▲▲ 最 新 情 報    : 2015 / 6月  ▲▲

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NO  1775    コバイケイソウに期待!

2015  6/  30(火)  

   6月23日の当情報でも、よその山で2年ぶりにコバイケイソウが咲き出しているのを見つけた旨の記事を書きましたが、当方の新越山荘周辺でも早咲きのものが花をつけ始めました。昨年はまったく開花しなかった、コバイケイソウでしたが、今夏は今から期待が高まります。周辺ではいちばん大きな種池山荘直下のコバイケイソウの大群落も期待ですね。

   さて新越山荘ですが、明日の7月1日から今シーズンの営業を開始いたします。ぜひともお出かけ下さい。爺ヶ岳〜針ノ木岳間は、お花の種類も多いし、剱岳立山、奥黒部の山々、黒部ダム湖などの展望も最高です。なお針ノ木岳方面はまだ残雪も多いので、今しばらくは軽アイゼン等を装備されることをおすすめいたします。

年によって当たり外れの大きいコバイケイソウですが、今夏はどのぐらい咲くでしょうか。大開花の年は、それはビックリするほど、一面に白い穂をつけて楽しませてくれます。
 
新越山荘周辺は登山道上の各所に残雪あり。残雪の上から夏道に下りる際は転滑落要注意です。凍っている場所もありますので、慎重に通過してください。
 

NO  1774    遅氷。

2015  6/  29(月)  

   今朝の種池山荘(2450m)は2度まで下がり、予想通りの結氷と降霜です。今年の6月は6日に3センチの積雪があったりと、温度は高め傾向に推移しているなかで、いつまでも冬の名残が尾を引く夏山シーズン入りになっています。こんな流れが“冷夏”なんていう、想像もしたくない悪い方向にだけは、行かないよう願うばかりです。

   といっても明後日はもう7月入りという中での結氷!というのも、北アルプスの力(ちから)なのかなと、ちょっとだけうれしくもなります。まあそんな中、お花たちは早めの開花傾向です。海の日までも20日あまり、今年のお花たちは? 今年の夏は? どんなぐあいになるでしょうか。皆さんにしましても夏山山行の立案に余念がないころとお察し申し上げます。

遅ければ6月末、早い年はお盆に初氷。北アルプスの夏って本当に短いものですね。
松本平は雲海の下。そして雲海を渡った先には富士山が・・・ 富士山の夏山開きも7/1ですね。
剱岳、立山静寂の中です。
 

NO  1773   胸をなでおろす最高のお天気。

2015  6/  29(月)  

   悪天で延期されていたヘリ荷上げ作業のやきもき感も、どこかに吹き飛んでしまう、富士山もくっきりの週始めのスタートです。 そして北アルプス上空には移動性高気圧がやってきて、久しぶりに超快晴の一日となりました。そんな無風快晴の絶好の空の下、待望の夏山シーズン最初のヘリ荷上げが行なわれ、3つの山荘に30回ほどの荷上げが成され、お盆前ぐらいまでの物資をそろえることができました。スタッフは新鮮な野菜の到来や、待ちに待った私物の到着に喜びつつも、荷物の整理に追われる忙しい一日となりました。

   あさってはいよいよ7月の夏山シーズン入りですが、これで名実ともに安心してスタートラインに着けそうです。

八ヶ岳、富士山、南アルプスを遠望しながらの心地いいフライト。今シーズンもヘリのクルーの皆さんには、よろしくお願いいたします。
去年は週末ごとの雨降りで、生ビールもまったく売れませんでした。山小屋は毎日配達してもらうわけにいかないのでたいへんです。
 

NO  1772   明朝は冷えそう。

2015  6/  28(日)  

   昨日から今日にかけての気圧配置は、この時期としては珍しい、なんとなく“冬型の気圧配置”。南の山は好天も、蓮華岳から北の後立山連峰は終日厚い雲に覆われる 肌寒い一日でした。さしずめこれが5月中なら一日中小雪がぱらつく肌寒い天気といったところでしょうか。

