると、雷についても発生予想マップなどを用いながら、発雷確率をも説明してくれています。せっかくこれだけの情報を提供してくれるのですから、NHK気象情報は生活の一部としていかなければもったいないことだと思います。

   鹿島槍ヶ岳周辺もこのところ午後は、連日のように積乱雲が沸き立ち、遠くから雷の音が聞こえてくる日が多くなってきていますので、ご自信の五感と気象情報をはたらかせて、備えていただきたいと思います。昨日は午後4時ごろから新越山荘周辺ではまあまあの夕立になりましたが、すぐそばの種池山荘や冷池山荘周辺では、もう少し遅くにパラパラしたくらいでした。また夕刻になって、標高ではるかに低い、赤岩尾根登山口の大谷原では猛烈な雷雨になっています。また同時刻扇沢などでもまったく降っていません。かように雷雲は水平距離でも垂直距離によっても、ちょっと離れているだけでも、まったく様相も違うわけです。今日も山の上では20度を超えて、暑くなりそうですし、朝から周囲を見渡しても雷雲の子どもが沸き立ち始めています。とにかく早出早着を大前提に、ご自身の目と耳でしっかりとチェックしていただきたく思います。

8/1の夕刻、真っ赤に染まる“かなとこ雲”に、種池山荘ご宿泊の皆さんは歓声を上げる。一方でこの“かなとこ雲”の真下にあたる、諏訪湖周辺から白樺湖、野辺山、佐久地方にかけては雷雨や降ヒョウで大きな被害が出ました。     ところで話しは変わりますが、かなとこ雲を知らない人が最近は多くて・・・  かなとこは金床(鉄床)のこと、よけいにわからなくなってしまいますか?
こんな感じだったら午後も安心。テントの夕げも外でみんなでワイワイワイ。(冷池テント場:8/2)

NO  1805    直 近 情 報   8/ 1(土)

天気

◎7月下旬は台風くずれの通過等で若干不安定な傾向もありましたが、昨日そして8月入りの本日と安定した夏空が広がってます。これからは日焼けや熱中症等に注意するとともに 、 どんな好天時でも天気の急変に対応すべく、空模様や遠くの雷の音等に注意して、夕立や雷雨に備えて下さい。

NHKテレビの全国天気予報を見る際、北アルプス北部のお天気の目安としては、『長野』のお天気ではなく『新潟』のお天気のほうが類似していますので、そちらを参考にしてください。 さらに『金沢』も参考にすればよいでしょう。この3箇所が晴れマークなら、北アルプス北部も大体晴れるでしょう。 『長野』と言うのは、要は長野市の街中のことであり、善光寺の天気だと思っていただいて構いません。北アルプスの天気とはかなりかけ離れています。同様に関東甲信越の天気予報に登場する『松本』も、 松本城の天気だと思ってください。こちらも北アルプスの天気とはかなりかけ離れています。とにかく天気のことがあまりわからない方は、とにかく『新潟』(新潟市のことです)のお天気を参考にしてください。 それが鹿島槍ヶ岳周辺の天気と一番類似しています。

 

気象庁 2015年8月1日 発表週間予報

日付 2
3
4
5
6
7
8

新潟
 

晴れ後時々曇り
25 /32
0/0/20/20

 

晴れ時々曇り
25 /33
20

 
晴れ時々曇り
25 /33
20

 
晴れ時々曇り
25 /32
20
 
晴れ時々曇り
25 /32
20
 
晴れ時々曇り
25 /32
20

 
晴れ時々曇り
25 /32
30

 

金沢
 

晴れ後曇り
24 /33
0/10/20/30
 

晴れ時々曇り
25 /33
20

晴れ時々曇り
25 /33
20

晴れ時々曇り
25 /33
20

晴れ時々曇り
25 /33
30
晴れ時々曇り
25 /32
30
 
晴れ時々曇り
25 /32
30
 

長野


晴れ後一時雨
23 /35
10/10/30/50
晴れ時々曇り
23 /34
30
 
晴れ時々曇り
23 /34
30
 
晴れ時々曇り
23 /34
30
 
晴れ時々曇り
23 /34
20
 
晴れ時々曇り
23 /34
30
 
晴れ時々曇り
23 /33
40
 

 

◎小屋のテレビで天気情報が映る際も、みなさん雨の確率(パーセント)ばかり気にしていますが、大事なのは気象予報士が冒頭で言う概況の解説と、天気図です。お聴き逃し、お見逃しなきように! また降雨予想のメッシュ図が出れば、今ではかなりの確率でお天気もわかろうかと思います。