   明朝は、移動性高気圧の下、放射冷却も手伝って、この季節としては珍しい氷が張るかもしれません。そして週明けは待望の梅雨の中晴れがやってきてくれそうです。

種池山荘テント場もようやく奥のほうの地面が現れてきました。

NO  1771   梅雨空の週末。

2015  6/  27(土)  

   明け方こそ視界も利いていましたが、その後は強風と雨が降ったりやんだりの週末スタートとなりました。遅れていた東北も梅雨入りして、梅雨も本格化してきましたが、九州南部のようなとんでもないような雨量にだけは、この後もなってほしくないものです。

   今日は梅雨なかの6月最終土曜日、まだまだお客さまの動きはほとんどありません。夏山登山者の動きが活発化してくるのは、7月11日の週末あたりからでしょうか。

明け方の種池山荘から爺ヶ岳〜鹿島槍ヶ岳稜線。このあとは梅雨空の週末土曜日となりました。主稜線も新緑の季節です。

NO  1770   新越山荘小屋開け。

2015  6/  27(土)  

   今週は新越山荘の小屋開け作業に、新越山荘スタッフと種池山荘および冷池山荘からのお手伝いで小屋へ入りました。幸い梅雨の合い間の好天にも恵まれて、小屋開け作業も順調に進んでいます。このあと7月1日からの営業再開となります。たびたび書いていますが、新越山荘周辺や針ノ木岳方面には、まだまだ残雪も多く、しばらく軽アイゼン等を装備してください。またいつものことですが、この時期針ノ木岳から針ノ木小屋の間には、大きな雪渓が残っていますので、慣れない方は、もうしばらく経ってからの縦走をすすめたいと思います。

   今夏も新越山荘をよろしくお願いいたします。ぜひとも爺ヶ岳〜針ノ木岳縦走にチャレンジしていただきたいと思います。来週はいよいよ7月入り!待望の夏山シーズン到来です。

新越山荘まもなくオープン!平年並みに残雪あります。
新越山荘〜鳴沢岳間も雪庇の名残の雪の上を行きます。谷側には出ないように!
 

NO  1769   種池山荘周辺。

2015  6/  23(火)  

   柏原新道から主稜線へ出ると、種池山荘周辺や、冷池山荘テント場の北方に大きな雪田が残っています。また新越山荘方面はあちこちに、大きな雪田が残っています。まして針ノ木大雪渓や針ノ木小屋から頂上にかけては、とても大きな雪渓が残っています。爺ヶ岳や鹿島槍ヶ岳までは、ほぼアイゼンなくても行けるようになってきましたが、どういう場面に遭遇するかわかりませんので、今しばらくはザックに忍ばせてくるのがベターでしょう。

来週は早くも7月入り。このあとは、さらに雪消えの速度も上がって行くことでしょう。(6/21)
種池山荘直下は道が少しずつ現れてきました。ただテント場はまだまだ深い雪の下。(6/21)
柏原新道が走る爺ヶ岳南西斜面の雪も少なくなってきました。

NO  1768   梅雨日が続きます。

2015  6/  23(火)  

   日中はまあまあも、午後遅くには雷雨に見舞われる日が続いています。ここへきてすっかり梅雨らしくなってきた鹿島槍ヶ岳周辺では、雪融けもいたって順調にすすみ、柏原新道に残る雪渓は5箇所ほど、赤岩尾根も2箇所ほどになり、夏山シーズン入りに向けて、気分も高まっています。スタッフの入山も第2陣、第3陣と続き、受け入れ態勢の構築にも余念ありません。

   5月のやたらと高かった温度のせいか、春先のやたらと少なかった稜線の雪のせいなのか、高山植物の咲き出しも、かなり早く推移しているのが実情です。例年7月の上旬に満開を迎える布引岳のハクサンイチゲも早や、見頃を迎えています。小屋周りのミネザクラにしましても、すでに落花盛んの有り様です。周辺の大きなお花畑になるようなところは、まだまだ大きな雪田の下にありますが、このあとどんな開花シーンを見せてくれるでしょうか。

   ところで、先日別の山に行ったときに、中腹にコバイケイソウが一輪咲いていました。2年ぶりのコバイケイソウのお花に、思わず口元もほころびました。だって昨年は、一輪たりとお花をつけない、完全な裏年でしたから・・・・  今年は、種池山荘直下のコバイケイソウのお花の大群落にも、逢えるかも・・・・  梅雨空のあとにやってくる、太平洋高気圧の到来まで、平年ならあと一ヶ月。梅雨前線の北上が、今から待たれますね。   

種池山荘スタッフのM さんの休日。梅雨の中休みの一日。鹿島槍にあいたくて爺ヶ岳頂上に一目散だったことでしょう。(6/22)
布引岳から鹿島槍南峰にかけての西斜面は、風に飛ばされて雪も少なめの場所。毎年いち早くハクサンイチゲが咲き出しますが、それにしても早いですね。(6/22)
 

NO  1767  柏原新道登山口の周辺図完成。

2015  6/  19(金)  

   ここ数日は梅雨らしくなってきた北アルプス周辺です。柏原新道や赤岩尾根上の残雪も、まとまった降雨のおかげで、そのかさを日に日に減らしてきています。

   さて今日は、作りたくてもなかなか重い腰が上がらず、先延ばしになっていた、扇沢登山口周辺の駐車スペースの案内図を作成アップしましたので、参考になさってください。ただようやく作ったのに、工事のため、あちこち使えないのが玉にきずですが・・・ こういうことも、パソコンに向き合って、毎日毎日やっていれば、上手になるんでしょうね。  扇沢登山口周辺案内図

NO  1766   序盤は、やや空梅雨気味。

2015  6/  16(火)  

   今日はこのあと雨も予想されていますが、まあまあのお天気でスタートです。昨夕は夕立がありましたが、今のところは雨の時間帯も少ない、梅雨シーズンの序盤です。例年なら雨が降らないと、雪融けのスピードもいまいち上がりませんが、今季はフルタイムで高温傾向ですので雪融けも順調に進んでいる感じです。山荘の男衆にとっては、小屋周りの片付けや、小屋の中に閉まってあった道具類の外出しやらに、大いに助かる好天が連日続きます。

   そんな高温傾向の中、主稜線では例年より早めにミネザクラやキバナシャクナゲが咲きほこります。

種池山荘から今朝の鹿島槍ヶ岳。(6/16)
ハイマツの中に、キバナシャクナゲ開花。写真奥に小さく種池山荘が見えます。雪は少なめといっても、小屋周りもまだまだ残雪たっぷりの世界です。(6/12)

NO  1765   雪は少なめですが、ある所にはしっかりとあります。

2015  6/  15(月)  

   6/9には柏原新道が通行可能に、11日には種池山荘と冷池山荘の営業が開始になりましたが、なかなか最新情報を更新できずに申しわけありません。また6/8には長野県に梅雨入り宣言も出ましたが、こちらもご報告できず失礼いたしました。先に梅雨入りのことを申し上げれば、まだ北陸地方や新潟県が梅雨入り宣言が出てないくらいですので、北陸と信州の間に聳える北アルプスもいまいち梅雨入りモードって感じには遠い感じです。13〜14日の週末もまあまあのお天気に恵まれ、お客様もぼちぼち上がってきてくださいました。この後も、北陸新潟はまあまあのお天気が続きそうな感じです。明日に関しては北陸や新潟も雨マークが出ていますので、もしかしたらこのタイミングで梅雨入り宣言が出るかもしれませんが、ここで出なきゃ北陸新潟の梅雨入りまでには、今しばらく時間もかかりそうで、ちょっと心配になってきます。