◎山に登る人なら、普段からNHKの気象情報は見るように心がけましょう。朝の6時前、7時前、昼の12時前、夜の7時前、さらには夜のニュースの中で7時26分ごろ、9時45分ごろ・・・ 必ず見るようにしましょう。スマホやパソコンで見るより、はるかに簡単で明瞭だと思うんですが。

◎昨年はまったく咲かなかったコバイケイソウはたくさん咲いてくれましたが、盛りは過ぎようとしています。

◎主稜線ではチングルマ、コマクサ、ミヤマキンポウゲ、シナノキンバイ、ミヤマキンバイ 等の夏をいろどるお花たちが、盛りをむかえようとしています。また盛夏を彩るハクサンフウロやウサギギク、クルマユリなども咲きだしています。ほかにも息の長い初秋の花ミヤマアキノキリンソウ やミヤマトリカブト、トウヤクリンドウなどもどんどん咲きだしています。

登山ルート等の状況

◎鹿島槍ヶ岳と爺ヶ岳登頂に関しては、登山道に支障はありません。残雪の心配もありません。

◎柏原新道では、例年遅くまで残る ガラバに雪渓が残っていますが、小屋のスタッフがカットしていますので気をつけて通行すれば問題ありません。ガラバ付近では落石に も注意して慎重かつサッと通過してください。

◎針の木大雪渓の雪はまだたっぷりあります。針ノ木小屋直下の急登は雪融けすすみ、すでに夏道 を通行できるようになっています。大沢小屋から夏道を30分ほど登ったあたりから針ノ木小屋方面の約1キロ間は、まだほとんど雪の上を歩きますので、不安な方は 軽アイゼン、 ピッケル等お持ちになってください。 針ノ木小屋で軽アイゼンを借りて大沢小屋で返却することもできます。下り時には、慣れない方は軽アイゼンを使って下りたほうが安心安全です。中間帯の“ノ ド”付近は、やや勾配がありますので気をつけてください。8月中は、徐々に距離が短くなっていきますが、雪渓が残ります。

針ノ木岳と針ノ木大雪渓。まだ1キロほどの雪渓歩きを楽しめます。“ノ ド” を過ぎると針ノ木峠を目指して左方向へ。(写真は8/3)

針ノ木大雪渓核心部。まだまだ雪量たっぷり。一番くびれている“ノ ド” の部分も、まだまだ安定しています。(写真は8/3)

◎鹿島槍ヶ岳から五竜岳の間はお客さま情報では特に支障はないようです。また鹿島槍南峰を越えると、爺ヶ岳から鹿島槍ヶ岳南峰までの間のような比較的なだらかかつ穏やかな稜線歩きとは違い、岩場が多くなり高度感も格段の違いです。アップダウンも多いので健脚者、経験者向けです。

◎梅雨時の雨や地震等による登山道被害報告等ははありませんが、この時期はまだまだ浮石や落石等へ十分に注意をはらってください。 また大雨が降っても登山道の全線の状況をすぐに把握することは不可能です。大雨の後で、道は大丈夫かとすぐに聞かれても、わかる術はありません。登山道に被害等があったときには引き返して小屋や警察署等にご連絡くださるようお願い申し上げます。

◎大町から扇沢駅までの大町アルペンラインや大谷原および西俣出合登山口までの道路もまったく問題ありません

◎大町から扇沢駅までの大町アルペンラインは大雨等の際には、事前に通行規制が行われ車両の通行ができなくなる場合があります。1時間に30ミリの豪雨が降った場合や、雨が止むことなく降り続き130ミリに達した場合が該当します。  ※こういった事前規制は 猿倉、中房、上高地等 北アルプス各所の登山口への車道でもあります。

混雑状況(8/1現在)

◎お盆の期間中(8/10から8/16まで)は三つの山荘とも、それほど混みあいません。現在の予約状況でも冷池山荘の10日と種池山荘の13日の60人様が最高です。30年以上前には猛烈に混みあったお盆シリーズも、近年はまったく混みあいません。ただ来年からの“山の日”実施のあかつきには、昔のように、お盆がまた混み合うようになるかもしれません。 お盆に関しては今年が最後の穴場かもしれません。

◎冷池山荘は8/2からお盆前の9日ごろまでは、やや込み合うぐらいで、ゆるやかな入り込みが続きます。その中では、唯一混み合うであろう8/8(土)は定員 近くまでいくかもしれません。

◎種池山荘は8/2(日)が前半戦のピークになりそうです。その後は平均的な入り込みでさほど混まないものと思われます。その中では8/8(土)がやや混み合いそうな感じです。