   さて先週は柏原新道の雪切り作業をしている際に、大学生が富士見坂付近で滑落して、あわや大事故という一件がありました。30mほど滑落して、偶然にも雪切り作業を実施中の種池山荘スタッフが作業中の安全確保のために張ったザイルに、運よく引っ掛かって、停止。頭に少し傷を負っただけで済んだという、ほんとうに幸運な一件でした。そこにザイルがなかったらもう一巻の終わりだったことは間違いありません。細かいことは、ここでは書きませんが、まだまだ万が一にも雪渓上を転滑落したら、大事故必至という場所が、“水平道”から上部種池山荘にかけては、何ヶ所もあります。また赤岩尾根にも数箇所残雪がありますので、要注意です。まだまだアイゼンやピッケル等を携帯しなきゃいけない時季です。使う使わない、必要なかった必要あったという問題でなく、どういうシチュエーションがあるかわかりません。ぜひとも持参されることをおすすめいたします。また慣れてない方には、まだまだおすすめしない季節であることもご理解ください。無責任な方が初心者を連れてきたはいいが、種池山荘に到着後、怖くて下りられない、どうにかしてくれなんていうお粗末な一件も過去には何回もありました。とにかく6月中は、どこの山域に入山するにしても、残雪の上を安全に上り下りできる自信のある方だけが、入山してもいい季節ではないでしょうか。以下先週末の柏原新道です。

夏ならゆったりとした登りの“石ベンチ”付近も、200mぐらいの雪渓です。
夏ならアザミ咲く、のどかなアザミ沢近辺も、気をつけて。
“ガラバ”付近も、まだ残雪の斜度が夏以上にきついので、要注意です。
種池山荘直下も、少なめといってもまだまだご覧の雪田です。

NO  1764  珍しい6月の積雪。

2015  6/  6(土)  

   昨日は冷池山荘から種池山荘へ、お昼過ぎにスタッフが移動し、種池山荘の小屋開けをいたしました。その途中爺ヶ岳稜線では、小雨が雪に変わり、強風と横殴りの雪にみんな難儀したようです。6月に入ってからも雪が舞うことは、決して珍しいことではなく、過去には6月30日に小雪が舞ったこともありました。ただ爺ヶ岳山頂2669mで3センチほどの積雪、吹きだまりにいたっては10センチもの積雪ということになれば、結構珍しいことかなと思います。以前10数年前にか、南アルプスが同じような時期に降雪で白くなった写真が、新聞の一面に掲載されたことを思い出しました。

   ただ雪はその後雨に変わり、昨夕から今朝にかけては50ミリほどの、まとまった雨量になりました。やたらと暑い日が続いたり、ここ数日はこんな寒の戻りがあったりと、非常に不順な天気が続いていますので、夏の天候が心配でなりません。昨夏の週末毎の悪天候といった悪夢の再来だけは願い下げたいものです。

   来週初めには関東甲信の梅雨入りもささやかれていますが、来週中に北陸も含めて入梅となれば、ほぼ平年並みかということでひと安心なんですが・・・・  種池山荘へ移動したスタッフは、今日は新越山荘の偵察に出発です。

 

NO  1763  春紅葉。

2015  6/  5(金)  

   雪渓の中の“春紅葉”に、目をうばわれました。秋の紅葉の華やかさこそありませんが、心おちつく瞬間です。ところで、春紅葉だからではありませんが、紅葉のあとと云えば初雪でしょうか・・・・ 今日は午後に、岳では降雪があり、いくらか積もったような知らせが届きました。

NO  1762  赤岩尾根入山。

2015  6/  4(木)  

   今日はスタッフの入山で、私も久しぶりに、同行して冷池山荘まで行ってきました。ただ夕方には所用があって、残念ながらの日帰り山行となりましたが・・・  早朝お天気確認で、パソコンを開くと、昨日の雨雲は去ったものの、北海道周辺で低気圧が発達して、日本海には大きな渦を巻いた雲があるのが、画面では見受けられます。案の定外へ出て岳を見ると鹿島槍ヶ岳から北の山々は、2500mぐらいから上にはすっぽりと“雪雲”がかかっています。また大町市内も寒気が入ってややひんやりとした朝です。

   ただすでに天気は回復へ向かっていますので、予定通りに赤岩尾根入山です。やはり赤岩尾根も風が強く、20m近い冷たい強風が突風でやってきます。赤岩尾根上山にあたっては、倒木の撤去や途中の作業等もやりながらの上山ですが、汗も出てこないような涼しさです。最上部のトラバースに残る50m余りの雪渓の通過に際しても、やたらと風も強く、夏は何年も来てくれているのですが、雪山に関しては今回が初体験のスタッフもいるので、持参したスコップで雪切りして、さらにロープも張って無事に通過です。おかげで順調に冷池山荘に到着。午後には夏山へ向けて、各種作業も開始です。

   今朝は冷池山荘(2410m)でも、氷が張ってマイナス1度ぐらいまで下がりましたが、夜白馬山荘現地情報(標高2900m)を見ると、やはり今日は相当に寒々とした一日で、霧氷があちこちに凍り付いている写真がアップされていました。まだまだ北アルプスのこの時期は冬山の最後の領域であることがうかがえます。6月の第一週に“山の日”を制定しようなんて、動きが当初はありましたが、8月の妥当な時期に決まったことは、ほんとうに何よりでしたね。

   ところで昨日から今日にかけてのような気圧配置が、ゴールデンウィーク頃なら、北アルプスは大荒れ必至ですね。さいわい今年のゴールデンウィークは、ほぼ全期間を通じて、こんな気圧配置がなくて好天に恵まれ、いわゆる気象遭難というものはまったくなくて幸いだったわけですが・・・  雪も少なめで、やたらと天気に恵まれた今年のような、ゴールデンウィーク登山が、 さも当たり前のものだと、多くの方が認識でもしたものなら、来年以降は気象遭難の増加は必至でしょうね。残雪期の4月〜6月にかけての北アルプスはまだまだ冬山の領域であることだけは 、しっかりと認識しておいていただきたいものです。このことについてはどこかのタイミングで書きたいと思っていたのですが、機を逸してしまい、今日のこのタイミングで書かせていただきました。なお来週には柏原新道の雪切り作業も開始して、通行もできるようになると思いますが、アイゼンピッケル等の装備は今しばらくお願いしたいと思います。

赤岩尾根上部と爺ヶ岳北峰。(6/4)
鹿島槍ヶ岳頂上はぼ終日“雪雲”のなかに。(6/4)
赤岩尾根の最上部のトラバース。もうロープは取り外してあります。まだまだ気をつけてください。雪切り作業は1週間に一度ぐらいしかできません。(6/4)

NO  1761  北アルプスの梅雨入りも見えてきたような・・・

2015  6/  3(水)  

   いつものことながら慌しさにかまけて、なかなか更新ができなくて申しわけありません。あっという間に6月に入ってしまいました。気忙しさも、さらに拍車がかかりそうな6月入りには、この後もなにかと振り回されそうです。

   さて全国的に雨が少なく高温が続く毎日が続いていますが、今日の午前中は久しぶりの雨降りになった大町近辺です。ただ雨量は5ミリ程度と少なく、とてもいいお湿りというには、ほど遠い久方の雨でした。しかし昨日今日と西から梅雨入りが進み、信州の梅雨入りもまもなくかといった感じになってきましたので、やや遅れ気味か?なんて云われていた今年の梅雨入りへの懸念も、やや払拭できそうです。とにかく順調な梅雨入り、そして梅雨明けが待たれる北アルプス界隈です。

   明日にはゴールデンウィーク後に下山していたスタッフも再入山して、種池山荘の小屋開け作業、そして柏原新道の雪切り作業等に入る予定です。順調にいけば、来週の週末までには柏原新道の通行も可能になるかと思います。

柏原新道が通る、種池山荘直下の斜面はまだまだご覧のとおり。雨が降らないので雪消えのスピードは、4月〜5月前半にかけてよりは、かなり落ちましたが、それでも例年よりも、少しだけ早めに推移しているといった感じでしょうか。(5/30)
一昨日昨日と大谷原〜西俣出合の工事用道路の整備を行いました。今年は雪崩や落石が各所で発生して大変でしたが、重機の力も借りて、なんとか落石や倒木の片付けも終了できました。なお赤岩尾根の取り付きも通常の夏山登山口から可能になっています。まだ赤岩尾根も各所に雪が残っていますので、注意が必要です。(6/1)