◎新越山荘は、8/8(土)の週末を含めて、現状ではご予約は少ないです。ごゆっくりできますので、ぜひお出かけ下さい。

◎夏休み後の、種池山荘中学校登山は8/25(火)と8/26(水)に110名様ほどの宿泊があります。

◎申しわけありませんが冷池山荘、種池山荘、新越山荘ともに個室の予約は承っておりません。宿泊状況によってはお受けできる時もありますので当日に現地にて受付時にご確認ください。

◎ご予約をお願いいたします。お客様に少しでもゆっくりと休んでいただくためにも、また私どもにとっても部屋割り等でたいへん助かります。定員を超えると お断りすることもありますが 、なにとぞご理解いただき、ご協力をお願い申上げる次第であります。 ただ定員と申しましても基本は相部屋で、下界の宿泊施設の定員とはと違ってかなりきつめでありますのでご承知置きくださいませ。少しでもゆっくりと寝られて翌日の山行に備えられますよう、入り込みができるだけ平準化しますようご協力とご予約の程よろしくお願いいたします。 また予約はキャンセルされても、キャンセル料等は一切頂戴いたしません。雨の日や体調の悪いときには、 当日キャンセルでも構わないので、絶対無理はなさらないで下さい。

駐車案内

◎本年、柏原新道登山口の扇沢出合にある駐車スペース(約 70台分)が3箇所、周辺の治山工事等のため使用できません。皆さんには例年以上に公共交通機関でのお越しをお願い申し上げます   扇沢駐車案内

◎週末を中心に柏原新道登山口の扇沢出合付近は駐車車両で混みあいます。絶対に路上駐車や、はみ出し駐車をしないでください。黒部ダムへの大型バスの通行に多大なる支障がでて、たいへん迷惑です。大渋滞の原因や、過去には交通事故の原因にもなっています。登山口の 700m先には年間100万人以上の来場者がある黒部ダム入口の扇沢駅があります。通常の行き止まりの登山口行きの林道ではありません。 本年は駐車は柏原新道登山口から200mほど扇沢駅方面の大町市第2駐車場(無料)および扇沢駅の各種駐車場をご利用ください。

◎扇沢駅の駐車場は、有料(12時間で1000円と24時間で2000円の2種類)と無料がありますが、無料はすぐに満車になります。

◎大谷原に駐車される方は、防災工事の大型車が通行しますので、大型車両の通行に絶対に支障にならないようお願いします。

◎大谷原への大型バスの乗り入れは不可能です。マイクロバスでも、混雑時には回転ができない恐れがあります。週末の混雑時には大谷原より600mほど手前の鹿島槍スキー場への三叉路にあるスキー場の駐車場にて乗り降りしてください。

アドバイスや注意

◎登山道では、基本的に上りの方が優先です。苦しい上りの方は、目線も足元に下がりっぱなしで、上方を見る余裕なんてありません。皆さんも上りの際に一度や二度、上から下りてきた人が待っていてくれて、いきなり足先が見えてビックリしたなんてことがありませんでしょうか。最近は悪い風潮で、下山の人がまったく道を譲ることもなく、強引に上りの人とすれ違う場面がよく見受けられます。ぶつかった際にも、上から下りてくる人の圧力を、下から上って行く人間が受け留められるものではなく、たいへん危険です。また強引なすれ違いは、登山道の拡幅にもつながってしまい、登山道の管理の点からも、また冬季の数メートルにも及ぶ雪の押圧の点からも感心できません。登山道ですれ違うときは、基本下山の方が、先に発見できるのですから、広い場所を見つけて譲るようにしましょう。ただ場所や上りの人の具合によっては、上りの方が譲る場面が出てくるのも至極当たり前のことです。

◎いかなる山行でもツアーであっても、各自で装備はしっかりと用意しましょう。またコースや計画の概要は各自がしっかりと理解しておきましょう。自分がどこを通ってどこへ下山するのか、 一体どのくらいの時間がかかるのかもわかってない“連れられ登山”の方が見受けられます。インターネット等だけでなく、専門家が監修したガイドブックや山岳地図等でしっかりと情報収集をしてください。

インターネット等に発表される個人の山行記録には、早走りや、早歩き、強引な日帰りを自慢したり誇張したものが多々あります。 またそういったものに悪い意味で触発されて、強引なコース設定の方が目立つ昨今です。あくまで個人の記録ですので、山行時間や行程はガイドブックや山岳地図等の平均的な無理のないものを参考にしてください。 早く走る歩くなんてことは、まったくすごいことでも何でもありません。朝な夕なに山の変化を楽しみ、ゆっくり登山で足元の見落としそうな小さな花に感動を覚える、そんな登山を楽しみましょう!

近年、種池山荘から午後4時過ぎに小さな子供を連れて下山する日帰りグループが見受けられます。子供は疲れきっていて、途中からは ぐずりだすでしょうし、どんどん暗くなります。下へ行くほど大きな木立になるので真っ暗になり、大変危険です。子供のことを考えた常識ある行動、登山日程をとってください。 これは子供連れパーティに限ったことでありません。一般の成人の方でも、最近特に感じるのは無茶苦茶な日程、コースの日帰りの人が多いことです。

◎過去、小屋で体調を崩した方の話からも、寝不足や水分不足は登山の最大の敵といっても過言でありません。最大限気をつけ、時間に余裕を持った計画による山行をお願いします。 またゆとりあるゆっくり登山で足腰の疲労回復をすることが、下山時の転倒防止につながります。

◎夏は雷と夕立に注意。2時ごろまでに小屋へ到着するのが最大の安全策でしょう。そのためにも早朝出発に心がけましょう。

NO  1804   期待の8月入り!

2015  8/  1(土)  

   ヘリ荷上げ作業があった今週でしたが、台風くずれや、湿った大気の流入で、いまひとつ苦労しました。ただ週末前に完了して、無事に週末そして8月入りを迎えることができてホッとしているところです。そしてお天気も、安定感がただよい始めたなかでの、今夏山シーズン前半のピークの土日を迎えられてひと安心です。 冷夏だ、メチャ弱だとか巷間云われていた今年の太平洋高気圧もここへきて、勢力を増して、お盆頃まではこの夏空が続きそう!? といった、うれしい予想にも変わってきてなによりです。悪天続きだった昨年の夏の分まで、お客さまにもお越しいただけるような好天を心底期待ですね。ただし天候安定でも夕立、落雷の発生に注意するのは、当然の話し。早出早着も当然の話しでしょう。 丹沢で突然の豪雨で一家が乗った車が流されてしまったのも、一年前のちょうど今頃だったはずです。とにかく天気には、敏感になっていただきたいと思います。 

   また夏休み入り、登山者の増加とともに、北アルプスの長野県側では、遭難や事故が激増多発しています。残念ですが今週は、柏原新道の上部でも、当朝入山の70代男性の心臓発作によるものと思われる死亡事故が発生してしまいました。連絡を受け、種池山荘から遭対協常駐隊員と小屋のスタッフがかけつけ、AEDを用いようとしましたが、すでに電気ショックをあたえる状態になく、残念な結末になってしまいました。 事故前にも、内臓疾患等による死亡遭難は、山行の初日の確率が断然高いといったことが、小屋の中でも話題になったばかりでした。 過去にも鹿島槍ヶ岳を目指した方が、柏原新道や爺ヶ岳主稜線で疾患で亡くなる遭難は数年に一件は発生しています。入山前の体調管理や睡眠管理、摂生等に注意するのはもちろん、登山中も水分補給はこまめになさってください。事故当日も今夏いちばんといっていい暑い一日でした。 慎んでご冥福をお祈り申し上げます。

静かに夜が明ける鹿島槍。今日も暑くなりそうな予感・・・
“大交差点”でもある、種池山荘前もにぎやかになってきました。
鹿島槍頂上に一番乗り。まもなく冷池山荘やキレット小屋にお泊りのお客様もどんどんと頂上へ
布引岳から鹿島槍南峰にかけては、タカネツメクサやチシマギキョウが満開。
南は槍穂高、北は白馬、西は剱岳立山、東は遠く浅間山や富士山。鹿島槍ヶ岳からの大観。

NO  1803   登山が楽しくなるスタイルを創造。

2015  8/  1(土)  

  今の山ガールブームの火付け役ともいうべき、アウトドアスタイル・クリエイターの四角友里さんが、プライベートで爺ヶ岳と鹿島槍に登りに来られました。種池山荘では名物の手作りピザをさっそくご注文いただき召し上がって下さいました。

  四角さんにはこれからも、山の魅力、登山の素晴らしさ、楽しみ方をいろんな世代の皆さんに伝えていっていただきたいと思います。ちなみにここ2〜3年ほどは、山スカートをあんまり目にしませんでしたが、今年はちらほらと散見いたします。“山スカ” の復活? とともに、山ガール人気も完全定着でしょうか・・・ 

写真撮影にも快く応じてくださり、ありがとうございました。爽やかな北アルプスにさらに涼風を呼び込むような清々しい四角友里さんでした。 四角さんが山ガールの火付け役なら、種池山荘ピザも北アルプスピザの元祖で火付け役ですね!こちらも人気です。